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2008’03.23・Sun

PETER CASE 「PETER CASE」

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 アメリカのシンガーソングライター、ピーター・ケイスの86年のソロ・アルバムです。このブツ、学生の頃に聞きまくったアルバムです。生まれつきなのかどうかはわからないのですが、私にはフォーク調の音楽がフィットするようで、まさにフォーク・ロックの名盤と呼ぶに相応しいこのアルバムに一発でハマってしまったことをよく覚えています。


 本作は達者なアコギを中心にしたシンプルな音作りですが、シンプルなだけに奥深い味わいがある作品だと感じられます。しかしシンプルながらも、音作りはいかにもパンクとかニュー・ウェーヴなんかを通過してきたというようなとんがった感覚があって、単なる牧歌的なフォークなんかとは一味も二味も違った鋭いカッコ良さを持っています。それがこのアルバムをただのフォーク・アルバムに終わらせない大きな要因だと思います。


 そして何よりも、このアルバムはとにかく曲が良いです!全12曲中、捨て曲など1曲も無し。アコギ1本で勝負するメチャクチャカッコいい弾き語りもあれば、力強いロック調の曲もありますし、ライトニン・ホプキンスのブルースやポーグスのカバーもあれば、のどかで牧歌的な曲もあります。曲はバラエティに富んでいるのですが、とんがった鋭い感覚でアルバムにビシッと一本筋が通っています。ピーター・ケイスはこの後何枚ものアルバムを発表していきますが、曲の粒の揃い方といいアレンジの素晴らしさといい、本作が最高傑作と言っても過言では無いでしょう。


 ちなみに本作のプロデューサーはT.ボーン・バーネットとミッチェル・フルーム。これだけで聞きたくなる人もいらっしゃることでしょう。またヴァン・ダイク・パークスが1曲だけですがストリングス・アレンジをしていますし、元奥方のヴィクトリア・ウィリアムスやジョン・ハイアットやジム・ケルトナーなんかもゲスト参加していて、その辺もマニアにはたまらないアルバムだと言えると思います。まあ、豪華なゲスト陣の参加なんかに関係無く、このアルバムが素晴らしい出来映えであることに変わりはありません。個人的には、これからも末永く聞き続けていくブツでありましょう。


あと、今回は試聴を見つけることが出来ませんでしたので、試聴の貼り付けはありません。
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