2017’06.23・Fri

THANH NGOC 「1650KM」

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 ベトナムの民歌歌手タイン・ゴックの今年発売のアルバムで、プランテーションにてゲットしたブツであります。これまで全く聞いたことが無い歌手ですが、多分新人さんなんだと思います。見返り美人風のジャケがなかなかイイ感じのブツでありますが、中にも写真が満載でありまして、美麗なポストカードが9枚も入っておりますよ!サービス精神旺盛なお得盤ですね~。ただ、キレイですけどかなり気の強そうな顔をした人ですので、好みは別れるかもしれません。ハグなんかしたら、思いっ切り張り倒されそうな感じがします。

 というどうでもいい話はさて置きこのブツでありますが、一体何が「1650KM」なのかは知りませんけど、CDが全然売れないこの時代にブツをリリース出来るワケですから、シッカリとした実力を持った歌手なのは間違い無いです。顔を見る限りではまだ若い歌手だと思いますが、流石にベトナムの民歌歌手だけあって歌はめっさ上手くて、余裕の発声・落ち着いた節回し・控え目に漂う色香、どれを取っても素晴らしい歌手だと思います。ぶっちゃけ、コブシ回しにはまだ若さが窺えますけど、それが新鮮な魅力に繋がっているのも事実でありまして、ルックスに見合った可愛らしさが感じられるのがよろしいかと思います。ちょいと「萌え~な」感覚があると言いましょうか。それにしても、何故ベトナムってこんなに良い歌手が次々に出て来るんでしょうかね~。流石に歌謡大国ですな。

 この盤ですが、プランテーションの店長さんがわっちの為に見繕って下さったブツですので、当然間違いの無い盤なワケでありますが、民歌歌手の盤にありがちなダサい音作りなんかとは全く無縁ですし、ファム・フォン・タオタン・ニャンみたいにパワーがあり過ぎて音が割れるなんてことも無く、実にバランスの取れた作品に仕上がっていると思います。ジャジーな音作りの曲やメロウな歌謡曲、ポップスみたいな曲も入っていたりしますし、もはや民歌の範疇に収まる作品ではなく、ボレロの流行なんかに呼応した新しい民歌が展開されているのではないかな~なんて、勝手な妄想を抱いている今日この頃。

 それにしても、こういう盤を聞いていますと、やっぱりベトナムの音楽状況がめっさ気になってきますよね~。自分の足でホーチミンとかハノイとかに行って、どんな具合になっているのか確認したくなって来てしまいました。一応今年も海外旅行に行きたいと考えておりますが、もし行けるなら、今年はベトナムに行きたいな~なんて思っております。ブツ屋が次々に潰れて淘汰されているみたいですけど、そんな状況も含めて現地に是非行ってみたいですね~。まあ、嫁さんとの相談になりますけど。
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2017’06.15・Thu

HA VAN 「XIN TRA TOI VE」

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 ベトナムの歌手ハー・ヴァンの、昨年発売のアルバムであります。ハー・ヴァンなんて全く見たことも聞いたことも無い歌手ですが、プランテーションの店長さんにご紹介いただき、試聴して一発で気に入ってしまいました。ジャケ写を見た限りでは若いんだかベテランなんだかよくわかりませんけど、これだけ良い歌手であれば若かろうとババアであろうと関係無いって感じであります。店長さんが要注目の歌手とおっしゃるのがよくわかる、本当にステキ歌手なんですよね~♪

 何がそんなに良いかって、この素晴らしい歌声を是非聞いてみて下さいよ!そしたらすぐにわかっていただけるはずですから。よく伸びる落ち着いた美しい歌声、細部にまで神経が行き渡った繊細な歌い口、まさに痒い所に手が届くとでも言いたくなるような歌なんですよね~。ヤッテいる音楽は、ジャケからすると民歌だと思われてしまいそうですけど、実際はボレロみたいなレトロでナツメロっぽい雰囲気のある歌謡曲であります(多分民歌を歌っても上手いんじゃないかと思います)。まあそれだけに、新しさがある音楽というワケではないんですけど、温故知新型の歌手が世界的に色々と出て来ている昨今、ベトナムでもこういう歌手がシッカリと出て来ているってことであります(ベトナムには以前から伝統色を大事にする歌手は多々いましたけど)。テクノロジーばっかりが先走って進化しているこの時代には、こういう音楽の方がインパクトがあって新鮮に感じられるのでありましょう。

 それにしてもこの盤って、聞くほどに癒されますよね~。浸ってしまうと言いますか。実はプランテーションで試聴した時に、この人の盤がもう1種類あったのですが、他の歌手も色々と聞きたかったので、ソチラは買わなかったんですよ。似たような内容でしたし。でもこの盤を聞いていると「やっぱりアレも買っておけば良かったな~」なんて思ってしまって、ちょいと後悔。良い歌手の良い盤は、たとえ内容が似たようなモノであってもゲットしておくべきですね。イイモノは何枚あってもイイですもんね~。まあコチラの盤に出会えただけでもラッキーなんですけど。

 ただ、難癖をつけるとすれば、全9曲中3曲でおっさん歌手とデュエットしているってことですかね~。わっちはハー・ヴァンの歌を聞きたいのであって、おっさんの歌声なんか聞きたくないんですよ。まあレトロ歌謡って男女デュエットが多いモノではありますが、だからって3曲もやらんでエエやんって思うのはわっちだけ?とは言っても、おっさんがハー・ヴァンの歌を邪魔しているワケではありませんので、別に許しがたいとか我慢出来んとかいう話ではないんですけどね。出来ればハー・ヴァンだけの歌にして欲しかったな~という、単なるわっちのワガママでやんすよ。何にしても、ベトナム歌謡に興味がある人であれば、耳にしておいた方が良いステキ盤でありますね!

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2017’06.01・Thu

BAO YEN 「AI CHO TOI TINH YEU」

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 ベトナムのベテラン歌手バオ・イェンのアルバムであります。いつ頃リリースされたのかはよくわかりませんが、最近の作品であることに間違いはありません。今回の盤はジャケに「BOLERO」の表記があるのですが、近年のベトナムはボレロが一つの主流となっているようですので、ベテランの(もう60歳近いはずです、確か)バオ・イェンも、ここは一発ボレロをヤッテおこうということになったのでありましょう。ベテランも売れる為には流行に乗る必要がある?別にどうでもいい話ですが、プランテーションの店長さんによると、バオ・イェンは東京のベトナム歌謡好きには人気が無くて、全然売れないんだとか。その理由は「ババアだから」だそうです。若くて美人さんが次々に出て来るベトナム歌謡界ですから、ババアが売れないのは仕方ないか・・・。

 あ、ついでにもう一つどうでもいい話を。プランテーションの店長さんによると、東京のベトナム歌謡好きには人気がある、ボレロで有名になったレ・クエンって、自分専用の劇場を持っているらしいです。公演料は日本円で5千円から6千円と異常に高いようですが、それでも満員になるそうです。へ~、レ・クエンってそんなに人気があるんですね~。わっちはあの重苦しい歌い口がめっさ苦手なんですが、機会があればレ・クエン劇場に見に行ってみたいものだと思います。ババアのバオ・イェンと比べたら遥かに若いですし、遥かにキレイですから、見る価値もあるかと。でも本当に一番見たいのは、白人とのハーフの美人さんフィ・ニュンですけど(40歳超えてる年増ですが)。

 というどうでもいい話はさて置きバオ・イェンの今回のブツですが、試聴した時はあまり気に入らなかったんですよ。「こんなにドラ声だったか?」って感じで、品が無い歌に聞こえたんですよね~。でも店長さんが「聞くほどに良くなって来るんですよ!」と熱心に薦めて下さいますので、そのお言葉を信じてゲットしたのでありました。東京で売れないバオ・イェンを、わっちには理解して欲しいという願いもあったのでありましょう。まあわっちもバオ・イェンが良い歌手だというのは、以前から知っておりましたし。

 そんな経緯でゲットしたこのブツ、最初は「うわ~、ババアのドラ声だな~」などと感じてしまいまして、わっちの大嫌いなタイの歌手シリポーン・アムパイポーンなんてクソババアを思い出してしまったのですが、そこはやっぱりバオ・イェン、シリポーンみたいなヘタなだけのクソババアとは違って、歌声に慣れて来るに連れてシッカリと聞かせるババアなのでありますよ。多少の音作りのダサさはあるものの、プログレロックなギターはめっさカッコいいですし(あまりフィーチャーされてないですけど)、ノスタルジックなだけではない同時代的なボレロに仕上がっている感覚がありまして、本当に久し振りのバオ・イェンは、実にイイ感じであります!世のババア好きには是非お薦めしたい作品であります~♪

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2017’05.30・Tue

VI THAO 「TAU DEM NAM CU」

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 プランテーションにてゲット致しました、ベトナムの歌手ヴィ・タオの2012年発売のアルバムであります。ジャケに「ALBUM VOL.2」とある通り、2枚目のブツですね。ジャケに「BOLERO」との表記があるのですが、ボレロとはラテンのとは違いまして、しっとりと歌うベトナムのナツメロ歌謡であります。多分ですけど、ベトナムの古い歌謡ばかり取り上げるジャンルなんじゃないかと思います。東京のベトナム歌謡好きの間ではめっさ人気があるレ・クエンなんかで知られるジャンルですが、ベトナム本国でもボレロはある程度の需要があるみたいですね。

 今回のブツはヴィ・タオのボレロ第1集でありますが、2012年当初は権利関係で一旦オクラ入りとなってしまい、2015年になって改めて再リリースされたんだそうです。まあ何とも不運な話ではありますが、こうやって無事に再リリースされたのですから良しとしましょう。それにしてもこのヴィ・タオさん、上手いですね~。まあベトナムの歌手は上手い人ばっかりなんですけど、ベトナムの古い歌謡を慈しむかの如くジックリと歌う落ち着き払った繊細な歌い口は、実に素晴らしいです。過度に感情移入することは無く、それでいてシッカリと心を込める歌は、アジア歌謡好きの心には間違い無く響くかと思います。アルバム丸ごと徹底したスローテンポのバラード攻撃になっていますが、ベタつかないですし美しいですし、わっちは途中で聞き飽きることはありませんね~。アレンジ的にも昔の情歌を思わせる歌謡曲スタイルでありまして、まさにノスタルジック歌謡ここに極まれりって感じですね。

 あ、別にどうでもいいんですけど、ジャケもノスタルジックな内容に合っていて、「見返り美人」風の写真が実にイイ感じですよね?物凄く気の強そうな顔の人ではありますが、なかなかの美人さんでブックレットの写真も美しいですし、アルバムトータルとしての完成度が高いステキ盤だと思います。こういうトータルとしての楽しみ方はフィジカルのブツならではですし、やっぱりわっちみたいな人間はダウンロードで音だけ聞くなんてヤリ方では満足出来ないな~などと、改めて実感している次第であります。

 というどうでもいい話はさて置き、ヴィ・タオさんはこのブツを出した後、2015年にもボレロ第2集を発表しているようですが、そちらはもっと斬新な音作りの仕上がりになっているらしいです。今回のプランテーションにその第2集はありませんでしたけど、出来れば聞いてみたいですね~。自分でベトナムに行って探し出すしかないかな?何にしても今回の盤は、ベトナム独特のメロディや言葉の響きの美しさを堪能出来る、素晴らしい盤に仕上がっていると思います。ノスタルジック歌謡好きにはお薦めでございますよ~♪

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2017’05.21・Sun

HA ANH TUAN 「STREETS RHYTHM」

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 わっちの信頼するブロガーAstralさんが先日取り上げておられました、ベトナムの歌手ハ・アイン・トゥアンの2015年発売のアルバムであります。先日の関西の旅にて、プランテーションでゲットしたブツであります。基本的に東南アジアの音楽に関しましては、わっちは女性歌手のブツしか買わないんですけど、店長さんもそんなわっちの好みは十分ご存知でありまして、お薦めいただくのは女性歌手ばっかりであります。しかしそんな中で店長さんが「コレはイイですよ!」とプッシュして来られたのが、この盤であります。わっちは、「え~、おっさんの盤?」なんて思ったワケですが。

 店長さん曰く「ヒップホップ系の音なんですけど、よく出来てるんですよ。まあフツーと言えばフツーなんですけど」とのことですが、試聴してみると確かに超クールでカッコいい音でありまして、買うかどうかめっさ迷ってしまいました。更に店長さん曰く「ベトナムの男の歌手って本当に全然売れないんですよ。今回2枚だけ仕入れたんですけど、誰も興味持ってくれなくて」なんて。そりゃそうでしょう、ベトナムは女性歌手天国ですから、誰も男の盤なんて買いませんわな。しかし店長さんのお薦めですし、音は間違い無くカッコいいですから、今回は例外的に買うことにしたのでございますよ。すると後日、Astralさんがこの盤をゲットされまして、仕入れた2枚が全て売れたワケであります。良かったですね~店長さん!

 この盤でありますが、Astralさんも絶賛されていましたけど、本当にめっちゃくちゃにカッコいいんですよ。音数を削ぎ落としたクールに白熱するファンクなんですけど、この手の音楽としては世界トップレベルと言ってもイイぐらいの仕上がりなんじゃないですかね~。わっちはコレを聞いて、ブラジルの歌手レニーニの「未知との遭遇の日」なんてブツを思い出してしまいました…って、コレってわっちとしましては最高の褒め言葉ですよ!そんな超絶クールな音にハ・アイン・トゥアンの中性的で線の細い歌が乗ってくるのですが、独特の妖しい雰囲気が漂っていて実に魅力的です。ブックレットの写真もクールでカッコいいですし、あのクソ暑いベトナムからこんなブツが出て来るなんて、正直思ってもいませんでした。とりあえず、ベトナム・ファンクの大傑作と言っておきましょうかね~。

 まあ何にしても、店長さんの口車に乗って(?)本当に良かったと思います。ここまでクールでカッコいい音楽なんて、そう出会えるモノではありませんから。男の歌手というだけでこの盤をスルーしていたとしたら、とんでもない大傑作を見逃したことになるワケであります。男の盤なのにあえてわっちにご紹介して下さった店長さんには、心から感謝したいと思います。まあベトナムらしさがある音楽ってワケではありませんけど、良いモノは良いってことで。Astralさんもおっしゃっていましたが、普通のポップスファンにこそ聞いて欲しい盤だと思いますね~。ゴリゴリのワールド系音楽のリスナーには響かない音楽だと思います、多分。

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