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2020’02.07・Fri

SHERINA 「TUNA」

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 昨日チェリナというエチオピアの歌手を取り上げましたけど、SPOTIFYで検索する時に「CHELINA」を間違えて「SHERINA」と入力してしまったんですよ。そうしたらこの歌手が出て来まして、コレも何かの縁ということでそのまま聞いてみたのでありました。するとこの入力間違い歌手がなかなか良くて、お気に入りになってしまった次第でございます。入力間違いもしてみるモンですね~。

 今回取り上げますシェリナはインドネシアの歌手で、現在29歳だそうです。このアルバムは2013年リリースですので、発売当時は23歳ですか。子供の頃からそこそこのキャリアがある歌手のようですが、詳しいことはよくわかりませんので、インドネシア音楽に超詳しいプランテーションの店長さんに確認しなければなりませんね~。シェリナさんがヤッテいるのは所謂インドネシア・ポップスということになりますが、美メロの曲を丁寧な音作りで丁寧に歌うという、実に真っ当なインドネシア・ポップスに仕上がっていると思います。

 ところで、わっちは前から「殊更にインドネシアらしさを出さないところにインドネシア・ポップスらしさを感じる」みたいな発言を繰り返して来ましたけど、このシェリナさんのアルバムも実にインドネシアっぽいな~という気がします。殊更にインドネシアの民族色を出したりしているワケではなくて、スムーズでオッサレーなシティ・ポップスに仕上がっているんですけど、聞けば一発でインドネシアの音楽だとわかります。特にインドネシアらしさを出そうとしていないはずなのに、メロディにしても節回しにしてもインドネシアらしさ満載の音楽なんですよね~。やっぱりイイですね、インドネシア・ポップス!

 インドネシアのポップスは以前からちょくちょくと聞いて来ましたし、ステキな盤はたくさんありますけど、シェリナさんのコチラの盤も歌の可愛らしさ、曲の良さ、アコースティック・スウィングみたいな音作りの良さ等々、申し分の無い素晴らしい仕上がりだと思います。ウキウキワクワクとノリノリで聞くことが出来る、本当に楽しい作品であります。傑作ですよ、マジで。
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2019’08.26・Mon

YURA YUNITA 「MERAKIT」

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 インドネシアの歌手ユラの、昨年発売のアルバムであります。マレーシアにはユナという似たような名前の歌手がいますけど、わっちはユナよりユラの方がず~っと好きなんですよ。ユナは声が太くてちょいと重苦しいんですけど、ユラは軽快で爽やかですもんね~・・・って、そんなの単なる好みの問題でしかないんですけど。ユナの方が好きという人が多々いらっしゃるのもわかりますし、両者とも優れた歌手であることに間違いはありません。

 ところで前から言っていますけど、インドネシアの音楽業界も他の東南ジア諸国と同じで大変に厳しい状況になっています。メジャー・レーベルがブツを出さなくなった分、何故だかケンタッキー・フライド・チキンがCDを制作してレジ横でチキンのついでに売っている等、いくら日本も音楽不況とは言え、ちょっと考えられないような状況であります。しかしいくら厳しいとは言ってもそこは音楽大国インドネシアですよ、ヤル気さえ出せばいつだって優れた音楽を作ることが出来るんですよね。その証拠が以前取り上げましたマウディの作品だったり、今回のユラのアルバムだったりするのであります。

 とにかくこのユラのアルバム、実にイイ仕上がりであります。ちょいと温故知新的な懐かしい感覚がありますけど、ゆったりと優雅で品があって、アジアらしいしっとり湿った情緒も感じられ、実に正統派のインドネシア歌謡になっていると思いますね~。切々と思いを込めたちょっとだけハスキーな歌声からは、ヒシヒシとソウルが伝わって来ますし。曲も歌も文句のつけようが無い、実に見事な作品だと感じられます。

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2019’07.31・Wed

ZASKIA GOTIK 「GOTIK」

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 インドネシアのダンドゥット歌手ザスキア・ゴティックの2014年のアルバムであります。このアルバムが出た頃は地元では人気沸騰中だったようですが、今年29歳になるザスキアさん、現在の人気はどうなんでしょうか?とりあえずコチラの作品、マリリン・マンソンみたいなジャケがイマイチ聞く気にさせてくれないんですけど、実際は美人さんなんですからもっとマトモな写真を使っても良かったのではないかと思います。まあ内容のイメージを表すと、こんなジャケになるんでしょうけど。

 内容の方は前に取り上げましたアユ・ティンティンのアルバムをより過激にしたと言いましょうか、テクノだかハウスだかユーロビートだかは知りませんけど、何だかワケわからないエレクトロな打ち込み音で作られた怒涛のダンス・ダンドゥットになっていますね。まあダンドゥットは元からダンス音楽ですからコレでイイんですが、おそらくインドネシアの貧しい階層のパーリーピーポーはコレで踊り狂ったことでありましょう。昔のダンドゥットの踊りは妙にクネクネフニャフニャダラダラしていたらしいですが、コレだったらブレイク・ダンスだのヒップホップ・ダンスだのにも合うのではないかと思われます。こういう激しいダンス仕様のダンドゥットというのは、時代の要請で必然的に出て来たのでしょうね、きっと。

 そして肝心のザスキアさんの歌なんですが、パッと聞いたところでは下手っぽく聞こえるんですけど、実はなかなか柔軟な歌を聞かせてくれまして、決して歌唱力は低くないと思います。まあこんなダンス仕様になりますと歌がどーのこーのなんて最早関係無いのかもしれませんけど、日本ではダンドゥットはジックリと聞く音楽ですから、やっぱり聞くに堪えない歌手じゃあダメなんですよ。でもその点ザスキアさんは意外にシッカリ歌える人ですから、そのルックスと相俟って日本でも非常に評価が高い・・・なんて話は一切聞いたことありませんけど、わっちは大好きですよ!

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2019’07.11・Thu

MAUDY AYUNDA 「OXYGEN」

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 インドネシアの女優兼シンガーソングライター、マウディ・アユンダの昨年発売の3枚目のアルバムです。ゴールデン・ウィークにプランテーションでゲットした盤であります。プランテーションの店長さんのお話では、マウディさんはインドネシアでは歌手としても女優としても現在一番人気らしく、このアルバムは以前の作品と比べても段違いに内容が良くなったんだそうです。女優さんだけあってルックスも非常に良くて、わっちなんかはジャケだけでもOKなんですが、お店で試聴させていただいたら内容も実に素晴らしかった為、即座にゲットすることを決めた1枚であります。

 コチラのアルバム、インドネシアで一番人気の人の盤だけあって作りが非常にシッカリしていて、良いモノを作ろうとしているのがよくわかります。まあ言ってみれば普通のポップ・インドネシアではあるのですが、曲の良さといいサウンド・プロダクションの良さといい、本当に充実していると思います。音楽産業が低迷しているとは言え、ヤル気さえあればコレだけ魅力的なモノを作ることが出来てしまうのが、インドネシアが音楽大国たる所以でありましょう。やはりインドネシアって侮れないですね~。

 曲調はポップス、フォーク、R&B等々バラエティに富んでいますが、どの曲も非常にポップで耳馴染みが良く、インドネシアの音楽だの何だの意識することなく普通に心地好いステキなポップスとして聞けるのが、逆にとてもインドネシア的だな~という気がしますね。普遍的なポップスのスタイルから零れ落ちて来る味わいが、何故だか凄くインドネシア的なんですよ。こんなステキなポップスの大半をマウディさん自身が書いているのですから、その才能といいルックスといい実に恵まれた人だな~と思いますね。

 しかもマウディさんの歌が、これまたイイんですよ。声にはポップな楽曲に合った軽やかさがあって、特別に上手いというワケではないものの、とても爽やかで耳に優しい響きがあります。そして内に秘めた情熱みたいなモノも感じられますし、この歌声のお陰で、バラティに富んだ楽曲群がとっ散らからずに統一感を保っているのだと思います。決して女優さんが片手間でヤッテいるようなモノではなくて、現在のインドネシアを代表する歌手の逸品だと言っても良いレベルだと思いますよ!わっちは大好きですね~♪

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2019’06.08・Sat

AYU TING TING 「KAMU KAMU KAMU」

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 インドネシアのダンドゥット歌手アユ・ティンティンの、2017年のアルバムであります。インドネシアではスキャンダラスなお騒がせ歌手として広く知られているようですが、日本での知名度は無いに等しいですね。しかしそんなことよりも、「ルックスから入る」わっちとしましては、これだけの美人さんを放っておくワケには行きません。とにかく見て下さいよこのジャケを!美しいじゃあ~りませんか。まるで私老化防ぎ隊の翼みたいなルックスで、もうそれだけで百点満点のアルバムであります。

「似てますか?」by翼
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 まあこういうアルバムは現物のCDで持っておきたいんですが、こんなモン手に入るはずがありませんので、SOTIFYで我慢するしかありません。と言うか、SPOTIFYで聞けるだけ有り難いことであります。とりあえずはワクワクで聞かせていただきましたアユちゃんのこのアルバム、実に良いではないですか!打ち込みもドラムもシンセも使いまくったゴッチャゴチャな音作りは、「80年代のエルフィ・スカエシのダンドゥットこそ最高!」なんて思っておられる方々の反発を大いに喰らうんでしょうけど、ダンドゥットって元々雑多な要素のゴチャマゼ音楽ですから、コレだって立派な「正統派」ダンドゥットなんですよ、多分。と言うか、ゴチャマゼ音楽に「正統派」もクソも無いんだと思いますけど。

 で、アユちゃんのダンドゥットなんですが、まずは闇雲な勢いに溢れているのがイイですね。とにかく聞く者に有無を言わせないパワーで強引にねじ伏せるという力技が、実に楽しいです。皆さんも想像してみて下さいよ、これだけの美人さんに言い寄られて強引に押し倒される自分の姿を。ほ~ら、それだけでもうアナタはアユちゃんの虜~♪まあそんなことを妄想しなくても、インドネシア的なメロディラインで、熱気と湿度といかがわしい妖しさを撒き散らすこの音楽は、正しく大衆音楽の真実を物語っていると思いますし、普通に聞いても十分に楽しめるのではないかと存じます。

 アユちゃんの歌に関しては、本格派のダンドゥット・ファンは下手だの鼻毛だのと言うかもしれませんが、そんなことは無いです。それ程上手いというワケではないにしても、このルックスに合った妖艶な歌い口で、「らしい雰囲気」を作り上げていると思います。そして多分ですけど、本人はそれを意識して作り上げているのではなくて、天然の水商売的な体質だから自然にそんな雰囲気になってしまうのでありましょう。だから無理して演じているとか、狙って作っているとかいうわざとらしさが感じられないんですよ。そんなアユちゃんに、いかがわしさを撒き散らす妖しいダンドゥットの組み合わせは、まさに最高の相性と言っても良いかと思います。何だか久し振りにめっさステキなダンドゥットを聞いたという気が致します・・・って、つい先日イチェのダンドゥットを聞いたばかりでしたっけ。

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