『SUGARFREE 「MORNINGS AND AIRPORTS」』
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 フィリピンのロック・バンド、シュガーフリーの今年の新作です。前作の、クラシックの交響楽団と共演した2枚組ライヴ盤はとてつもなく素晴らしかったですが、それを踏まえた上でどのようなステップ・アップをしたのかが、非常に気になるブツであります。


 シュガーフリーはロック・バンドとしては最もシンプルな、ギター・ベース・ドラムだけの3ピース・バンドで、あまり他の楽器による肉付けをしない骨格だけで勝負するタイプの連中ですので、シンプル過ぎて時として魅力が伝わりにくいという部分があります。しかし前作の交響楽団との共演で、骨格に華やかな肉付けがなされたことによって、この連中が元々持っている甘美なメロディやポップさ加減が絶妙に浮き上がってきて、「実はシュガーフリーってこんなにポップで美しいバンドだったんだ!」と、改めて気付かされた人も多かったのではないかと…いや、わっちだけでやんすね、そんなこと言ってるのは。


 まあそんな素晴らしい成果を挙げたブツの次の作品だけに、どのような展開を聞かせてくれるのか、ワタスの期待は高まるばかりなのでありますた♪そして実際に本作を聞いてみますと、ハッキリとした変化が顔を出してきているように思います。


 まずはメロディがこれまでよりも更にポップにわかりやすくなっているように感じられますが、これはハードロック色を薄めて演奏自体が軽やかになってきたことによるものではないかと思います。基本はこれまでと同様にギター・ベース・ドラムの3ピースなのですが、音を全体的に軽めに作って、ギターの音色に多彩な変化をつけることで、メロディの良さを生かすように工夫されています。それによってこれまで隠れがちだった甘いメロディが、よりハッキリと浮かび上がってきているように思います。


 元々演奏はメチャクチャに上手い連中ですから、この程度の変化のつけ方などはやろうと思えば朝飯前だったのだと思いますが、もしかしたらこれまではメロディの良さを生かそうという気など無かったのかもしれません。と言うか、メロディが素晴らしいという自分達の良さに気付いていなかったとか?しかし交響楽団との共演によって、どのようなアレンジをすればより自分達の良さを生かすことができるのかに気付いたのかもしれません。だとしたら、やはり前作は彼等にとっては大きな転機になっているのかもしれませんね。まあ、全てわっちの妄想でやんすが。


 何にせよ、本作では一歩前進した彼等の姿を聞くことができますので、非常に嬉しい一枚に仕上がっています。前に取り上げたイェン・コンスタンティーノのアルバムと並んで、フィリピン・ロックのレベルの高さを実感できる、素晴らしい作品だと思います。最近良いロックが無いな〜なんてお嘆きの貴兄に、是非お薦めしたいブツでやんす。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
【2009/11/07 17:46】 フィリピン | トラックバック(0) | コメント(1) |
『DONG DAO 「TIENG LONG」』
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 ベトナムの民歌歌手ドン・ダオの、08年のアルバムです。この人のことは全く知りません。とりあえずはジャケが美人っぽく見えたのでゲットしたのですが、インナーの写真を見ると、かなり恐い顔したオバサンですた。うーむ、ガッカリ…。ルックスから色々妄想を広げる楽しみを奪われてしまいまして、ブツを楽しむ醍醐味の何割かが自動的に無くなってしまったのでございますた。


 ルックスで何一つ楽しめないとなれば、歌が良くないと許せません。それに民歌はダサいアレンジがいまだに多々ありますので、アレンジもしっかりしていなければ到底許すことはできんぞ!などと思いつつブツを聞いてみました。


 すると、流石にベテランっぽく見える歌手だけありまして、朗々とよく響く歌声で、日本人には到底歌えそうにない音程が合ってるんだか外れてるんだかワケわからない複雑怪奇な節回しを、いとも簡単に朝飯前の如く歌っています。これはとんでもなく実力派の歌手ですね〜。歌そのものは本当にとてつもなく素晴らしいですよ!


 しかし、だからと言って楽しめるかというと、それはまた別問題であります。歌が非常に上手いということは良くわかるのですが、如何せん上下動の多い複雑なメロディがとてもポップとは言えず、わっちみたいな外国人には少々親しみにくいです。そして一番の問題は音作りなんですが、民族楽器を前面に出しているのは良いのですけれども、案の定ダサい打ち込みとかキーボードとかドラムの音なんかが聞こえてきまして、折角のベトナム的情緒を削いでしまっている部分があるように感じられます。


 うーむ、やはりここでもベトナム民歌の問題点が出てきてしまいましたね〜。歌は良いのにアレンジがダサい、これはあまりに勿体無いです。歌はとてつもなく素晴らしい巨乳娘のファム・フォン・タオなんかも同じ問題を抱えていますが、歌が良ければそれで良しってもんでもないでしょう。このアルバムにはキラリと光るセンスが感じられる部分も多々あるのですが、まだまだアイディア不足と言わざるを得ないでしょうね〜。


 ベトナム民歌にはタイン・タオのテクノ民歌とか、アイ・ヴァンの抜群に優れたアレンジのポップス的民歌という素晴らしい成果があるのですから、それらのアルバムをお手本にして、スタッフ達に切磋琢磨して欲しいものであります。また、アイルランドのメアリー・ブラックがドラムの代わりにコンガを配することでビート感を抑え、歌のニュアンスを豊かにしたところなんかは、かなり参考になるんじゃないでしょうか。


 前にヒワイイ大使の変人担当こにたんが、スタッフには歌を生かす音作りをする責任があるなどと、珍しく非常に良いことを言ってましたが、まさにこのアレンジのダサさというのはスタッフ側の問題でしょう。歌手の側にも音なんか別にどうでもいいというような意識があるのかもしれませんが、そうだとすれば余計にスタッフが意識を変えなければならないと思うのでやんす。


あと、今回は試聴が見つかりませんでしたので、試聴の貼り付けは無しでやんす。
【2009/11/05 20:07】 ベトナム | トラックバック(0) | コメント(0) |
『張韶涵 「AURORA ANGELA」』
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 よくわかりませんがおそらく台湾の歌手だと思われる、名前の読み方もよくわかりませんが多分アンジェラ・チャンという歌手の、これまたよくわかりませんがベスト盤だと思われます。05年のブツです。可愛いんだか可愛くないんだかよくわからない顔の娘です。何だかよくわからないことだらけの歌手です。調べればすぐに色々と判明するのでしょうけれども、調べるのも面倒なので、よくわからないまんまでも良いです。音楽が楽しければそれでOKであります。


 可愛いか可愛くないんだかよくわからないとは言え、ちょいと気になる顔ではありますので、当然の如くジャケ買いしてしまいますた。ブック○フにて500円もの大枚をはたいて買ったのですた。この手のブツは大抵インナーにもロクな写真がありませんが、思った通りにロクな写真がありませんですた。最近は段々と中華系のエエ加減なベスト盤のパターンが読めてきたような気がします。でも18曲も入っているから許します。


 日本でアンジェラと言えばアンジェラ・アキですが、最近はワタスにとってはアンジェラ・飽きというぐらいのあまり面白くないワンパターン歌手になってしまいますたので、アンジェラと言えばチャンさんであるというぐらいの存在感を示して欲しいものであります。


 というワケで聞き始めますたこのブツですが、最近のアンジェラ・飽きさんよりはずっと楽しめるブツでありますた。音的にはロックを軸にしつつ、R&Bや欧州各地のポップスから中華的な音もシッカリと取り入れています。アレンジにも色々と工夫が凝らしてあって、なかなか楽しく聞くことができます。BGMとしても心地良く流すことができますよ♪音とルックスにうるさい日本のアニメファンに人気がでそうな娘ではないかと思いますた。


 色々とやっている割にはアジアンな情感を損なうことが無くて、おそらく優秀なスタッフが付いているのでしょう。これだけのモノを提供してもらえるこの娘、もしかしたらめっさ人気者なのかもしれません。と思って試しにYOUTUBEを見てみたらアクセス数が半端ではない映像が多く、単にわっちが知らないだけで、この娘は物凄い人気者なのだと思われます。


 おそらくアイドル扱いの歌手でしょうが、上手くはないにしても少々強がって突っ張った感じの歌は、ワガママだけど可憐なお姫様的キャラクターを感じさせます。オタク系男子達は、このSっぽいキャラクターの前にひれ伏すのでありましょう。うーむ、何だか小太りのキモイ男子が「姫!私にビンタをお与え下さい!」とか「冷たい眼で私を見下しながら踏みつけて下さい!」とか言ってそうな光景が浮かんできたぞ…。


 ルックス的には顔のパーツのバランス具合が少々おかしな気はしますが、歌も含めてなかなか可愛らしい娘だと思います。わっちは好きでやんすね〜。ビンタとか踏みつけられるのはイヤですが、ハグしたいでやんす♪


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
【2009/11/03 15:47】 東アジア | トラックバック(0) | コメント(1) |
『JANG YOON JEONG 「ALBUM 04」』
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 しばらく前に某韓国ネットショップにてブツを数枚購入したのですが、その中の少女時代とカラはすぐに取り上げました。同時にカワイイ女子によるトロットもゲットしていたのですが、取り上げるタイミングを失っていましたので、ここらで取り上げておこうかと思います。


 実は最も期待していたのはチャン・ソラちゃんのアルバムなんですけど、ネットショップでは「在庫あり」表示だったにも関わらず実際は在庫が無かったとのことで、結局チャン・ソラちゃんのブツはゲットできませんでした。激しくガッカリしてしまったのですが、無いものは仕方がないですね…。誰かチャン・ソラちゃんのブツを譲って下され!


 というワケで巷で噂となっている(?)、トロット歌手でツイスト姉ちゃんことチャン・ユンジョンさんの08年のアルバムであります。まずはジャケが良いですね〜。トロットは韓国の演歌なんですが、とても演歌には見えないジャケであります。めっさミニスカの露出の多い服で微笑むカワイイ女子の図、素晴らしいではありませんか!うおーっ、ハグした〜い!


 トロットの世界では、ルックス的に演歌を歌いそうにないカワイイ女子の歌手が増えているようで、何とも羨ましい状況であります。日本の演歌と言えばジャケは和服というのが相場ですが、ミニスカとか猫ジャンプみたいなロリ衣装とかのカワイイ女子が出てきませんかね〜。


 ということはさて置きこのブツでありますが、1曲目に入っている「チャン・ユンジョン・ツイスト」がまずは素晴らしいですね。ツイストって何なのか、わっちはよく知らないのですが、とにかく理屈抜きに楽しい笑顔弾けるノリノリダンス・チューンであります。老若男女誰でも楽しめる、一撃必殺の曲ですね。素晴らしい!


 まあこの人に関してはツイストばかりが評判になってしまっているのでありますが、実は他の曲もなかなかバラエティに富んでいまして、聞いていて全く飽きることがありません。基本は演歌でありますが、アルバムとしても素晴らしい仕上がりだと思いますよ♪伸びやかでカワイイ歌声も素晴らしく、歌手としての実力も折り紙付きであります。


 どうでもいいんですけど、この人の歌を聞いていて、わっちは日本の歌手サンディーを思い出してしまいました。別に歌が似ているワケではありません(わっちはサンディーの歌い方が嫌い)。90年代にサンディーが出した「ドリーム・キャッチャー」というアルバムがあるのですが、あれをサンディーの不愉快な歌の代わりにこのツイスト姉ちゃんが歌ってくれたら、稀代の傑作になったのではないかな、な〜んて思ってしまったのでありました。それぐらいの可能性を感じさせる素晴らしい歌手だと、わっちは思うのでやんす。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
【2009/11/02 23:00】 東アジア | トラックバック(1) | コメント(9) |
『HOA TUONG VI 「HOA TUONG VI」』
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 ベトナムの歌手ホア・トゥオン・ヴィ(と読むのかどうかは知りません)の、今年発表のデビュー盤です。整った顔立ちとスラリとしたスタイルに即座に反応してしまいまして、いつもの如くジャケ買いしてしまいますた。結構巨乳っぽいし…。どちらも9曲入ったCDとDVDの、お得な2枚組でございますよ。


 インナーにも彼女の写真が満載ですが、写真によって若く見えたり熟女に見えたりしますので、一体何歳ぐらいの人なのか見当がつきません。まあ水面上で三日月に座って羽根の如き光を背中に纏うなんてジャケは熟女なら作らないでしょうから、多分若い歌手でしょう。うん、若い女子ということにしておきましょう。その方が聞く気になりますので♪


ちょっと熟女っぽい
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 聞く気になったところでブツを再生してみますと、初っ端からバックで男のラップが炸裂しまくる曲が始まりましたので、これは間違いなく若者向けの音楽ですね。熟女ならこんな曲は歌わないでしょうから、この人はまだ若い歌手なのだと確信致しました。そしてこの人の声がまた、妙にキャピキャピした舌足らずな感じの若い歌声なのでありました。


 この人の歌なんですが、拙いながらも感情を込めようと懸命に歌っている様子はよく伝わってきます。しかし基本的に歌が下手っぴーなのと、それをごまかす為なのか妙に歌にエコーがかかっていて、まるで風呂場の鼻歌のように聞こえてしまうんですよね〜。感情を込めようとすればするほどワザとらしく聞こえ、聞き進むほどに薄ら寒い雰囲気が漂ってくるという実に気の毒な作品に仕上がっています。こういうブツは結構珍しいですよね〜。


 気の毒なのは歌だけではなくて、バックの音のダサさ加減もそぞろ哀れを催します。打ち込みを多用した今時あり得ないようなダサダサな音作りは、予算削減の為なのかそれともこんなヘッタクソな歌手にカネをかける気が全く無かったのか、真相はわかりませんけれども、気の毒さ加減を更に増幅しています。聞いているのが辛くなるぐらいに気の毒で、思わず同情して手を差し伸べてあげたくなってくるのでやんす。


 しかしこのあまりの気の毒さが、聞いている内に段々とクセになってくるのも事実でありまして、「嗚呼っ、君の気の毒な歌をもっと聞かせておくれ!」などという気分がムラムラと湧きあがってきます。うーむ、これは本当にワケのわからない怪盤ですね〜。タイの歌手に多い「ヘッポコ」というのとは全然違う、「気の毒」という新しいジャンルを開拓してしまった、稀に見る怪盤中の怪盤と言えるかもしれません。で、こんな変なモノを好きになってしまうのがわっちなのでやんすが、これは絶対にお薦め致しません。こんな怪作は、わっち一人だけが楽しんでいれば十分なのさっ♪


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
【2009/11/01 11:53】 ベトナム | トラックバック(0) | コメント(3) |
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