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2018’07.10・Tue

CDの山の中に埋もれていたブツ~3 CON MEO 「TUOI MONG MO」

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 ベトナムの男女混合クループ、バー・コン・メオ(と読むのかどうかは知りません)の、2000年のアルバムであります。ベトナムで男女混合のグループって極めて珍しいかと思いますが(男女のソロ歌手同士がデュエット盤を出すのはよくあります)、どんな感じなのか興味津々でゲットしたブツであります。その割には速攻でその存在を忘れて埋もれてしまったワケでございますが。あ、これは推測ですけど、3 CON MEOというグループ名は、もしかしたら3人の女子に男1人という意味なのかもしれません。何だかそんな気が致します。

 で、一体いつゲットしたのかもよく覚えていない盤でありますが、とりあえずは聞いてみますと、何ともとっ散らかった感じの仕上がりですね。軽薄なポップスかと思ったら、本格派のしっとり歌謡だったり歌謡曲的なロックだったり、突然全員で軽快な美メロポップスを歌い上げてみたり、一体何が何だかよくわからない連中であります。総称してベトナム・ポップスと呼ぶ音楽であることには間違いないんですが、とっ散らかった曲調を歌いこなせるほどの歌唱力があるワケではありませんので、何とも中途半端な連中だな~って感じですね。なかなかのヘッポコ・グループだと思います。
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2018’07.05・Thu

CDの山の中に埋もれていたブツ~THANH THAO 「EM VAN CHO」

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 ベトナムの歌手タイン・タオの、多分2001年のアルバムであります。ジャケに「VOL.2」の表記がありますので、2枚目のアルバムなんでしょう。タイン・タオと言えば、2006年にテクノ民歌というビックリ仰天の盤を出してベトナム音楽ファンの度肝を抜いた歌手ですが、そんなことを覚えておられる方なんていらっしゃらないでしょうね~。このアルバムはまだ2枚目ということもあって、それほど奇抜なことをヤッテいるワケではありませんが(ヤリたくても出来なかった?)、ロック的なのかポップス的なのか、それともしっとりベトナム歌謡的なのか、分裂症的に色々なタイプの曲をヤッテいるところに、既に変人奇人としての姿が見え隠れしているような気がしますね。

 何にしても変わった歌手であることに間違いはありませんが、アルバム2枚目にして色々な曲をそれなりに歌いこなしている所に、この人の面白さがあると思います。めちゃくちゃに上手いという歌手ではないんですけど、曲の雰囲気に合わせた歌い方が出来る人であります。なかなかのクセモノですし、聞く価値は十分にあるかと思いますよ!

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2018’07.03・Tue

CDの山の中に埋もれていたブツ~HA TRAN 「BAN NGUYEN」

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 げげ、ハー・チャンのブツがCDの山の中に埋もれているなんて、わっちは一体何をしているのでありましょうか?ベトナムでも屈指のプログレッシヴな音楽を作っているハー・チャンのブツを埋もれさせるなんて、ド馬鹿としか言いようがありませんね~。コチラの盤は昨年の5月に大阪は心斎橋のプランテーションにてゲットしたブツなのですが、店長さんが「ちょっと独特過ぎるのでオススメしにくいんですよ」とおっしゃっていました。しかしわっちはチャン・トゥ・ハー時代からハー・チャンのファンですので、「わっちは好きなのでやんす!」ってことでゲットしたのでありました。それなのに埋もれてしまったんですよ。ホンマ、アホですわね~♪

 1年振り位に出て来たこの盤でありますが、店長さんが「独特過ぎる」とおっしゃっている音楽性が、実に素晴らしいんですよ!音的には奥行きと立体感があるダイナミックな作りのロック・サウンドで、ピーター・がぶり寄りとかジェネシスなんかを思わせる部分が多々あります。音楽的にはブルースの影響がかなり強いダークなロックなんですが、ちょいとエキセントリックな感覚があるハー・チャンの歌がバックの音に全然負けていないんですよね~。バックの音だけなら欧米のダークなハードロックに聞こえるかと思いますが、どうしようもなくベトナム的な味を持っているハー・チャンの歌が入って来ると、いつも通りのハー・チャン流ベトナム・ロックになるのであります。う~む、やっぱりハー・チャンは素晴らしいです!

 それにしても、何度も言いますけど、こんな盤を埋もれさせてしまうなんてわっちは一体何をヤッテいるのでありましょうか?まあこのあまりに独特な世界を受け入れられない人は多々いらっしゃるかと思いますけど、ベトナム・ロックの凄まじい完成度とレベルの高さを実感することが出来る1枚であります。表記がありませんので一体いつ発売された盤なのかは知りませんが、昨年のベストの対象盤だったとしたら、間違い無くベスト10に入って来るような作品であります。

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2017’12.11・Mon

ルー・フィン・チャウ 「スター誕生 + 2」

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 ブックオフではない中古盤屋をツラツラと物色していた時のこと、「ルー・フィン・チャウ」とカタカナで書いてある名前の歌手のCDが飾ってあるのを発見しました。トリンドル玲奈に似たジャケのブツを手に取ると、「ベトナム出身の歌手」なんて書いてあるではありませんか!日本で活躍したベトナム出身の歌手?そんな歌手がいたなんてコレっぽっちも全く記憶にございませんが、めっさ面白そうですので聞かないワケには行きませんよね~。お値段は1800円と猛烈にお高かったのですが、思わずゲットしてしまいました~♪昨年発売された全12曲入りのコンプリート盤らしいです。

 ルー・フィン・チャウは1982年に「スター誕生」という番組で歌手デビューを果たしたらしく、このアルバムでは谷村新司が殆どの曲を書いてプロデュースまでしています。ルーフィンさんが日本でデビューした経緯ですが、ベトナム戦争の影響でサイゴンを脱出し、マレーシアの難民キャンプを経て来日。元々芸能一家だったこともあって日本で歌手を目指し、「スター誕生」のオーディションに合格してデビューに漕ぎ着けたということらしいです。1982年のデビュー時はまだ16歳でしたが、日本での歌手活動は1年間だけだったようです。その後の行方はよくわからないんだそうな。う~む、本当の幻の歌手ですね~。そんな幻の歌手のこの音源、超貴重だと思います。

 この盤にはまだ少女だった頃のルーフィンさんの歌が収録されているワケですが、その歌声を聞けばそんな年頃の少女が歌っているとはとても思えません。アイドル扱いだったようですが、アイドルとしては異例な位に声が低くて太く、しかもちょいとハスキー。顔はまだ幼くても歌は既に大人なんですよね~。歌っているのはもちろん日本語の歌謡曲なんですが、ルーフィンさんの歌には湿度の高いドロっとした情念と翳りが感じられると言いますか、まさに正しくベトナム的な情念歌謡の系譜を継いでいる歌手だと感じられるんですよ。歌っているのは日本の歌謡曲でも魂はシッカリとベトナム人という、極めて珍しい存在だと思います。コブシは回さない歌い方ではありますが、歌そのものはかなり上手いですし、歌い口も堂々としていて聞くほどに沁みてきます。高校生ぐらいの歌手なのにこれだけ歌えていたワケですから、そのまま歌い続けていたら一体どんな歌手になったのかと思うと、たった1年で歌手活動をやめてしまったのが残念でなりません。とは言ってもこんなにステキな音源を残してくれたワケですから、本当にありがたいことであります。佳曲揃いで日本語も上手いですし、聞きどころ満載でありますよ!

 それにしても、日本の歌謡界にこんなに素晴らしい歌手が存在していたなんて全く知りませんでしたね~。何だか世の中知らない歌手だらけであります。これまで世界中の色々な音楽を聞きまくって来たような気はしますけど、いくら聞いても知らないモノだらけって感じで、最近は音楽道のあまりの奥深さに困惑気味であります。まあそれだけ掘って行く楽しみがあるとは言えるんですけど、まるで底無し沼を掘り下げているような気がするのも確かであります・・・。

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2017’06.23・Fri

THANH NGOC 「1650KM」

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 ベトナムの民歌歌手タイン・ゴックの今年発売のアルバムで、プランテーションにてゲットしたブツであります。これまで全く聞いたことが無い歌手ですが、多分新人さんなんだと思います。見返り美人風のジャケがなかなかイイ感じのブツでありますが、中にも写真が満載でありまして、美麗なポストカードが9枚も入っておりますよ!サービス精神旺盛なお得盤ですね~。ただ、キレイですけどかなり気の強そうな顔をした人ですので、好みは別れるかもしれません。ハグなんかしたら、思いっ切り張り倒されそうな感じがします。

 というどうでもいい話はさて置きこのブツでありますが、一体何が「1650KM」なのかは知りませんけど、CDが全然売れないこの時代にブツをリリース出来るワケですから、シッカリとした実力を持った歌手なのは間違い無いです。顔を見る限りではまだ若い歌手だと思いますが、流石にベトナムの民歌歌手だけあって歌はめっさ上手くて、余裕の発声・落ち着いた節回し・控え目に漂う色香、どれを取っても素晴らしい歌手だと思います。ぶっちゃけ、コブシ回しにはまだ若さが窺えますけど、それが新鮮な魅力に繋がっているのも事実でありまして、ルックスに見合った可愛らしさが感じられるのがよろしいかと思います。ちょいと「萌え~な」感覚があると言いましょうか。それにしても、何故ベトナムってこんなに良い歌手が次々に出て来るんでしょうかね~。流石に歌謡大国ですな。

 この盤ですが、プランテーションの店長さんがわっちの為に見繕って下さったブツですので、当然間違いの無い盤なワケでありますが、民歌歌手の盤にありがちなダサい音作りなんかとは全く無縁ですし、ファム・フォン・タオタン・ニャンみたいにパワーがあり過ぎて音が割れるなんてことも無く、実にバランスの取れた作品に仕上がっていると思います。ジャジーな音作りの曲やメロウな歌謡曲、ポップスみたいな曲も入っていたりしますし、もはや民歌の範疇に収まる作品ではなく、ボレロの流行なんかに呼応した新しい民歌が展開されているのではないかな~なんて、勝手な妄想を抱いている今日この頃。

 それにしても、こういう盤を聞いていますと、やっぱりベトナムの音楽状況がめっさ気になってきますよね~。自分の足でホーチミンとかハノイとかに行って、どんな具合になっているのか確認したくなって来てしまいました。一応今年も海外旅行に行きたいと考えておりますが、もし行けるなら、今年はベトナムに行きたいな~なんて思っております。ブツ屋が次々に潰れて淘汰されているみたいですけど、そんな状況も含めて現地に是非行ってみたいですね~。まあ、嫁さんとの相談になりますけど。

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