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2007’09.19・Wed

JEAB KANOKPORN 「SAO KEE DUE」

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 前回ジアップ・ベンジャポーンを取り上げた時に名前を出しました、同じジアップという名前のカノックポーンを、今回は取り上げようと思います。名前は同じでも、ベンジャポーンはルークトゥン歌手で、カノックポーンはモーラム歌手であるという違いはあります。だからと言って「ルークトゥンとモーラムはどう違うんだ?」なんて質問はしないで下さいね。そんな難しいこと、私には答えられませんので。


 本作はカノックの06年の作品です。この人がいつ頃デビューしてこれが何枚目のアルバムになるのかは知りませんが、前作同様に相変わらず手堅い作品を作りますね。モーラムらしい田舎っぽい感覚は十分に残していますが、泥臭さは控え目ですので、とても聞きやすいアルバムになっています。タイ歌謡に興味がある人にはとりあえず無難にお薦めできる作品なのではないでしょうか。ルックスも良いですから、ジャケもあまりダサく感じられないですしね。


 カノックはわざとベチャっと潰したような、子供っぽい声で歌うのですが、歌の力量には確かなものがあります。モーラム歌手としての実力は折り紙付きだと言えるでしょうね。本国でどの程度人気があるのかは知りませんが、ジンタラー・プーンラープと似たような歌い方をするという点でも、日本のタイ・マニアには評価が高いというのは頷けます。モーラムのイメージを決して裏切らない作りで、しかも決して外さない実力のある歌手が歌っている作品ですから、これはマニア納得の一枚だと言えるでしょうね。
 ただこのアルバム、個人的にはちょっと手堅すぎるかな~という感じが無きにしも非ずなんですよね。こういうオーソドックスな作りの作品というものは、無ければならないものではありますが、カノックみたいに力のある歌手には、ついつい逸脱を期待してしまうんです。「これしかできない」というような歌手ではないはずですので、色々なことに挑戦して欲しいんですよね。まあそれは私の勝手な思い込みですから、本人にとっては大きなお世話でしょうけど。
 
 もし私が彼女のプロデューサーだったら、もっと低音をブイブイ鳴らしたレゲエ・モーラムとか、ハードなギターが炸裂するメタル・モーラムみたいなのを作ってみたいな~、なんて思います。目指すはジャー・ウォブルが作った「モーラム・ダブ」?いやいや、カノックと私が組めば、もっといいブツが作れるぜ!な~んて…。ただの妄想です。失礼致しました。
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