2017’07.26・Wed

JUNE TABOR 「ROSA MUNDI」

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 英国の超大物トラッド歌手ジューン・テイバーの、2001年のアルバムであります。ブックオフの500円棚で発見致しましたが、ジューン・テイバーのブツなんて新品でも中古でも普段見かけることは全くありませんから、ブックオフの安棚で見つかるなんて思ってもいませんでした。ありがたくゲットさせていただきました~♪とは言っても、わっちは特にこのオバハンのことが好きなワケではありません。だって若い頃から現在に至るまで、常にババアだし。まあババアではありますが、めっさイイ歌手であることに間違いはありませんけどね。

 皆さんご存知だと思いますけど、テイバーの歌っていつでも常に安定していて全くブレることがありませんので、どの盤を聞いても安心のテイバー印とでも言いますか、どれを聞いても間違いは無いと思います。もし興味がおありの方がいらっしゃったら、見かけたどの盤でもOKですので入手されることをお薦め致します。どれを聞いても、英国トラッドらしい仄暗い雰囲気の楽曲を、落ち着き払った深みのある低い声で淡々と歌い聞かせてくれることと思います。勿論今回の盤も全くその通りの歌を聞かせてくれるワケでありますが、あまりにいつも通りのテイバー印ですので、面白味にもスリルにも欠けるというのが正直なところでございます。しかし、考えてみれば若い頃から現在に至るまで変わらない歌を聞かせ続けているというのは、実は本当に凄い事であります。絶対に期待を裏切る事が無いワケですからね~。

 今回の盤もいつもの如く、どの曲を聞いても同じように聞こえるバラッドだらけのバラッド盤でありまして、じっくり聞いていると段々と眠くなって来ますので、寝る時に流すには良いかもしれません。でも聞き慣れていない人に取っては、この人の歌声って結構な迫力や凄みが感じられたりしますので、取り憑かれるように聞いてしまって全然眠れないなんてことになってしまうかもしれません。服用の際は使用上の注意をよくお読みの上(?)、自己責任で使用するかどうかを決めて下さいね。真面目な音楽リスナーの方は、寝る時に流すとかじゃなくて、オーディオの前でジックリとこの人の歌に対峙した方が良いでしょう。「ジューン・テイバーって凄過ぎる!」なんて、きっと打ちのめされて寝るどころではないと思いますので。わっちみたいなテキトーな音楽好きであれば、「あ~、エエ歌やな~」って感じでめっさ寝れますよ~♪

 まあ真面目な話をすると、ジューン・テイバーという歌手は、英国ポピュラー音楽史上最高の女性歌手と言われるサンディ・デニーとか、妖精アン・ブリッグス、飛ぶ鳥を撃ち落とす歌声と言われたフランキー・アームストロングなんかと並べても、全く引けを取らないホンモノ中のホンモノの歌手であります。わっちの大好きなケイト・ラスビーなんかでさえも、まだまだテイバーの域には達していないワケでありまして、今後英国でこれ程までに優れた歌手が出て来るのかどうか、甚だ疑問ではあります。テイバーもそろそろ70歳ですし、テイバーを聞くなら今の内って気もしますので、興味がおありの方は是非お早めにどうぞ~♪
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2017’07.24・Mon

JEAN-PAUL BOURELLY & THE BLUEWAVE BANDITS 「BLACKADELIC-BLU」

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 前にジャン・ポール・ブレリーの1988年のデビュー盤を取り上げた時に、ブログ仲間のBACH BACHさんがブレリーの2枚目のアルバムが良いとのコメントを下さいましたので、機会があれば是非聞いてみたいな~と思っておりました。で、ある時ブックオフの安棚の洋楽の「J」のところをツラツラ見ていると、ブレリーの名前が目に飛び込んで来ました!「おおっ、ブレリー盤やんけ!」と思って取り出してみると、それは2枚目ではなくて1994年の(多分)5枚目の盤でありました。とりあえずブレリー盤ですので、ゲットしてみた次第であります。

 前に取り上げましたデビュー盤は、野獣の如きパワーが噴出して来るエネルギー大爆発の素晴らしい盤でありましたが、今回の盤は随分大人しくなったな~って感じがしますね。勿論エネルギーは十分に感じられるんですけど、理性的にコントロールしているような感覚がありますし、ギター弾きまくりは控えて、その代わりにヴォーカリストとしての自分を前面に押し出して来たような印象を受けます。ビートは図太いんですけどかなり機械的な感覚がありまして、ロックとかファンクとか言うよりも、寧ろヒップホップとかハウスとかに近くなって来たような気がします。へ~、あのブレリーがこんな演奏をするなんて、人って変われば変わるモンなんですね~。ぶっちゃけ、デビュー盤の方が好きですけど。

 な~んてことを、ウォークマンに落とした音源を聞いていて思っていたワケでございますが、試しに部屋のステレオで聞いてみますと、これまた随分と印象が変わって来ますね。機械的に聞こえたビートは、機械的ではあっても図太いベースと相俟って実に有機的に聞こえますし、ヒップホップとかハウスに近付いてはいても、やはり基本はファンクでロックというのが伝わって来ます。その辺のミクスチャー具合は、表現方法は変わったとしても、ブレリーらしいのかな~って気はしますね。それにしても再生装置で印象が随分と変わって来るなんて、イイんだか悪いんだかよくわかりませんけど、もうちょっと何とかならんかな~って気がしますね。まあウォークマンにはMP3で収録されていて、情報量としてはCDそのものよりもかなり減少していますから、違って聞こえるのは当たり前っちゃあ当たり前なんでしょうけどね~。

 う~む、やっぱり折角音楽を聞くなら、もっとちゃんとCDに収録された情報に近いモノを聞きたいな~って思いますね。まあウォークマンに落とす時に、MP3じゃなくて何ちゃらいう形式で落とせば情報の圧縮が無くて音が良いという話は聞きますけど、そうすると落とせる枚数が少なくなってしまいますしね~。まあウチのステレオがどれだけの音を再生しているのかは、他の装置と比較した事がありませんのでよくわかりませんけど、一度他のブロガーの方々がどんな音で音楽を聞いておられるのか是非試聴させていただきたいな~などと感じてしまった、今回のブレリー盤なのであります。

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2017’07.18・Tue

R.E.M. 「AUTOMATIC FOR THE PEOPLE」

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 前にベスト盤を取り上げて以来、R.E.M.史上で最も美しいと言われるこの1992年盤を聞いてみたいとず~っと思っていたのですが、ラッキーな事にブックオフの280円棚で発見致しまして、喜んでゲットした次第であります。これまでこの盤だけは、安棚どころか普通の値段の棚でも見かけることがありませんでしたからね~。とりあえずは早速ウォークマンに落として、通勤の時に聞いてみたのであります。すると・・・ありゃりゃ、コレってそんなに良いか?って感じなんですよね~。

 マイケル・スタイプって、元々抑揚の無いお経みたいな歌を歌う人ですが、ウォークマンで聞くとそれが一層強調されると言いますか、聞いている内にこの平板な歌が段々とイヤになって来るのであります。曲自体はイイ感じなんですけど、音も何だかショボく聞こえますし、何よりもこの歌声で全てが退屈に聞こえて来るって感じなんですよね~。え~、こんなのがR.E.M.史上最も美しいと言われる盤なの?最近はすっかりとR.E.M.のことを見直していたのに、何だか水を差された感じ~。しまった、こんなのなら聞かなきゃ良かった、などと思ったワケでありますよ。

 ところが!であります。試しに家のDVDプレーヤーに盤を放り込んでスピーカーで再生してみると、めっさエエじゃないですかコレ!ガッツリとストリングスを使ったアコースティック・タッチの音作りが実に繊細な響きで、平板な歌に彩りを与えているんですよね~。如何にもスティール弦を弾いていますというアコギの音も実にイイですし、ボトムを支えるチェロの音も地味ながらドーンと出て来ます。根幹を為すバンド・アンサンブルも、何と言いますか、どっかの木造の小屋で一発録りしたような空気感を持っていて実にカッコ良く、思わず聞き惚れてしまいますね!音がコレだけ良いと、聞こえて来る音楽の印象も当然全く違って来るってモンであります。平板な歌にも優しげな表情が出て来ましたし。なるほど、R.E.M.史上最も美しい盤と言われる理由がわかったような気が致します。へ~、ウォークマンで聞くのと全然違うじゃん。

 別にわっちはオーディオマニアでも何でもないですけど、再生装置によってこれだけの印象の違いが出て来ますと、ある程度はシッカリと音を再生出来る装置で音楽を聞く必要があるのかな~って思いますね。まあわっちの部屋の装置はDVDプレーヤー、アンプ、スピーカー全て合わせても5万円ちょいで、皆様が使用されている装置とは比べ物にならない程の安物だと思いますが、わっちの安い耳が満足するだけの音は出してくれますし、多分マトモな音を出しているんだと思います。あ、別にウォークマンの音が悪いってことではなくて、向き不向きがあるってことなんだと思いますけど、音楽の特性に合っていると自分が感じられる装置で再生するのって、もしかしたら結構大事なことなのかな~なんて思う、今日この頃なのでやんす。とりあえずわっちの部屋の装置は、わっちにとっては素晴らしく良い音を出してくれております~♪オーディオ・マニアからすれば、クソみたいな音なのかもしれませんけど。

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2017’07.13・Thu

SARAH JANE MORRIS 「HEAVEN」

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 イギリスの優れた女性歌手サラ・ジェーン・モリスの、1992年のアルバムであります。わっちは以前この人の盤を何枚か持っていたんですけど(この人がヴォーカルだったハッピー・エンドの貴重盤も持ってたな~)、とっくの昔に全て売り払ってしまいました。今思えば勿体無いことをしたと思っております。このサラ・ジェーン・モリスという人は歌の上手さには定評がありまして、男か女かわからないような低くて太い声で、ブルースとかR&Bのフィーリング溢れる黒っぽい歌を聞かせてくれるのであります。コレだけ歌えたらさぞ気持ち良かろうな~なんて思うワケでございますが、何と言いますか、歌バカみたいな佇まいが微笑ましくてステキなんですよね~♪好みのタイプの声ではありませんけど、わっちはこういう人は好きです、基本的に。

 このアルバムでも歌バカぶりは相変わらずで、めっさ楽しそうに豪放で豪快な歌を思う存分に歌いまくっています。いや~イイですね~、やっぱり。嬉々として歌っているのが手に取るようにわかるって感じで、聞いている方も思わず楽しくなってしまうという、そんな力がある歌だと思います。多分ですけど、プロの歌手であれば、一度はこういう歌を歌ってみたいと憧れるんじゃないですかね~。音楽的にはよくあるジャジーなテイストを持ったソウルとかR&B風味のポップスって感じでありまして、シンプリー・レッドなんかに共通するところがあると言えばおわかりいただけるんじゃないかと思いますけど、そういうよくあるタイプの音楽を、サラ・ジェーンさんの歌が特別なモノに仕立て上げているって感じですかね~。イヤイヤ、マジで素晴らしい歌手ですよ。アルバム全部揃えたくなって来たな~♪

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2017’07.11・Tue

KING CRIMSON 「EPITAPH」

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 ブックオフの280円棚で見つけました、キング・クリムゾンの1997年の2枚組であります。キング・クリムゾンの盤なんて通常は安棚には決して出て来ませんので、これはめっさ珍しい~ってことで喜んでゲットした次第であります。実はわっちはキンクリって結構好きなんですけど、これまでブツは1枚も持っておりませんでした(正確には1枚持っていたけど売り払った)。

 基本的にわっちはプログレと呼ばれる音楽はあまりタイプではなくて、それはわっちの兄貴が超プログレ好きで、毎日のように隣の兄貴の部屋からプログレがガンガン漏れ聞こえて来てやかましかったという体験があるからであります。目覚し時計がジリリリリリリリーっと鳴る音にギョッとしたのは、一度や二度ではありません(アレってピンク・フロイドか何かですか?)。勿論兄貴はキンクリもめっさ聞いておりまして、キンクリの音楽も兄貴の部屋から漏れ聞こえて来ていたワケであります。当然わっちはその音楽もイヤだったワケでありますが、しかし何故だか知りませんけど、キンクリだけはちょいと気になる部分があったんですよね~。

 その後タワレコのバーゲン品コーナーで「EARTHBOUND」という黒いジャケのライヴ盤をゲットし、キンクリの音楽をジックリと聞いたんですけど、わっちはコレにぶっ飛んだんですよ。音質は劣悪極まりないんですけど、嵐のようなと言いますか、火山の噴火のようなと言いますか、とにかく凄まじいパワーに溢れる壮絶な演奏にシビレてしまったんですよ。などと言いつつ、とっくの昔に売り払ったんですが・・・。それ以来キンクリのスタジオ盤をちゃんと聞いてみようかと思っていたのですが、ブックオフの安棚には全く出て来ませんので、聞かない状態がず~っと続いておりました。しかし、この度やっとこの盤に出会いましたので、念願叶ったり~って感じなんですよね~。

 ということで聞いてみましたコチラの盤ですが、ライヴ盤だったんですね。全然知りませんでした。しかも同じ曲が何回も入ってるし。な~んだ、キンクリ・マニア向けのライヴ盤なんだ~なんて思いながら聞いていたのですが、コレはめっさ良いんじゃないでしょうか?マニア達がどんな評価をしているのかは知りませんけど(調べる気が無いし)、怒涛の勢いと熱気が溢れる演奏は、手に汗握ると言いますか、めっさアドレナリンが噴出してしまいますよね~。うわ~やっぱりエエな~キンクリって。未だにキンクリのスタジオ盤は1枚としてマトモに聞いていませんけど、「キンクリはライヴ盤に限る!」なんて口走りたくなってしまいますね。コレを聞いていると、「EARTHBOUND」を買い直したくなって来たぞ?

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