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2007’09.18・Tue

JEAB BENJAPORN 「NIRAD RUK LONG TAI」

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 あれ、ジアップ・ベンジャポーンってこんないい歌手だったっけ?というのが、このアルバムを聞いた第一印象でした。今年発表された、多分通算四作目に当たるこのアルバムは、いい感じにポップスやマレー風味・インド洋音楽風味を取り入れていて、実にゆったりとしながらスケールの大きいルークトゥンを展開していますが、その音楽性にジアップの歌がピッタリとハマっています。
 
 元々そんなに歌が上手い歌手ではないのですが、本作では随分余裕を感じさせる歌を聞かせてくれます。根はド演歌歌手だと思うのですが、スッキリとルークトゥン臭が抜けた洗練された演奏に、何故かこの歌が合うんです。まあここまで来ると、もはや歌以外はルークトゥンではないのかもしれません。特に5曲目のゆったりしたバラード曲なんかは、誰もルークトゥンだなんて思わないでしょうね。それが良いことなのかどうなのかは個人により見解は分かれるでしょうが、私は脱ルークトゥンと言うか、ルークトゥンを超越しようとするこの方向性は全面的に支持します。前から脱ルークトゥンの傾向がある人でしたが、今回は更にそれを推し進めた内容になっていて、非常にいい感じですね。
 
 別にどうでもいいんですけど、同じジアップでも、レーベル・メイトでもあるカノックポーンの方は日本でもタイ・マニアの間では人気があるようですが、こちらのベンジャポーンを評価しているという人は、私以外には誰もいないような気がするのですが気のせいでしょうか?単純に歌の力量がカノックポーンの方が上というのもあるかもしれませんが、おそらくタイ・マニアにはこの洗練された脱ルークトゥンの方向性が受け入れ難いのではないかと推測します。ルークトゥン臭が無いからこんなものはルークトゥンとは認められん!というタイ・マニアも少なからずいるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?
 あと、ルックス的にイマイチというのも要因の一つという気もしますが…。カノックポーンはそこそこキレイですからね~。私はベンジャポーンの愛嬌のあるエキゾな顔は結構好きですけどね。たとえ歌があまり上手くなくてルックスがイマイチでも、私は常にベンジャポーンの味方です。打倒、カノックポーン!…って別に打倒する必要は無いんですけど。
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