
タイの女の子6人組グループ、セニョリータの05年のアルバムです。前回エリーン・ベースを取り上げた時に、コメントを下さったインサックさんがこのグループの名前を出しておられましたので、久し振りに棚から引っ張り出してきて聞いてしまいましたが、やっぱり良いですね〜。
エリーン・ベースは流行のストリート系のR&Bっぽい音でありましたが、このセニョリータはR&Bの影響も当然ありますが、それよりはもっとオシャレなブルーアイド・ソウルっぽい感じがしますね。曲によってはカーディガンズとかハウスマーティンズなんて連中を思い出してしまいます。
この娘達、見た目はパッとしない6人組で、ボーカルの娘(向かって左から3番目の白いシャツの娘)以外のメンバーは全く必要が無いのでは?という気もしますが、まあそれはいいとして、出てくる音はメチャメチャにシャレていて、さり気なくカッコいいんです。まずは、とにかくメロディが抜群に良い曲が満載であります。ポップで親しみ易くてちょっぴり切なくて、これぞエヴァーグリーン!なんて言いたくなるようなメロディを持った曲がズラリと揃っています。音作りは、基本はブルーアイド・ソウルっぽいわけですが、そこにタイ・ポップスや中華ポップスやラテンなんかのフレーバーをまぶしながら、実に魅力的な音楽を作り上げています。これ、本当に素晴らしいですよ。個人的には躍動感溢れる2曲目が、特に好きです。
そしてそんな曲達をサラリと爽やかに歌うボーカルの娘の力量にも、なかなかのものがあります。若々しい瑞々しさに溢れる歌い口で、まるでもぎたての新鮮な果実のようだ!などと意味不明のことを言ってみたくなりますね。でも、新鮮な果実を食べると口の中が爽やかになるのと同じように、この歌を聞くと耳の中が爽やかになるような気がします。
しかしこの娘達、これほどまでの傑作を出したにも関わらず、これ1枚を残しただけで消息不明になってしまいました。うーむ、テパパと言いエリーン・ベースと言いセニョリータと言い、一体どうなっているのでしょうか?これら3組は、個人的に復活を熱望している3大グループなのであります。タイの音楽業界のお偉いさん、彼女達の復活を待ち望んでいる日本人が、少なくとも一人は存在しているということを知っておいて下され!
あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。