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2014’06.05・Thu

MAI HOA 「DUONG CAM」

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 ベトナムの歌手マイ・ホアの、多分2010年のアルバムです。先日プランテーションにてゲットしたブツでございまして、店長さんに「これはマイ・ホアのアルバムですね~」と出していただいた時、「はて、どっかで聞いた名前じゃな~」と思ったのですが、その時は思い出せませんでした。そもそもベトナムの歌手って似たような名前が多くて、誰が誰なのかワケわからなくなって来ることが多々あるんですよね~。とりあえず調べてみたところ、わっちが一度このボログで取り上げたことがある歌手でございました。そりゃあ聞いたことある名前のはずだわ。

 前に取り上げましたこの人の「HANOI 49」というブツは2005年の盤でしたが、懐古調のノスタルジックな音楽を集めた作品でございました。まあ内容としてはなかなか興味深いものがあったのですが、マイ・ホアさんの歌があまりに重厚で、息苦しさを感じさせるような歌い口でございましたので、残念ながらその盤はあまり好きにはなれませんでした。試みは面白いんですけど、歌がもっと軽快で可憐だったらな~って感じなのでありますよ。歌手がマイ・ホアさんじゃなければ傑作になっていたかも?とか何とか…。

 今回のブツなんですが、ウォークマンに落とす為にとりあえずパソに取り込んだところ、ジャンルが勝手に「ジャズ」と出て来ました。「HANOI 49」はタンゴが印象的でしたが、今回はジャズなんですね~。なかなか色々とやりよるな~と思いつつ聞いてみますと、なるほど、ジャズっちゃあジャズですね。とは言ってもジャズ歌謡と言いますか、ジャズ風味の歌謡曲と言いますか、まあそんな感じの音楽でございます。曲や演奏自体はジャジーでムーディーで、「ロマンチックな夜をあなたに」という雰囲気ではあります。しかしこのロマンチックな夜を「重苦しい夜」に変えてしまうのが、マイ・ホアさんの歌なのでございます。相変わらずの低くて図太い声で、足取りの重い歯切れのよろしくない歌を聞かせますので、聞く方は軽くステップでも踏みたいのに、足を引っ張られるような感じがするのであります。

 マイ・ホアさんって決して悪い歌手ではなくて、力量はメチャクチャにあるのはよくわかるんですけど、この歌い口はわっちの好みではないんですよね~。ワールド系ミュージッカー諸氏に非常に評価の高いベトナムの歌手で、レ・クエンという人がいますけど、マイ・ホアさんってレ・クエンに似ているのであります。わっちはレ・クエンの重苦しい歌い口がキライなんですが、レ・クエン大好きなワールド系ミュージッカー諸氏なら、マイ・ホアさんもOKなんでしょうね~、きっと。まあ歌い口の好き嫌いなんて人それぞれですし、わっちはマイ・ホアとかレ・クエンなんかとは相性がよろしくないという、ただそれだけのことでございます。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、やっぱりちょっと重苦しいかな~。」→コチラ
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シャンソンだと思って聴けば、聴けるんじゃないですか
僕は、パスですけど m(._.)m

Matt:2014/06/06(金) 19:28 | URL | [編集]

>Mattさん
これはどう聞いてもシャンソンだとは思えませんが…八代亜紀が歌うジャズとでも思って聞きましょうかね~。

ころん:2014/06/06(金) 22:35 | URL | [編集]

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