2017’05.23・Tue

R.E.M. 「PART LIES PART HEART PART TRUTH PART GARBAGE 1982-2011」

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 メリケンのロックバンドR.E.M.の、2011年発売の2枚組40曲入りベスト盤であります。ブックオフの280円棚で発見致しました。ところで最近のブックオフですが、CDケース本体にベッタリと値札を貼ったりケース開口部に青いテープを直接貼り付けたりしていますよね。それがプラケースであろうと紙ジャケであろうとお構いなしで、特に紙ジャケにベッタリと貼り付けられいたりすると剥がすのが大変なんですよね~。このブツも紙ジャケデジパック仕様なんですけど、値札は直接貼られていましたし、開口部には青いテープが貼り付けてありましたし、エエ加減にしてくれやって感じです。

 まあそれは置いといてコチラのブツでありますが、タイトル通りR.E.M.の1982年から2011年までの楽曲が収録されております。わっちにとってのR.E.M.はインディーズのIRS時代で終わっておりまして、メジャー移籍後のアルバムは殆ど聞いておりませんから、半分以上は知らない曲であります。今更R.E.M.のメジャー盤を全て聞こうなんて全く思っていないわっちにとっては、お手軽に色々と聞けるこの手のベスト盤は非常に便利なんですけど、ぶっちゃけイイ曲が揃っていますね~。耳馴染みのあるインディーズ時代の曲は当然素晴らしく良いのでありますが、意外にも(?)メジャー時代の曲も実に粒揃いでイイんですよ。特に「MAN ON THE MOON」とか「NIGHTSWIMMING」はめっさ美しくて素晴らしいですね♪

 ちなみにこの盤は曲が時系列で並べられておりまして、DISC1は大半がインディーズ時代の曲、DISC2はメジャー時代の曲が収録されております。どちらかと言えば個人的にはDISC1の方が好きなんですけど、わっちの大好きな「不思議なチャイナ兄弟」とか「緑の季節」なんかが入ってない!という物足りなさはあります。まあベスト盤というものには、「自分の好きな曲が入っていない!」ということは付き物ではありますけどね~。先日発売されたスキャンダルのベスト盤だって、わっちの大好きな「本を読む」や「缶ビール」、「SUKI-SUKI」、「RAINY」、「STANDARD」、「夜明けの流星群」等々入ってない曲が多々ありましたからね…って、R.E.M.には全然関係無い話ですね。失礼致しました。話を戻しまして、この盤は曲が時系列で並べられていますから、R.E.M.の音の変遷がわかりやすい形でまとめられていると思います。インディーズ時代のモヤモヤ感を脱して落ち着いたロックンロール・バンドになって行く過程がよくわかると言いますか。

 これまでわっちはメジャー時代のR.E.M.には全く興味がありませんでしたけど、このベスト盤のDISC2を聞くと、本当に意外な程にイイ曲が揃っていますので、これはちょっとメジャー時代もシッカリと見直す必要があるのかな~って気がして来ました。とりあえず「AUTOMATIC FOR THE PEOPLE」辺りは、ちゃんと聞いておく必要がありそうですね。ブックオフの280円棚か500円棚で探し出したいと思います。
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2017’05.18・Thu

TONI CHILDS 「UNION」

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 アメリカかどっかのシンガーソングライター、トニ・チャイルズの1988年のアルバムであります。学生の頃は持っていたブツですが、英米のロック盤を大量処分した時に売り払ってしまったんですよね~。別に売って惜しくないと当時は思っていたワケなんですが、つい先日ブックオフの280円棚で発見してしまいまして、一体どんな作品だったか全然覚えていませんでしたし、懐かしさもあってついつい手が出てしまいました。でも実はこのブツに手を出したのは他に理由がありまして、それはデイヴィッド・リケッツが参加しているからであります。デイヴィッド・リケッツなんて言ってもご存じ無い方が殆どだと思いますが、その昔デイヴィッド・ベアウォルドと組んでデイヴィッド&デイヴィッドなんてグループをヤッテいた人であります。

 わっちはデイヴィッド&デイヴィッドは結構好きでありまして、めっさ歌が上手いベアウォルドをリケッツが見事なサウンド・プロダクションで支えるという、素晴らしいコンビネーションを聞かせる連中でありました(スティーリー・ダンを引き合いに出す人もいましたね)。わっちはベアウォルドの歌もリケッツの音作りも好きでしたので、この2人がコンビを解消してからも動きは注目しておりましたが、ベアウォルドはソロ・アルバムを何枚か出して姿を消してしまったものの、リケッツはシェリル・クロウのアルバムに参加して名を上げたりしてましたよね~、今はどうしているのか知りませんけど。そんなリケッツが参加している今回の盤は、わっちにとっては注目盤なのでありますよ。

 で、本当に久方振りに聞いたこの盤でありますが、内容は全然覚えていなかったものの、やっぱりイイんですよね~。ちょいと喉に力を入れた黒っぽい歌い方をするチャイルズの歌は、実に個性的で、好き嫌いは分かれると思いますけど、リケッツが作り出す立体的で少々浮遊感のある洗練された音が、チャイルズの歌を素晴らしく引き立てているのであります。多分ですけど、音にうるさい人だったら、チャイルズの歌よりもまずは先にリケッツの音作りに耳が行ってしまうんじゃないかと思います。それ位に「見事にイイ音」だとわっちには感じられるのですが、いかがでしょうかね~?チャイルズが書くファンクだったりロックだったりポップだったりするバラエティに富んだ曲も、リケッツの音にピッタリとハマっていますし、実にバランスが良い作品に仕上がっていると思います。

 う~む、コレはやっぱり良い作品だと思いますね~。80年代のブツではありますけど、「如何にも!」な80年代的な音では全くありませんし、今の時代に聞いても鑑賞に堪え得ると言いますか、新鮮に聞くことが出来る優良盤だと思います。ウソだと思うなら、騙されたと思って聞いてみて欲しい…と言いたいところですが、今時こんなブツは手に入らないですよね~。もし興味がおありの方は、中古盤を探してみて下さいませ~。もし見つかったら、「80年代にこんなに良い洋楽があったんだな~」って実感出来ると思いますよ!

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2017’05.16・Tue

RED GUITARS 「SLOW TO FADE」

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 暫くマトモな音楽ネタをアップしておりませんでしたので、ここらで一発かましておきましょうか。イギリスのロックバンド、レッド・ギターズの1984年のアルバムであります。実はこのブツ、もう15年以上も探していたんですけど、今年の2月にスキャンダルのベスト盤発売記念の抽選会に行ってハズレを引いた後、気分が沈んだ状態でブックオフの280円棚を見ていた時に大発見したのでありました。もちろん気分は一気に大興奮!わっちの女神様であり菩薩様でありますスキャンダルのマミたんが、ハズレを引いたわっちに授けて下さったお宝であると認識している次第なのであります。あ~神様仏様マミたん様、感謝致します~♪

 ところでこのレッド・ギターズというバンドでありますが、初めて耳にしたのは高校生の頃だったかと思いますが、ラジオから流れて来たエスノ風味のおかしなギターを大々的にフィーチャーしたその音楽は、強烈に耳に残ってしまったのでありました。その後アルバムを色々と探し回ったのですが全く見つからず、15年ぐらい前に一度だけ大阪は梅田のDISC JJで見かけたことがあったのでありました。しかし何故かその時はすぐに買わず、数日経ってからやっぱり買おうと思って行ってみたら既に無くなっていて、それ以来全く見かけることが無くなってしまったのであります。「しまった、あの時に買っておけば良かった!」と、激しく後悔しましたね~。そんな経験がありましたので、先日このブツを見つけた時は飛び上がる位に嬉しかったのであります。

 それにしてもこのバンド、本当にギターがめっちゃくちゃに特徴的ですよね~。素っ頓狂でスットコドッコイなおかしなフレーズを、やりたい放題に弾きまくっているんですけど、それが素晴らしくカッコいいんですよ。しかも「オマエ等、絶対にリンガラとか南アフリカの音楽とか聞いてたやろ!」という感じのアフロなギターを聞かせたりもしますし、英国ニューウェーヴのバンドは個性的な連中が多かったですけど、その中でも群を抜いて輝いていたバンドではないかと思います。とにかくギターがあまりに強烈ですので、曲のメロディもヴォーカルも全然印象に残らないんですけど、コレはコレでイイんだと思います。わっちはこのギターを聞いているだけで十分満足でございます~♪

 この盤、やっぱり長年探し求めていた甲斐があったと言いますか、ゲットすることが出来て本当に良かったと思いますね~。基本的に英国ニューウェーヴの音楽は大好きなんですけど、その中でも最大の怪盤にして最高傑作だと、わっちは思っております。これまではエコー&ザ・バニーメンの「オーシャン・レイン」が英国ニューウェーヴの最高の名盤だと思っていましたが、それに並びますかね~。ワールド系の音楽がお好きな人が聞いても「おっ!」と思うところがある、実に面白い盤だと思いますよ!

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2017’04.22・Sat

DOLORES “AGUJETA” 「HIJA DEL DUENDE」

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 仕事が死ぬほど忙しく、もうダメかもしれないころんでございます。更新も滞りつつありますし。というワケで、スペインのフラメンコ歌手ドローレス・アグヘータの、2000年のアルバムであります。この人のことは一切何も知りませんでしたが、ブックオフの280円棚で物凄く歌ってそうなジャケ写のブツを発見して、思わずゲットしてしまった次第であります。多分メキシコかどっかの、怒れるハードロック歌手なんだろうな~とか何とか思いながら。まあ見るからに激しくアクが強そうな感じがする人でありまして、わっちが好きなカワイイ女子とは対極な感じなんですけど、たまにはこういうのもイイかな~ってことで興味を惹かれたのでありました。

 で、実際にブツを聞いてみますと、音楽的には思っていたハードロックとは全然違っていて物凄くフラメンコだったワケなんですが、激しくアクの強い噛み付くような迫力がある歌は、まさに激情が迸るという感じでありまして、「うわっ、コレめっさカッコええやん!」などと思ってしまったのでありました。わっちはフラメンコの事はほとんど知りませんけど、イメージとしてはテクニックをバリバリに駆使した華麗なフラメンコギターとか、華麗に激しく踊るダンサーという、どちらかと言えば情熱的でありながらも良くも悪くも観光化して洗練された音楽という気がしていました。しかしこのドローレスさんは全然違うんですよね~。洗練とは対極と言いますか、めっさ野卑で猥雑と言いますか、地面を這いつくばって品の無いドラ声を張り上げているかのような、物凄い迫力の歌を聞かせるのであります。

 多分ですけど、フラメンコって元々はヒリヒリとしたストリート感覚を持った音楽だったと思うんですよね~、タンゴなんかと同じで。観光化された洗練フラメンコとは違う、原始フラメンコの姿を今に伝えているのがこのドローレスさんなのではないかと、わっちは思うのでやんす。共同体の声を代弁しているような歌と言いますか、「おい、今日はアグヘータさん家のドローレスが歌うらしいぞ。聞きに行こうぜ!」みたいな感じでアグヘータさんの家の前の路上に人々が集まって来て、そこでドローレスさんが大声を張り上げて歌い、人々が一緒に歌ったり踊ったりして盛り上がっているという、そんな情景が浮かんで来るような歌だと感じられます。日々の憂さ晴らしとしての機能を果たしているストリート・ミュージック、それがフラメンコなのではないかと、わっちは勝手に思っております。

 ですのでこの盤で伴奏を務めているギターが華麗なテクニックをひけらかすこともなく、歌の引き立て役に徹しているのは当然であります。主役はアグヘータさん家のドローレスなのですから、ギターが余計な主張をする意味が無いワケであります(よく聞けばギターも相当カッコいいんですけど)。まあマニアックな人はギターに注目するんでしょうけど、アグヘータさん家の近所の普通の人達は、ドローレスさんの歌とそこら辺の男女による卑猥な踊りで盛り上がるのでしょう。都会的に洗練されて観光化された現在のフラメンコとは全く違ったフラメンコの裏側が見える面白盤・・・というのは、単なるわっちの妄想でやんす~♪こういうフラメンコだったら、もっと色々聞いてみたいですね!

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2017’04.12・Wed

PUBLIC IMAGE LIMITED 「FLOWERS OF ROMANCE」

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 イギリスのロックバンド、PILの1981年のアルバムです。実はわっちはPILって結構好きで、以前は「COMPACT DISC」と「メタル・ボックス」を持っていたんですよね~。どちらも結構気に入ってたんですけど、かなり前に何故かどちらも売り払ってしまって現在は手元にありません。それでも「COMPACT DISC」に入っていた「RISE」なんかは今でも鼻歌で出て来る位に好きな曲ですし、PILのブツは買い直したいとずっと思っておりました。そんな折にブックオフの500円棚で今回の盤を見つけまして、このブツはこれまで一度も聞いたことがありませんでしたので、思わずゲットしてしまったのでありました。

 ところで何故PILが好きなのかは、自分でもよくわからないんですよね~。わっちはジョン・ライドンの見た目が嫌いで、あの狂人そのものみたいな目付きがイヤですし、それにあの顔はわっちの大嫌いな爆笑問題の太田を思い出させて、とにかくイヤなんですよ。それでもそれ以上に、呪術的と言えそうな声が強烈に耳に残ってしまっているんですよね~。別に歌が上手いわけでもありませんし、良い声でもなければ強い声というワケでもないんですけど、妙に強い磁場を持った声ですよね?多分ですけど、わっちはこの声に惹き付けられているのかな~って気がしますね。

 今回取り上げます盤はPILの3枚目のアルバムにあたるワケでございますが、調べてみますとわっちの好きなベーシスト、ジャー・ウォブルが既に脱退した後の作品だったんですね~。そっか、ジャー・ウォブルの在籍は「メタル・ボックス」までだったんだ。そう言えば「メタル・ボックス」で顕著だった重低音の響きが、ここでは違っている感じがしますね。このブツでは重低音がどーのこーのと言うよりは、原始的なパワーを感じさせるドラムの音が強調されていますし、その上をフリーキーなギターとドローンみたいなベースが浮遊していて、どこの国の音楽なのかわからなくなるようなエスニック風の音楽が展開されているのが印象的です。そしてジョン・ライドンはもはや歌とは言えないような無調な声を聞かせていて、ロックもポップスも完全否定しているような感覚が全編に漂っています。それを受け入れられるか否かで評価は違って来ると思いますけど、わっちはこの得体の知れなさとやりたい放題具合が面白いと思いますね~。

 このブツは、どちらかと言えばあまり評価されていないようですが、80年代前半のニューウェーヴ期だからこそ出て来た、あの頃ならではの作品だと思います。まあポップさのカケラもありませんし、聞いていて楽しくなるようなブツでもありませんけど、何故だか妙に耳を惹き付けられてしまうのが、やっぱりPILならではの音楽だからかな~って気がしますね。ニューウェーヴ期の怪盤にして傑作、なんて言うのはわっちだけなんでしょうけど、聞いてみる価値は十分にあると思いますよ!

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