
台湾の元アイドル歌手、ターシー・スーの97年のアルバムです。3曲目に「もののけ姫」の台湾公開時の主題歌が入っています。ブック○フのバーゲン・コーナーで買ったのですが、セール中だったので125円でゲットできました。中古で欲しいブツがいつもこれ位の値段で買えたらいいんですけどね〜。とりあえずはジャケがバカっぽくてヘッポコそうですし、とにかく安いから買ってみました。これで中身が良ければラッキーですしね。で、結果として、とてもラッキーでした。
125円のブツにしては(いや、元々は2000円前後だったのでしょうが…)、非常に良く出来ています。まずは音作りが中華ポップスにしては(?)斬新です。ロックやヒップホップ、そしてテクノみたいな音までもビシバシに取り入れていて、しかもその音をきちんと消化していて、過不足の無い音になっているところが良いですね。だからダサさなんて微塵もありません。10年前の音なのに、かなりクオリティは高いですよ。メロディなんかは従来の中華ポップスの範疇から外れることは無いのですが、音作りがカッコいいので、あまり中華ポップスということを意識しないで聞くことができると思います。
そして更に良いことに、この人の歌がかなりイケてるんですよね。温かみが感じられる爽やかな優しい歌声で、非常に耳に心地良いんです。アイドルにしては上手いと思ったら、このアルバムを出した当時、既に27歳だったようで、結構キャリアがあったわけですね。だから明るくて溌剌としつつも落ち着いた歌を歌えたのでしょう。
しかしこの人、その後アイドルとしての自分の方向性に疑問を持って、数年間歌うのを止めてしまった時期があったそうです。アイドルとて所詮芸人、人を楽しませるという芸人根性があれば自分の方向性に疑問を持つことなんて無いと思うんですけどね〜。まあそれはさて置き、このブツはなかなか爽快で心地良い仕上がりでありますよ。素敵な一枚です。
あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。