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2021’01.20・Wed

SITI BADRIAH 「LAGI SYANTIK」

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 インドネシアのダンドゥット歌手兼女優シティ・バドリアの、2018年発売のアルバムであります。昨年プランテーションでゲットしたCDですが、聞かずにほったらかしにしていたブツであります。店長さんがおっしゃるに「フツーのディスコ・ダンドゥットですよ」とのことでしたし、「今更ディスコ・ダンドゥットも無かろうや」などと思ってしまったモノで。しかしせっかくゲットしたブツですし、アンプも新しくしたことですから、どんな音で録音されてるのかな~という興味もあって再生してみたのであります。すると・・・。

 うおーっ、コレは素晴らしいではないですか!見た目は水商売系のめっさケバい人ですが、見かけによらず(?)かなり歌えるんですよね~。お色気路線の声で歌う人ではありますが、媚びて甘えたような印象は無くて、正々堂々と歌唱力で勝負するなかなか潔いタイプの歌手ですね。コブシ回しも意外に巧みで安定感も抜群ですので、歌そのものはかなり上手いと思います。お色気系ダンドゥット歌手にはズッコケる程ヘロヘロで下手っぴーなのが多々いますが、バドリアさんはダントツでイケてる歌手だと思います。

ケバいけど上手い!
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 それに曲がこれまたイイんですよ。イケイケでポップな曲もあればレゲエっぽいのもあり、ダンドゥットらしいジットリ湿ったマイナー調の曲もあり、どれもメロディが実に良くてダンドゥットの魅力を存分に発揮していると感じられます。う~む、こんなに魅力的なダンドゥットは久し振りに聞きましたね~。イッケ・ヌルジャナーとかイヌル・ダラティスタみたいなスター歌手の所在がわからなくなってから、ダンドゥットを聞くことなんて殆ど無くなりましたけど、バドリアさんがいるならダンドゥットを聞き続けたいな~、などと思わせる力を持った人だと思います。

 ところでコチラのブツは例の如く(?)ケンタッキー・フライドチキンからリリースされていますが、こういう下世話なダンドゥットもケンタッキーでリリースされるんですね~。ただケンタッキーが関わっているからなのか、打ち込み中心の音作りでありながらも音自体は非常に良いと思います。低音はレゲエのサウンドシステムの如くブイブイと出て来ますし、打ち込みながらもシッカリと整理された音は非常にバランスが良くて聞きやすいです。人工的ではありつつもこの音作りがかえって闇雲なパワーを発揮しているように感じられまして、歌と音作りとの相乗効果で物凄く勢いのある仕上がりになっています。イヤイヤ、歌も音も実にステキではないですか!最近のダンドゥットの傑作盤として、オススメ出来る逸品かと思います。
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2020’11.14・Sat

BUNGA CITRA LESTARI 「IT’S ME-BCL」

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 インドネシアの歌手ブンガ・チトラ・レスタリの、2017年発売のアルバムであります。この人のデビュー盤のジャケは見たことがあるのですが、実際に聞くのは今回が初めてです。SPOTIFYでインドネシアの歌手を検索している時に偶然引っ掛かって来まして、「あ~、そう言えばこんな歌手いたな~」ってことで、とりあえずは何も期待せずに聞いてみた次第であります。するとですね、コレがめっさイイではないですか!思わずジックリと聞いてしまったのでありました。

 ところでインドネシアって、歌がめっさ上手い歌手が多々いますよね?具体的に名前を挙げればキリが無いという位で、流石に世界に名だたる音楽大国って感じなんですが、このブンガさんも猛烈に上手いですね~。良く伸びる可憐な美しい歌声、柔らかくて滑らかなコブシ回し、スッキリと洗練された都会的な大人女子の歌という雰囲気で、本当に聞き惚れてしまいます。音楽的には所謂ポップ・インドネシアってことになりますが、如何にもインドネシアらしい美メロと流れるようなバックの演奏が、この歌声を更に引き立てているように感じられますね。コレは本当に素晴らしい~っ!

 今回のアルバムですが、昨年とか今年発売であれば確実に年間ベスト10に入って来る仕上がりですね。今更ではあってもこんなに猛烈にステキな歌手と出会うことが出来て、本当にSPOTIFY万歳と思う今日この頃であります。現在はこの2017年盤に浸っている最中でありますが、今後は過去のアルバムも是非聞いてみたいと思っております。ホント、見事な歌手ですね~。ルックスも悪くないし♪

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2020’10.17・Sat

MONITA TAHALEA 「DALI BALIK JENDELA」

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 インドネシアのポップス歌手でソングライターでもありますモニタ・タハレアの、今年発売のアルバムであります。前作の「ダンデライオン」が2016年発売でしたから4年ぶりですね。相変わらず寡作な人ですが、ファンには嬉しいリリースですよね~。たまたまSPOTIFYでモニタさんを検索したら出て来たアルバムでありまして、喜んで聞かせていただいた次第でございます。

 モニタさんの音楽と言えば、ちょいとジャジーで爽やか且つ涼し気なポップスを思い浮かべる人も多いかと思いますが(多いか?)、今回もこれまでの路線を踏襲しつつも、ジャズ色が後退してアコースティックなフォークっぽくなって来たかな~という印象がありますね(エレクトロ音もかなり使ってますけど)。こんなことを言うと語弊があるかもしれませんが、80年代辺りのシンプルなネオアコを思わせると言いましょうか、おそらくあの頃のネオアコとかニューウェーヴがお好きな人であれば、何かしらの感じる所がある音楽になっているように思います。

 モニタさんの歌声はこれまでに増して儚い感じとなっておりまして、最早シビル・ベイヤーとかヴァシュティ・ヴァニヤンみたいな幽霊ヴォーカルと言いましょうか、彼岸の世界へ行ってしまったかのような感覚がありますが、何にしても白昼夢的な淡~い感じなのが心地好いですね。浮遊感のあるバックの音作りもこの歌声に合っていて、実に美しい音世界が広がっていると思います。もうクソ暑い季節は過ぎてしまいましたが、常夏のインドネシアから届けられた涼し気な彼岸音楽でありまして、とても素晴らしいと思います。やはりモニタさんはいつでもステキですね~♪

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2020’10.12・Mon

TOHPATI 「FOREVER」

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 インドネシアの腕利きギタリスト、トーパティの今年発売のアルバムであります。わっちはこの人のことはあまりよく知らないのですが、インドネシアのトップ・ギタリストとして結構有名なんだそうです。既に何枚もアルバムを出していますが、今回はチェコ・シンフォニー・オーケストラをバックにして、壮大且つとても流麗で美しいインスト音楽を聞かせてくれています。まあ言ってみればイージー・リスニングとかニュー・エイジとかに分類される音楽なんですが、音の端々からインドネシアらしさが零れ落ちて来るのが感じられまして、実に心地好いんですよね~。

 まあぶっちゃけ言えば何ちゃあ無い音楽なのかもしれませんし、個人的に普段はあまり聞かないタイプの音楽ですけど、マラヴォワやカリなんかに通じる美しさがあるように感じられまして、今のところはついつい聞いてしまうのであります。他にも色々とアルバムを出しているようですので、今後ボチボチと聞いて行ければと思っております~♪

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2020’05.27・Wed

JKT48 「SEISHUN GIRLS」

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 BNK48を取り上げたらインドネシアのジャカルタを拠点に活動するJKT48を取り上げないワケには行かないでしょう。JKTについてはプランテーションの店長さんからもお話を聞くことがちょくちょくありましたし、実際にお店にもブツが入荷したりしてましたしね~。お得意様の中にJKTのブツを追っ掛けている方がおられて、その方の為にインドネシアに買い付けに行った際は必ずブツを仕入れて来られるとかいう話でした。今回のアルバムはJKTの2014年発売のアルバムですが、残念ながら当然の如く今時こんな昔の(?)作品の現物は入手出来ません。勿論SPOTIFYで検索して聞いている次第であります。

 JKTの音楽につきましては、プランテーションの店長さんが「言葉が違うだけで曲はAKBと一緒ですよ」とおっしゃっていましたが、確かにその通りであります。しかし「でも結構イイんですよ」ともおっしゃっていまして、言葉が違えば音楽性が同じでも聞こえ方が違うというのは、BNK48と同じであります。わっちとしましてはフニャっとしたタイ語の響きの方が好きですので、BNKの方が好きなんですけど、インドネシア語の響きの方が好きという方も当然いらっしゃることでありましょう。ただ、上手い歌手が目白押しの超レベルが高いインドネシアの音楽がお好きな方で、わざわざ大して上手くもないJKTを聞く方がどれ程いらっしゃるのかは知りませんけど。

 まあ考えてみればインドネシアって世界最古のポピュラー音楽クロンチョンを持つ、世界でも有数の音楽大国でありまして、独自の音楽文化が昔から発達していますから、アイドル歌謡なんてジャンルは基本的に確立されていなかったはずなんですよ。アイドルっぽいカワイイ女子歌手なんかはいつの時代でも当然存在しますけど、日本やタイみたいなアイドル文化はありませんし。そんな中でJKTが大所帯アイドルグループとして成功しているというのは興味深くて面白い状況でありますが、だからって今後続々とアイドルが出て来て独自のアイドル・シーンが形成されるなんてことは考えられず、音楽業界がますます下火になって行く中、JKTとその影響力は一体どうなって行ってしまうのか、ちょっと不透明な要素が多過ぎると感じられる今日この頃なのであります。

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