『DIA FADILA 「NA NA NA…KATAKU」』
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 中古では色々な国の音楽をゲットしていますが、新品で買うとなると殆どがタイとフィリピンのブツになってしまっている私ですけれども、プランテーションの通販で久し振りにマレーシアのポップスを何枚かゲットしました。今回取り上げるのはディア・ファディラ(と読むのかな?)の07年のアルバムです。


 まずは目を殴られたかのような、アザのように見える「どういうセンスしとんねん!」というメイクのジャケに引いてしまいますね〜。しかも髪には青く染めた部分があるし。ジャケは知らない状態で買ったのですが、こんなことになっているとは思いもしませんでした。店頭でジャケを見ていたら、多分買っていないのではないかと…。


 ジャケは聞く気を無くさせるブツではありますが、ルックスが少々問題ありでもマレーシアの歌手ですから歌がダメなはずはありません。マレーシアの歌手はみんな歌が上手いのだ!と、私は勝手に思い込んでおりますが、私の思い込み通りにこの娘も歌は相当に上手いです。大きな声で豪快に歌い飛ばすタイプの歌手ですが、心を込めた熱っぽい歌はしっかりとソウルを感じさせますし、ほんのりとしたアジア的なしっとり系の情緒を感じさせるところも素晴らしいです。ルックスは残念なことになっていても、歌にはそれを補って余りある力があると思います。


 そして、マレーシアのポップス歌手と言えば伝統歌謡風であるか、それともR&B風なのが一般的(と、私は勝手に思い込んでおります)なのですが、1曲目が突然ハードロック調で始まるのが意表をつかれますね。ハードロック調というのが新鮮でいい感じです。しかもこのロック的な作りは最初の曲だけではなくて、全編にわたっているというのがよろしいかと思います。R&B的な作りであれば、そのタイプの歌手は他にも色々といますから、埋もれてしまうことになりかねませんが、ロック的な作りというのがこの娘の良さを更に引き立てているように思います。


 ロック的なマレーシア・ポップスというのは現地では普通なのかもしれませんが、私は初めての体験ですので、凄く新鮮ですし出会えて嬉しいですね〜。なんだかフィリピン・ポップスを聞いているような感覚もあって、フィリピン音楽にハマリまくっている今の私の嗜好にもピッタリの一枚であります。早くも今年のベスト10候補の1枚を発見!といった感じでしょうか。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
【2008/02/06 23:29】 マレーシア | トラックバック(0) | コメント(1) |
『SHIKIN & ANI MAIYUNI 「SHA LA LA」』
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 マレーシアのダンドゥット・デュオ、シキン&アニ・マイユニの03年のアルバムです。この二人、普段はソロで活動しているようですが、どういう経緯かは知りませんけれどもコンビを組んでアルバムを出しました。単なる企画物かもしれませんが、これが非常に素晴らしい仕上がりになっています。


 ダンドゥットとは言っても、この連中の音楽はグンダンが鳴っているわけでもなく、それほどダンドゥットぽさはありませんので、あまり警戒する(?)必要は無いと思います。マイナー調の曲が多目に入っているというのがダンドゥットぽいと思っていただければいいでしょうか?まあ、よく出来たマレーシア・ポップスということでよろしいかと思います。しかも色々な音楽の要素をぶち込んだ、ミクスチャー・ポップスであります。どうでもいいんですけど、ワタクシ、ミクスチャー系のポップスに関しては高い評価を示す傾向にあります。


 とにかくここで聞くことができる音楽には本当に色々な音楽が混ざっています。哀愁のフラメンコ風、アラブ風、ラテン風、ガムラン・ディスコ風、意外にまともなダンドゥット風などなど、本当に色々とあって飽きることなく聞くことができて、非常に楽しいです。この二人の歌手は、ダンドゥット歌手としては薄味なんでしょうけど、だからこそ色々な曲調をこなすことができるのでしょう。ミクスチャー・ポップス企画に相応しい二人が選ばれたと言って良いかと思いますが、この二人の持ち味は明るくてポップな曲の方が生かされるように感じますので、できればラテン調の明るい曲をもっとたくさん聞きたかったです。9曲目のチャチャチャ風味の思いっきりラテン調のめっちゃポップな曲なんかは、本当に感服してしまう素晴らしい出来ですからね。


 それにしても良い出来のブツですね。ジャケがダサくても、中身がこれだけ良ければ何も文句はありません。おそらくこのコンビではこれ一枚しか出していないのだと思いますが、できることならこの続編を聞きたいところです。どうせ聞くならラテン調のポップな曲満載で。そうすれば「マレーシア・ポップス史上に残る大傑作!」なんて一人で大騒ぎしている日本人が出てくるかもしれません。是非大騒ぎさせて欲しいものであります。


あと、お知らせですが、所用により明日12/13の夜から12/16の日曜まで家におりませんので、次の更新は多分月曜ぐらいになります・・・って、別にお知らせするようなことではありませんね。3、4日更新を休もうが1年休もうが、誰も気にしないでしょうからね〜。
【2007/12/12 23:47】 マレーシア | トラックバック(0) | コメント(3) |
『LIPS 「APA ERTI」』
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 ジャケ買い、音盤を日常的に購入される方であれば、誰でも経験があることでしょう。私もよくあります。と言うか、情報が少ない東南アジアの音盤を買う時は、殆どがジャケ買いと言ってもいいかもしれません。


 このマレーシアのリップスのデビュー盤も、当然のことながらジャケ買いです。ジャケの上から順にSHEILA、OSHIN、ADILAという女の子三人組。SHEILAはサッカーのロナウジーニョみたいな顔で少々パンチが効いているので購買意欲を削がれますが、OSHINが美形、ADILAが可愛い系なので思わず手が出ました。最近はジャケ買いしてもあまり外すことはありませんが、ルックスを別にしても、これは大当たりのアルバムですね。


 基本はポップなR&B風のダンス・チューンで、屈託の無い溌剌とした爽やかな歌を聞かせてくれます。いいですね、こういう健康的な明るい歌って。何と言うか、聞いていてとても元気になってきます。R&B風とは言っても、アジアの歌手らしいしっとりとした情感も感じ取ることができますし、これはなかなか素晴らしいグループですよ。決して歌が下手なのを人数とルックスでごまかしているような連中ではありません。アイドル・グループとしてデビューしたのだと思いますが、(一人を除いて)ルックスも歌唱力も兼ね備えた、実力派アイドル・グループであります。歌だけでなく、スピード感に溢れた音作りも非常にカッコいいです。これはマレーシア・ポップスの最新型ですね、多分。手放しで絶賛致します。特に好きな曲は7曲目のダンス・ナンバー「CHINATAKAN BERSATU」。スピード感溢れる曲なんですけど、すっごく切なくて泣けてくる名曲なんです。


 最近はタイやフィリピンの音楽を中心に聞いていますので、マレーシアの状況にはとんと疎くなっているのですが、やっぱりマレーシアも良いブツが色々ありますよね。こういうグループがひょいと飛び出してくるんですから、油断できないですね〜。このアルバムは06年の作品ですが、入手は今年ですし、今年の個人的ベスト10の対象に入れるなら、間違いなく入賞する作品ですね。
【2007/10/08 17:57】 マレーシア | トラックバック(0) | コメント(2) |
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