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2019’11.19・Tue

BARBIE’S CRADLE 「PLAYING IN THE FIELDS」

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 東南アジアの盤ってすぐに廃盤になってしまうので、その時に入手出来なければ今後ゲット出来る確率は極めて低い、コレ常識であります。それは音楽大国でありますインドネシアでもタイでもベトナムでもフィリピンでも同じであります。今回取り上げますバービーズ・クレイドルの2003年盤は、わっちの大好きなフィリピンのシンガーソングライターでありますバービー・アルマルビスがソロになる前にヤッテいたバンドです。以前からこのバンドのCDが欲しくて、フィリピンショップのMIAさんとか心斎橋の名店プランテーション、そして梅田のフィリピン総合ショップのカルグランに「是非見つけて下さい!」と注文を出したことがあります。しかし東南アジアの音楽状況ですから結局はその願いは叶わず、現在に至るというワケでございます。

 しかしですね、SPOTIFYだったら聞けるんですよバービーズ・クレイドルの音楽を!本当は盤が欲しいんですけど、無いモンは無いんですから仕方ありません。それよりも実際に音を聞くことが出来るんですから、本当に有り難いモノであります。前から何度も言っていますが、本当に「SPOTIFY万歳!」であります~♪とにかくやっと聞くことが出来たバービーズ・クレイドルの音楽は、長年憧れて来ただけのことはあって、実に素晴らしい仕上がりであります。可愛らしいバービーさんの歌、炸裂する抜群のポップセンス、シンプルながらもカラフルなバンドサウンド、どこをどう聞いてもバービーさんらしい軽快で爽やかなキューティーロック(?)でありまして、もう大満足であります!

 いや~、やっぱり素晴らしいですねバービーさんは。フィリピン音楽史上最高のロックバンドはイレイザーヘッズですが、フィリピン音楽史上最高のキューティーロック女子はバービー・アルマルビス、コレ常識であります。フィリピンのロックが素晴らしいなんて言ってもごく一部の人を除いて誰も信じてくれませんけど、欧米のロックなんかにこだわることなく、偏見や思い込み無く柔軟な姿勢で東南アジアに目を向ければ、こんなにステキなロックがフィリピンにあるんですよ。世のロックファンは、是非フィリピンに目を向けてみて下さいね!
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2019’11.14・Thu

RICO BLANCO 「DATING GAWI」

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 その昔、フィリピンにはリヴァーマヤというそれはそれは素晴らしいバンドがいました・・・って、まだ現役のバンドですし、現在も素晴らしいんですけど。フィリピンロック界でも極めて評価の高いバンブーはリヴァーマヤ出身ですし、今回取り上げますリコ・ブランコもリヴァーマヤにいたんですよ。まあバンブーだのリコ・ブランコだの言ったところで誰にも話が通じないのが悲しいんですけど、わっちの中では「リアム・ギャラガーはオアシスにいた」というのと同レベルの「常識」なのであります。

 というどうでもいい話はさて置き、バンブーが抜けた後にリコがリーダーとなったリヴァーマヤは、英国ニューウェーヴに大きく影響を受けた、寒空を駆け巡るような繊細なギターサウンドが印象的な、フィリピンでは他にあまりいないタイプの孤高のバンドとして存在感を示しておりました。リコが抜けた後のリヴァーマヤは非常に力強い骨太なバンドになりましたから、英国ニューウェーヴ的な要素はリコが持ち込んでいたワケであります。その後ソロになったリコは気分を一新したのか、一時は電脳路線とでも言いましょうか、打ち込みのマシーンビートなんかを使ったデジタルロックをヤッテいたんですけど、2015年発売のこのアルバムでは本来の姿に戻っていて、英国ニューウェーヴ直系の繊細なギターサウンドを中心とした、哀感溢れるロックを演奏しています。

 個人的な好みで言えば、やはりリコはギター中心の繊細なロックの方が似合っていると感じられまして、この方向性は正解だと思います。元々歌があまり上手くなくて、ちょっと頼りなくフラついたりヨレたりしますので、英国ニューウェーヴって歌が下手なのが当たり前でしたからコチラの路線の方が違和感が無い、なんて言ったら意地悪かな?でもリコはコレでイイんですよ。歌が下手でもその分繊細な感覚がよく伝わって来ると言いましょうか、繊細で美しいギターサウンドには力強くて上手い歌よりも、ハンドメイドな感覚があるシロートっぽい歌の方が合う、わっちはそう思っております。英国ニューウェーヴを山ほど聞いて来たわっちが言うのですから、間違いありません!

 久し振りに聞いたリコの音楽ですが、やっぱりリコはリコ、飾らない本来の姿を見せてくれていたのが嬉しいです。現在も地道に英国ニューウェーヴ的な音楽を作っているようですし、このまま末永く活動を続けて行って欲しいと思います。

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2019’11.10・Sun

KAMIKAZEE 「ROMANTICO」

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 前回はフィリピンのロックバンドということでパロキャ・ニ・エドガーを取り上げましたが、パロキャと来ますと弟分のバンドでありますKAMIKAZEEを取り上げないワケには行かないでしょう。あ、このバンドの読みですが、カミカジーというのが本来の発音に近いらしいんですけど、わっちはカミカゼと呼ばせてもらいます。その方が親しみ易い(?)ですので。

 カミカゼはパロキャの弟分だけあって、おかしなパロディ・ソングとかを演奏するコミック・バンド的な要素がある連中ですが、基本的にはパロキャよりも激しいグランジ直系のハードロックを聞かせるバンドであります。パロキャと同様に演奏はメッチャクチャに上手いですし・・・というか、フィリピンのミュージシャンってみんな演奏のレベルが超高いですよね。日本でもその昔(戦後とかです)は、フィリピン人と言えば演奏が上手いと認識されていた時代があったようで、日本に出稼ぎに来ていたフィリピン人ミュージシャンが結構いたなんて話を聞いたことがあります。

 というどうでもいい話はさて置きカミカゼでありますが。今回のアルバムは2012年のアルバムなんですけど、実にカミカゼらしい豪快にハードでヘヴィありながらも抜群のポップセンスが溢れる素晴らしい快作に仕上がっていますね!グランジ直系のハードロックではありますが、欧米の連中にあったような陰鬱さが無いのが良いです。例えば欧米ロックファンには極めて評価が高いニルヴァーナなんかは、本当に陰鬱でしたしね~。カミカゼには陰鬱さが無い代わりに、パロキャにも通じるユーモア感覚と切ない感覚がありまして、個人的にはやっぱりフィリピンのハードでヘヴィなロック最高!って思うワケであります。

 まあとにかく聞いていて単純にテンションが上がる、爽快豪快ハードロックに仕上がっていますので、偏見や勝手な思い込み無しに音楽を聞けるロックファンであれば、必ずやこの連中の素晴らしさをわかっていただけると思います。本当に良いロックを聞きたければ、欧米じゃなくてアジアで探しましょう!

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2019’11.09・Sat

PAROKYA NI EDGAR 「POGI YEARS OLD」

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 SPOTIFYって本当に色々な音楽が配信されていますが、試しにフィリピンの音楽を検索してみると、これまで気になっていたけどブツを入手することが出来なくて聞けなかったアルバムが続々と出て来るんですよ。わっちの大好きなバービー・アルマルビスがソロになる前にヤッテいたバンド、バービーズ・クレイドルのアルバムもありますしね~(狂喜乱舞ですよ!)。逆にバンブーの近年の充実作が無くて以前のアルバムしか入ってないなんてパターンもありますけど、何にしても色々と聞けるのが本当に嬉しいです。そんな中で久~し振りにパロキャ・ニ・エドガーなんて名前を見つけましたので、思わず聞いてしまったのでありました。

 パロキャ・ニ・エドガーはフィリピンのおっさんバンドで、わっちの中での位置づけはコミック・バンドなのでありますが、2016年にリリースされたコチラのアルバムを聞きますと、最早コミック・バンドなんて表現は全く当てはまらないという感じですね。元々演奏はメッチャクチャに上手い連中で、グランジ風のハードロックをベースにしつつおかしなパロディ・ソングをヤッテみせたり、美しいアコースティック・バラードを演奏したりと、捉えどころが無いけれども懐が深い音楽を聞かせるバンドだったと記憶しております。

 今回のアルバムですが、コミック・バンドっぽいふざけた部分は封印して、実に真っ当なハードロックをヤッテいますね。持ち前のユーモア感覚はそのままに、シリアスな面もシッカリと表現出来ていまして、バンドとして更なる成長を遂げていることがよくわかります。演奏自体はかなりハードでありつつ、ホロリとさせるような切なさや哀愁があって、超絶的にレベルが高いフィリピン・ロック界でも指折りの実力を持つバンドであることがよくわかります。メロディ作りのセンスも冴え渡っていますし、まさに聞きどころ満載の作品に仕上がっていると言えるでしょう。

 う~む、流石にパロキャ・ニ・エドガー。ファン・デ・ラ・クルースから連綿と続くフィリピン伝統のヘヴィ・ロックの感覚と、アポ・ハイキング・ソサエティに通じるユーモア感覚溢れるポップ・センスを併せ持つ、極めて優れたロック・バンドでありますね~。全21曲65分なんて長さを全く感じさせない、素晴らしい作品に仕上がっていると思います。以前からわっちは、現在のロックの中心は欧米なんかではなくて既にアジアに移っていると言っておりますが、このアルバムを聞けばどなたにでも納得していただけるのではないかと思いますよ!

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2019’03.05・Tue

CYNTHIA AEXANDER 「EVEN SUCH IS TIME」

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 フィリピンのシンガーソングライター、シンシア・アレクサンダーの2018年のアルバムであります。先日取り上げましたトゥルーフェイスと同じくスッカリと音沙汰がありませんでしたので、もう活動をやめたのかと思っていましたが、復活してくれれ嬉しい限りであります。シンシアとの出会いはもう10年以上前になりますが、大阪の名店プランテーションにて、店長さんにお教えいただきました。確か「グレース・ノノみたいな音楽をやっている素晴らしい歌手」と言われていたかと思いますが、試聴させていただいて激しく気に入って、速攻でゲットさせていただいたと記憶しております。最近はほぼ聞くことがありませんでしたが、久し振りに引っ張り出して聞いてみますと、本当にメッチャクチャに素晴らしいんですよね~。やっぱりシンシアは引退なんぞしてはいけません。

 シンシアのブツはこれまでに3枚持っておりますが、どれもフィリピンの民族色を出したカラフルなエスニック・ロックという感じの音楽でした。ほぼ全ての楽器をシンシア一人で演奏していまして、ずば抜けた作曲能力とアレンジ能力だけでなく、そのマルチ・プレーヤーぶりに驚嘆させられたものでありました。当然のことながらそんなイメージで今回のアルバムを聞き始めたのであります。ところがですね、「あれっ?」と思ってしまったんですよ。と言いますのは、今回のアルバムはぶっちゃけ言って全然カラフルじゃないのであります。アコースティックギターをメインに据えたシンプルなフォーク・ミュージックでありまして、シンシアにしてはエラくモノトーンな音楽だな~と感じたのであります。これまではシンセなんかもバリバリに使った音の万華鏡のような作品でしたので、これは一体どうしたのかと思ってしまったんですよね~。

 メロディ・ラインなんかはこれまでのシンシア同様で、民族色を出した独特の美しさがあるんですけど、このシンプル極まりない音作りは一体どういう心境の変化があったのでしょうか?まあバックで薄くシンセの音を入れていたりしますので、カラフルな音作りにしようと思えば出来たんでしょうけど、おそらく敢えて今回は簡素に徹したのだと思われます。しかしちょっとコレは簡素過ぎるんじゃないかという気がしまして、何だかイマイチ馴染めない状態が続いております。どうしましょ?聞き続けて行く内に、段々と印象が変わって行くのかな~。

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