2014’06.16・Mon
タイのポップス歌手タタ・ヤンの、2006年発売の2枚組28曲入りベスト盤でございますが、いつ何処でゲットしたブツなのか、すっかり忘れてしまいました。タイの歌手の中では日本で最も知られている歌手の一人だと思いますけど、最近は全然名前を聞きませんね~。一体どこで何をしてるんでしょうか?…って、普通にタイで歌手をヤッテるのかもしれませんけど、最近わっちはタイの音楽を全く追っ掛けていませんので、アンテナ低いんでやんす。
というどうでもいい話はさて置きこのブツでありますが、今時タタ・ヤンでもないんでしょうけど、CD整理をしていたらこのブツが出て来てしまいましたので仕方ありません。どういう編集方針のブツなのかは知りませんけど、多分年代順に曲を並べてあるのではないかと推測致します。1枚目の最初の方の曲なんかは音はよろしくないですし、タタヤンの歌も拙いですし。しかしこの拙いフニャっとした歌唱の中に、強烈にタイ・アイドルっぽいヘッポコさが滲み出していまして、なかなか魅力的でございますね~。タイの音楽にはすっかりと興味が無くなってしまったわっちでございますが、やはりこのフニャらけたヘッポコ加減というのは、実に心地好いと感じてしまいます。
それにしても、昔の(と言ってもそんなに昔ではないですけど)タイ・ポップスって、やっぱり曲が良いですよね~。メロディが実にポップでわかりやすくて、ポップスとして非常に良く出来ているのではないかと思います。そして、な~んも考えていないようなパッパラパーっとした雰囲気で、タタヤンの歌もどうしようもない位にヘロヘロなんですけど、アジアの音楽らしいしっとりとした情感とか哀愁なんかがしっかりと感じられまして、別に全然タタヤンのファンでもないのにも関わらず、このブツを聞いている間だけはタタヤンのことが好きになってしまいますね。
ところが1枚目と比べると2枚目は突然音が良くなりまして、タタヤンの歌も大人っぽくしっかりとして来ますので、ヘッポコさが減ってしまうんですよね~。まあ音作りの面白さは2枚目の方が上ですし、「いいモノ作ったんねん!」というスタッフの気合がヒシヒシと感じられる曲が多々入っているんですけど、どこか空回りしてるって言うか…。どっちかと言えば、わっちはやはりヘロヘロな1枚目の方が好きですね~。何だか2枚目はスター然としていて、ちょっと近寄り難い雰囲気が出て来たと言いますか、タイ・アイドルっぽくない感じがするのであります。というワケで、今後このブツを聞くとしたら、1枚目ばかり聞くことになりそうな気がする今日この頃なのでやんす。
あと、サッカーのワールドカップを見るのに忙しく、試聴を探している暇がありませんので、試聴の貼り付けは無しでやんす。
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