2016’09.07・Wed

SHARIFA AINI 「KENANGAN MANIS VOL.2」

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 マレーシアの大歌手シャリファ・アイニの、1992年のベスト盤であります。シャリファ・アイニって言わずと知れた超大物歌手ですが、確か2014年にお亡くなりですよね。わっちは大してアイニさんのブツを持っていませんし、あまり聞いてもいませんが、それでも惜しい人を亡くした思っております。まだ60代になったばかりでしたしね~。このブツは昔の録音の寄せ集めベスト盤でありますが、1973年から88年までの音源が入っております。

 このブツは前に佐世保のブックオフで280円でゲットしたのですが、あまり獲物が無くて仕方なくコレを買ったのでありました。元々アイニさんにはそんなに興味は無くて、コレも本当に何の興味も無いのにゲットしたんですよね~。ですので暫くほったらかしにしていたんですけど、何故か突然聞く気になりましてウォークマンにブチ込んでみたのでありました。それで聞いてみましたところ、コレが実に良いではありませんか!マレーの伝統歌謡をベースにしているんですけど、意外にロッキンでノリノリな曲も入っていて、実に面白いんですよ。味わい的にサブライム・フリークエンシーズから出ている珍しい音源っぽい雰囲気もあったりして、楽しめる人も多いんじゃないかと思います。

 な~んて自分勝手に書いておいてふと思ったのですが、サブライム・フリークエンシーズの名前を出したのは間違いだったかな~って。サブライムのブツが好きな人って辺境マニアみたいな人が多いと思いますが、そんな人にアイニさんのブツを聞いて欲しくはないんですよね~。何と言いますか、辺境マニアがこのブツを聞いて「ストレンジでグレイトォォォォォ!」なんて言っているのが想像出来て、何か知りませんけど感覚的にイヤなんですよね~・・・って、だったらそんな妄想するなって話ですが、突然思い浮かべてしまったんだから仕方ありません。まあ誰がどんな聞き方をしようと自由ですし、「ストレンジでグレイトォォォォォ!」だろうと何だろうとアイニさんを聞いてもらえるなら別にイイんですけど、何だかな~って感じです。

 まあ誰がどういう聞き方をしようと、アイニさんの歌には何の罪もありませんし、わっち如きが他人の音楽の聞き方にどーのこーの言う資格なんてコレっぽちも無いんですけど、感覚的にイヤだな~とか何とか・・・。音楽の正しい聞き方なんかがあるのかどうか、わっちにはわかりませんけど、音楽をネタとして聞いているだけみたいなのが、どうなのかな~って気がしているだけでやんす。などとゴチャゴチャ言いつつ、「この盤は素晴らしくてグレイトォォォォォ!」な~んて思っている、わっちなのでやんす~♪
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2015’11.09・Mon

RAFEAH BUANG 「BINTANG EMAS」

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 先日の大阪旅行でプランテーションにてゲットしましたマレーシアの歌手ラフィア・ブアンの、2014年発売の2枚組ベスト盤であります。60~70年代に活躍した歌手らしいのですが、わっちは全く知りませんでした。でも店長さんのお薦めで試聴させていただいたところ、コレが実に面白い!ってことでゲット致しました。イヤイヤ、やっぱり60年代とか70年代の東南アジア歌謡って面白いですよね~♪

 何が面白いって、融通無碍なまでに色々な音楽の要素を取り込んで、自由闊達な歌謡を作り上げているからでありますよ。昔の日本の歌謡曲にも通じるゆったりとした大らかな音楽性に共感する方は、きっと多々いらっしゃるんじゃないかと思います。この大らかさというのは、60~70年代の東アジアや東南アジアの歌謡に共通していると思いますけど…なんてことを言い出すと、「嗚呼、昔は良かった」なんて年寄りみたいなことを口走りそうになってしまいますわね~。イヤね~、以前はアレほど(どれほど?)「昔は良かった」なんて言葉を嫌ってたのに。「そんなの今の良さがわからんジジイ・ババアの戯言じゃボケ!」なんて思ってましたよ、以前は。歳は取りたくないわね~。

 というどうでもいい話はさて置きラフィアさんなんですけど、本当に素晴らしい歌手ですね!柔軟な歌い口で色々なタイプの曲を、まるで朝飯前の如く歌いこなすのであります。何と言いますか、起用とか技巧派とかそういうのとは全く違っていて、そんなモノを超えたレベルで自然に何でも歌いこなしているのが素晴らしいんですよ。作為とか背伸びとかが全く無くて、聞いていると素直に「あ~、イイ歌だな~」と感じられるワケであります。女性らしい色香漂う優しい歌声も実に魅力的ですし、ラフィアさんって本当に素晴らしい歌手ですね!

 マレーシアってトルコやベトナムと並んで歌謡のレベルが異常に高い国で、現在はシティ・ヌールハリザなんて超絶的に素晴らしい歌手がいたりしますけど、この盤を聞いていると、マレーシアの歌手ってみんなラフィアさんあたりの歌がベースになってるのかな~って気がして来ますね。多分ですけど、現在のマレーシア歌謡ってラフィアさんやサローマ、ラムリーなんかの影響を、多かれ少なかれ確実に受けているんじゃないかと思う今日この頃、やっぱりこういう音楽はシッカリと味わって行きたいな~と思う、わっちなのでやんす。アジア歌謡好きには絶対のお薦め歌手ですよ!インドネシアのエルフィ・スカエシやネティ、マレーシアのサローマ、ベトナムのチン・コン・ソン作品、タイのブッパー・サーイチョン、フィリピンのシルヴィア・ラ・トーレ、中華のテレサ・テン、日本のちあきなおみや美空ひばりなんかと同列に並ぶ、是非押さえておきたい歌手だと思っております~♪

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、音が出てきたのを貼り付けておきます。わっちのパソでは画面は真っ白ですが。」→コチラ

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2015’11.08・Sun

SITI NORDIANA 「CAHAYA KEKASIH 20 LAGU-LAGU POPULAR HITS」

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 「マレーシアの女性歌手シティ」と言えば「シティ・ヌールハリザ」、これはワールド・ミュージッカーの間では常識でございます。ヌールハリザは超絶的に歌が上手くて地元でも超スーパースターで、日本のファンの間では「シティちゃん」なんて呼ばれて親しまれているワケでありますが、同じく「マレーシアの女性歌手シティ」なのに日本ではヌールハリザよりも知名度は著しく低く、人気も無ければ認識も全然されていなくて「シティちゃん」などとは一切呼ばれないのが、このシティ・ノルディアナであります。

 今回取り上げますのは、そんな気の毒歌手ノルディアナの2007年発売の2枚組20曲入りベスト盤でございますが、先日の関西旅行でプランテーションにてゲット致しました。お店でコレを見かけた時、何故か一瞬でゲットすることを決意したんですけど、何か感じるところがあったんでしょうね~。ちなみにわっちのCD棚を調べてみたら、ノルディアナのブツは2枚しかなく、しかもその内の1枚はシュラちゃんとの共演盤。対してヌールハリザのブツは19枚もありまして、わっちの中でも圧倒的にヌールハリザの方が評価が高いってことですね。まあ、ノルディアナのブツなんてなかなか見かけませんし、入手が難しいワケなんですけど、人気無いし。

 しかし、でございますよ!改めてジックリとノルディアナを聞いてみますと、コレが実にイイんですよ。比べればヌールハリザよりも歌唱力は圧倒的に劣りますけど、この人のイイところは、ヌールハリザには無いシロートっぽさを全然失わないってところであります。シロートっぽいなんて言うと下手クソな歌って感じがしますけど、歌謡大国マレーシアの歌手ですから下手なワケはありません。シロートが歌えるようなレベルの歌唱ではないことは間違い無いんですけど、「とにかく一生懸命歌っています」的なひたむきな感覚が、シロートっぽい瑞々しさを感じさせる人でありまして、わっちはこの人のそんなところが大好きなんですよね~。思わず手を差し伸べたくなる、知り合いの娘を応援しているような親近感がある歌手とでも言いましょうか。

 この盤に収録されている音楽は、いかにもというようなマレーシア・ポップスもあれば伝統歌謡っぽいモノもあり、かと思えばロック的な要素を持った曲もあったりして、意外な幅の広さを楽しむ事が出来るかと思います。まあどんなタイプの曲を歌ってもシロートっぽい瑞々しさを失わない歌唱を聞かせてくれるのが、わっちには実に好感度高いです。「シティちゃん」と言えばヌールハリザですが、わっちにとってはヌールハリザに迫る魅力を持った歌手として、「シティさん」とでも呼ばせてもらおうかな~なんて思ったり思わなかったり?何にしても、もっと幅広い層のリスナーに聞かれて当然の歌手だと思いますが、わっちがそんなことを言ったところで「シティさん」の歌を聞こうなんて思う人はいないでしょうしね~。でもわっちは「シティさん」が大好きですよ!

あと、試聴を貼り付けようと思ったのですが、YOUTUBEがいよいよ本格的にダメになって来ました。ブラウザが違うとかウィンドウズXPでは使えなくなったとか、何らかの事情があるのかもしれませんけど、現状はYOUTUBEが使えませんので試聴の貼り付けは無しでやんす。

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2015’10.22・Thu

KRISYA 「GEMERSIK」

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 ボチボチ風邪も治りつつありますので、そろそろボログを再開しようかと…って、「再開」と言うほど休んでいたワケではありませんけど。今回のネタは、先日の関西旅行でプランテーションにてゲットして来ましたマレーシア盤で、クリシャという歌手の1996年盤でございます。前に取り上げましたフランと同様、プランテーションの店長さんセレクトでお薦めいただきましたブツであります。実は試聴した結果、フランよりもクリシャの方が気に入ったんですけど、それはクリシャの方がフランよりもソウル歌手的な要素が強いと感じたからでございます。とは言えクリシャにしてもフランにしても、美メロを美アレンジで美しく歌う極めて真っ当な普通のマレーシア・ポップスであることに変わりは無いんですけどね~。やっぱり普通のマレーシア・ポップスって素晴らしいですわ♪

 ところでクリシャってジャケを見ての通り、ちょっと色が黒くて親しみ易い実にカワイイ顔をしてるんですけど、もしかして黒人の血が入ってるのかな~とか思ったりして。と言いますのも、上で「ソウル歌手的な要素が強い」と書きましたが、歌い方が何だか黒人ソウル歌手みたいな雰囲気なんですよ。切々と心を込めながら熱っぽく歌っている様子は、まさにアジアン・ソウル歌手。声そのものはアジアの歌手らしい可愛らしさがあるんですけど、前に取り上げましたジャクソン・シスターズとかスパンキー・ウィルソンみたいな感覚もあるかな~なんて思ったりしているのでございます。まあそこまで黒っぽいワケではないんですけどね。

 ただ、ソウル歌手みたいとは言っても勘違いして欲しくは無いんですけど、ここに収録されている音楽は2000年代以降に大流行して行くアジアンR&Bではないということであります。勿論R&Bの要素も入っていますし、時代的にグラウンド・ビートみたいな曲もあったりはしますけど、そこはあくまでベースがマレーシア・ポップスでございまして、マレー歌謡的なスムーズでメロウなしっとりした世界が展開されているのであります。そこに乗っかって来るクリシャの歌が、一曲入魂型のアジアン・ソウル歌手である梁静茹みたいな熱の帯び方をしているということでありまして、品が無くなって行くアジアンR&Bなんかとは全然違っているのであります。と言いますか、R&Bというよりは寧ろAORを引き合いに出した方が良いかと思いますね~。

 それにしても、90年代のマレーシア・ポップスってなかなか面白いですよね。今回の関西の旅で聞かせていただいたブツの中には90年代の面白い盤が他にもありましたし、今回は予算の都合もあってそこまで色々ゲットすることは出来なかったんですけど、今後はその辺のブツを色々と聞いてもイイのかな~なんて思ったりして。ただ問題は、90年代のマレーシア・ポップスなんてプランテーション以外では入手不可ですし(ブックオフに出て来ることなんてあり得ません!)、売れてしまったらおしまいってところですが…。でもそれだけの魅力に溢れた面白い音楽であるということに、間違いは無いかと思います!

あと、試聴を探すのが面倒ですので、今回は試聴の貼り付けは無しでやんす。

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2015’10.08・Thu

LAGU LAGU GAMBUS BAND O G EL BAHAR

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 先日の関西の旅で、プランテーションにてゲットして来た2013年発売のマレーシア盤でございます。タイトルにガンブースという表記がありますが、ガンブースってウードに似た弦楽器の事ですよね、確か?実はガンブースを使った音楽なんて全然知らないんですけど、ジャケにガンブース・バンドなんて書いてありますから、ガンブースを使ったバンドのコンピレ盤?とか何とか思いつつお店で試聴させていただいた次第でございます。それにしてもこんな盤を置いているお店って、日本ではプランテーション以外に無いですよね?やっぱり素晴らしいプランテーション~♪

 ところでお店でこの盤を試聴した時にパッと思ったのは、「あ、何だかターラブみたいだな~」ってことであります。まあジャケを見てもアラブの要素が強い音楽なんだろうな~って想像はつきますけど、聞いてみたら海洋性の強いアラブ歌謡って感じで、まさにターラブ的な雰囲気が濃厚ですね。そこにマレーシアの伝統歌謡の要素がひっそりと紛れ込んでいて、何とも不思議な味わいのあるミクスチャー音楽になっているのが面白いと思います。聞くほどにジワジワとハマって来る、非常に中毒性の高い音楽かな~って気がしますね。マレーシアの音楽って久し振りに聞くんですけど、こんなに混血性の高い面白い音楽があるなんて、全然知りませんでした。う~む、やっぱり奥が深いマレーシア音楽哉。

 まあお店でジャケを見た瞬間に「あ、これは面白い音楽に違いない!」と直感したワケでございますが、クオリティの低いパソコン・プリンターで印刷した写真をそのまま使ったようなジャケ、演奏者や歌手の名前の表記など一切無いテキトーな作りというマイナス点はあるにしても、音楽がこれだけ面白ければ文句は言いません。ウードみたいな音のガンブースやバイオリンなんかを使った、弦楽器中心のアンサンブルで演奏される陰影に富んだ音をバックにして、名もわからない女性歌手達がアラブ~アジア的なコブシをしっかりと回しながら、マレー歌謡の要素が入りつつも如何にもターラブっぽいメロディの曲を歌っているのですから、面白くないワケが無いですよね?

 マレーシアではこういう音楽が昔から演奏されて来たのかどうかは知りませんけど、もしかしたらマレー系の人々の間では、この手のアラブ文化の影響が強い音楽って日常的に聞かれているのかもしれませんね。だからマレー歌謡にはアラブ音楽の要素が自然に溶け込んでいるのかな~とか何とか考えていると、実に興味の尽きない盤なのであります。まあマレーシアには以前からアラブ・ルーツに自覚的なミュージシャンが色々と出て来ていますし、スーパースターのシティ・ヌールハリザちゃんもアラブっぽい歌謡をヤッタりしていますから、わっちなんかが思う以上にマレーシアではアラブ文化は生活に自然に根付いているモノなのでありましょう、きっと。

あと、試聴が見つかりませんので、今回は試聴の貼り付けは無しでやんす。

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