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2019’07.09・Tue

CHEIKH SIDI BEMOL 「GOURBI ROCK」

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 在仏アルジェリア人シェイク・シディ・ベモルの、2007年のアルバムであります。プランテーションの店長さんのオススメでゲットした1枚であります。在仏アルジェリアンと言えばラシッド・タハだったり、シェブ何ちゃらみたいなライ歌手が色々いますけど、シディ・ベモルなんて人もいるんですね。店長さんの話ではその筋ではかなり有名な人らしいんですが、わっちは全然知りませんでした。普通ならおっさんのCDなんて買いませんけど、このブツは胡散臭いイラストジャケが気になって、思わず手が出てしまいました。

 ヤッテいる音楽はガッツリとロックを取り入れたシャアビって感じでありまして、ラシッド・タハなんかに通じる部分がありますが、この人はロック度合いが非常に高いですので、普通に欧米のロックを聞き慣れた耳にもかなり聞きやすいと思われます。また、シャアビって野卑でガラッパチな相当にクセが強い歌を聞かせる音楽ですけど、このおっさんの場合は適度にガラッパチという感じで、シャアビにしてはかなりマイルドなタイプですので、それも聞きやすさに繋がっているかと思います。言ってみれば、バリバリにシャアビの人がロックを取り入れたというよりは、ハードなブルース・ロックの人がシャアビの要素を取り入れたという感じですから、わっちみたいなシャアビのシロートにも抵抗無く楽しく聞けるのではないかと。

 まあシャアビなんて聞いたことが無い人からすれば、このおっさんの音楽でも十分にクセが強烈だと思いますけど、このジャケットによく表れているように、ホンモノなんだかパチモンなんだかわからない胡散臭さを楽しめばイイんじゃないでしょうか。でも音自体はかなりカッコ良くて、サマになっていると思いますよ!何にしても彼の地には変な連中がまだまだ沢山いるんだろうな~と思わせてくれる、なかなかにステキなクセモノ盤であります。
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2019’04.09・Tue

MAJIDA EL ROUMI 「GHAZAL」

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 わっちの大好きなレバノンの歌手マージタ・エル・ルーミー(以下るーみん)の、2012年のアルバムであります。るーみんの歌なんて随分久し振りですが、SPOTIFYで色々と検索しまくっていたらヒットしてしまったんですよね~。嬉しい!アラブ歌謡の歌手の中では多分一番好きな歌手ですし。今回のアルバムは「ガザル」となっていますけど、インドのパンカジ・ウダースとかパキスタンのヌスラット・ファテ・アリ・ハーンなんかがヤッテいたガザルと同じなのか何なのかは、全くわかりません。

 しかしそんなことよりも、まずはこのポップな楽曲群ですよ。ジャズを大々的に取り入れたアラブ歌謡って感じで、とにかく聞きやすいですし楽しいんですよね~。わっちのアラブ歌謡聞き始めは、ウム・クルスームとモハメッド・アブドゥル・ワハーブだったというのは以前に何度も書いた事がありますけど、あまりにワケわからない本格的なアラブ歌謡でしたので、当初はアラブ歌謡にスッカリ苦手意識を持ってしまったのでありました。でも、もしるーみんのこのアルバムあたりがアラブ歌謡聞き始めだったら、一発でアラブ歌謡を好きになっていたんじゃないかと思います。どう聞いてもアラブ歌謡ではありますが、ジャズっぽさを大々的に取り入れた音楽性はやっぱり実に親しみ易いんですよね~。アラブ歌謡入門編には最適かと思われます。

 そしてこれまた素晴らしいのが、るーみんの歌唱ですよ。茶目っ気やユーモア感覚がある優しい歌い口は、るーみんならではのモノですね。アラブ歌謡の超大物でありながらも、誰をも拒む事の無い間口の広い親しみ易さは、実にステキだと思います。まあファイルーズなんかも親しみ易い音楽をヤッテはいますけど、歌い口は「神秘の歌姫」って感じですから、味わい的にはるーみんとは正反対ですよね?ファイルーズも勿論素晴らしいんですけど、個人的には断然るーみん派ですね~。

 というワケで、やはりるーみんはいつ聞いても最高です。まあ日本のワールド・ミュージッカーの間で、るーみんが話題になることなんてほぼ無いかと思いますが、アラブ歌謡に興味がおありなら、是非聞いておきたい歌手だと思います。

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2018’07.01・Sun

CDの山の中に埋もれていたブツ~MASSA BOUCHAFA 「BEST OF」

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 ブックオフの280円棚で発見した盤ですが、一体何者なのかはわかりません。何だか面白そうなのでゲットしたみたのですが、ババア歌手なのであまり聞く気にならずにそのままCDの山の中に埋もれてしまいました。この人の名前はマッサ・ブシャファと読むのかどうかは知りませんし、一体どこの歌手なのかも不明ですけど、昔の打ち込み全盛時のライっぽい音作りですので、多分アルジェリア辺りの人なんだと思います。ジャケ裏にシェブ・ハスニなんかの盤の宣伝がありますし。だからってこの音楽はライとは全然違うと思いますが、何という音楽なのかは存じません。

 それにしてもですよ、打ち込みで作られた安直な音と、アラブ系にしてはコブシ回しが控え目な歌の組み合わせが意外にポップで、結構楽しく聞けるんですよ。まあどの曲を聞いても同じと言いますか、恐るべきワンパターンって感じの怒涛のダンス音楽がひたすらぶっ放されるワケでございますが、このダンス機能に徹した金太郎飴的なところが実に面白くてステキであります。徹頭徹尾単調なところが逆に潔くて、わっちは好きですね~。下手に歌を聞かせようとするライとかよりは、こっちの方が良いと思います。

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2016’12.04・Sun

酩酊音楽酒場~NOSTALGIQUE EGYPTE

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 みなさん今晩は~。ヒワイイ大使のななみーですよ~♪今回の「酩酊音楽酒場」で取り上げるのは、日本では昨年発売されましたエジプト音楽の編集盤で、邦題は「在りし日のエジプト1925~1960」ですよ~。全17曲入りのこの盤、冒頭のウム・クルスームからアブデル・ハリム・ハフェーズ、ファリド・エル・アトラシュ、モハメッド・アブドゥル・ワハーブ、アスマハーン等々の超大物達もシッカリと収録されていて、とても興味深い盤になっていますね~。バカころんが昨年末にブックオフで見つけて来たんですけど、あのバカが取り上げるのを忘れていて、今頃になって私に渡して来たんですよね~。あ~、これだからバカは困るわね~。

 ところでエジプトとかのアラブ圏で活躍していた昔の歌手の盤というと、ワールド系ファンには「CLUB DU DISQUE ARABE」から復刻されていたシリーズが有名だと思います。あのシリーズが出ていたのは80年代終わりから90年代に掛けてだったようですが、ブツ屋のバーゲン箱の常連さんだったそのシリーズのブツを、バカころんも随分色々とゲットしたらしいです。でもアラブ音楽に苦手意識があったバカころんは、折角多々ゲットしていたそのシリーズの盤を次々に手放してしまって、今は殆ど手元に残っていないそうです。「今考えてみれば、本当に勿体無いことをしてしまいました」なんて言っているバカころん、本当にバカだと思います。今ではDISQUE ARABEのブツなんて全く見かけませんしね~。

 まあ済んだことをゴチャゴチャ言っても仕方ないんですけど、DISQUE ARABEシリーズを体験出来なかった私としましては、この「在りし日のエジプト」みたいな編集盤ってとっても有り難いんですよね~♪私もアラブ音楽ってそんなに得意なワケじゃありませんし、何枚も盤を聞くよりも厳選された曲を聞ける編集盤の方がお手軽に色々な歌手を体験出来ますから。ここには超大物も全然知らない歌手(私が知らないだけ?)も収録されていますけど(歌無しのインストもあるけど)、どの歌手もとっても伸び伸び活き活きした感覚があって、本当に魅力的ですね!他の曲も聞いてみたいな~って思う歌手が何人もいまして、こういう編集盤って聞く者の興味をそこから広げるって使命を持っていると思うんですけど、その意味では私にとってこの盤は使命を全うしているって言えますね!

「使命全う盤ですよ!」byななみー
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 それにしてもここで聞けるエジプト歌謡の数々って、本当に優雅で気品に溢れていますよね~。庶民感覚溢れるガラッパチなアルジェリアのシャアビなんかとは対照的って感じで、流石にエジプトって高度に洗練されたアラブ歌謡の本場なんだな~って実感しますね。まあ別にどっちが優れているってことではなくて、シャアビもエジプト歌謡もそれぞれに魅力があるんですけど、西洋音楽の要素を取り入れつつあまり派手にならないオーケストレーションをバックにしたこの盤の曲の数々は、今の時代のアラブポップスよりも親しみ易いんじゃない?って気がしますね~。単純に良い曲、良い演奏、良い歌が聞けますし、とにかくこの時代のエジプト音楽をもっと聞いてみたい、そんな気持ちにさせてくれるE気持ち盤ですよ♪


 以上、昔の魅力的なエジプト歌謡を取り上げてみました、「酩酊音楽酒場」でした!DJは私、ヒワイイ大使のロリロリ担当ななみーがお送りしました。それじゃあ、またね~♪

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2015’11.15・Sun

GOLPA 「BARGE SABZ」

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 先日ブックオフにて500円でゲットしました、みんな大好きイランの大歌手ゴルパ(以下ゴルパっちょ)の、1994年盤であります。実際の録音が94年なのかどうかは知りませんし、もしかしたらもっと前の録音なのかもしれませんけど、まあ細かい事はどうでもイイでしょう。そんなことよりも、まずはゴルパっちょのブツをゲット出来たというのがめっさ嬉しいです!まあゴルパというの名前を知ったのは、おそらくゴルパっちょをご存知の方の大部分はそうだと思いますけど、中村とうよう氏を通じてであります。まあわっちは中村氏を毛嫌いしているんですけど、色々な歌手達と引き合わせてくれた人でもありますので、毛嫌いと同時に感謝の気持ちも持っております…なんて、本当は言いたくないんですけど。ヤツの左翼的で高圧的なところが大嫌いですので…。

 わっちが初めてゴルパっちょの歌を聞いたのは、中村氏が編集された「世界こぶしめぐり」という盤なんですが、そこで聞ける超絶的な歌唱にめっさ衝撃を受けまして、それ以来「ゴルパっちょの単独CDが欲しいな~」なんて思っていたワケでございますよ。しかし九州の片田舎でそんなブツをゲット出来るはずもなく、すっかりと諦めて早幾年、先日スキャンダルの映画を見に行ったついでに寄ったブックオフで奇跡的にゲット出来たというのは、前に書いた通りでございます。しかもコレともう1枚ですから、喜び倍増って感じでございます~♪

 ゴルパっちょの超絶的な歌はタハリール唱法と呼ばれるモノなんですけど、タハリールはヒバリですから、ヒバリのさえずりのような歌というワケでございます。まあそう言われても聞いたことが無い方は何のこっちゃ意味不明かと思いますけど、大雑把に言えばヨーデルみたいに裏声と普通の歌声を行ったり来たりする歌い方であります。そう言われてもイメージは湧かないかと思いますが、コレばっかりは実際に体験して驚いていただかないことにはですね~。ゴルパっちょのタハリールは人間業とは思えない凄まじく精緻な超絶技巧ですので、衝撃を受ける方も多々いらっしゃるのではないかと思います。まあ音楽的にはアーヴァーズと呼ばれるフリーリズムの声楽ですので、気軽に楽しめるタイプの音楽ではないんですけど、こういう音楽もあるってことで知っておくのも良いのではないかと。

 まあテキトーなわっちには相性がよろしくないタイプの音楽ではあるのですが、何故かゴルパっちょの歌はわっちの耳にもシックリと馴染みまして、心静かに落ち着く音楽として無責任に楽しませてもらっております。この盤には30分近い曲が2曲入っているんですけど、何だかよくわからない語りの部分も含めて実にイイ雰囲気でありまして、ついつい一気に聞き通してしまうんですよね~。タイプは違いますけど、わっちの中ではM.S.スブラクシュミやヌスラット・ファテ・アリ・ハーンなんかと並ぶ魅惑の眩惑音楽でありまして、わっちは大好きですね~♪

あと、やっぱりYOUTUBEが使い物になりませんので、試聴の貼り付けは無しでやんす。

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