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2020’01.10・Fri

MARTIR LUALI 「POLISARIO VENCERA」

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 SPOTIFYサーフィンをしていると、色々な音楽に出会えるワケであります。前にも言いましたように、SPOTIFYってリスナーが聞いている音楽の傾向を勝手に分析して、色々と「こんなのどう?」みたいな感じで紹介して来るのであります。そのお陰で色々と知らない歌手とかグループなんかに出会えたりするのですが、基本的に自分が聞いたモノと似たような傾向のモノを紹介して来ますので、全然違うタイプのモノは出て来ないんですよ。

 例えばアイルランドのトラッドを中心に聞いていたら、似たような音楽を色々と紹介して来てですね、そのお陰でアイルランドやスコットランドの今まで知らなかった歌手やバンドに出会えたりするんですけど、しかし突然「南アフリカの音楽はいかが?」なんてことは言って来ないんですよ。だからどうしても自分の好みのタイプのモノから広がって行かない、なんてことがあるワケでございます。ですのでわっちは意識して色々な国や地域の音楽を検索して、SPOTIFYに色々な音楽を紹介してもらえるように仕向けているのであります。

 今回のMARTIR LUALIというグループは一体どこの国のバンドなのかは存じませんが、アラブの音楽を色々と検索していたからなのか、SPOTIFYが「これ如何?」と紹介して来たのでありました。調べてみると、このアルバムは最初に録音されたサハラウィの作品と言われていまして、録音年は1982年、CD発売は1997年だったそうです。歌詞はアラビア語とスペイン語が使われているらしく、スペインでリリースされたんだとか。音楽的には所謂砂漠のブルースってことになるんだと思いますが、使っている楽器がアコースティック・ギターとシンプルなパーカッションで、あとは手拍子や足踏みぐらいですから、随分地味に感じられますね。しかしその分声を張り上げて歌うリードと、呪術的にコール&レスポンスを繰り返すバック・コーラスに得体の知れない土俗的なパワーや不気味さが感じられて、ついつい聞いてしまうのであります。

 実はわっちはあまり砂漠のブルースには興味が無くて、これまで殆ど聞いて来なかったんですよ。ティナリウェンとかマリエム・ハッサンなんかのCDは持っていますけど、繰り返して聞いた記憶は無いですしね~。勿論呪術的なパワーであるとか歌声の凄さとかはわかりますけど、わっちは基本的に「ルックスが良くて」「ポップな音楽」を好む傾向がありますので、砂漠のブルースってまさにハマらない音楽なのであります。しかし折角SPOTIFYが紹介してくれた音楽ですし、これまで知らなかった音楽に色々と出会うことが出来たらイイな~ってことで、今後は砂漠のブルースを含めてアンテナの感度を上げて行けたらな~と思っている、今日この頃なのであります。
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2019’12.17・Tue

HAMELMAL ABATE 「KEMSHA」

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 というワケで(?)、アスター・アウェケを聞いたついでに、エチオピア歌謡の女王と呼ばれているハメルマル・アバテの今年発売のアルバムを聞いてみたのでありました。アスター・アウェケの最新盤があまり響かなかったわっちですから、いくら女王のアルバムと言えどもそんなに面白いと感じることは無いんだろうな~とか思いながら聞いたのでありますが、コレは良いではないですか!どっしりと構えた落ち着きのある歌声に巧みなコブシ回し、余裕のあるさり気ない歌い口が素晴らしいですね~。それに、全体的に躍動感のある活力が漲っています。あの独特過ぎる音楽性も、アウェケさんの時とは違ってスンナリと耳に入って来ます。ありゃりゃ、実はわっちはエチオピアの音楽が好きなのかも?

 何だかよくわかりませんので、アウェケさんの盤を聞き返してみますと、ハメルマルさんと比べたらアウェケさんの歌は線が細くて躍動感とか活力に欠けている感じがします。そうか、わっちは単にアウェケさんの歌があまり好みではなかったというだけのことか!日本の民謡だとか演歌にも似たエチオピア歌謡には、アウェケさんみたいな線が細くてスタイリッシュな感じの歌よりも、ハメルマルさんみたいな太くて活力のある歌の方が合っている、わっちの耳はそのように感じてしまうようであります。わっちは自分のことをクセの強いエチオピア歌謡が好きではないのかと思っていましたが、クセが少な目のアウェケさんのスタイルがあまり好きじゃなかったようですね。

う~む、実に良いではないですかハメルマルさん。こういうエチオピア歌謡であれば大歓迎です。これからはハメルマルさんを聞きつつ、他にもエチオピアの歌手を探してみようと思った、ある日の夜なのでありました。

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2019’12.16・Mon

ASTER AWEKE 「CHEWA」

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 エチオピアの歌手アスター・アウェケの今年発売のアルバムであります。アスター・アウェケなんて随分久し振りな名前ですが、まだ活動していたんですね。この人の名前を知ったのは90年代初めの、日本でワールドミュージック・ブームが大爆発していた頃でしたが、1993年盤はこのボログでも取り上げました。なかなか面白い盤ではありましたが、それ以降は特に追っ掛けたりすることも無く、今回の新作はSPOTIFYサーフィンで偶然見つけましたので、とりあえずは聞いてみた次第であります。

 ぶっちゃけ言いますと、わっちはエチオピアの音楽には興味津々でありつつ、それほど熱心には聞いて来なかったんですよね~。大評判になったエチオピーク・シリーズはそれなりに聞いて来ましたし、アレマイユ・エシェテなんかめっさ面白いと思いますけど、あまりにクセが強い~と言いたくなる音楽性に、ちょっと一歩引いてしまうようなところがあるワケであります。そんなわっちが聞くアスター・アウェケさんの新作でありますが、やはり感じるところは同じと言いましょうか、面白いとは思うんですけど、日本の民謡やら演歌にも似たあまりに独特な音楽性に、ちょいと一歩引いてしまっているのでありました。

 おそらくですけど、わっちの耳はあまりに欧米風の音楽に毒されているのでありましょう。だからこのとんでもなく(?)独特なエチオピアの音楽にシッカリと着いて行けないなんて事態が生じているのではないかと思います。アウェケさんの細やかで巧みな節回しは素晴らしいですし、独特過ぎるメロディも面白いと思うんですけど、だからと言って積極的に聞きたいかと言えば決してそんなことは無いという、何だかハッキリしないビミョーな感じなのであります。こういう音楽を聞いているよりは、欧米のフォーク・ミュージックやJ-POPなんかを聞いている方が遥かに良い、わっちはそういう嗜好の持ち主なのであります。

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2019’09.27・Fri

AMBUYA NYATI 「ZIMBABWE:SHONA RITUAL MUSIC」

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 アフリカの極楽音楽と言えばコンゴのリンガラ、シエラ・レオーネのパームワイン・ミュージックがありますが、ジンバブウェのショナ族のンビーラも忘れてはいけないですよね~。その昔、ショナ族のンビーラと題されたアルバムがCDで復刻された時はわっちも飛び付きましたけど、その哀感溢れる美しい響きにはシンミリと聞き入ったものでありました。極楽音楽とは言っても、リンガラやパームワイン・ミュージックみたいな明るい陽性の音楽ではなくて、ンビーラの場合は内省的な哀愁漂う陰性の音楽と言えるかと思います。しかし陽と陰の違いはあるとは言え、わっちにとってはやはり極楽音楽なんですよね~♪

ちなみにンビーラとは音楽のジャンルの名前ではなくて、アフリカ地域に広く分布する、所謂親指ピアノという楽器のことです。ただ、他の地域の親指ピアノとは違って、ンビーラは木の板に鉄の鍵盤を取り付けてあるだけで共鳴箱を持っていませんので、半球型の大きなお椀みたいなものの中で演奏して音を共鳴させるという特徴があります・・・って、そんなことご存知ですよね。失礼致しました~。

 それにしてもンビーラの音って、何故こんなにも美しいのでしょうか?コロコロと転がるような優しくてカワイイ響きと、爽やかな風と共に漂って来るような哀愁が特徴なワケですが、木琴にも似たその音は誰の耳をも捉えてしまうのではないかと思います。この音は「快楽」と感じられるように、最初から人間の遺伝子に組み込まれているのでは?な~んて思ったりもして。

 ところで今回の演奏者でありますアンブヤ・ニャティなんて人は、わっちはこれまで全く知らなかったのでありますが、SPOTIFYサーフィンをしていたら偶然出くわしてしまいまして、そのあまりの素晴らしさに酔い痴れているワケでございます。このアルバムはかの有名な(?)フランスのオコラ・レーベルから2013年にリリースされたのですが、こんなにステキなンビーラのアルバムを聞くのは、ドゥミサニ・マライレとエファット・ムジュールによる「ショナ・スピリット」以来ですかね~。ンビーラのアルバムはこれまで何枚も聞いていますけど、その中でもコレはトップクラスの極上の作品と言って良いかと思います。思わず「全人類必聴のアルバム」なんてことを口走りたくなってしまう、今日この頃なのであります。

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2019’09.21・Sat

S.E.ROGIE 「DEAD MEN DON’T SMOKE MARIJUANA」

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 アフリカの極楽音楽と言えばフランコ先生とかタブー・レイなんかで有名な(?)コンゴのルンバ(所謂リンガラ)でありますが、シエラ・レオーネのパームワイン・ミュージックも負けず劣らずの超極楽音楽であります。既にお亡くなりですが、その第一人者でありましたS.E.ロジーの1994年のアルバムがコチラであります。わっちはロジーさんの音楽が大好きで、大学生の時に買った生写真付きのLPは本当に大好きでよく聞いたものでありました。現在はアナログ・プレーヤーが無いので聞けませんけど、まだ大切に棚に保管してありますよ!今回のアルバムにつきましては、リリースされていたことは当時から知っていたんですけど、何故だか縁が無くてこれまで聞かぬままでありました。しかし、たまたまSPOTIFYで見つけてしまいまして、久~し振りにロジーさんの極楽音楽に浸っているのであります。

 それにしてもパームワイン・ミュージックって、どうしてこんなにも極楽音楽なのでありましょうか?基本的にアコースティック・ギターと歌だけで成立する極めてシンプルな音楽なんですけど、どこまでも優しくて温かい響きは極上のリラクゼーション音楽って感じであります。名前の通りバーなんかで椰子酒を飲みながら聞くような音楽なんでしょうけど、ホンワカ気分で聞き惚れるも良し、音に合わせて踊るも良し、あまりに心地好くて寝てしまうも良し、どんな聞き方をしても許してくれるような懐の深さが素晴らしいです。

 まあ今回のアルバムではアコギ以外にもパーカッションやエレキギター、ちょろっとシンセなんかも使われていますけど、極上さ加減は何も変わっていません。それはロジーさんの、聞く者を包み込むような大らかで温もりのある歌声に拠るところが大きいのだと思いますし、こんな歌声の人って他になかなかいないと思いますね~。まさに極楽音楽を演奏して歌う為に生まれて来た人と言っても良いかと思います。フランコ先生の音楽と同様に、いつまでも浸っていたいと思ってしまう、本当にステキな音楽だと思います。学生の頃から大好きな歌手でしたけど、今の耳で聞いてもやっぱり大好きな歌手です!

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