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2007’11.04・Sun

ITCHY WORMS 「NOON TIME SHOW」

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 フィリピンのロック・バンド、イッチー・ワームスの06年のアルバムです。このアルバムをゲットしたのは数ヶ月前なのですが、聞く度に心底感服してしまうブツです。うーむ、この素晴らしさを一体どのように表現したら良いのか、大変に難しい問題であります。フィリピンのビートルズと表現する人も出てきそうですが、私はビートルズに思い入れなんか全くありませんので、そんな下らない表現は使いたくないんですよね~。それよりも、フランク・ザッパなんかと比較した方が良いのかもしれません。


 とにかくこれ程までに素晴らしいロック・バンドは、同じくフィリピンのバンドで90年代に絶大なる人気を誇ったイレイザーヘッズを除いて、他に知りません。これを聞いて、欧米のロック・バンドのことなんて、全て吹っ飛んでしまいました。この連中がいてくれたら、もう欧米のロック・バンドなんて必要ありません!…いや、少しは必要なんですけど。


 基本はハードロックなのでしょうが、スピード感のあるハードロックを決めてみせたと思ったら、オールディーズ風のメロディやコーラスを聞かせ、かと思えばプログレ風の組曲的展開をしてみせたり、ストリングスを使った流麗な曲をやってみせたり、一筋縄ではいかないとんでもないクセモノぶりを存分に発揮しています。しかもどの曲もめっちゃポップで、常に人を食ったようなユーモアセンスを感じさせるんですよね。この連中、自分達も心の底から楽しんで音楽を作って演奏し、そして聞き手にも思いっきり楽しんでもらおうとしているのでしょう。やっぱり音楽は楽しくてナンボ、ということを実践しているバンドですね。その芸人根性たるや半端なものではありません。本当に凄いですよ、この連中は!心の底から大絶賛致します!


 こういうとてつもない連中がいるから、フィリピンのロックって目が離せないんですよね。素晴らしいロック・バンドは他にもたくさんいますが、その中でもやはりイッチー・ワームスは図抜けた存在だと言って良いかと思います。本国での評価はどんなものなのかは知りませんが、遠く離れた日本に少なくとも一人は最大級に評価している人間がいますので、今後も素晴らしい作品を出し続けて欲しいですね。


 それにしても、なんでこんなに素晴らしい作品が日本で紹介されないのでしょうか?極々一部のフィリピン音楽好きだけのものにしておくのは、あまりに勿体無いと思います。ワールド系音楽ファンにも欧米ロック好きにも、色々な人に聞いて欲しいアルバムであります。06年の発売ですが入手は今年ですので、今年の個人的ベスト10の対象に入れるとすれば、ダントツで1位のブツだと思っています。
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