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2019’10.25・Fri

MON LAFERTE 「NORMA」

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 コロンビアの歌手モン・ラフェルテの、2018年のアルバムであります。当然の如く(?)全然知らない歌手ですが、例の如くSPOTIFYにて発見しましたので試しに聞いてみた次第であります。ちょっと前に「最近はラテン女子歌手と日本のアイドルグループを中心に追い掛けている」みたいなことを言った手前、ここらでラテン女子を取り上げておかなければ遺憾な~と思ったワケでございますよ。

 ところでコチラのラフェルテさんでありますが、クンビアやらサルサやらカリブ海周辺国の音楽を色々とヤッテいるんですけど、何だかどの曲も裏通りのキャバレー・ソングみたいな雰囲気に聞こえてしまうんですよ。それは気だるい歌声とかジャズを取り入れたバックの音作りに拠るところが大きいんだと思います。実際は意外に力をシッカリと入れて歌い上げているんですけど、元々が爽やかさのない水商売体質なのでありましょう。まあそれが良いことなのか悪いことなのかは知りませんけど、ハマる人はハマるしハマらない人は全くハマらないということになりそうです。ぶっちゃけ言えば、この人の歌声であればしみったれた貧乏臭いクンビアをジメジメと歌っているのが一番良いかと思いますし、クンビア歌集であればとても面白い作品をぶっ放してくれそうな気が致します。

基本的に水商売には縁が無い生活をしているわっちにはあまりハマらない歌手ではありますが、この手の歌手が大好きという人は一定数いらっしゃるでしょうから、興味がおありの方は是非チェックしてみて下さいね。とりあえずわっちもこの人の他のアルバムを色々と聞いてみようかと思います。
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2019’08.28・Wed

ADALBERTO ALVAREZ 「FIN DE SEMANA」

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 キューバの作曲家でピアニスト、アダルベルト・アルバーレスの1988年のアルバムで、邦題は「ハバナの週末」であります。その昔、信頼のデイク・オフ・レーベルからリリースされた盤ですね~。アルバーレスの作品にハズレは無い、というのがキューバ音楽ファンの間では定説ですが(?)、やはりこのアルバムも実にステキな仕上がりになっていますね!

 まずは1曲目のメレンゲにビックリですが、何故アルバーレスがドミニカのメレンゲを?という気はするものの、この優雅でスマートな演奏を聞けば誰も文句は言わないでしょう。「本場のメレンゲよりもカッコええ!」などと口走りたくなる仕上がりですからね~。流石に汎カリブ音楽ということをシッカリ意識している(と、わっちが勝手に思っている)アルバーレスだけあって、当時流行っていたメレンゲを単に取り上げてみただけ~、なんて軽薄な感じは全くありませんね。その辺はメレンゲ界のお調子者(?)ウィルフリード・バルガスなんかのお気楽さとは全然違うかと。

 勿論メレンゲだけではなくて、本職でありますソンの方も絶好調でありまして、80年代らしくシンドラやエレキ・ベースなんかもバリバリに使いまくっているものの、キューバ音楽らしい背筋がシャキッと伸びた気品溢れる演奏が最高にカッコいいと思います。わっちは実際にハバナに行ったことがありますが、太陽が燦燦と降り注ぐ海辺の道路とかパステルカラーに彩られた石造りの建物が並ぶ街並みには、こういう音楽が良く合っていると思います。但しライヴハウスなんかでこういう音楽が実際に演奏されるのは、深夜なんですけど。ハバナのライヴハウスのスケジュールを見たら、アルバーレスの出演は深夜3時でした・・・。見れるかそんなモン!

 何にせよ、こういう音楽はめっさ暑い夏に聞くのが良いかと思います。これを聞いたからって暑い夏が涼しく感じられるなんてことはありませんが、倒れそうな位の暑さを乗り切る元気をもらえるような気が致します。当代最高のトレス奏者パンチョ・アマートのバリバリ弾きまくり演奏も聞けるおトク盤ですし、万が一どこかで見かけるようなことがあれば、是非ともゲットすることをオススメ致します!

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2019’08.23・Fri

LA COMPAGNIE CREOLE 「LES PLUS GRANDS SUCCES」

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 その昔、中村とうようという音楽評論家がいまして、その人が高く評価していたということで日本でもちょっとだけ評判になったラ・コンパニー・クレオールというバンドの、1990年発売の16曲入り日本編集盤であります。フランスはパリで結成されたグループですが、メンバーはカリブ海のマルチニークとかグァドループ出身ですね。当時のカリブ海の音楽と言えばズークが全盛で、日本でもカッサヴなんかが人気ありましたよね~。あと、マラヴォワの「ジュ・ウヴェ」とかミニ・オール・スターズの「ララマン」みたいな名盤が出たのもこの時期でありました。考えてみれば、なかなかに凄い時代だったと思います。

 今回取り上げますラ・コンパニー・クレオールでありますが、メンバー達の出身地からもわかるように(わかるか?)、ズークを基本にしたバンドであります。ズークと言えばまずはカッサブを思い浮かべる人が多いかと思いますが、カッサブほど人工的に音を作り上げた感じではなくて、どちらかと言えばハイチのミニ・オール・スターズみたいな、ちょっと土俗的な部分を残しつつ大らかな楽天性を持った仕上がりになっていると感じられますね。お気楽なダンス・ミュージックと言えばその通りなんですけど、「みんな手を繋いで踊りましょ!」的な親しみやすさがあるのがステキかと思います。

 まあズークとは言ってもこのバンドの場合はズーク一辺倒というワケではなくて、汎カリブ的なもっと大きな視点を持っているように感じられます。本人達がどこまでそれを意識していたのかはわかりませんけど、音楽的にはビギン、コンパ、レゲエ、ソカ等々のカリブ海諸国の音楽の要素が取り入れられていますし、それが実に自然な形で表れているんですよね~。なかなか懐の深いバンドだと思います。とても庶民的で親しみ易いけど意外にハイブリッド、それがこのバンドの持ち味ですね。

 実はわっちはこの盤を聞くのはコレが初めてで、先日の関西旅行の際に大阪は梅田のDISK UNIONでゲットしたんですけど、ステキな盤を入手することが出来て良かったな~と思います。中村とうよう氏が好きなバンドということで正直避けていたんですけど、食わず嫌いは良くないな~と思った、今日この頃なのでありました。

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2019’08.21・Wed

MAMSELLE RUIZ 「BANDIDAS」

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 メキシコの歌手マムセル・ルイス(と読むのかどうかは知りません)の2017年のアルバムであります。SPOTIFYサーフィンをしていて発見しまして、ちょろっと聞いてみたら何だか夏のクソ暑い日に聞くにはイイ感じでしたので、ジックリと聞いてみた次第であります。とりあえずは一体何者なのか全くわかりませんのでネットで検索してみたところ、ほぼ何も情報を得ることが出来ませんでした。ホームページとかフェイスブックはあるのですが、動きが重いしスペイン語なので読めないし、もうお手上げ~って状態であります。どなたか情報をお持ちの方はお教え下さいませ~。

 今回のアルバムはビア(BEERじゃなくてBIAですよ♪)という歌手とのデュオ作品になっているようで、2人の女子の歌声が聞こえて来るワケでありますが、コレがなかなかイイ感じなんですよ。2人ともちょいと低めの似たような声質なんですが、ノリの良い曲では爽やかな快活さがあって楽しいですし、スローな曲ではちょいと気だるさがあってシンミリ聞かせてくれます。女性らしい優美さとか柔らかさや、凛としたカッコ良さも持ち合わせていますし、結構な実力の持ち主達だと感じられますね~。

 ヤッテいる音楽はバリバリにメキシコ音楽というワケではなくて、メキシコ、ブラジル、スペイン、ラテン諸国の白人系舞曲、そして時にアフリカっぽさを感じさせるリズムやコーラス等々、なかなかに幅広い音楽性を持っていまして、実に聞き所は多いかと思います。しかもそれが自然な形で表現されていますので、違和感なんて全くありません。その辺は最近耳にしましたマリア・ムラータとかジャクリーン・フエンテスなんかにも通じる、実にハイブリッドな感覚があると思いますね~。もしかして近年のラテン女子達が作り出す音楽は、物凄いレベルに到達して来ているのかもしれません。

 う~む、実にイイではないですか。ちょいと哀愁を帯びたメロディは日本の昔の歌謡曲にも通じる感覚があるような気がしますし、シッカリとラテン音楽でありつつもアジア歌謡にも通じる深いところまで辿り着いている音楽なのかも?な~んて思ったりして。今後はラテン諸国の音楽もシッカリとチェックして行かなければならんかな~と思う、今日この頃なのであります。

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2019’08.20・Tue

ADALBERTO ALVAREZ Y SU SON 「SUENO CON UNA GITANA」

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 キューバの作曲家でピアニスト、アダルベルト・アルバーレスの1987年発売のアルバムで、邦題は「ジプシー娘と結ぶ夢」であります(ジャケはジプシー娘というよりは、インド娘に見えますが)。コレって確か80年代終盤のミュージック・マガジン誌で、ラテンベスト10の第1位に選ばれた盤ですね。その頃はわっちもMM誌の熱心な信者でしたので、この盤はず~っと憧れだったんですよね~。しかしこんな希少盤が入手出来るはずもなく、わっちにとっては幻の1枚になっていたのであります。まあこれまでに何度か現物を見掛けたことはあったものの、とても手を出せる値段ではなかったんですよね~。しかし先日の関西の旅にて、梅田のDISK UNIONにて450円で置いてあるのを発見しまして、喜んでゲットさせていただいた次第であります。

 それにしてもアダルベルト・アルバーレスですよ。この人の作品にハズレは無いと言いますか、この人の盤は何枚か持っていますけれども、そのどれもがソンの伝統を受け継ぎつつも常に同時代的な新鮮な感覚を持っていまして、とにかく素晴らしいとしか言いようがないんですよね~。今回の盤は80年代の作品なんですが、シッカリと受け継がれた伝統と今の時代に聞いても古くなっていない新鮮さが感じられます。本当に図太い根っこを持った、真に優れた音楽家ということがヒシヒシと実感出来る作品に仕上がっていると思います。

 ところで80年代のキューバ音楽って、伝統的なソンの守護神みたいな存在のシエラ・マエストラがエレキ・ギターをちょいと使っただけで「実験的」なんて言われましたよね。しかしアルバーレスさんの場合は、シンドラだのエレキ・ベースだのを使っても何の違和感も無く、かえって「伝統と現代的な要素を見事に融合している」などと高く評価されてしまうワケで、その辺の才能の凄さはこのアルバムを聞くとよくわかります。こういう優れた人の優れた作品は、いつでも入手出来るようにしておいて欲しいものでありますね。80年代のソンの名盤の一つだと思います。

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