2017’07.27・Thu

MK-TWINTY 「まいどっ!」

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 大阪のヒップホップ~ラガ系ポップ歌謡ユニット、MK-TWINTYの2015年のアルバムであります。ブックオフの280円棚で見つけたんですけど、一体何者なのかは全く知りませんが、ちょいカワイイ女子のジャケ写ですので、思わずゲットしてしまった次第であります。実にバカっぽい感じのジャケでありますが、パッパラパーっとしたバカラップとか聞けたら楽しいかな~ってことで。などと思いながらブックレットをパラパラめくりますと、実に品の無い大阪ギャルって感じの2人の写真が満載でありまして、こりゃ絶対アホだわと確信致しました♪

 ってなことで聞いてみましたコチラの盤でございますが、もう期待通りと言いましょうか、吉本新喜劇の如くアホアホワールドが展開されておりますよ!下品な大阪ギャルが素人レベルの歌唱力を駆使しながら大阪弁で歌うわラップするわ喋り倒すわ、ヤッテることはコッテコテの大阪芸人みたいな感じなんですけど、とにかくパーっと明るく弾けているのがイイと思います。同じアホなら騒がにゃ損々とばかりに、ヤケクソ的な物凄い勢いで突っ走っているのが素晴らしいと思います。関西に住んでいる時は大阪ギャルの下品パワーって物凄くイヤだったんですけど、九州に住むようになって他人事として大阪を見ることが出来るようになると、この下世話で下品なギャルパワーって面白いな~って思えて来ますね~。まあこの手の大阪ワールドって、ダメな人は絶対に受け入れられないんでしょうね。

 音楽的には大阪ヒップホップってジャンル(?)になるんでしょうけど、超有名曲のメロディをパクリながら展開される喋くり世界は実に楽しいですし、ハチャメチャな企画モノ(なのかどうかは知りませんが)の割には意外に音作りもシッカリとしていて、部屋のステレオで再生すると、低音がビンビンと響きつつもバランスのイイめっさエエ音で録音されていて、思わず聞き入ってしまいますね~・・・って、こんなモンに聞き入ってしまうのは、わっちみたいなヘンなモノ好きしかいないか。多分ですけどこの盤って真面目な音楽ファンとか本格派の音楽ファンには全く評価されないブツでしょうし、それよりも音楽に関心が無いフツーの関西人が面白がるような盤なのでありましょう。「何や知らんけどコレおもろいで!」って感じで。

 ですので、わっちみたいな不真面目な音楽ファンにはめっさ響く盤に仕上がっておりますし、仕事でヘロヘロに疲れてくたばりそうになっているわっちの耳には、「何や知らんけどオアシス的存在!」って感じのブツであります。コレを聞いてるとホンマに癒されます、な~んてマジで思っております。まあ誰にも全く評価されずに消えて行く運命の盤だとは思いますけど、わっちはめっさ好きですよ♪あ~ジャケ買いして良かったな~って、心底思っております~・・・なんて言うと、ますますアホ扱いされそうな気がする今日この頃。
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2017’07.25・Tue

野田幹子 「ハッピー・エンドが好き」

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 シンガーソングライター野田幹子の、1989年のアルバムであります。先日取り上げました「蒼空の一滴」の次の作品ですね。ムーンライダーズの連中が全面的に参加した「蒼空の一滴」は紛れも無い傑作盤に仕上がっていましたが、その次のアルバムという事で野田さんには「アレを超える盤を作らなければ!」などというある程度のプレッシャーがあったのかな~と推測致しますが、歌も上手くなければルックスもイマイチのクセに百戦錬磨のおっさん達を平然と手玉に取ってしまう不思議ちゃんには、そんなこと関係無かったようですね。相変わらずの「ヴェッルヴェット・ヴォイス」ぶりをガンガンに発揮しながら、飄々と楽しげな作品をぶっ放しているワケですから、大したモンだと思います。

 このアルバムでは野田さん自身のバンドBLUE EYES OF FORTUNEを率いているのですが、バンドとしての一体感など皆無と言っても良いかと思います。ムーンライダージを手玉に取ってしまったように、バックの連中を平然と手玉に取って、飄々と己のヴェルヴェット・ヴォイスの世界に聞く者を引きずり込んでしまうんですよね~。バックのおっさん達なんて自分の引き立て役でしかなくて、あくまで中心は野田さんの歌声って感じであります。しかしこの歌声がやはり実にイイですから、ハマってしまう人にはズブズブの魅力的な音楽に聞こえてしまうのであります。しかも「自分が自分が!」と前にしゃしゃり出て来ているワケではなくて、実に自然体でそんな世界を作り出してしまっているのですから、やはり野田さんってワケがわからない不思議ちゃんであります。

 しかもタチの悪いことに(?)このアルバム、めっさ良い曲がズラリと揃っているのでありますよ。オールディーズ的と言いますか、60年代とか70年代の洋楽なんかに影響を受けつつ歌謡曲的な感覚も併せ持った楽曲は、実に魅力的であります。特に「KITCHEN VENUS」なんて曲は、シンプルなのに超カッコいいノリノリロックンロールに仕上がっていまして、何だか知りませんけどまいっちんぐマチコ先生って感じであります!どれもこれも本当に魅力的な曲ばかりで、楽曲的にはムーンライダーズが全面的に参加した前作を超えていると思いますね~。「SWEET LOVE SONG」なんてフォークでアコースティックな曲は野田さんの魅力大爆破でありまして、思わずチビってしまいますよ♪

 更に音作りも実にイイ感じでありまして、ドッカンドッカンと響く確信的なドラムの音、昔のロック的なフレーズを次々に放つカッコいいギターの音、地味~に土台を支えるベースの音、控え目に味付けをするシンセ類、どれもエエ音で鳴っております。ビートルズとかの英国ロックに影響を受けたのか何なのかは知りませんけど、曲によってはシタールの音を響かせたりハモンド・オルガンやハーモニカの音を鳴らしたりと、ロック好きの耳をくすぐる仕掛けも色々と散りばめておりまして、やはり野田さんって人を手玉に取るのが上手いですね~。イヤイヤ、これまでこんな素晴らしい傑作の存在を全く知らなかったなんて、自分の無知蒙昧ぶりを大いに反省させられてしまう一枚であります。野田さん、アンタはマジで凄いです!

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2017’07.23・Sun

YA-KYIM 「CAN YA FEEL?」

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 ここ数日は仕事が異常に大変で帰りが非常に遅く、しかも夜はゴルフの全英オープンを見たりしていた為、ボログ更新どころの状態ではなかった、ころんでございます。特に仕事はメチャクチャで、2人辞めたのにマトモな人員補充が全く無い会社の無策ぶりには、心底呆れます。要は「奴隷の如く働いて過労死しろ!」ということなんでしょう、きっと。そろそろ本当にぶっ倒れるかもしれません。その時は労災認定されるかな?

 というワケで、日本のヒップホップ歌謡グループ、ヤキームの2007年発売の2枚目のアルバムであります。ブックオフの280円棚に潜んでいるところを捕獲して来ました。最近はスダンナユズユリーを聞きまくっているせいか、日本の女子のヒップホップ系音楽に興味津々状態となって来ておりまして、ジャケを見るからにヒップホップなこの盤を思わずゲットしてしまった次第なのでございます。まあ以前からこのジャケは見たことがありますし、この連中の存在は知っていたのですが、ヒップホップ歌謡に興味が無かったもので、ず~っと無視していたんですよね~。

 ところで別にどうでもいい話なんですが、この盤を再生してみたところ、高音とかヴォーカルがめっさシャリシャリした音で物凄く耳障りでありまして、「これは遺憾!」と慌ててスピーカーのセッティングを色々とヤリ直したのでありました。最終的にはトゥイーターの音が耳を直撃しないようにスピーカーをもう少し内向きにしまして、右のスピーカーを少し壁に近づけて、左は逆に壁から離してみることで、バランスの取れた音になったんですけど、スピーカーのセッティングって大事なんだな~ってことを改めて実感した次第であります。わっちのスピーカーは能率が90デシベルと最近のモノにしては高いので、再生するブツによっては物凄いキンキンした音になることがあるんですよね~。とりあえずはヤキームのお陰で、ハイ上がり録音物の対策はこれでバッチリかと、多分。

 というどうでもいい話はさて置きヤキームでありますが、尖がった感じのルックスに反してと言いますか、もっとヒリヒリとストリート感覚に溢れたビッチな感覚があるかと思っていたのですが、意外にキュートでカワイイですね~。勿論ちょいと突っ張ったカッコ良さはあるんですけど、それもカワイイの範疇に収まっていると言いますか、結構本人達も含めた制作陣がその辺のバランスを考えているんじゃないかと思いますね。まあそれがイマイチ弾けない大人しさに繋がっているような気はしますけど・・・って、もしかしてスダンナユズユリーの弾け方って、ヒップホップ系としては異常なのかも?って気がして来ました。わっちの知識の範囲内で言わせてもらえれば、この手のヒップホップ系って型にハマった窮屈さがあると言いますか、実際はどうなのかよくわかりませんけど、色々とヒップホップ的なるモノの制約が多くて、自由に弾けられないのかな?って気がします。

 型にハマっているという点では、コレって安心のヒップホップ系音楽なんでしょうね。「個性が大事!」だの「オレだけのスタイル!」みたいなことをやたら主張するこの手の音楽が好きな連中って、どいつもこいつも同じような格好をした没個性の連中ばっかりですが、そういう連中には自分を正当化する為の「拠り所となる型」というモノが必要なんでしょうね。まあヤキームの音楽も型にハマってはいますけど、わっちは嫌いではありません。本人達の思いがどうであれ、女子らしいカワイイ感覚が前に出て来ていますし、相応のカッコ良さもありますし♪これでもっと自由に弾けてくれたらバッチリなのにな~と思うワケですが、まあそれは今後に期待・・・って思ったら、既に解散したんですね、この連中。そーですか、残念です。とりあえずは他のアルバムを聞いてみたいと思います。

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2017’07.12・Wed

野田幹子 「蒼空の一滴」

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 前にビーチ・ボーイズのカバー集を取り上げたことがあります、シンガーソングライター野田幹子の1989年のアルバムであります。野田さんのブツって以前はブックオフの安棚でちょくちょく見かけましたけど、最近はあまり出て来なくなりましたね。この盤はゴールデン・ウィークの関西旅行の際に、神戸のブックオフの500円棚で発見したのですが、以前は280円棚でも見かけてたのにな~なんて。

 まあ今時野田幹子みたいなルックスも歌唱力も中途半端な歌手のことなんて、覚えておられる方は皆無かと思いますが、その昔こんな歌手が存在したのでありますよ。わっちは何故かこの人の顔と名前をシッカリと記憶しているのでありますが、その理由は自分でもよくわかりません。アニメか何かの主題歌を歌っていたのかもしれませんけど。何にしても取り立てて優れた歌手でもない野田さんなんですけど、声だけはイイんですよ。ファンには「ヴェルヴェット・ヴォイス」なんて言われているようですが、わっちの高校時代の同級生で、ちっちゃくてめっさ可愛かったマツモトさんを思わせる歌声でありまして・・・って、誰にも伝わらないんですけど、耳に心地好い爽やかな歌声なのでありますよ。多分ですけど、この歌声を無条件で好きになってしまう人は結構いらっしゃるんじゃないかと思いますね~。

 この歌声に魅了されたからなのかどうかは知りませんけど、実はこのアルバムにはムーンライダーズのメンバー達が全面的に参加しておりまして、鈴木慶一やら白井良明やら鈴木博文やらのメンバー全員が作曲とかアレンジとか演奏でバックアップしまくっております。何だかおっさん達が野田さんをイジリまくっているような雰囲気がイイですね~。ムーンライダーズって、わっちは「マニア・マニエラ」しか聞いたことがないんですけど、めっさ好きだったんですよ。ですので野田さんのこの盤にムーンライダーズの連中が参加していると知って、是非とも聞いてみたいと思っていたワケでございます。で、実際に聞いてみますとコレが実に面白くて、期待以上の仕上がりであります。まあムーンライダーズが参加していて、面白くないワケがないんですけど。

 どの曲も高品位なロック~ポップス作品でありまして、ロッキン・ハワイアンやらフォークロックやら、ズンドコしたロックやら情事後のアンダルシア(?)みたいな曲やら、どれを聞いても間違い無いですね。ただ、これだけ色々とメチャクチャにおっさんたちにイジリ回されているのに、全然動じずにヴェルヴェット・ヴォイスぶりを発揮している野田さんって、実は結構凄い歌手なのかもしれません。どう聞いても素人っぽいのに、百戦錬磨のおっさん達を相手にしても手玉にとってしまうという奇特な才能を持った不思議ちゃん、それが野田幹子という人の面白さでありましょう。もしブックオフの安棚で見かけるようなことがあれば、是非ゲットしてみて下さいね!貴方もきっと野田さんの手玉に取られてしまうことでありましょう。

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2017’07.09・Sun

SCANDAL 「BEST SCANDAL」

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 我が最愛のロックバンド、スキャンダルの2009年発売のデビュー・アルバムであります。何故この盤を今頃取り上げるかと言いますと、最近ツラツラと考えている「良い音って何?」ということを、この盤でも考えてみようかな~と思ったからであります。この時代のスキャンダルはまだまだズンドコドタバタ・バンドで、もっさりモタついたりしていて、リアルタイムでこの盤を聞いていたとしたら、もしかしたらスキャンダルのファンにはなっていなかったかもしれませんん。ハッキリ言ってこの時代のスキャンダルと、現在のスキャンダルは「これが本当に同じバンドか?」という位の違いがあると思います。ルックス的にも、ハルナ様とマミたんはめっさ顔が怖いですし、リナりんはクソ生意気なクソガキ風ですし、トモちんはヤク中毒の病人にしか見えませんし。

 という話は置いといて「良い音って何?」という話でありますが、この盤ってワザとグチャっとした団子状の音作りをしていますよね?J-POPの盤らしく中域とヴォーカルをデカくしてまずは歌がシッカリと聞こえるようにしてあるんですけど、ハルナ様だけを売り出したいワケではなくてバンドとして推したいということで、バンド的なパワーを感じさせる為にギターもベースもドラムもあまりクリアに分離させずに、ワザと濁った感じの、良く言えばライヴ感のある音にしているという気がします。メンバー達の技術が無いので、おそらくこういう音作りしか方法が無かったのだと思いますが。ただ、良く聞けばズンドコ・ドラムもベースの動きも、粗っぽいギターの音も、ちゃんと聞こえますけどね。

 正直言いますと、わっちはこの音作りはめっさ好きです。ヤケクソ的なパワーや勢いを感じさせる仕上がりになっていて、活きの良いロックバンドって感じがしますので。スキャンダルのアルバムは「ハロー・ワールド」以降が真価を発揮している作品になりますけど、それ以前のアルバムの中ではわっちはこのグチャっとした音作りのデビュー盤が一番好きなんですよね~。まさにライヴバンドって感じの佇まいが、超カッコいいと思います。曲も粒揃いで、スキャンダルの代表曲を何曲も含んでいますし。どの曲も良いですが、特にわっちが好きなのは、ナンセンスなバカソングの「スペースレンジャー」と、マミたんのブッキラボーな歌がカワイイ「RING!RING!RING!」であります。

 まあわっちはスキャンダルのことが「目に入れても痛くない」位に好きですので、めっさ贔屓目で見ておりますが、「良い音」かどうかという点から言えば、如何にもJ-POP的なバランスが中域に寄っている音作りはどうなのかな~って気はしますね。しかし日本はカラオケが日常レベルで浸透していますので、まずは「カラオケで歌える」というのが前提にあるでしょうし、音楽を聞くにしてもカーステレオとかウォークマンやケータイ、パソコンなんかで聞くのが普通ですから、70年代の洋楽的な音作りをしても「ちゃんと聞こえない」若しくは「ちゃんと聞いてもらえない」から意味が無いのでありましょう。でもわっちとしましては、スキャンダルには是非70年代の録音機材を使ってもらって、「人生変わっちゃうかも~!」というレベルの音(意味不明)の盤を出して欲しいと思っております~♪

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