2016’09.24・Sat

INDRA LESMANA WITH NEBULA 「NO STANDING」

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 ブックオフの500円棚の洋楽コーナーを見ていた時のこと、ジョージ・ジャクソンとかアイシクル・ワークスのブツがあればイイな~とか思いながらGとかIとかのコーナーを見ていると、何だか洋楽では見慣れない名前のブツがありましたのでヒョイと手に取ってみると、な、な、何と、インドラ・レスマナのブツではないですか!インドラ・レスマナと言えばインドネシア音楽界における名キーボード・プレイヤーであり、名プロデューサーですよ。このボログでもレスマナが制作に関わったミアン・ティアラモニタ・タハレアのブツを取り上げた事がありますが、ジャズな要素を取り入れた素晴らしい作品であります。レスマナのことはプランテーションの店長さんにお教えいただいたのですが、その音の素晴らしさに「レスマナが関わっていれば間違いない!」という認識を得るに至ったのでやんす。

 そんなレスマナのリーダー作がコチラなんですけど、発売年を見ると何と1984年。レスマナ18歳の時のアルバムですよ。実際にレコーディングしたのは16歳の時だったらしいですね~。10歳の時にキーボードや作曲を初めて、その6ヵ月後にはプロとして活動を始めたという人ですから、その才能や如何にって感じなんですけど、既にある程度キャリアを積んだ時点でのリーダー作ですから、レスマナに絶対的な信頼を寄せるわっちとしましては、何としても押さえておきたいブツであります~ってことでゲットしたワケでございますよ!多分こんなブツって、どこを探しても見つかりゃしないと思いますし。

 で、聞く前からある程度予想していたんですけど、何を予想してたかって、音楽的にはちょいポップなジャズなんだろうな~って思ってたんですが、聞いてみるとやっぱりそんな感じの音楽ですね。ジャズと言うよりはフュージョンと言った方が良いのかもしれませんけど、わっちにはジャズとフュージョンの違いがよくわかりませんので、別にジャンル名はどっちでもイイです。そんなことよりも、レスマナが作曲した全曲どれもが実に活き活きとスウィングしておりまして、聞いていて単純に楽しいですね~。言ってみればショッピング・モールとかオッサレーなカフェなんかで流れていそうな、都会的センスに彩られた軽快で爽やかな音楽なんですけど、わっちは小難しいジャズなんかよりも、ジャズ・ファンがバカにしそうなこの手の音の方が好きです。

 この盤の音楽的なリーダーはレスマナなんですけど、意外にも自分のプレイを前面に押し出そうなんてところは無くて、一歩引いた立場で他のプレイヤーを生かそうとしているように感じられますね。勿論リーダーですからシッカリとカッコいいソロを取ったりするワケではありますが、音全体をスティーヴ・ハンターのフレットレス・ベースで引っ張らせて、ケン・ジェームズのサックスやヴィンス・ジェノヴァの生ピアノが気持ち良く演奏出来るお膳立てをしているって感じです。何と言いますか、音からもプロデューサー的な資質を垣間見ることが出来る、なかなかに興味深い盤に仕上がっていると思いますよ!
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2016’09.20・Tue

VERA 「AKU RINDU」

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 インドネシアのポップス歌手ヴェラの、1995年のアルバムです。ヴェラなんて歌手は全く見たことも聞いたことも無いんですけど、ネットで検索しても全然情報を拾えませんし、おそらく極めてマイナーな歌手なんだと思います。そんなマイナーな歌手のブツが何故かブックオフの280円棚にあったのですが、そんなブツをブックオフに売る方も売る方なら、買う方も買う方だって感じですかね~。インドネシアのブツってことで短絡的にゲットしてしまったんですけど、元々わっちは東南アジア・ジャンキーですから、見かけたら放っておくワケには行かないのでありますよ。

 というワケで280円棚から救出して来ましたコチラのブツでございますが、コレがまた実にイイじゃないですか!ヴェラさんって歌が上手いワケではないんですけど、親しみやすい愛嬌と切々とした熱意が感じられる歌い口でありまして、わっち好みの歌手なんですよね~。歌声も女性らしい、というか女の子らしいと表現した方が良いかもしれませんが、思わず萌え~っとなってしまうような軽やかでカワイイ声で、思わず頬が緩んでしまいます。まるでわっちの弱い所を見透かしたような歌手ですので、そりゃあ好きになるしかないでしょうよ。一体何者なのか全くわからない素性の知れない人ではありますが、好きになるのに素性も何も関係ありません。好きなモンは好きってことで。

 キラーな歌声だけでも凄い武器なんですけど、この盤は曲も充実しているから厄介(?)なんですよね~。如何にもアジア的なシットリした情緒と切ない情感に溢れる曲が満載で、この歌声にこの楽曲は鬼に金棒と言いますか、天女に羽衣状態なのであります。音楽的には最近のインドネシアポップスみたいな、無国籍なのがインドネシアらしいという感じではなくて、アジア諸地域の底流にある歌謡性を赤い糸で結んだような普遍性のある曲が揃っているんです。アジア歌謡好きには必ず伝わるであろう、とにかくステキな曲ばっかりでありまして、わっちは思わず聞き惚れてしまっているのでございます~♪

 それにしても、ヴェラさんなんて本当に全然誰だか知らない歌手なんですけど、こんな素晴らしい歌手のこんなに素晴らしい盤が人知れず埋もれてしまっているワケですから、やはり音楽大国インドネシアの底力は凄まじいモノがありますよね~。インドネシア音楽の凄さを垣間見たような気になるステキ盤であります。

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2016’08.21・Sun

ROSSA 「ROSSA」

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 インドネシアのポップス歌手ロッサの、2008年のアルバムです。先日の関西旅行で心斎橋のブックオフの280円棚で発見致しました。こういうブツが280円棚にあるなんて、流石に心斎橋ですね~。嬉しゅうございます~♪ロッサってインドネシアでは言わずと知れた大スター歌手ですが、日本では全然知られていないのが残念ですね。日本でインドネシア音楽と言えば、まずはダンドゥットかクロンチョンですから、ロッサなんて切り捨てられてしまうんでしょうね~。日本でちょっとは知られているポップス歌手は、アンディエンとかメリーぐらいでしょうか?(イヤ、どっちも超マイナーですね)

 それにしてもロッサですよ!偶然発見したこの盤ですが、ロッサのアルバムですから悪いはずがありません。と言うか、良いに決まっています。だってロッサですよ、ロッサ。2004年盤の「KEMBALI」で初めてロッサを聞いて以来わっちはファンなんですけど、何が良いかって、まずは愛嬌のある顔がカワイイ!とりあえず「ルックスから入る」わっちのようなケーハクな人間にはピッタリの歌手であります。そしてついでに(?)歌が上手い!昼ドラに使われそうなマイナー調の湿ったアジアンな感覚溢れる美メロを切々と歌うその様は、まさにアジアン・ソウル歌手であります。歌声もちょっと湿り気があって美しいですしね。聞き惚れてしまいますよ、マジで。

 この盤はそんなロッサによるロック色のが強い歌謡になっておりまして、切々と魂を込めて歌う姿に変わりは無いものの、その歌はしっとり湿った美メロ歌謡だけではなく、激し目のロック歌謡にも十分にフィットするんですよね~。基本的にロッサってどんなタイプの曲でも歌える人ではありますが、ロック調の激しいロッサというのもなかなか良いモノであります。なかなかに幅の広い歌手でありまして、わっちは惚れ直してしまいましたね~。この盤はロック色の強い歌謡に仕上がっているとは言え、お得意の(?)しっとり湿った美メロ歌謡も入っていますから、1枚でロッサの幅広さを聞くことが出来るおトク盤~♪

 しかしこんなにステキな歌手なのに、最近は全く名前を聞くことがありません。メジャー契約をしていた歌手が次々と契約を切られている(自分から切っている?)状況ですし、アレだけの音楽大国だったインドネシアですけど、今後は一体どうなってしまうんでしょうか?インディーズ・シーンは相変わらず元気なようですが、メジャーなレーベルが全然ダメですし、こうなって来るとロッサみたいなメジャーなスター歌手が音楽で生き残って行くことなんて、もはや出来ないのかもしれませんね。実際はどうなのかわかりませんけど、何だかか複雑な気分になってしまいますね~。とりあえずロッサさん、ブツを出してね!

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2016’08.20・Sat

NIKE ARDILLA 「SANDIWARA CINTA」

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 インドネシアのロック歌手ニケ・アルディラの1995年のアルバムであります。ニケさんって1975年生まれなんですけど、1995年に19歳の若さで交通事故で亡くなってしまった伝説の歌手ですね。インドネシアでは絶大な人気を誇ったらしく、このブツは5百万枚以上売れたらしいです。インドネシア歌謡史上最も売れた歌手なんだそうですが、生きていればまだ41歳、現役バリバリで歌い続けていたんじゃないでしょうか?

 実はわっちはニケさんのことはこのブツをゲットするまで全く知らなくて、ブックオフの280円棚でたまたまこのブツを見つけまして、「何か知らんけどインドネシアの歌手だから聞いてみようか」ということでゲットしてみたのでありました。実際に聞いてみますと、情熱的に歌い上げるバラードロックみたいな音楽でありまして、実にイケてるのでありますよ。歌声の感じでは随分若い歌手のように聞こえまして、もしかして十代半ば位の歌手なのかな~と思いました。ルックスも結構イケてますし、これはちょっとニケさんについて調べてみる必要があるな~と思って、わっちにしては珍しくわざわざパソコンで検索してみて、上記の通り若くして亡くなった大人気歌手ということを知った次第なのであります。

 ぶっちゃけ言いますと、この歌で一体何故そこまで人気があったのかはよくわからないんですけど、女優としても活躍していたらしいですから、歌手としての実力だけではなくて女優としての人気も相俟って、国民的スターとなったんでしょうね。現在の日本の芸能界で例えるなら、わっちの大好きな佐々木希たん…って、演技も出来なければ歌もド下手やん!比較対象を間違えました。あ、別にどうでもいいんですけど、佐々木のんたんって歌はもうやめたのかな?わっちはのんたんのド下手な歌が好きでたまらないんですけどね~・・・なんて、ニケさんと何の関係も無い話ですね。失礼致しました~♪

「下手で音痴で悪かったわね!」byのんたん
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 ニケさんがヤッテいる音楽はスロー・ロックとでも言いますか、ロックなバラードと言いましょうか、まあそんなタイプの音楽なんですけど、聞くところによるとインドネシアではこの手のスローなロックが一大人気ジャンルを形成しているらしいんですよね~。ただ、ロックとは言っても英米のモノとは違っていて、どの曲からもどうしようもなくインドネシア的感覚が漂っているのが大きな特徴でしょう。このインドネシアらしさがシッカリとあるからこそ、ニケさんはインドネシアの若者を代表する存在として大きな人気を博したのでしょうね~、本当のところは知りませんけど。

 別にどうでもいい話ですけど、日本ではインドネシア音楽と言えばダンドゥットとクロンチョンばかりもてはやされますが、ニケさんみたいな音楽があることを知っておくのもイイんじゃないでしょうかね~。コレこそインドネシアを代表する大衆音楽ってことで。まあ面白いと感じるかどうかは別として、音楽大国インドネシアには本当に色々な音楽があるってことを実感する為にも・・・って、別に実感する必要なんて無いか。そもそもインドネシア音楽に興味がおありの人自体が、めっさ少ないですからね~♪

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2016’08.19・Fri

AB THREE 「NYANYIAN CINTAMU」

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 インドネシアの女性3人組コーラスグループ、ABスリーの1999年のアルバムです。ブックオフの280円棚で見つけたのですが、確かこのブツ持ってたな~と思いつつも、もし持っていなくて買い逃してしまったらマズイので、とりあえずはゲットしてみました。そして家に帰ってCD棚を見てみると、やっぱりありました・・・。う~む遺憾な。既に持っているブツを買ってしまうのって、コレで何回目かな~。まだ10回は無いんですけど。

 少々ヘコみつつもこのブツをウォークマンに落として聞いてみたところ、「うおーっ、コレめっさエエやんけ!」などと思ってしまいました!以前聞いているはずなのですが、こんなに素晴らしいのに全く印象に残っていないのが不思議。もしかして、買って安心して聞いていないパターンか?とか思ったりもするのですが、まあコレだけ内容が良いなら別にそんなことはどうだっていいです。何がそんなに良いかって、まずはこの優しくて涼やかな歌声のコーラスワークが素晴らしいじゃないですか。サザンソウルのクワイエット・エレガンスやボサノバのクァルテート・エン・シーとかとも違う、アジアンな湿った感覚と底抜けの明るさが同居するコーラスワークは、まさに極楽気分を演出してくれるのでありますよ。うーむ、素晴らしい!

 そして曲がこれまた素晴らしいモノが揃っているんですよね。アジアンな情緒溢れるメロディもあれば欧米ポップス的なのもあるんですけど、どれも美メロばかりでめっさ和んでしまうんですよ。流石に音楽大国インドネシアって感じですかね~。3曲目の「SONG OF THE EARTH」なんて、聞いたら思わず涙が出ますよ美し過ぎて♪イヤ~、浸ってしまいますねマジで。何だか久~し振りのインドネシア歌謡なんですけど、やっぱりわっちはこの辺りの音楽が心底好きなのかな~って再確認致しました。イイねインドネシア!インドネシアの音楽も棚から引っ張り出して、色々と聞き直してみようかと思った今日この頃なのでやんす。まあその前に、既に持っているブツをゲットしないようにしなければ・・・。

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