『DUANGJUN SWANNEE 「FHARK JAI WAI GUB TER」』
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 過激なミクスチャー・ルークトゥンの最先端を突っ走る変なおばさん、ドゥアンチャン・スワンニーの新作であります。待ちに待った新作ですね〜と思ってジャケを見ると…ありゃりゃ?レーベルがR.SIAMになってるぞ?前3作はタイ最大手のレーベルであるグラミーからだったのですが、グラミーのライバルのR.SIAMにいつの間に移籍したのでしょうか?まあR.SIAMと言えば洗練されたポップス風ルークトゥンを得意とするレーベルですから、ドゥアンチャンには合っているかもしれません。でもレーベルを移籍したことでどんな変化が出てくるのか、ちょっと心配になりつつ聞いてみました。


 とりあえず全体をざっと通して聞いてみると、何だかかなり大人しくなったような感じがします。ラテンだのインドだのダンドゥットだのをブチ込んだこれまでの音楽性から比べると、随分普通のルークトゥンになってしまったなあ、という印象です。これまでのような、「おや?」と思わせるようなインパクトを持った曲が無いんですよね〜。うーむ、このおばさん、本当に老けてしまったのでしょうか?


 こうなってくると、元々歌はあまり上手くない歌手だけに、パッと聞いたところでは面白味が随分減ってしまったように聞こえます。レーベルの移籍が完全に裏目に出たか?などと思っていたのですが、しかし何回か繰り返して聞いているうちに、段々これはこれで良いのだ、という気になってきました。インパクトには欠けるものの、音作りは洗練されていますし曲も美しいメロディのものが揃っています。また、大人しくなったとは言っても、2曲目はアコーディオンやストリングスが活躍するインド洋音楽的な雰囲気を持った大らかなノリの曲ですし、10曲目はファンキー・ルークトゥンだったりしますので、これまでの持ち味を無くしてしまったわけではありません。


 それに本人は結構楽しそうに歌っている様子が感じられますので、今回はミクスチャーよりも本来のルークトゥン歌手としての力をアピールしたかったのかもしれません。なんせ今回のアルバムは、レーベルを移籍したばかりの作品ですからね〜。次回はグラミーにいた時みたいに過激なルークトゥンをやってくれることを期待したいですが、これはこれで十分に魅力ありだと思います。


 それにしても、過激なミクスチャーをやったりフツーっぽいルークトゥン歌手みたいなことをやったりと、なかなか一筋縄ではいかないおばさんですね〜。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
【2008/04/27 07:05】 タイ | トラックバック(0) | コメント(7) |
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