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2007’09.23・Sun

KRATAE 「PERD JAI SAO TAE」

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 ティーン・ルークトゥン歌手クラテーの、今年発売のアルバムです。この娘、もしかしたらタイ音楽ファンよりは、格闘技マニアの間で顔がよく知られているかもしれません。というのは、このクラテー、現役バリバリのムエタイ戦士だからです。美少女ムエタイ選手としてそのスジでは非常に有名なんですよね。48kg級のタイ・チャンピオンになったこともありますので、その強さは際立っているようです。ちなみにムエタイの時はクラテーではなく、ナムワーンノーイというリング・ネームを使っています。


 そんなムエタイ戦士がCDを出しているわけですが、なるほど、評判になるのがわかりますね。確かに可愛らしいです。まずはまるで「お前、ぶっ飛ばしてやる!」と言って投げキッスしているみたいなジャケ(こんなネタの双子のお笑いがいましたね)が、なかなかいい感じですね。まあ本物のムエタイ選手ですから、冗談抜きに本当にぶっ飛ばされる可能性はあるんですけど。そんなことを言うと「美少女ムエタイ娘に蹴られてみたーい」とか言うオヤジが出てくるかもしれませんが、本気で蹴られたら病院行きですよ。ちなみに私は、いくら可愛い娘であっても、蹴られるのもぶっ飛ばされるのもイヤです。


 それはさておき、本作はタイ最大手のレーベルであるグラミーに対抗するR.SIAMレーベルからの作品です。R.SIAMと言えばジアップ・ベンジャポーンやキャット・ラティカーンに代表される、ルークトゥン臭の少ないポップス寄りの作品を制作する会社ですが、このアルバムはかなりオーソドックスな感じのルークトゥンになっています。そう言えば昨年15歳でデビューした若手有望歌手、ノーンアイ・サシターのアルバムもR.SIAMからでしたが、比較的オーソドックスな作りでした。もしかしたら才能ある若手には、まずはオーソドックスなルークトゥンを歌わせて、その実力を広く知らしめようとする意図があるのかもしれません。実際に、本作はムエタイ選手がお遊びで作ったような作品ではなく、本格派の歌手として十分通用するレベルの内容だと思います。


 クラテーの歌は、ちょっと舌足らずな感は無きにしも非ずですが、相当上手いです。難しい節回しも軽々こなしていますが、決してテクニックをひけらかすような感じではありません。体全体を使って運動しているような、爽やかな若さが溢れている歌です。歌手としての力量は確かなものがあると言っていいと思います。作りがオーソドックスなだけに音楽的な面白味には欠けるかもしれませんが、ルークトゥン歌手としての実力の程はよくわかるというアルバムに仕上がっていると思います。いい作品ですよ、マジで。


 このアルバム、国内発売したらルークトゥン好きだけでなく、格闘技マニアとか美少女好きのオヤジとかに売れて、ルークトゥンとしては破格の売上を記録したりして。サン○-ニャさんあたりが発売してくれないですかね。邦題は「モーレツ!愛のお仕置きロー・キック!!」…って、売れるわけないか。


 ちなみに下のジャケは、クラテーがメンバーだったアイドル・ユニット「4-TEEN」のアルバムです。多分3~4年前の作品。欲しい~!左端がクラテーです。


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