『BETH GIBBONS & RUSTIN MAN「OUT OF SEASON」』
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 音楽雑誌の類は一切購入しない私でございますが、毎月近所のタ○ーレコードで「バ○ンス」誌は貰うようにしています。パラパラとめくるだけでほとんどまともに読まないのですが、タダだからいいかなという感じです。音楽情報は、ネットショップや色々な方々がされている音楽ブログから得るというのが、私の基本的なスタイルでございます。


 で、「バ○ンス」誌の5月号をパラパラめくっていると、ブリストルの音楽の特集がありまして、そう言えばトリッキーやらポーティスヘッドやら、やたらと暗い連中がいたなあ、なんてことを思い出しました。ポーティスヘッドのブツは全て売り払ってしまいましたが、ヴォーカルのベス・ギボンズのソロアルバムは売らずに持っていましたので、久し振りに引っ張り出して聞いてみました。どうでもいいんですが、ブリストルの音楽の記事より遥かに気になったのは、12ページに載っていたBENNIE Kのベスト盤の広告であります。


 ポーティスヘッドにしろベス・ギボンズにしろ、重苦しくて暗い音楽をやっていることに違いはありませんが、ベス・ギボンズのソロは音作りがアコースティックな分、まだ聞きやすいです。しかしどちらにしても、晴れ渡った爽やかな休日に聞くような音楽ではありません。聞いていると段々気分が沈んできます…。


 ベス・ギボンズという人、幽霊のように儚くて暗い歌を歌う人ですが、儚いクセに何故か妙に存在感のあるという、実に不思議な歌手であります。このアルバムでは1曲1曲歌い方を変えていると言うか、曲ごとに違う人間を演じているような雰囲気がありまして、その歌の巧みさには感心してしまいます。別に好きな歌手ではありませんが、さり気ないクセに迫り来るパワーを持った歌手として、強烈に印象に残る人ですね〜。うーむ、ヘンな歌手。


 このアルバム、別にお薦めしようとは思いませんが、重苦しくて暗いブリストル・サウンドを試してみたいという方にはよろしいのではないでしょうか?東南アジアの音楽にハマリまくっている今の私にはあまり必要な音楽ではありませんが、気分的にヘコんだ夜に聞くには良いかもしれません。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
【2008/05/03 19:19】 欧米 | トラックバック(0) | コメント(1) |
『JULIA 「LA B’AHLAMAK」』
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 思わずジャケ買いしてしまったレバノンの歌手、ジュリアの04年のアルバムです。ジャケを見た限りでは若いのか年食ってるのか全然わかりませんが、歌声は若々しいので多分若い歌手なのでしょう。


 個人的にアラブ音楽は世界で一番敷居が高い音楽だと思っていまして、なかなか近付き難い雰囲気があると感じています。私の場合はアラブ音楽入門がモハメッド・アブドゥル・ワハーブとかウム・クルスームだったので、余計に難解に感じてしまったのでしょう。何が何だかわけわからない状態が続いていたのですが、それを救ってくれたのがフェイルーズの「愛しきベイルート」というアルバムでした。あれで初めてアラブ音楽って素晴らしいんだと思い、それ以降はあまり積極的にではないにしてもアラブの音楽を聞いてきました。色々と聞いてきて随分耳が慣れてきた現在、考えてみるとこのジュリアみたいな歌手がアラブ音楽入門だったとしたら、もっとすんなりアラブ音楽に入り込めたのではないかと思います。


 ジュリアの歌は声が可憐でしっとりした色気が感じられ、今にもしくしく泣き出しそうな雰囲気を持ちつつ独特の軽やかさもありますので、アラブ歌謡を聴き込んだベテランには物足りなく感じられるかもしれませんが、初心者には親しみやすいのではないかと思います。ルックス同様歌声も非常にキレイな歌手ですから。


 音楽的にもゴリゴリのアラブ音楽というわけではなく、欧米音楽的なポップな要素が色々と入っていますし、ラテン調の曲が入っていたりもしますので、アラブ音楽の素人には聞きやすいです。アラブ音楽としては薄味でしょうが、慣れない人にはこれでも十分にアラブ的な音楽だと感じられると思います。8曲入りで33分ちょっとと収録時間は短いですが、短いからこそあっという間に終わってしまいますので、そのことも含めてアラブ音楽入門編にはピッタリのアルバムなのではないかと思います。個人的には非常に良い出来のアルバムだと高く評価しています。


あと、コメント欄に試聴をはりつけておきますので、よろしければお試しを。
【2008/05/03 08:31】 中近東 | トラックバック(0) | コメント(5) |
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