2017’03.29・Wed

THE MAMBO KINGS

pmambokings001.jpg

 「マンボ・キングス~わが心のマリア」という1992年の映画のサントラ盤であります。こんなタイトルの映画があるのは知っていましたが、見たことはありませんし当然サントラも聞いたことはありません。先日ブックオフの280円コーナーを見ていた時に偶然発見したんですけど、曲目を見るとセリア・クルースとかティト・プエンテ、リンダ・ロンシュタット、ベニー・モレー、ロス・ロボスなんて名前がありましたので、思わずゲットしてしまった次第であります。映画には興味ありませんけど、サントラにこれだけのメンツが揃っていたら、ラテン好きなら手が出てしまいますよね?

 別にどうでもいい話なんですが、わっちは以前から探しているブツがありまして、それは「メトロポリス」という映画の80年代に出たサントラ盤なんですけど、フレディ・マーキュリーとかボニー・タイラーとかが歌う曲がなかなか強烈で、是非ともゲットしたいと思って既に何年も探し続けているんですけど、未だに出会っておりません。まあタワレコのサントラコーナーとかならすぐに見つかるのかもしれませんが、高い値段を出して新品を買う気はありませんので、ブックオフあたりで見つかればな~と思っております。そんなワケでサントラコーナーを見ることがたまにあるのですが、今回も「メトロポリス」を探していて、たまたま「マンボ・キングス」を見つけたのでありました。

 という激しくどうでもいい話はさて置き「マンボ・キングス」でありますが、凄いメンツが揃っているだけに当然の如く間違いの無い仕上がりになっております。貫禄のセリア・クルース、快活なティト・プエンテ、美しいリンダ・ロンシュタット等々、どうやったってスベリようが無いのですが、この映画の為に結成されたのかどうかは知りませんけれども、マンボ・オール・スターズというバンドの演奏も実にイイ音で鳴っています。短い曲が多いので、次から次へ場面が展開して行くような感覚がある盤ですけど、それがサントラ盤らしくてよろしいのではないかと思います。

 曲も間違いの無いモノが揃っておりますが、特にセリア・クルースが歌う「グアンタナメラ」には感激してしまいますね~。リンダ・ロンシュタットの「キエレメ・ムーチョ」もめっさ美しいですし、俳優のアントニオ・バンデラスが歌うタイトル曲「わが心のマリア」が哀愁タップリの仕上がりでこれまためっさステキですし、言う事無しの盤になっていると思います。まあ、あまりに良く出来ていますので、1回聞けばもう安心してしまって繰り返し聞いたりすることは無いような気がしますけど、ラテン音楽入門盤には適している優れモノだと思います。
スポンサーサイト

Categorieラテン  トラックバック(0) コメント(0) TOP

2017’03.27・Mon

GUACO 「LO MEJOR DE GUACO」

pguaco003.jpg

 ベネズエラのバンドでありますグアコの、1990年発売の12曲入りベスト盤であります。このボログではちょいちょいグアコのブツを取り上げていますが、その度に「クールでカッコいい」と褒めまくっているかと思います。そうなんです、グアコって本当にクールでカッコいいんですよね~。伝統的な音楽を引き継ぐラテンのバンドで、シンセとかエレキ楽器なんかを大々的にに取り入れてサウンドの現代化を図り、ロックとかファンクとかの要素も取り入れつつ伝統的な音楽の良さを失わないどころか更に強化しているなんて連中は、グアコぐらいしかいないんじゃないですかね~・・・なんて言えるほどラテン音楽を聞いているワケではありませんけど。

 まあわっちがこんなことを言ったところで誰も信用してくれないのはわかっていますが、その昔日本で発売された「マドゥーロ」や「グアキッシモ」、「これがグアコだ!」のような素晴らしいアルバムにも収録されていた曲をいくつも含んでいるこのベスト盤は、グアコのカッコ良さを実感するにはうってつけの作品になっていると思います。機会があれば是非耳にしていただきたいのですが、今時こんな盤を簡単に入手出来るワケありませんね。わっちはつい先日、北九州のとある中古盤屋で300円ちょいでゲット出来たんですけど、もしかしたら中古盤屋を丹念に探せば見つかるかも?・・・って、こんな盤を丹念に探す人がいるはずありませんね。失礼致しました~♪

 それにしてもグアコの音楽のカッコ良さって、一体どう表現すれば聞いたことが無い方々に伝わるんでしょうかね~。言葉で表現出来る程の文章能力を持たぬわっちは、もどかしいばかりなのでありますよ。だってこんなに素晴らしくカッコいいバンドがラテン・マニアにしか知られていない存在だなんて、めっさ勿体無いじゃないですか。まあそんなことを言い出せば、超絶素晴らしいのにマニアにしか知られていない連中なんて他にも多々いますけど(例えばリンガラのフランコ先生とか)、複雑なポリリズムを叩き出しつつメロディはポップで親しみ易く、伝統を受け継ぎながらもサウンドは現代的&クールでカッコいいバンドなんて、もっと幅広く聞かれて然るべきだと思うのでありますよ。

 グアコの音楽のベースになっているのは、マラカイボ地方のガイタという音楽でありますが、ガイタ自体が楽器や音楽性の現代化に耐え得る奥の深さを持っているのでしょうね。そして、グアコというバンドの異要素のミクスチャー能力がとてつもなく優れているのだろうと思います。だからこその、このカッコ良さなんでしょうね~多分。そんなグアコのカッコ良さを存分に味わえるこのベスト盤は、グアコ入門編としては最適だと思いますので、日本のレコ会社はいつでもこの盤をゲット出来るようにしておいて下さい。J-POPの下らないベスト盤ばかり出しているヒマがあれば、グアコのベストを出して下さいね!絶対に出ることは無いと思いますけど。

Categorieラテン  トラックバック(0) コメント(0) TOP

2017’03.26・Sun

MUSICA TOROPICAL DE COLOMBIA VOL.1

pmusicatropicaldecolombia001.jpg

 最近はスッカリとラテンづいているわっちでやんすが、コロンビアやベネズエラの音楽を色々聞いて、ますますその辺りの音楽に興味津々となっております。そんな折に中古盤屋(ブックオフではありません)でこのコロンビア音楽コンピレ盤を見つけまして、思わず買ってしまった次第であります。20曲入りで210円也~。昨年までだったら、いくら安いとは言っても、こんな観光客相手のパチモンっぽいジャケのブツには見向きもしなかったでしょうが、ジャケに「DISCOS FUENTES」なんて書いてあるのを見つけてしまいますと、買わないワケには行かないですよね~。フエンテスというのは、コロンビアを代表するレーベルですし。

 まあラテンファンの間では、フエンテスという会社は玉石混交のコンピレ盤を粗製濫造しまくるレーベルとして知られていると思いますが、音源自体は山ほどあるレーベルですので、以前取り上げました「CUMBIA CUMBIA」なんてコンピレ盤の音源提供が出来たりするワケであります。ただ、このブツは収録曲の録音年代なんかは一切記載されていないエエ加減な作りですので、一体いつ頃の音源なのかは全くわかりません。盤自体は1987年発売のようですので、曲は70年代から80年代のモノなんじゃないかと推測致しますが、本当かどうかは知りません。しかし、データ的な事は一切わからないにしても、収録されている曲自体はなかなか面白いモノが揃っているんですよ!

 収録されているのはクンビアを中心として、PASEAITOなんて見たことも無い形式(なのかな?)、パサーヘ、サルサ、メレンゲ、ポロ等色々ありまして、意外に幅広い音楽を聞くことが出来ます。どの曲にもフエンテス社らしいショボくれた貧乏臭さみたいな雰囲気が漂ってはいますけど、どれも興味津々の面白さがあるんですよね~。クンビアはどう聞いてもクンビア以外の何物でもありませんが、PASEAITOって一体何なのかさっぱりわかりませんし、細かいリズムを刻むパサーヘ、どうやってもニューヨーク・ラテンみたいには華やかにならないショボいサルサ、アコーディオンが楽しいメレンゲ等々、コロンビア的な音が満載でめっさ面白いと思います!流石にフエンテス、妙な音源を色々と持っていますね~。

 このブツってタイトルに「VOL.1」とありますから、おそらくシリーズものとして何枚か出ているんだと思いますが、出来ることなら全部揃えてみたいですね~。まあ揃えたところでフエンテスのブツですから、テキトーに曲が並んでいるだけなんだと思いますが、それでもやっぱりコロンビアの音楽を色々と聞けるのであれば、実にありがたいではないですか。とは言えこのシリーズの続きが入手出来るなんて思ってはいませんけど、PASEAITOとかパサーヘとかのクンビアではない音源をもっと色々聞いてみたいです。どこかに入手し易いそんなコンピレ盤がありませんかね~。もしご存知の方がいらっしゃったら、是非お教え下さいませ~♪

Categorieラテン  トラックバック(0) コメント(0) TOP

2017’03.22・Wed

PEDRO ARROYO Y SU ORQUESTA 「VINE PA’QUEDARME」

ppedroarroyo001.jpg

 コロンビア出身のサルサ歌手ペドロ・アロージョの、1989年盤であります。全く知らない人だったんですけど、当時のサルサ界では「涙のソネーロ」なんて言われて、哀愁たっぷりの歌唱がサルサマニアの間では評判になったらしいです。80年代のサルサと言えばサルサ・エロチカとかサルサ・ロマンチカなんて言われる、スムーズ&オッサレーな音が主流でありまして、中村とうよう氏あたりが先頭切って批判しまくってましたよね~。オカマ歌手の腑抜けサルサ、みたいに評されていた記憶があります。以前はサルサが嫌いだったわっちにとっては、硬派なサルサもオカマサルサもどっちもどっちって感じだったんですが、確かにオカマサルサは気持ち悪いかな~って気はしておりました。

 今回取り上げる盤ですが、ジャンル的には所謂サルサ・エロチカであります。ペドロ・アロージョというおっさんは女性的な高い声で朗々と歌う歌手なんですけど、ちょいとナヨっとした感じもありますので、確かにオカマ歌手と呼ぶに相応しいかもしれません。そんなオカマ歌手が、スムーズ&オッサレーなサウンドに乗せて女性的な歌を聞かせるワケですから、70年代に大爆発していたバリバリに硬派なサルサこそホンモノのサルサだと思っている人からすれば、「こんなモンはサルサじゃねえ!」なんて言いたくなるのもわかる気はします。ウィリー・コローンとかイスマエル・ミランダとか聞いていた人からすれば、軟弱過ぎて聞いてられないって感じでありましょう。

 わっちもこのブツが発売された当時は忠実なミュージックマガジン誌の信者でしたから、中村氏が悪口を言っているエディ・サンティアーゴなんかを聞いて、きしょいサルサなんて思っていました。もし当時このアロージョ盤を聞いていたら、「きしょカマ歌手の軟弱サルサ!」なんて切り捨てたことでありましょう。しかしとっくの昔にMM誌の信者を卒業して、すっかりとサルサ好きになった現在の耳で本当に久~し振りにサルサ・エロチカを聞いてみますと、コレが意外に聞けるんですよ。まあ比べてみれば、歌手とバックの演奏が対等な関係で火が点いたかのように盛り上がって行く70年代サルサとは全然違っていて、歌手がメインでバックの演奏はそれに隷属しているみたいな感じですから、「こんなのサルサじゃねえ!」と言えないことはないかと思います。しかし、70年代サルサとは全く別物の、オッサレーなサルサ風の歌謡曲として割り切って聞けば、コレはコレでありなのかな~って気がしますね。

 だからと言って積極的に聞きたい音楽かと言うと別にそんなことはないですし、どうせ聞くなら70年代サルサを掘り下げて行きたいと思いますが、こういう音楽があるというのを知っておくのもアリだと思います。あと、別にどうでもいいんですけど、出来れば軟弱オカマ歌手のエディ・サンティアーゴを超久し振りに聞き直したくなって来ましたので、ボチボチとどこかで探し当てられたらな~と思っている、今日この頃なのでやんす。

Categorieラテン  トラックバック(0) コメント(0) TOP

2017’03.19・Sun

TIPICA 73 「CHARANGUEANDO CON LA TIPICA73」

ptipica73001.jpg

 ニューヨークのサルサバンド、ティピカ73の1980年のアルバムであります。あのファニア・レーベルからのブツでありまして、イメージ的には何だかそれだけで内容が保証されたような気分になりますが、もちろんそんなはずは無いんでしょうけど、やっぱり信頼のファニアかな~って思ってしまいますね・・・なんて言えるほどファニアのブツを聞いているワケではないんですけどね~。ですからこのティピカ73なんてバンドのことは全く存じませんでした。でもタイトルから推測して、チャランガ編成のバンドなんだろうな~と思って、ついついゲットしてしまったのでありました。だってニューヨーク・ラテンのチャランガなんて見たことも聞いたこともありませんし、めっさ気になるではないですか!

 ところでこのバンドですが、ジャケには11人写っていますけど、ブックレットには13人の名前があります。一体何人のバンドなのかはよくわかりませんが、大編成なのは間違いありません。メンバーは知らない連中ばかりで、唯一知っているのがティンバーレスのニッキー・マレーロですが、おそらくそれなりに腕達者な連中が揃っているのでありましょう。バンドはタイトルから推測した通りのチャランガ編成でありまして、なかなか心地好いサウンドを聞かせてくれます。まあキューバの超一流チャランガバンド、例えばオルケスタ・アラゴーンなんかの優雅で美しい音に比べれば、勢い任せのやんちゃ坊主的な演奏なんですが、それがサルサ系の連中らしくてイイのかな~って気がしますね。

 まあぶっちゃけ言いますと、このバンドの音はキューバのチャランガとは本当に全くの別物であります。キューバのチャランガに範を仰いでいるのは間違い無いんですけど、音の方にはシッカリとサルサを通過して来たという感覚があるんですよ。と言いますのも、演奏の中にジャズやロックの要素が入って来ていまして、このミクスチャーな感覚は明らかにサルサと共通しているように感じられるからであります。上品な優雅さよりもノリや勢いを優先しているような感覚も、キューバのチャランガとは違っていますし、コレはやっぱりサルサをヤッテ来た連中だからこその音なんだろうな~って気がしますね。コレはコレでとても楽しいですし、わっちは好きですね~。ただ、ヴァイオリンの音が前に出て来るとキーキー耳障りと言いますか、ヘタクソなのが玉にキズであります。バンド・サウンドの一部みたいな鳴り方の時は全く気になりませんけど。

 曲目も良いモノが揃っておりまして、ティト・プエンテやラファエル・エルナンデス、カチャーオなんかの曲も取り上げつつ実にポップに楽しく仕上げているのがよろしいかと思います。ラストのFOLKLORE CUBANOと書いてある「COMPARSAS」では名手ニッキー・マレーロのティト・プエンテばりのティンバーレス叩きまくりも聞けますし、総じてニューヨーク・ラテンのチャランガを満喫出来る仕上がりになっていると思います。まあラテン・ファンの間では聞いていて当然の常識盤なんでしょうけど、キューバのチャランガしか知らなかったわっちには、実に新鮮なステキ盤であります!

Categorieラテン  トラックバック(0) コメント(0) TOP

 |TOPBack