『MANDALA JATI 「耽美と陶酔のガムラン」』
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 東南アジアの民俗音楽と言えば、すぐに思いつくのがガムランかと思います。ガムランって何?という人であっても、聞けば「ああ、これがガムランか」とすぐにわかると思います。民俗音楽の中でも、ガムランはかなりメジャーな方ではないかと思います。何だかよくわからないけどとりあえずガムランのCDを持っている、という人は結構いらっしゃるのではないかと思います。


 実は私もそのような人間の一人でありまして、何だかよくわからないけれどもガムランのCDは数枚持っています。その中で一番最初に買って、一番気に入っているガムランのCDが、マンダラ・ジャティのこの「耽美と陶酔のガムラン」です。このCDをゲットしたのは、大学に入ったばかりの頃だったかと思います。どこがどう良いのかはよくわかりませんでしたが、あまり派手ではなくて非常にいい感じのガムランだと思いました。ガムランと言えば、突然物凄く派手な音を出して聞く者をビックリさせるようなものだと思っていた当時の私には、とても意外な音でした。


 聞く者を派手な音で驚かせるガムランはゴン・クビャールと言われる種類のものですが、こちらはハッキリ言って何が面白いのか、私にはよくわかりません。コン・クビャールのブツは何枚か持っていますが、何がどう違うのかさっぱりわかりませんし、じっくりと耳を傾けたいという気にもあまりならないんですよね〜。


 ゴン・クビャールに対して、ここで聞けるのはスマルプグリガンと呼ばれる類のもので、王族なんかが寝る時に演奏される静かなガムランだと聞いたことがあります。ガムランなんてみんな同じに聞こえる、なんて思っていた私には、非常に新鮮でしたね〜。静かなガムラン、素晴らしいではないですか。夏の昼寝なんかのお供にお薦めであります。個人的には夏の定番アイテムでやんす。


 アジアンな気分を味わいたい昼下がりや夜の寛いだ時間には、梅酒なんかを飲みながら聞きたい音楽ですね〜。まあそんな聞き方をしていると言うと、「ガムランを冒涜している!」などと仰るお堅い方もおられるかもしれませんが、とりあえずは気軽に雰囲気を味わうという聞き方があっても良いかと思います。難しいことはもっと好きになってから、ということで。


あと、今回は試聴の貼り付けは無しです。スマルプグリガンを見つけることができませんでしたので。
【2008/08/20 23:00】 インドネシア | トラックバック(0) | コメント(0) |
『O.S.T. 「MENDADAK DANGDUT」』
ダンドゥット2


 昨年福岡で開催されたアジアフォーカス福岡国際映画祭というものがありまして、そこで見た映画が、06年のインドネシア映画「MENDADAK DANGDUT」(邦題:いきなり、ダンドゥット)であります。タイトルに「ダンドゥット」と付いている映画ですから、見ないわけにはいきません。当然の如く見て参りました。


 観客は意外なほど多く、普通の大きさの映画館に8割方入っていたと思われます。おそらく殆どはダンドゥットなんて知らない人達だっただろうと思いますが、そんなことには関係無く十二分に楽しめる、笑いあり涙ありの大変に面白い映画でありました。上映終了後は一斉に拍手が沸きあがるという、非常に珍しい光景を目にすることもできました。それだけ誰にでも楽しめる映画だったと思います。もちろん映画だけでも十分に楽しかったのですが、私としては当然音楽にも耳がいってしまうわけで、特に映画のラストに流れる曲の感動的な響きには、思わず涙が溢れそうになりました。


 それからこの映画のサントラ盤を探していたのですが、当然の如くなかなか見つからず、最後の砦であるプランテーションの店長さんに問い合わせたところ、CDは特注になるけれどもカセットなら在庫ありとのことでしたので、私にしては非常に珍しくカセットテープをゲットしました。ただし、ジャケ写はCDのものを使ってます。


 主演のティティ・カマル(TITI KAMAL)は、歌は全然上手くないのですが、映画の中では非常にいい感じに聞こえますし、じっくりカセットを聞いてみると映画の色々な場面が思い出されて、なんだかとても感慨深いものがあります。ダンドゥットではない歌も入っているのですが、映画を見ていれば何もかもが良いと感じてしまうんですよね〜。うーむ、素晴らしい。


 文句を言うとすれば、カセットの録音レベルが非常に低いことでしょうか。ボリュームをめちゃめちゃ上げないと、音が聞こえないんですよね。こうなってくるとやはりCDで聞きたいという気がしてきます。カセットであっても音が聞けるだけありがたいわけではありますが、CDも出ている以上はCDをゲットしたいという欲が出てきてしまいますね。さてさて、CDを買うかどうか、思案のしどころであります。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
【2008/02/08 23:43】 インドネシア | トラックバック(0) | コメント(3) |
『RUTH SAHANAYA 「YANG KURINDUKAN」』
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 マリーナ号さんのブログで知ったのですが、インドネシアのクリスチャンによるキリスト賛歌のことを「ロハニ」と言うそうです。これはインドネシアの歌手、ルース・サハナヤの01年のアルバムですが、どうやらこのブツは「ロハニ」のようであります。ロハニという音楽を聞くのはこれが初めてなのですが、このアルバムが標準的なロハニなのかどうかは全くわかりません。


 ルース・サハナヤという人は、米国黒人歌手のような図太い声を張り上げて歌う歌手で、歌い方としてはあまり好きではないのですが、これがインドネシアのゴスペルみたいなものだと割り切って聞いていると、意外にいい感じに聞こえてくるのが不思議。曲自体もあまりインドネシアっぽくなくて、あまり特徴の無いフツーのポップス風だから聞きやすいということが言えると思います。ロハニというのは特徴的な要素を持った音楽ではなく、音楽的にはごくフツーのポップスで、歌っている内容がキリスト賛歌というだけのことなのかもしれません。だからダメ!などということはなくて、誰にでも親しめる作りなのがよろしいかと思います。もしかしたら、誰にでも親しみやすいようにワザとフツーのポップス風に作るというのがロハニの戦略なのかもしれませんが、本当のところはどうなのでしょうか?


 個人的には、キリスト賛歌だからと言って、特に宗教的な崇高さとか純粋さを感じたりはしません。サハナヤさんの歌からも、宗教的なものだから余計にソウルが込められているとか、神懸り的に良い歌になっているなどとは感じられません。宗教云々は全く抜きにして、歌える歌手がしっかり歌っている、ただ単純に良い音楽だと感じられます。キリスト教徒ではない私にも、しっかりと歌心は伝わってくる、素直に良いと思える歌の数々が、ここには収められています。


 とりあえずロハニという音楽、他にも色々聞いてみないとどういう音楽なのかはよくわかりませんが、個人的にこのアルバムは、良い歌手が良い曲を歌っているという意味で、フィリピンの歌える女性歌手のアルバムを聞いているような感覚でありました。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
【2008/02/04 23:39】 インドネシア | トラックバック(0) | コメント(3) |
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