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2019’08.30・Fri

LAMBERT KABAKO 「WALAI」

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 コンゴの歌手ランバート・カバコの、今年発売のアルバムであります。ジャケにもあるように、バントゥ・ドゥ・ラ・キャピタールというグループの歌手だった人ですが、初ソロにして遺作となってしまったんだそうです。享年70歳。初ソロをリリースした勢いでツアーを画策していた矢先の死ということらしく、もしかして思い残すことがあったかもしれませんし、初ソロを出せたことで大満足でお亡くなりになったのかもしれません。何にしても、ご冥福をお祈り致します。

 それにしてもコチラのアルバムですよ、1曲目が突然サルサですので「あれっ?」と思うのですが、それ以降は安心のリンガラと言いますか、今時リンガラなんて言い方をするのかどうかは知りませんけど、要はフランコ先生がヤッテいたようなゆったりと大らかなコンゴのルンバを展開しているのが実にステキです。やっぱりイイですね~、この手のリンガラ音楽って。70年代の録音の発掘音源と言っても通用しそうな、言ってみれば昔から全然変わらない音楽ではあるのですが、変わらなくったってイイ音楽だってあるんですよ。伝統芸能の如きこのゆったりとしたグルーヴに身を任せていればそれでOK、そんな音楽だと思います。極楽音楽ですね!
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2019’07.26・Fri

HALLELUJAH CHICKEN RUN BAND 「TAKE ONE」

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 ユッスー・ンドゥール、サリフ・ケイタと来たら、もう一人のアフリカの超大物でありますトーマス・マプフーモを取り上げないワケには行かないでしょう。勿論マプフーモのアルバムを取り上げたってイイんですけど、今回はマプフーモがソロ活動する前にヤッテいたハレルヤ・チキン・ラン・バンドのアルバムってことで。以前この盤がリイシューされた時には、何とかゲットしたいと思っていたのですが願い叶わず、ようやくSPOTIFYで聞けた次第であります。

 マプフーモと言えばまずはチムレンガってことになりますが、ここではまだチムレンガの呪術的なまでの重さと求心力は無くて、開放的な(解放的な?)明るさと娯楽性に溢れた音楽を聞くことが出来ます。ジンバブウェの民俗楽器でありますンビーラのフレーズをギターに置き換えて演奏するという手法は既に取り入れられていますが、「ショナ族のンビーラ」で聞けたような哀感漂う演奏ではなくて、どちらかと言えば楽天性の方が強く感じられるように思います。まあ一般大衆の娯楽としては、こういう感覚の方がウケが良かったのではないかと推測されます。曲によっては南アフリカのズールー・ジャイヴみたいなモノもありますが、何れにせよまずは大衆の娯楽ということが重視されていたのかな~って気がしますね。

 まあ正直言いますと、闘争的な部分を全面に押し出して重苦しくなったマプフーモのソロの音楽よりは、個人的にコチラのハレルヤ・チキン・ラン・バンドの音楽の方が好みであります。でもあの呪術的で重苦しいマプフーモがこんな娯楽音楽をヤッテいたなんてことがわかって、何だかマプフーモに親近感を持ってしまった今日この頃なのであります。

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2019’07.25・Thu

SALIF KEITA 「M’BEMBA」

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 昨日は久し振りにユッスー・ンドゥールを聞きましたので、サリフ・ケイタも聞いてみたくなってしまいました。というワケで早速SPOTIFYで検索しましたよサリフ・ケイタを。わっちはどちらかと言えばサリフよりもユッスーの方が好きでしたので、サリフの盤はあまりチェックしてなくて、サリフの最高傑作との誉れ高いこの2005年盤「ムベンバ」も聞いていなかったのであります。ですが気まぐれで今回聞いてみたワケでございますが、これはこれはこれは、流石にサリフの最高傑作と言われるだけのことはありますね。

 サリフの音楽と言えば金属的に張り詰めた歌声にテクノロジーを駆使したバックの演奏というイメージがありますが、このアルバムってアコースティックな編成だったんですね。音的にはカンテ・マンフィーラとかモリ・カンテなんかのアコースティック路線と共通したところがあります。へ~、全然知らんかった。ゆったりと落ち着いた柔らかい音にサリフの金属的に張り詰めた声が実に良く合っていると言いましょうか、伝統回帰路線によってより歌声が生かされていると言いましょうか、とにかく本当に素晴らしい仕上がりであります。個人的にサリフの最高傑作は「ソロ」だと思っていますし、その認識は全く変わらないんですけど、このアルバムは「ソロ」に並ぶ位の作品かもしれないな~という気が致しますね。

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2019’07.24・Wed

YOUSSOU N’DOUR 「FATTELIKU (LIVE IN ATHENS 1987)」

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 SPOTIFYではマイナーなフォークやトラッドを中心に、ブツが入手出来ないような類のものばかり聞いているわっちでございますが、たまには気まぐれで超メジャーな歌手をチェックしたりもするワケでございますよ。今回気まぐれでチェックしたのは、「セネガルの」と言うよりも「アフリカの」と言った方が良いかと思われる超スーパースター、ユッスー・ンドゥールであります。まあ最近のユッスーなんて全然追い掛けていないんですが、SPOTIFYにアップされているモノを見ていたら、「LIVE IN ATHENS 1987」なんて書いてあるのがありましたので、思わず聞いてしまったのでありました。1987年頃のユッスーと言えば、まさに昇り調子のめっさ勢いがあった時期ですからね~。

 実際聞いてみますと、コレが本当に素晴らしいんですよ。まずはとても若々しくてハリのある声が素晴らしい!やっぱりユッスーの最大の武器は、よく伸びるこの唯一無二の歌声ですよ。サリフ・ケイタの金属的に張り詰めた歌声も凄いですが、ユッスーの温か味のある柔軟な歌声も本当に凄いです。この歌声だからこそ、わっちはユッスーの音楽が好きなんですよね~。そしてバックを務めるエトワール・ドゥ・ダカールの、複雑怪奇なリズムを朝飯前のように叩き出す怒涛の演奏も本当に素晴らしい!正直言ってCDで聞くアルバム「ネルソン・マンデーラ」の曲は個人的にイマイチの感が拭えませんが、そんなわっちでもこのライヴで聞ける演奏には大満足です。「あ~、こんなに良い曲だったんだ~」と納得してしまいますね。

 他にも「イミグレ」だとか「コッチ・バルマ」、ピーガブとの共演の「イン・ユア・アイズ」なんかも入っていますが、どれもこれも素晴らし過ぎて思わず身を乗り出してしまいますね~。ユッスーの音楽なんてここ何年も全く聞いていませんでしたが、このアルバムを聞いてユッスーの凄さを再認識した次第であります。

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2019’07.21・Sun

SONA JOBARTEH 「FASIYA」

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 親がガンビア出身で本人はロンドン生まれというコラ奏者兼歌手ソナ・ジョバーテの、2011年発売のアルバムであります。アフリカ音楽ファンには結構評判が良いようですので、わっちも試しに聞いてみた次第です。女性のコラ奏者なんてこれまでわっちは聞いたことが無かったのですが、実際に女性でコラを弾きながら歌う人って珍しいみたいです。基本コラは男が演奏するもので、女性が歌う場合は男がバックで演奏するのが通常なんだそうで。女人禁制なんてことは無いのかと思いますけど、ガンビアじゃなくてロンドン生まれだからあまり因習に囚われることが無かったのかもしれません。

 ところでソナさんの両親はグリーオらしいのですが、ソナさんはグリーオの両親の元で幼い頃からコラの演奏と歌に親しんで来たらしく、シッカリとガンビアの地の伝統音楽を吸収して来たようですね。このアルバムで聞ける音楽は、エレキ・ギターとベースを取り入れながらも伝統的な味わいを崩すこと無く、満点の星空を見上げているかのようなゆったりとした世界が広がっているように感じられます。しかもヒンヤリとしたクールな質感がありますので、実にスッキリとしていて涼し気でイイですよね~。過不足の無い音作りが、本当に素晴らしいと思います。

 そして、涼し気なのはソナさんの歌い口も同様であります。女性のグリーオって大きな声を張り上げるタイプが結構いるかと思いますけど、ソナさんの場合は声を張り上げるのではなく、子守唄を歌うかの如き静かな歌い口ですので、とても爽やかで心地好いんですよね~。言ってみれば男女の違いはあるとは言え、カンテ・マンフィーラのカンカン・ブルース・シリーズに似た感触がありますので、カンテ・マンフィーラの音楽が大好きなわっちとしましては、めっさ好きなタイプの音楽なワケでありますよ。正直言ってわっちはアフリカの女性歌手ってあまり好きな人がいないのですが、ソナさんはとてもステキだと思います。美人さんですし♪

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