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2020’01.19・Sun

PATCHWORK GUILT 「HELLO SLEEP」

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 ブリストルだかマンチェスターだかよくわかりませんが、イギリス出身のシンガーソングライター、フェニックス・マンディという女子がヤッテいるプロジェクト(?)、パッチワーク・ギルトの2017年発売のアルバムであります。全然知らない人でありますが、SPOTIFYサーフィンをしていて出くわしましたので、とりあえずは聞いてみた次第であります。

 シンガーソングライターと言えば、わっちなんかはアコースティック・ギターを抱えて自作の曲を弾き語りしている歌手の姿を思い浮かべてしまうのですが、今時はそんなステレオタイプな人はもしかしたら少数派なのかもしれません。このパッチワーク・ギルトの場合は、パソコンだのキーボードだのを使った宅録派と言いましょうか、エレクトロ系のベッドルーム・ミュージック(?)を作っているのでありますが、今時はこういう人もシンガーソングライターであると認識しておく必要があるかと思います。

 基本的にわっちは、この手のエレクトロでアンビエントっぽいドリーム・ポップみたいな音楽はあまり聞かなくて、と言いますのも、この手の音楽ってドリームはドリームでも悪夢のようなモノが多いというイメージを持っているからであります。しかしこのパッチワーク・ギルトの場合は悪夢という感じではなくて、まどろむような夢見心地の音という雰囲気ですので、個人的には意外に気持ち良く聞くことが出来るんですよね~。曲そのものは沈んだ感じのモノが多いですし、血圧低そうな気だるい歌声もあまりタイプではないんですけど、ジャズっぽさがある演奏や浮遊感のある音作りが心地好くて、ついつい聞いてしまうのであります。ただ、出来れば歌にもう少しインパクトが欲しいですかね~。
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2020’01.16・Thu

SANNA KURKI-SUONIO 「HURIA」

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 フィンランドの歌手でカンテレ奏者でもあり作曲家でもあります、サンナ・クルキ・スオニオの2008年発売のアルバムであります。SPOTIFYでフィンランドのフォークを探していたら出くわした人であります。当然どんな人なのかは全然知りませんが、とりあえずは聞いてみた次第であります。するとですね、なかなかにフォークミュージックを逸脱したと言いましょうか、もしかしたら結構過激派フォークの人なのかも?という気が致しますね。

 過激なフィンランド・フォークと言いますと、前に取り上げましたトゥーレタルを思い出してしまいますが、トゥーレタルはエレクトロなサウンド・エフェクトなんかを大々的且つ効果的に取り入れたグループでありました。それに対してサンナさんは、ちょいと狂気を感じさせるようなエキセントリックな歌い方をしてみたり、フォークと合わせるには違和感のある音楽の要素を取り入れたりして、「ん?」と思わせるような音楽を作り出しているのであります。何と言いますか、フォークの伝統に則りつつもフォークの伝統を乗っ取るようなことをヤッテいますので、なかなかに不思議で面白い人だと感じられますね。

 まあ言ってみればこのサンナさんって「変な人」なんでしょうけど、わっちはこういう変な人って好きですね~。友達になりたいとは思いませんけど・・・。

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2020’01.14・Tue

ELINA DUNI 「PARTIR」

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 アルバニア出身の歌手で作曲家でもあります、エリナ・ドゥニの2018年発売のアルバムであります。今回のアルバムはかの有名なECMレーベルからの発売ですが、如何にもECMといった感じの静謐な音が、ミステリアスな響きのあるエリナさんの落ち着いた歌声と良く合っていて実にイイですね。ギターやピアノといったごく限られた楽器による、簡素極まりない伴奏がかえってエリナさんの歌の魅力を惹き立てているのもステキです。音の感触としてはヒンヤリと冷たく澄んだ空気感がありますが、エリナさん自身の歌声は表面的には冷たく感じられるものの、ジックリ聞くと優しい温かみがあるような気がします。

 ところでコチラのアルバムはECMからのリリースだけあってジャズに分類されていますが、ジャズというよりは寧ろエリナさんのルーツに根差したアルバニアやバルカン半島のフォークミュージックだと感じられます。まあわっちはその地域のフォークには疎いですので、この音楽が本当にアルバニアとかのフォークなのかは確信が持てませんけど、ヨーロッパの教会音楽のような響きがありつつもちょいとアラブ的な要素も感じられるメロディや歌い回しは、彼の地の民俗音楽の影響があるんじゃなかろうかと思うワケでございますよ。

 何にしても静謐でとても美しい音楽であることに間違いは無く、冬の夜に一人でひっそりと聞くには適していると思います。静かな美しい音楽をお探しの御仁には最適のアルバムではないかと思う今日この頃。

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2020’01.09・Thu

SVANG 「SVANG PLAYS TANGO」

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 フィンランドのおっさん4人によるハーモニカ・カルテット、スヴェングの2018年発売のアルバムであります。これまで全然知らなかった連中ですが、最近はフィンランドの音楽をちょくちょく聞いていますので、SPOTIFYが勝手に紹介して来たのであります。スヴェングは2003年に結成されて、ハーモニカだけで世界の色々な音楽を演奏してしまう変態グループなんだとか。既に何度も来日公演をヤッテいるらしく、もしかしたら一部では結構有名なのかもしれません。

 ところでこのアルバムを聞いていると結構な重低音が聞えて来ますので、とてもハーモニカだけで演奏しているようには思えないんですが、ベース・ハーモニカなどという低音を演奏できるシロモノがあるんですね。初めて知りました。そんなベース音を土台にして、哀愁漂うソロのハーモニカが自在にメロディを奏でるワケでありまして、ついつい聞き惚れてしまうのであります。これまでハーモニカだけを使ったアンサンブルなんて耳にしたことが無いという物珍しさもありますし、そもそもわっちはハーモニカの音って好きなんですよ。アコーディオンの音に似てますし・・・って、元々アコーディオンって「ふいご」にハーモニカを仕込んだ構造ですから、ハーモニカの親戚ですしね~。

 このアルバムはハーモニカによるタンゴの演奏を収録していますが、タンゴの伴奏はアコーディオンが使われるのが当たり前ですけど、だったら親戚のハーモニカを使ってもハマるのは当然ですよね?それにアコよりもハーモニカの方が、ザクザクと刻むタンゴのリズムの歯切れ良さは出しやすいでしょうし。考えてみればタンゴとハーモニカの相性が良いのは、当然過ぎるぐらいに当然ですよね~。それにアコに比べてハーモニカの響きであれば、タンゴ的な悲壮感はあまり出て来ませんし、このグループ独特の茶目っ気とかユーモア感覚がシッカリと感じられますので、実に楽しく聞くことが出来ると思います。

 う~む、やはり世界にはわっちの知らない面白い連中がいるんですね~。スヴェングなんて全然知りませんでしたけど、一発でお気に入りのグループになってしまいました。出来れば、是非ライヴを見てみたいモンだと思います。ですので次に来日公演をする時は、必ず九州に来て下さいね~。アルカス佐世保辺りで待ってま~す♪

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2020’01.08・Wed

LES FATALS PICARDS 「ESPECES MENSCEES」

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 フランスのロックバンド、レ・ファタル・ピカール(と読むのかどうかは知りません)、の昨年発売のアルバムであります。ちょっと前から何故だかフランスのロックを色々と聞いておりますが、どいつもこいつも何だかバカっぽいユーモア感覚に溢れているように聞こえまして、なかなか面白いんですよね~。コレまでフランスなんて国に興味を持つことなんてありませんでしたが、オクシタニアとか在仏アラブ系の音楽なんかも含めて、個人的に注目の国になって来たぞ?

 今回のアルバムも実にバカっぽくて楽しいロックをぶっ放しているのがイイんですけど、聞いているとフィリピンのパロキャ・ニ・エドガーとかカミカゼなんかを思い出してしまうんですよね~。まあパロキャやカミカゼみたいにメッチャクチャに上手いワケではありませんが、カラッと明るいユーモア感覚が共通しているように感じられますし、ハードロックかと思えば昔のロックンロール風だったりエレポップをかましてみたり、カメレオン的にヤリたいことをヤリたいようにヤッテいるのも共通しているかと思います。

 そして、メロディもめっさポップで単純明快なのが好ましいですね~。わっちが特に好きなのがリオのカバーで「BANANA SPLIT」のハードロック・バージョンなんですけど、とんでもないバカを豪快に炸裂させているのが素晴らしいです。かと思えば次の曲がホロリとさせるアコースティックなフォークだったりするのが、これまたイイんですよ。バカっぽいけどただのバカではない、なかなかに面白い連中だな~と感じられますね。

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