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2007’11.12・Mon

GEORGE WINSTON 「AUTUMN」

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 中古盤屋のバーゲンコーナーで見つけた一枚。290円也。80年に発表されたジョージ・ウィンストンの「オータム」と言えば、メチャクチャにポピュラーですよね。知らないとおっしゃる人も、聞けば必ず知ってる曲が入っているはずです。本作はウィンストンの出世作ですね。タイトルが「オータム」ですから、秋のうちに取り上げておかないと、ということで今回めでたく(?)ネタにすることに致しました。


 ウィンダムヒル・レーベルを代表するピアニストであるジョージ・ウィンストン、静まり返った深夜でも雨降る昼下がりでも、あまり活動的な場面で無い限りは、しっくりとハマる音楽を奏でてくれる人であります。限りなく優しくて美しいメロディを紡ぎ出す簡素なピアノ・ソロ演奏なんですが、私は結構好きですね。心が優しくなる音楽といった感じでしょうか。


 しかしある音楽評論家が、ウィンダム・ヒルなんかのこの手の音楽は作為が見え見えで聞いているとイライラするしこんなものは全然ヒーリング音楽ではない、みたいなことを言っていました。うーむ、そのように感じる人もいるわけですね。ジョージ・ウィンストンの音楽が好きな私は、その見え見えの作為というものがどんなものなのかは全くわからないのですが、作為の有無に関わらず彼の音楽は美しいと思います。雰囲気だけの音楽という人もいますが、ピアノを習っていたことがある人の話では、彼のピアノは技術的に難しいことをやっているわけではないけれども、この雰囲気を出すのがとてつもなく難しいのだそうです。ならばこの雰囲気に騙されたって全然構わない、私はそう思います。


 それにこの人が奏でるメロディにはアメリカ民謡っぽい響きがあり、結構奥深いものがあるように思うんですけどね。個人的には、ピアニストでありヴォーカリストでもあるロビン・ホルコムの諸作(いずれ取り上げます)と似ているように感じられます。ホルコムもアメリカの民間伝承の影響が強い音楽をやっていますが、ウィンストンも似たタイプでありながら、ホルコムほど暗くはないという感じでしょうか。両者共優れた表現者だと思うのですが、よりノスタルジックで親しみやすいのが、ジョージ・ウィンストンの特徴でしょう。だからこそ多くの人に受け入れられるピアニストなのだと思います。
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