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2021’02.12・Fri

SIVAN TALMOR 「FIRE」

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 イスラエルのシンガーソングライター、シヴァン・タルモア(と読むのかどうかは知りません)の、2016年発売のアルバムであります。全然知らない人ですが、最近はよくイスラエルの音楽を聞いていますので、SPOTIFYが勝手にオススメして来た歌手であります。とりあえずは何もわからないまま再生してみたところ、コレが実にイイではないですか!思わずジックリと聞いてしまった次第であります。ちなみに1986年生まれの今年35歳らしいですが、ジャケを見た限りではもっと年上かと思っていました・・・。

 この人がヤッテいる音楽はイスラエルのフォークと言えるかと思いますが、アコースティック楽器の柔らかい響きを生かした、まるで田園風景が見えて来るかのようなメルヘンで美しい世界が広がっていますね。パッと聞いてわっちは、「サム・スモール・ホープ」のヴァージニア・アストレイを思いっ切りアコースティックにしたみたいな音楽、などと感じたのですが、とにかく美しい音・美しいメロディに満ち溢れているのであります。そして歌声がこれまた良くて、アストレイさんよりも遥かに上手いですし、大人の落ち着きを持ちつつ透明感があって、何だかシンミリと心洗われてしまうのであります。まあ、アストレイさんみたいに天真爛漫ではなくて、ちょいと沈んだ感じの表情ではありますけど。

「サム・スモール・ホープ」
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 まあエレクトリックな音を使ったロックやジャズっぽい曲もありますけど、全体的な印象は穏やかですし、ちょいと懐かしさとか哀愁漂う情緒が感じられるのもよろしいかと思います。う~む、イイですねこの人。以前からイスラエルのフォークって日本人の感性に合うと思っておりますが、今回も同様に実感しております。まあ言語が日本語ではなくてヘブライ語だったり英語だったりしますけど、音楽そのものを感じ取れる人であれば、この人の良さは必ず伝わるかと思います。日本では全く知られていないイスラエル音楽ですが、こんな素晴らしい人が少なからずいるんですよ~という事実を是非知っていただきたいと思う、今日この頃なのであります。
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2021’02.03・Wed

LIRON MEYUHAS 「LA GITANA」

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 イスラエルのパーカッショニストで歌手でありますリロン・メユハス(と読むのかどうかは知りません)の、2018年発売のアルバムであります。SPOTIFYでイスラエル音楽を検索している時に見つけた人であります。リズムをアフリカで、ジャズをイタリアで、ドラミングをエジプトで学んだとのことですが、何故国外の色々な所で音楽を学んだのかは定かではありません。ジャケ写を見る限りではキャリアを積んだ中堅どころって感じがしますが、なかなかに美人さんのようで何よりであります(?)。

 この人がヤッテいるのは、メロディなんかはこれまで聞いてきたイスラエル・フォークと言われる類の音楽に聞こえまして、欧米や日本のポップスなんかを聞いて来た人には耳馴染みが良いかと思います。適度なエキゾ感覚と親しみ易いポップさがある曲が並んでいまして、この手の音楽がお好きな方は多々いらっしゃるのではないでしょうか。ちょいジャズ風味があるのもイイ感じですね。ただ、この人が他のイスラエル・フォーク歌手と違うところは、パーカッションの専門家だけあって、民族楽器を含めた打楽器の音やリズムが実に多彩で面白いってことであります。そのお陰で、何だか曲が閃きに満ちているように感じられて、独特の味わいを醸し出しているんですよね~。その辺は、独特のリズム感覚で単なる美メロの曲というだけでは終わらない、ピーター・ガブリエルなんかに似たところがあるかと思います。

 しかもですね、このアルバムのパーカションの音がめっさ良いのでありますよ!目の前で鳴らしているような生々しい響きがありまして、金属的な音が鳴った時はネタを書いている手が止まって、思わず振り返ってしまいました。誰かが実際に金属片を叩いたのか?な~んて聞こえ方でしたので。う~む、やっぱり良い音で良い音楽を聞くのは良いですね~。あと、あっさり風味の歌声もスッキリとしていて聞き易いですし、ジェーン・ボルドーなんかと並んでオススメ出来る作品かと存じます。

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2021’01.31・Sun

JANE BORDEAUX 「OCYANOSIM」

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 イスラエルのバンド、ジェーン・ボルドーの2019年発売のアルバムであります。SPOTIFYでイスラエルの音楽を検索している時に見つけたのですが、何故だか妙に気に入ってしまいまして、最近は頻繁に聞いております。この連中はフォーク・バンドと捉えられているらしく、進化系フォーク・バンドみたいな言われ方をしているようであります。ぶっちゃけ、わっちの耳にはフォークと言うよりはロックに聞こえるのですが、一体何を以ってフォークと言われているのかは存じません。もしかしたらイスラエルのフォーク・ミュージックを下敷きにした音楽をヤッテいるのでしょうか?

 それはさて置きコチラのアルバムですが、コレが実にイイんですよ。何がそんなに良いかって、まずはメロディが妙に懐かしい感じがしてですね、とっても美しいんですよ。そしてその郷愁を感じさせる曲を生かす、ちょいと浮遊感と奥行きのある音作りがイイ!英国ニュウェーヴ的な響きの切ないエレキギターの音も美しければ、儚くも切ない紅一点女子のヴォーカルも美しく、80年代のニューウェーヴやネオアコなんかが好きな人には堪らないモノがあるかと思います。演奏も上手いですしね~。

 何と言いましょうか、とにかくアルバムのどの曲もCMソングになりそうなキャッチーさがありますし、フォークと言われているクセに(?)意外に物凄い重低音が響いて来るという尖った部分もあって(マジで床が振動するんですよ)、とにかく何もかもがステキだと感じられるんですよね~。もし昨年出会っていたら、間違い無くベスト10に入っているアルバムであります。まあ言語以外にイスラエルらしさが何処にあるのか?と言われるかもしれませんけど、良い曲・良い演奏・良い歌が揃っているのですからそれでOKではないですか。誰が何と言おうと断固支持したい、そんな逸品に仕上がっていると思います!

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2021’01.14・Thu

ESTER RADA 「TON」

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 エチオピア系イスラエル人歌手エステル・ラダ(と読むのかどうかは知りません)の、昨年発売のアルバムであります。詳しいことはよくわかりませんが、イスラエルにはエチオピア系ユダヤ人が少なからず存在していて、ユダヤ人の中でも社会の最底辺を構成しており、日常的に差別されている存在なのだそうです。イスラエルにエチオピア系ユダヤ人がいるなんて全然知りませんでしたが、イスラエルでエチオピア・ファンクが人気があるという記事を見て不思議に思っていたものの、これで合点が行きました。

 という話はさて置き今回のエステルさんですが、あの独特なエチオピア歌謡の味わいを残した音楽をヤッテいるということで、日本のマニアの間で少しは知られているようであります。流石に日本のマニアはアンテナが高いですね~。もうワケがわからなくて怖いです。今回のアルバムに関しましては、エチオピア歌謡の要素がそれ程残っているとは感じられず、どちらかと言えばクールなジャズ風味が強いと感じられますね。曲によっては、クールなローラ・ニーロみたいに聞こえるモノもあったりして、全体的に沈んだトーンではあるものの、美しい仕上がりになっていると思います。まあ、どうせならもっとエチオ歌謡風味が強い方が面白かったのではないかと思いますが、だったらエチオ歌謡そのものを聞けって話ですね。失礼致しました~♪

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2020’12.26・Sat

SOUAD MASSI 「RAOUI」

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 パソがWIFIに繋がったことにより部屋でボログ作業を出来るようになったのですが、作業をする時はオーディオで音楽を流すワケであります。最近はSPOTIFYばかりで全然オーディオでCDを聞いていませんでしたし、部屋の整理を色々ヤッテいることでスピーカーの向きとか位置を変えたりする必要があるかもしれないとか何とか思いまして、それを判断する為の音楽を流そうと思ったのでありました。それにはアコギを中心としたアコースティックな弾き語り系の音楽が良いだろうということで、アルジェリア出身の歌手スアド・マシの2001年盤を棚から抜き出したのでありました。ただ内容はあまり覚えておらず、確か弾き語り風だったかな~というあやふやな記憶を頼りにしただけなんですが。本来なら70年代のアメリカのシンガーソングライターものとか、喋りが入っているライヴ盤が良いのでしょうが、その手のモノをあまり持っていませんので。

 とりあえずは音を出してみたところ、ちょいと左に寄ってるかな~って感じでしたので、右のスピーカーを少し前に引っ張り出してみました。するとヴォーカルが大体真ん中に定位しましたので、まあこんな感じかな~と。弾き語り系は音数が少ない分、音の響きとか左右のバランスが聞き取り易いという気がしますが、本格的なオーディオマニアがこんなヤリ方で調整をしているのかどうかは存じません。想像するに、オーディオ評論家が推薦する超優秀録音盤を流して、機械で音のバランスを図ったりするのではないかと・・・って、そんな機械があるのかどうかは知りませんけど。オーディオ・マニアってアンプ1個やスピーカー1個に何十万円も注ぎ込んだりしますから、ヤッテいることはわっちなんかの想像を絶するような気が致します。ちなみにわっちのオーディオは、アンプとスピーカーとDVDプレーヤー合計で53,000円位ですけど、イイ音が出ますよ!まあ、アンプは現在SPOTIFY用のパソコンに移植しているんですけど。

 というどうでもいいことはさて置き、コチラのアルバムは前半はアラブの香り漂う弾き語りっぽい曲が多いですが、段々とロックバンドっぽくなって来ると言いましょうか、結構エレクトリックな音を使って派手なアラビアン・ロックを繰り広げる曲もあります。淡々と静謐な感じだったり、レゲエっぽい賑やかで楽しいモノもあったりと、幅広くヤッテいるのが意外でありました(以前聞いたはずなのに、覚えてなかった!)。弾き語り系ではアコギの音や歌声が美しく響きますし、賑やか系では色々なところでチャカポコ鳴っている楽器がシッカリと聞こえて来て、なかなかにイイ音したCDじゃわい、などと思ったりするのでありました。だからってこのアルバムが今後オーディオを調整する際のリファレンスCDになるかと言うと、多分そんなことは無いと思います。出来ればカワイイ女子による、もっとポップで楽しい音源をリファレンスにしたいと思う、今日この頃なのであります。何か良い優秀録音盤をご存知の方がいらっしゃったら、是非お教え下さいませ~。

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