九州在住の関西人、ころんと申します。世界中の色々な音楽を気まぐれに聞いて気まぐれに書き記す「ころんの音楽探訪」、よろしければご覧下さい。
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原因不明の吐き気と悪寒と頭痛で倒れていた、ころんでございます。きっと年度末・年度初めの激務のせいだと思います。倒れていても仕事はあるので、ヘロヘロになりながらも働いていましたが。まあ随分復活してきたので、ブログの更新もボチボチやっていこうかと思っております。
ところでマリーナ号さんがご自分のブログで、DJ OZMAとかボニー・ピンクとかが「携帯音楽を守りたい」とか言っているCMに対する違和感というものを書いていらっしゃいましたが、私も変なCMだと感じておりまして、その裏に一体どういう意図が隠されているのだろう?などと疑問に思ったりしておりました。今回はそのCMを見て私が思ったことをダラダラと述べてみたいと思います。長ったらしい文章ですし、まあテキトーに流してもらって結構ですよ。 「著作権の非親告罪化」ってご存知でしょうか?著作権というものは、著作権を侵害された人が訴えない限り、たとえ著作権を侵害していても罪には問われない、という決まりになっています。これを「親告罪」と言います。ですから「非親告罪」となると、著作権を侵害された人が訴える・訴えないに関わらず、著作権の侵害が見つかり次第速攻で逮捕されるということになります。「そんなの侵害するヤツが悪いんだからいいじゃないか」という方もいらっしゃるでしょうが、実はこれは相当に恐ろしい問題です。 著作権が非親告罪化されると、それを運用するのは警察の仕事になるわけですが、著作権を侵害しているとみなされた場合、ある日突然警察が家に乗り込んできて逮捕されるということになってきます。例えば音楽ブログをやっていて、ジャケ写を載せたとか歌詞を引用したとかいうだけで、突然警察に逮捕されたりする可能性があるのです。それだけではなく、「この文章表現は誰それが書いた表現を引用している!」などとみなされた場合であっても、有無を言わせず逮捕される場合があるということです。音楽ブログなんかは誰かのCDを引き合いに出して取り上げるものですから、全てが摘発&逮捕の対象になると言っても過言ではありません。 摘発&逮捕の対象はブログだけではなく、例えばあるミュージシャンが作ったフレーズが誰かのフレーズに似ている、というだけで逮捕されたりする可能性も十二分にあるわけです。もちろんこれは音楽だけに関係することではなく、小説とか漫画とか映画とか、ありとあらゆる文化に関係してきます。言ってみれば、「著作権の非親告罪化」により全ての文化は摘発&逮捕の対象となり得ますし、日本の文化は全て警察の監視下に置かれるわけです。警察の点数稼ぎの為にブログ等の摘発が行われる、なんてことも日常的になるかもしれません。そうなると著作権の非親告罪化は、実質的には文化活動禁止法と同じことになってきます。 もちろん警察が日常的に全てのブログ等をチェックできるわけはありませんが、「何々というブログが著作権を侵害している!」などと警察にタレ込むことを生きがいにするようなヤツが出てくるのは目に見えていますし、「著作権を侵害された!」と先に言った者勝ちの世界にもなってくるものと思われます。とにかく、文化活動は衰退の一途を辿る事が予想されるわけでありまして…。 この著作権の非親告罪化というのは、07年10月の法制小委員会では「不適当」とのことで立ち消えになったにもかかわらず、何故か今になって再び復活しています。一体何故こんなネタが復活したのでしょうか?詳しいことはよくわかりません。警察の権力を強化する為というのもあるでしょうね。もっとよくわからないのは、この著作権の非親告罪化というのは、06年12月のアメリカからの「年次改革要望書」に記載されているということであります。何故アメリカがこんなネタを要求してくるのでしょうか?ご存知の方がいらっしゃれば、お教え下さい。何にせよ、「年次改革要望書」によりアメリカから指令されたことは次々に実現しているという状況であるだけに、著作権の非親告罪化も実現する可能性があると思われます。郵政民営化も三角合併解禁も実現してしまったわけですからね〜。 で、冒頭で挙げたCMに戻りますが、表面的には海賊版を規制する為に「著作権侵害はダメ!」というもっともらしいことを言っているようですが、こういういかにも妥当であるというイメージを視聴者に植えつけることによって、著作権の非親告罪化をなし崩し的に進めようとする意図があるのではないかと思ったりもするのですが、これって考え過ぎなのでしょうか? 著作権の非親告罪化については、そこまで心配する必要は無いという意見も多いようです。「氾濫する海賊版を取り締まる為にいちいち著作権者に同意を求めてなんかいられないから、非親告罪にするんだろ?だからブログ程度で心配することなんて何も無いじゃん!」という、極めて楽観的な意見も多々あります。確かに、海賊版問題に限り非親告罪化するという限定条件が付いていれば、あまり問題は無いのかもしれません。しかし現状は、著作権全般について非親告罪化しようという動きになっているようです。ということは、どのように運用されるかわからない、非常にあやふやな状態だということです。これは非常に危険なことだと思われます。権力の都合のいいように運用される惧れが、常にあるわけですから。こんなものが成立したって、何も良いことなんて無いんじゃないでしょうかね〜。 |
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