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2020’11.22・Sun

THONE NANDI 「YIN TWIN SU」

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 ミャンマーの歌手トーンナンディの、2017年発売のアルバムであります。発売時点で年齢は二十歳とのことなのですが、実際はキンポーパンチよりも若くてまだ十台前半なのでは?などと噂されているものの、本当の所は定かではありません。ネットで調べてみても全然情報がヒットせず、出て来たばかりの若い歌手ですからまだまだ注目されていないのでしょうね。こちらのアルバムはプランテーションでゲットしたのですが、店長さんもあまり情報はお持ちではないようでした。しかし、ごく一部の日本のマニア(?)の間では既に評判になっていますから、流石に日本のマニア達の収集能力は半端じゃないな~って実感しますね。

 こちらのトーンナンディちゃんがヤッテいる音楽は、先日取り上げましたキンポーパンチと同じくミャンマータンズィンであります。相変わらず聞いていると気が狂いそうな猛烈にワケがわからない音楽性が炸裂しているのですが、若いだけあってシンセなんかも使って現代的な音作りをしているな~と思ったものの、それは1曲目だけ。他は結構伝統的な作りですので、わっちにとってはちょい手強いですね~。しかしトーンナンディちゃんの若さ(と言うよりも幼さ?)弾ける歌声は実に初々しいのが救いですね。おそらく以前から「天才少女現る!」なんて地元では評判になっていたのではないかと推測しますが、ちょい硬いながらも生真面目な歌い口には好感が持てます。

 まあ希望としましては、キンポーパンチみたいに音作りを現代的にして歌謡性をプラスしてもらえれば。、聞きやすくなるかと思います。まだまだ若いですし可能性は多々あるでしょうから、これからどのように転がって行くのかはわかりませんけど、とても楽しみな存在ですよね。何れにせよキンポーパンチと並ぶ若手のホープとして、今後の活躍に期待したいと思います。出来れば伝統音楽の怪女ポーイセンみたいになってくれたらめっさ面白いんですけどね~♪プランテーションの店長さんのお話では、「ラップだロックだ!伝統音楽なんて知ったことか!」というミャンマーの若者達も、ポーイセンだけは聞くそうです。是非トーンナンディにもそんな歌手になってもらいたいと思います。
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2020’11.13・Fri

IRENE ZIN MAR MYINT 「A KYAUNT PYAN PAY BAR」

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 ミャンマーのポップス歌手アイリーン・ツィンマーミン(と読むのかどうかは知りません)の、昨年発売のアルバムであります。この人のことはこれまで全く知りませんでしたが、SPOTIFYでミャンマーポップスを色々と検索している時に引っ掛かって来ましたので、とりあえずは聞いてみた次第であります。まずはジャケからして、ミャンマーらしさなんて全然無い洋楽ポップス風の音楽なんだろうな~と思っていたのですが、実際に聞いてみますとちょいと様子が違いますね。

 まずは1曲目が「これはルークトゥンか?」という感じの、実にアジアンな歌謡になっています。ルークトゥンに比べたらクセは少ないですし、大してコブシを回しているワケでもありませんけど、汎アジア的な哀愁が漂う切ない歌謡になっているのが意外でありました。う~む、こんな「ザ・王道東南アジア歌謡」は久し振りに聞いたかも?そして2曲目の軽いアコースティック・タッチの曲が、これまた素晴らしい!日本の歌謡曲好きにも響くところがある、軽快で爽やかながらも切ない情緒が溢れる逸品でございますな。うわ~、冒頭の2曲だけでわっちはこの人のファンになってしまいました!

 本作は全9曲入りでありますが、冒頭2曲以外も切ない情緒が漂う東南アジアン歌謡がズラリと揃っていまして、タイ歌謡を聞かなくなって久しい(と言うか、アルバム・リリースが無いから聞けないんですが)わっちには、何とも懐かしい感覚に溢れるステキ歌謡に仕上がっているのであります。アイリーンさんの落ち着いた優くも熱量がある歌声も本当に魅力的でありまして、曲の良さともどもコレは本当に聞き惚れてしまいますね~。ぶっちゃけ、ミャンマーらしさがあまり感じられない音楽ではありますが、これだけのステキ・メロディとステキ・ヴォーカルを聞くことが出来るのであれば文句は全くありません。

 いや~、これまで全然知らない歌手でしたけど、流石に隠れた音楽大国ミャンマーだけあって、本当にステキな歌手がいるモンですね~。こんなことを言うと語弊があるかもしれませんが、ケルティック・ウーマン風の美しさと東南アジアの切ない情緒を併せ持った歌謡と言えるかと思います。素晴らしい傑作ですね!

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2020’11.11・Wed

WINE SU KHINE THEIN 「KHAR CHA NAY YA TAL」

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 ミャンマーのポップロック歌手、ウィンスーキンテイン(と読むのかどうかは知りません)の、2016年発売のアルバムであります。全然知らない歌手ですが、SPOTIFYでミャンマーものを色々検索している時に見つけました。現在のわっちの中では「地政学」「MMT」と並んで「ミャンマーのポップス」がトレンドになっていますので、とりあえずは聞いてみた次第であります。

 聞いてみてまず感じることは、この人、めっさ歌上手いな~ってことですね。基本的にミャンマーの歌手ってハズレが極めて少ないと思うのですが、その辺はトルコやマレーシア、ベトナム等の歌謡大国と変わらない気が致します。この人については思わず「ミャンマーのシティ・ヌール・ハリザ!」なんて言いたくなってしまうのですが、まあそれは大袈裟にしても、相当な実力を持った歌手であることに間違いは無いと思います。ヤッテいる音楽はミャンマー色なんて特に感じられない欧米風ポップスでありますが、この手の音楽は東南アジア各国で普通に聞けるモノでありまして、「ミャンマー色が無いからダメだ」なんて批判は最早当て嵌まらないでしょう。それよりも、この手の音楽から滲み出して来る東南アジアらしさを感じ取ることの方が面白いかと。

 それにしても、わっちにはマレーシア歌謡に似ていると感じられるこの人の音楽、やたらとおっさん声のラップとおっさん歌手をゲストとして迎えているのはご愛嬌として、優しい歌声と巧みな節回し、そして東南アジア歌謡好きであれば必ず伝わるであろうポップな美メロが満載なのが嬉しいではないですか。これだけの見事な歌を聞かせてくれるのであれば、おっさんの声が多々聞こえて来ても気にはなりません。おっさんの声がこの人の歌声の見事な引き立て役になっているからであります。

 まあこれまではミャンマーのポップスなんて殆ど耳にする機会なんてありませんでしたけど、SPOTIFYのお陰で急激に身近になって色々と聞けるようになった現在、ポップスと伝統音楽の隔絶という問題はあろうかと思いますが、この人といいメーラータンズィンやパンヤウンチェルといい、魅力的な歌手が色々いるという事実が知れてとても嬉しく感じる今日この頃であります。

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2020’10.21・Wed

KHIN POE PANCHI 「MIN GA LAR AT KAR TOR」

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 ルパン3世の作者と言えばモンキー・パンチ、ミャンマー伝統歌謡の若手期待の星と言えばキンポーパンチ、コレ常識。プランテーションでゲットしました、昨年発売のキンポーちゃん19歳の春の(?)作品であります。ヤッテいる音楽はミャンマー・タンズィンでありますが、実はわっちはミャンマー・タンズィンってあまり得意ではないんですよ。ミャンマー・タンズィンなんて聞いたことがある方はあまりいらっしゃらないかもしれませんけど、皆様はお好きでしょうか?

 ミャンマー・タンズィンって流れるような美しい旋律で始まったと思ったら、突然ピアノや打楽器が乱打され、これまで聞いたことが無いような摩訶不思議な展開になだれ込んで行くという、わっちにとってはジックリ聞いていたら気が狂いそうになる音楽であります。例えば普通のポップスのメロディがA-A'-B-Aみたいな感じで繰り返されるとしたら、ミャンマー・タンズィンはA-B-F-P-Z-Q-L-Yみたいな全くワケがわからない展開をして行きまして、理解の範囲を超えためくるめくあまりの破天荒さに、めっさ戸惑ってしまうのであります。楽器の使い方も独特ですし。歌自体はとっても美しいモノが多いんですけどね~。

 当然このアルバムも気が狂いそうな展開をして行くワケでございますが、キンポーちゃんのルックスがカワイイのと、歌声が涼しげで実に爽やかなこともあって、何とか(?)聞き続けてみたのであります。するとですね、これまで聞いたタンズィンとはちょいと感覚が違うと言いましょうか、伝統的でありながらもシンセなんかを使いながら実に現代的な音になっていて、タンズィン色を薄めることなく聞きやすくなっていることに気付いたのであります!コレだったらわっちでも聞けるな~って感じですね。

ルックスは良いでしょ?
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 プランテーションの店長さんのお話では、イマドキのミャンマーの若い人達はタンズィンなんか全然聞かなくて、洋楽風のポップスやらラップやらを聞いているんだそうです。いくらルックスが良いとは言っても、若い人達はキンポーちゃんなんて見向きもしないらしいですね。まあ若い人達が伝統音楽を聞かないのは日本の状況と大して変わりないですが、こういう強力な伝統音楽がシッカリと受け継がれてしかもアップデートされているワケですから、ミャンマーの音楽界ってやっぱり健全だな~と思う、今日この頃なのであります。

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2020’10.15・Thu

MI SANDI 「THAT THI KHEL」

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 ミャンマーのラッパーで歌手でもありますミ・サンディの、昨年発売のアルバムであります。ヒップホップ~ラップは世界を席巻していると言いましょうか、どこの国でもラップは流行っていますが、当然っちゃあ当然なんですけどミャンマーにもラッパーがいるんですね。最早ラップの影響力はレゲエを超えていると思いますが、それぞれの国や地域の音楽の特色を取り入れたラップも色々と出て来ていますから、普段はラップなんて殆ど聞かないわっちでさえも少しは注目せざるを得ない状況であります。

 で、こちらのアルバムでありますが、ミャンマーらしさがあるかと言いますと、特にそういうワケではありません。聞けば東南アジアのラップだな~とは感じますけど、ミャンマーと特定出来るほどの特徴があるとは言えないですね~。ただ、この人の場合はラップ一辺倒ではなくて、ラップも歌も織り交ぜてR&B風の歌謡ラップみたいな音楽に仕上げているのが面白いかと思います。もしかしたらミャンマーでは、ある程度の歌謡性が無いと聞いてもらえないとか(知らんけど)?

 まあ変り種のラップといううことでわっちなんかは無責任に楽しませてもらっていますが、ミャンマー・タンズィン・ラップみたいな民俗色出しまくりのをヤッテくれたらメチャクチャに面白くなるだろうな~とか何とか、今後のミャンマーのラップ展開に期待したいと思っている、今日この頃なのであります。

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