2017’07.06・Thu

GOLDEN MEMORIES

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 先日の関西の旅でプランテーションにてゲット致しました、インドネシアの昔のロックの19曲入りコンピレ盤であります。ジャケにカーネル・サンダースのマークがあります通り、インドネシアのケンタッキー・フライドチキンで制作・販売されているブツであります。地元ではケンタッキーの店舗でしか入手出来ず、しかも発売後3ヶ月経ったら即廃盤・全部回収されてその後市場には出回らなくなる運命の盤であります。ですので、もしかしたら既に廃盤になっているかもしれません。何だかメチャクチャな戦略ですね~。もうちょっと何とかせえよダニエル・ラノワ!

 という話は置いといてコチラの盤でありますが、インドネシアの70年代頃のロック歌謡のコンピレでありまして、プランテーションの店長さんのお話によりますと、最近はこの手の音楽のオリジナルLP又はカセットを探している人が多いらしく、店長さんもインドネシアに買い付けに行かれた際は、色々な所で探されるのだとか。インドネシア側もそんな状況は良く知っているらしくて、この手のブツの値段は吊り上がる一方のようです。例えばカセットテープ1本が、普通に4,000円とかするらしいんですよね~。以前から東南アジアの昔のアナログ盤がマニアの間で世界的に人気があるのは知られた話ですけど、何だかな~って感じですね。まあわっちはLPもカセットも再生機器を持っていませんので、手を出したりはしないんですけど。

 とは言えわっちもこの手の音楽には興味がありますので、当然聞いてみたいワケでありますが、店長さんに「こんなんどうですか?」なんて紹介していただきましたので、試聴もせずに喜んでゲットさせていただいたのでありますよこのケンタッキー盤を。ケンタッキー盤って戦略はメチャクチャですけど、こういう貴重な音楽のコンピレ盤を出してくれたりしますので、有り難いのは間違い無いんですよね~。で、内容の方でありますが、ちょいとノスタルジックな感覚のあるインドネシアのロック歌謡が存分に堪能出来まして、ハマってしまいますね!ロック歌謡とは言いましても、海洋的なイメージがある大らかなもの多くて、「あ~、インドネシア音楽って海を通じて色々な世界に繋がっているんだな~」なんて、勝手な妄想が広がってしまうのであります~♪嗚呼素晴らしき哉、インドネシアロック歌謡。

 別にどうでもいい話ではありますが、この盤を聞いていますと、この手の音楽のオリジナルLPとかカセットが欲しくなる人の気持ちはわかりますね~。だって本当に魅力的ですものこの手のインドネシア音楽って。クロンチョンなんかにも通じる大らかさを持ちながらも、ロックとかの欧米的音楽に親しんで来た人にも聞き易いロックバンド編成で演奏されていて、しかもインドネシアらしさがシッカリと味わえるワケですよ。そりゃあオリジナルを揃えたくもなりますわな。流石に音楽大国インドネシア、素晴らしく魅力溢れる音楽がたくさんありますね!ただ、惜しむらくはこのケンタッキー盤、もっと音楽的なデータをブックレットに記載して欲しいかと・・・。
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2017’06.21・Wed

MONITA TAHALEA 「DANDELION」

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 インドネシアの歌手モニタ・タハレアの、昨年発売のアルバムであります。プランテーションの店長さんのお薦めでゲット致しました!このボログではこの娘の2010年の盤を取り上げたことがありますが、もちろんそれはプランテーションの店長さんのお薦めでゲットしたんですけど、インドラ・レスマナがプロデュースしたジャジーなサウンドと癒し系なモニタちゃんの優しい歌声が印象的な、実に魅力的な仕上がりになっておりました。今回のブツはそれ以来のアルバムになるようですが(めっさ寡作ですね)、相変わらずの素晴らしい癒し系の音楽になっていまして、マジ浸ってしまいますね~♪

 今回は制作にインドラ・レスマナは関わっていないようで、プロデュース及び作詞作曲はモニタちゃんとギタリストのジェラルド・シトゥモラン(って読むのかどうかは知りませんが)の共同名義になっております。レスマナの元で色々と学んで独立したって感じでしょうかね~、おそらく。音的にはレスマナのプロデュースと言っても誰も疑わないかと思いますが、ジャジーなテイストと隙間を生かした立体的な音像が実に心地好いですね。都会的でスッキリとオッサレーなサウンドは誰が聞いても心地好いかと思いますし、ジャジーな女子ヴォーカルがお好きな方であれば、誰でもハマってしまうことでありましょう。パッと聞いたところではインドネシア的なモノは全然感じられないかと思いますが、そこから沁み出して来る情感が実にインドネシアらしいのであります。

 そしてこの心地好いサウンドの上に乗って来るモニタちゃんの歌が相変わらずの癒し系でありまして、そんな上手い歌ではないんですけど、ちょいと声量少な目のちょいとハスキーな歌声がクセになると言いますか、モニタちゃん独特のフワッと包み込むような世界に思わず引き込まれてしまうんですよね~♪聞く者をさり気なくいつの間にか自分の世界に誘い込んでしまう歌とでも言いましょうか、そういう磁場を持った歌だと思います。前作も同じような感じではありましたけど、年を重ねた分歌の落ち着きと艶は増していますし、更に魅力的な歌手になったと言えると思います。イヤイヤ、めっさ素晴らしいじゃないですかモニタちゃん!

 などとわっちが騒いだところで誰も注目してくれないのはわかっていますけど、やっぱりこういう素晴らしい盤は幅広く聞かれて然るべきかと思います。まあ今時の東南アジアの盤は極めて入手が難しいという事情はありますが、モニタちゃんにせよアンディエンにせよ、優れた歌手の優れた作品はいつでも入手出来るような状態になってこそ健全な音楽シーンであって・・・などと愚痴っても仕方ないですね。わっち一人だけでこの年間ベスト入り確実の傑作盤を堪能したいと思います。ですので皆さん、わっちの言ってる事なんて無視して下さいね~♪

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2017’05.31・Wed

SOUKMA

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 ゴールデンウィークにプランテーションに行きまして、朝の10時から12時半過ぎまで約2時間半滞在したのですが、ラスト10分ぐらいで店長さんに「あと1枚、何か絶対のお薦めがあったら無条件で買います!」と言ったところ、「これは絶対ですわ!」と出していただいたのが、インドネシアのスクマという歌手の2015年のデビュー盤であります。プランテーションでは基本的に試聴した盤を買うのですが(聞いて納得して買ってもらうというのが、店長さんのポリシーなんだと思います)、これは全く試聴せずにゲットしたブツであります。店長さんが「絶対!」とおっしゃるのであれば間違い無いでしょうから、聞いてませんけど納得の上で買わせていただきました。

 一体どんな音楽なのか全くわからないままでしたので、家に戻って一番最初に聞いたのがこの盤なんですけど、なるほどなるほど、コレは店長さんがお好きそうな音楽ですね~。店長さんって意外に(?)ちょいとオッサレーでメロウな路線の音楽がお好きみたいなんですけど、コレはイイ音してますわ。ちょいとフュージョンっぽい感覚のあるジャジーな音でありまして、都会的にスッキリと洗練された爽やかな感じ。そこに如何にもな笛の音が入って来て、インドネシア~ンな雰囲気を醸し出したりしている曲もあったりします。実際にヤッテいる曲はインドネシアの伝統曲もあったりするみたいで、よく聞けばメロディなんかは物凄くインドネシア的だったりするんですけど、バックの音がクールでカッコいいのであまりそういうことを意識せずに、BGM的にサラっと聞ける音楽にもなっていると思います。

 店長さんってBGM的に聞けるスッキリしたオッサレーな音をわっちにお薦め下さることがよくありまして(客の好みをご存知なんですよ)、わっちも過去にインドネシアのAORだのジャズとかフュージョン的な音だのはゲットさせてもらっております。どれも言ってみればあまりインドネシアっぽくない感じのフツーっちゃあフツーの音楽なんでしょうけど、そこから滲み出してくる「だからこそインドネシアらしい」という感覚がイイんですよね~(意味わからないですよね?)。ただスクマさんのこの盤は、フツーのジャズ・フュージョン的な音っぽく聞かせながらも、音作りやメロディなんかでなかなか強烈にインドネシアらしさを主張して来るのが珍しいと言いますか、これまたイイ感じなんですよ。店長さんはジャズ・ミーツ・ガンバンクロモン&クロンチョンみたいな表現をしておられますが、まさにそんな感じの音でありますね。

 ぶっちゃけ言いますと、スクマさんの如何にもジャズ歌手みたいな太くて低い歌声は、わっちのタイプではないんですけど、これだけメロディや音作りが面白ければめっさ楽しく聞くことが出来ます。まあ歌がモニタ・タハレアとかギタ・グタワみたいな感じだったらもっと良かったんでしょうけど、コレはコレで実に興味深くて楽しめるステキ盤に仕上がっていると思います。興味がおありの方は、是非プランテーションでお買い求め下さいませ~♪

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2016’09.24・Sat

INDRA LESMANA WITH NEBULA 「NO STANDING」

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 ブックオフの500円棚の洋楽コーナーを見ていた時のこと、ジョージ・ジャクソンとかアイシクル・ワークスのブツがあればイイな~とか思いながらGとかIとかのコーナーを見ていると、何だか洋楽では見慣れない名前のブツがありましたのでヒョイと手に取ってみると、な、な、何と、インドラ・レスマナのブツではないですか!インドラ・レスマナと言えばインドネシア音楽界における名キーボード・プレイヤーであり、名プロデューサーですよ。このボログでもレスマナが制作に関わったミアン・ティアラモニタ・タハレアのブツを取り上げた事がありますが、ジャズな要素を取り入れた素晴らしい作品であります。レスマナのことはプランテーションの店長さんにお教えいただいたのですが、その音の素晴らしさに「レスマナが関わっていれば間違いない!」という認識を得るに至ったのでやんす。

 そんなレスマナのリーダー作がコチラなんですけど、発売年を見ると何と1984年。レスマナ18歳の時のアルバムですよ。実際にレコーディングしたのは16歳の時だったらしいですね~。10歳の時にキーボードや作曲を初めて、その6ヵ月後にはプロとして活動を始めたという人ですから、その才能や如何にって感じなんですけど、既にある程度キャリアを積んだ時点でのリーダー作ですから、レスマナに絶対的な信頼を寄せるわっちとしましては、何としても押さえておきたいブツであります~ってことでゲットしたワケでございますよ!多分こんなブツって、どこを探しても見つかりゃしないと思いますし。

 で、聞く前からある程度予想していたんですけど、何を予想してたかって、音楽的にはちょいポップなジャズなんだろうな~って思ってたんですが、聞いてみるとやっぱりそんな感じの音楽ですね。ジャズと言うよりはフュージョンと言った方が良いのかもしれませんけど、わっちにはジャズとフュージョンの違いがよくわかりませんので、別にジャンル名はどっちでもイイです。そんなことよりも、レスマナが作曲した全曲どれもが実に活き活きとスウィングしておりまして、聞いていて単純に楽しいですね~。言ってみればショッピング・モールとかオッサレーなカフェなんかで流れていそうな、都会的センスに彩られた軽快で爽やかな音楽なんですけど、わっちは小難しいジャズなんかよりも、ジャズ・ファンがバカにしそうなこの手の音の方が好きです。

 この盤の音楽的なリーダーはレスマナなんですけど、意外にも自分のプレイを前面に押し出そうなんてところは無くて、一歩引いた立場で他のプレイヤーを生かそうとしているように感じられますね。勿論リーダーですからシッカリとカッコいいソロを取ったりするワケではありますが、音全体をスティーヴ・ハンターのフレットレス・ベースで引っ張らせて、ケン・ジェームズのサックスやヴィンス・ジェノヴァの生ピアノが気持ち良く演奏出来るお膳立てをしているって感じです。何と言いますか、音からもプロデューサー的な資質を垣間見ることが出来る、なかなかに興味深い盤に仕上がっていると思いますよ!

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2016’09.20・Tue

VERA 「AKU RINDU」

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 インドネシアのポップス歌手ヴェラの、1995年のアルバムです。ヴェラなんて歌手は全く見たことも聞いたことも無いんですけど、ネットで検索しても全然情報を拾えませんし、おそらく極めてマイナーな歌手なんだと思います。そんなマイナーな歌手のブツが何故かブックオフの280円棚にあったのですが、そんなブツをブックオフに売る方も売る方なら、買う方も買う方だって感じですかね~。インドネシアのブツってことで短絡的にゲットしてしまったんですけど、元々わっちは東南アジア・ジャンキーですから、見かけたら放っておくワケには行かないのでありますよ。

 というワケで280円棚から救出して来ましたコチラのブツでございますが、コレがまた実にイイじゃないですか!ヴェラさんって歌が上手いワケではないんですけど、親しみやすい愛嬌と切々とした熱意が感じられる歌い口でありまして、わっち好みの歌手なんですよね~。歌声も女性らしい、というか女の子らしいと表現した方が良いかもしれませんが、思わず萌え~っとなってしまうような軽やかでカワイイ声で、思わず頬が緩んでしまいます。まるでわっちの弱い所を見透かしたような歌手ですので、そりゃあ好きになるしかないでしょうよ。一体何者なのか全くわからない素性の知れない人ではありますが、好きになるのに素性も何も関係ありません。好きなモンは好きってことで。

 キラーな歌声だけでも凄い武器なんですけど、この盤は曲も充実しているから厄介(?)なんですよね~。如何にもアジア的なシットリした情緒と切ない情感に溢れる曲が満載で、この歌声にこの楽曲は鬼に金棒と言いますか、天女に羽衣状態なのであります。音楽的には最近のインドネシアポップスみたいな、無国籍なのがインドネシアらしいという感じではなくて、アジア諸地域の底流にある歌謡性を赤い糸で結んだような普遍性のある曲が揃っているんです。アジア歌謡好きには必ず伝わるであろう、とにかくステキな曲ばっかりでありまして、わっちは思わず聞き惚れてしまっているのでございます~♪

 それにしても、ヴェラさんなんて本当に全然誰だか知らない歌手なんですけど、こんな素晴らしい歌手のこんなに素晴らしい盤が人知れず埋もれてしまっているワケですから、やはり音楽大国インドネシアの底力は凄まじいモノがありますよね~。インドネシア音楽の凄さを垣間見たような気になるステキ盤であります。

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