2008’06.29・Sun

「FAYRAYのシングル」

 早いもので、昨年の9月からこのブログを開始して、今回で200回目の更新となりました。200回記念ということで何をネタにしようかと思ったのですが、ここはやはり我が最愛の歌手、FAYRAY(以下、フェイちゃん)に登場していただくしかないかと思います。新しいアルバムでも出ていれば良かったのですが、最近は音沙汰がありませんので、過去のシングルなんかを取り上げちゃったりして…。


「TEARS」
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 フェイちゃんの最もよく知られている曲と言えば「TEARS」かと思われます。ライヴでも必ず歌われる曲のようですね。フェイちゃんのメロディ・メーカーとしての才能を最初に知らしめた曲だと言えるでしょう。しんみりしたメロディと、溢れ出る情熱を内に秘めた切々とした歌が素晴らしい名曲であります。


「BABY IF,」
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 「TEARS」の次にフェイちゃんの才能を知らしめた曲、それが「BABY IF,」でしょう。福岡でフェイちゃんのライブを見た時、アカペラで数小節だけ歌ったのですが、悶絶するほど素敵でした。


「STAY」
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 「TEARS」「BABY IF,」とリアルタイムで聞き逃してきた私が、初めてフェイちゃんの本物の才能に気づかされた曲が「STAY」です。こんなにも切なくて美しい曲を書く人なんだと、この1曲でマジ惚れしてしまいました。めちゃくちゃ美人だし。


「好きだなんて言えない」
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 私が完全にフェイちゃんの虜になってしまった曲が「好きだなんて言えない」でした。天才的な閃きに満ちたメロディ・ラインが素晴らしい!大袈裟なアレンジが玉にキズではありますが、名曲であることに間違いはありません。一番評判が良いジャケですね。私は「STAY」のジャケの方が好きです。


「TOUCH ME,KISS ME」
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 「TOUCH ME, KISS ME」です。インパクトには欠けますが、フェイちゃんの音楽的ルーツが窺える、R&B風味の曲です。


「願い」
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 フェイちゃんの曲で私が一番好きなのがこの「願い」です。地味ながらもまばゆいばかりにきらめく美しいメロディ、聞く度に心に沁みます。素晴らしいです。最高です。これさえあれば、もう他に何もいらないです(いや、そんなことはないんですけど)。


「愛しても愛し足りない」
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 ジャズやR&Bの影響がモロに出まくりの可愛い曲、「愛しても愛し足りない」です。これも良いですね~。


「LOOK INTO MY EYES」
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 フェイちゃん哲学全開の「LOOK INTO MY EYES」です。自分の哲学を歌っているだけあって、曲は静かでも歌は情熱が溢れていますね。


「口づけ」
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 昼の不倫ドラマのテーマソングみたいな、フェイちゃんにしては珍しい歌謡曲的な曲、「口づけ」です。


 他にも色々とシングル曲はありますが、今回はこんなところで。フェイちゃんのシングルのコンプリート・コレクションを目指そうかと思う今日この頃であります。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
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2008’06.28・Sat

YAR-TAR 「TUM DAI RUE PLAO」

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 タイのルークトゥン・デュオ、ヤー・ターの06年のアルバムです。ちなみに06年の個人的ベスト10に入賞している作品です。最近はあまり聞くことが無いブツなのですが、私が非常にお世話になっていますサリガレコードさんに廉価盤のVCDが入荷されていましたので、思わず注文してしまいました。ブツはまだ届いていないのですが、来るのが楽しみです。


 そんなわけでこのCDを聞き返しているのですが、良いですよ~これは。毎度おなじみ(?)のイケイケお水系姉ちゃん専門レーベルのUPLからのブツなのですが、UPLらしく肌の露出の多い派手な衣装を身にまとった、ケバい化粧をした姉ちゃん2人組のジャケが良いですね。歌手を夢見て田舎から出てきた女子高生2人が、悪いスカウトに騙されて水商売に売り飛ばされてしまったかの如き哀れさが感じられます。うーむ、妄想をかき立てられるジャケですね。好みは向かって左側の娘ですが、右の娘も会社の同僚だった原口さんに似ていて可愛いなあ・・・。


 ジャケからある程度は想像がつくかと思いますが、当然の如く素晴らしくヘッポコな脱力ルークトゥンを聞くことが出来ます。素人に毛が生えた程度の歌で歌われるポップなメロディに低予算な音作りのディスコ・ルークトゥン、これは黄金の組み合わせであります。個人的にはまさに「ツボ」なルークトゥンです。いいですねえ、こういう怪作は。流石に「歌唱力なんて関係無い!ケバい化粧をして肌の露出を多くして媚びまくれば、バカな男どもが引っ掛かってくるのじゃ!」というのがモットーのUPL、常に高品位なヘッポコ作品を出してくれますね~。ヤー・ター、最高です!ルークトゥンだけでなく、モーラムの真似事もやっていますし、所々でアマズールなんて女の子三人組レゲエ・グループを思わせる瞬間もあります(気のせいかもしれません)ので、音楽的にも結構面白いんじゃないでしょうか。


 これまた想像がつくかと思いますが、ヤー・ターの二人、このアルバム1枚を出しただけで姿を消してしまいました。2枚目が待たれるところですが、多分二度とブツを出すことはないでしょう。この二人、今頃一体どこで何をしているのでしょうか?金持ちの旦那に身請けでもされたか、それともスターになる夢破れて田舎に帰ったか、それとも地道にドサ回りでも続けているのか・・・。どなたか彼女達のことをご存知の方がいらっしゃいましたら、是非お教え下さいますようお願い致します。


オマケ写真その1。二人の顔のアップです。
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オマケ写真その2。やっぱり露出の多い衣装。
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あと、残念ながら試聴を見つけることができませんでしたので、今回は試聴の貼り付けは無しです。

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2008’06.27・Fri

THIS HEAT 「THIS HEAT」

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 世界中の色々な音楽を聞いていると、時として全く理解できないブツに遭遇することがあります。数は少ないですが、これまでの音楽遍歴の中で、たまにそのようなブツに出会うことがありました。聞いた瞬間に「もう絶対ダメ!」と思ってしまうようなもの、いくら聞いてもワケがわからないもの等々。例えば前者ではミッシング・ファウンデーションの「IGNORE THE WHITE CULTURE」、ネイキッド・シティの「拷問天国」、メレット・ベッカーとかいう気色悪い姉ちゃんの「夢魔」とか。そして後者の代表が今回取り上げる、チャールズ・ヘイワードが在籍していたことで知られる(知られているか?)ディス・ヒートの79年のアルバムです。


 全く理解できないブツというのは例外無く全て欧米のブツで、ほとんどが速攻で中古盤に売り飛ばしてしまうのですが、このディス・ヒートのブツだけは何故かまだに手元に残っています。ゲットしたのは15年ぐらい前だと思うのですが、いまだに全くワケがわかりません。ジャンルで言えば実験音楽とか前衛音楽とかに分類されるモノなのでしょうが、その手の音楽にはあまり縁が無いもので、聞く耳が出来ていないだけなのかもしれません。


 とにかくこの音楽、一体どう表現すれば良いのでしょうか?それさえもよくわかりません。ドラムがドコドコと鳴っていて、ギターがペンペンと鳴っていて、キーボードがピャーピャー鳴っていて、たまにうめき声みたいな声が聞こえてきます、というような小学生の感想文みたいなことしか書けません。恐怖映画のサントラなんかに使えばメチャメチャにハマるのかもしれませんが、音だけで聞くのは相当に辛いです。でも、この音が超絶カッコいい!とおっしゃる方もいらっしゃいますし、マニアの間では名盤だと絶賛されているようですから、多分名盤なんでしょうね。


 ワタクシ、どうにもチャールズ・ヘイワードという人とは相性が良くないようです。この人のソロも何枚か持っていたものの、きしょいので中古に売り払ってしまいました。この人が在籍していたキャンバーウェル・ナウ(でしたっけ?)のブツは聞いてみようと思いながら、結局見つからずじまいです。多分聞いても速攻中古行きでしょうから、聞く必要は無いのかもしれませんが。


 個人的に音楽には、「好きな音楽」と「今は好きではないけれども、好きになるかもしれない音楽」の二種類しかないと思っているのですが、どうしてもワケわからないとか受け付けないという音楽もあるのかな、と思う今日この頃なのであります。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2008’06.25・Wed

「水の問題について」

 先日、「食の安全について」ということでグダグダと文章を書きましたが、水の問題も食の問題と同じく非常に大切ですので、思ったところをダラダラと。まあ、テキトーに読み流して下さい。


 水は国民全員の財産ですから、国や地方自治体が責任を持って管理すべきものだと個人的には思っています。しかし現在は公的な機関で管理すべき水道事業を民営化する方向に進んでおり、06年にはウォーターメジャーと言われる巨大企業、フランス資本のヴェオリア・ウォーターの日本法人ヴェオリア・ウォーター・ジャパンが広島市と埼玉県の下水処理場のメンテナンスを受託しました。また今年の1月には同社が水処理会社の西原環境テクノロジーの株式の51%を取得し、社長も派遣して子会社化しました。両社は連携して、自治体から浄水場や下水処理場の運転や維持管理業務の受託を本格的に狙うとのことです。民営化は時代の流れなのかもしれませんが、これって良いことなのでしょうか?


 故意済み君は米国による「年次改革要望書」の通りに郵政事業を民営化し、有事の際の日本復興資金となるべき350兆円とも言われる莫大な郵政資金を、外資に献上してしまいました。米国では郵政事業は民営化になじまないとのことで民営化されていないにも関わらず。恋済み君がやった郵政民営化は、史上最悪の売国行為とまで言われています。ですから「民営化」という言葉に妙に敏感になってしまうんですけど、それは私だけでしょうか。「水道事業の民営化」なんて話が出てくると、水道事業を外資に売り飛ばす計画が進んでいるのではないか?と想像してしまうわけであります。実際にヴェオリア・ウォーターなんて外資が水道事業に進出してきていますし。


 水道の民営化と言えば、ボリビアで事件がありました。ボリビアは99年に水道事業の民営化を実施。新水道会社は米国最大の建設会社ベクテルの子会社でしたが、すぐに水道料金を2倍以上に値上げし、水道を利用できなくなった貧しい民衆の不満が爆発、2000年には数百万人規模のデモに発展しました。結局は民衆側が勝ってベクテルはボリビアから撤退し、水道民営化は撤回されたのですが、人間の命とも言える水を「儲ける為の商売道具」にする恐ろしい連中の存在が浮き彫りになりました。ボリビア民衆のスローガンは「水は神からの贈り物であって商品ではない!」だったそうですが、まさにその通りだと思います。


 ボリビア以外でもミャンマーやタイで水道民営化が実施されて多国籍企業が参入し、料金が5割以上値上げされて人々がぼったくりに遭っているらしいです。人間のライフラインと言える事業は、利益追求の機会に利用するべきではないと思います。「水が欲しけりゃ文句言わずにカネ払え!貧乏人は水を飲むな使うな!」では、あまりにも酷じゃないですか。ライフラインに関わる事業は国や地方自治体が国民の為に管理し、それを国民が監視するのが当然の形だと思うのですが、この考え方は間違っていますでしょうか?


 日本では水道民営化はこっそりと推進されています。それが本当に国民の為になるなら良いのでしょうけど、外資の利益追求に利用されるとしたら、日本の庶民もぼったくりの被害に遭ってしまうことでしょう。もしかしたらぼったくりどころの話ではなくて、死活問題にまで発展する可能性もあるんじゃないでしょうか。何だかヤバい動きが陰でコソコソと行われている今日この頃、イヤな渡世になってきたものでやんす。

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2008’06.23・Mon

THE SHAGGS 「THE SHAGGS」

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 先日CDの棚を漁っていたら、アメリカの女性三人組バンド、シャッグスのブツなんかが出てきてしまいました。知る人ぞ知るというバンドですが、一部マニアの間では熱狂的に支持されている…かどうかは知りません。このブツは69年から75年頃までの25曲の録音を編集しているのですが、ハッキリ言ってとんでもないブツです。


 このシャッグスというバンドは、揃いも揃ったブサイク肥満三人姉妹がメンバーです。このブサイク肥満姉妹の金持ちの親バカ親父が、娘達の晴れ姿をレコードに残してやろうと余計な画策をした為に、本来なら世に出てはならないはずのブツが発売されてしまったのであります。よって聞く価値は全くありません。このバカ親父、よくこんなものをレコードにしようなんて気になったなあ、と呆れてしまいます。


 これ、お聞きになったことがおありの方はご存知でしょうが、壮絶なまでの凄まじいド下手な音を聞くことができます。ギター、ベース、ドラムの3ピース・バンドの形態を取ってはいますが、どれもこれもまともに演奏できていません。と言うか、初心者のたどたどしい楽器練習レベルの歌と演奏を、徹頭徹尾聞かされるのであります。私はヘッポコな音楽は大好きなのですが、ここまで酷いと流石に認める気にはなれません。最初のうちは腹抱えて笑えますが、段々呆れてきて、最後にはブチ切れそうになります。「お前ら、ナメとんかい!」ってな感じでございます。これはたまりませんよ…って、イヤなら聞かなくていいんですけど。


 フランク・ザッパとかボニー・レイットとかが誉めていたりはしますが、信用しない方がよろしいかと思われます。「売れようなどという欲の無い、この純粋さが美しい!」などとおっしゃる方もいらっしゃるのでしょうが、そう思える心の広い方にはお薦め致します。まあ笑いのネタにするのであれば、持っていてもよろしいのではないかと。


 それにしてもよくこんなブツを発売するレコード会社がありましたね~。こんなものを出すのは犯罪でやんすよ、犯罪。レコ会社って、カネさえもらえればどんなブツでも出すんでやんすかね~。わっちにとっては、カネの力というものを見せつけられてしまった一枚でやんす(BY 蒼井優の「おせん」)。


 どうでもいいんですけど、「おせん」の蒼井優、めっちゃ可愛いですね。これまで蒼井優を可愛いと思ったことは無いのですが、「おせん」は良いです。蒼井優は洋服より和服、これ常識(?)。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2008’06.22・Sun

ROBIN HOLCOMB 「ROCKABYE」

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 アメリカの女流ピアニスト兼シンガーソングライターであるロビン・ホルコムのセルフ・タイトルのアルバムを初めて聞いたのは、もう20年近く前になるでしょうか。本人が写ったモノクロの陰鬱そうなジャケのイメージ通り、音楽も相当に陰鬱でした。


 暗くて重苦しい曲調で、突然不気味な転調をするメロディがとにかく薄気味悪く、歌声も魔女のつぶやきのように感じられて、とてもまともに聞いていられない作品でした。まさにアメリカン・ゴシックを体現したかのような、不吉な呪いの世界や血が飛び散った陰惨な農家小屋をイメージさせる音楽でした。こんな音楽を聞いていることが他人にバレたりしたら、きっと気が狂ったと思われるに違いありません。あまりに気持ち悪かったですし、こんなものを持っていること自体が縁起が悪いと思いましたので速攻で売り払いましたが、音楽は強烈に脳裏に焼きついてしまいました。


 それから程無くして、ブラリと立ち寄った神戸の中古盤屋ハックル○リーで、あの気持ち悪いブツの次のアルバムにあたるこの「ロッカバイ」を見つけました。あの気持ち悪いブツの印象は強烈でしたが、怖いもの見たさ(聞きたさ?)で、ついついゲットしてしまいました。


 また気持ち悪い音楽なんだろうな~と思いつつ恐る恐る再生してみると、聞こえてきたのはカントリーっぽい雰囲気の、穏やかな表情を持った音楽でした。得体の知れない不気味さはあるものの、 ピアノを中心に淡々と綴られる歌の数々は、悟りを開いたかのような境地を感じさせます。これは素晴らしいと思いました。あの気持ち悪いブツとの共通点も感じられるのですが、こちらの方が前向きな力が感じられますから印象は全然違います。


 このアルバムを大変に気に入ってしまいましたので、もしかしたらあの気持ち悪いブツも聞けるかも?などと出来心を起こし、たまたま中古で見つけた気持ち悪いブツをゲットしてみました。すると不思議なことに、聞けるではありませんか!じっくり聞いてみると、少々の気持ち悪さはあるものの、前に聞いた時のような陰惨な雰囲気を持った作品には聞こえず、「ロッカバイ」とそう大きな違いは無いと感じられました。どちらにしても、米国の伝承歌の世界の陰の部分をしっかりと受け継いだ作品だと思います。


 現在はどちらのアルバムもほとんど聞くことはありませんが、梅雨の暑苦しい夜に「こんなブツがあったなあ」などと思い出したもので、棚から引っ張り出して聞いてみた次第であります。聞いてみたらどちらも味のある良い作品ですし、このロビン・ホルコムという人は、米国の陰の部分の極めて優れた表現者だと思います。


こちらが気持ち悪いアルバム。

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あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2008’06.21・Sat

XTC 「SKYLARKING」

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 私が初めて聞いたXTCのアルバムは、84年発表の「ザ・ビッグ・エキスプレス」でした。硬質な音作りとあまりポップではないメロディが、妙に重苦しくて近寄り難い雰囲気を醸し出していて、悪くはないものの好きでもない作品でした。車輪の形の円形ジャケットは好きだったんですけど。このアルバムが初めてのXTCだっただけに、私にとってXTCは非常に気難しい連中というイメージになってしまいました。


 しかしその後、ピーター・バカラン氏がDJをしておられたFM番組で「GRASS」という曲を聞いて、ビックリしてしまいました。何だか東洋的なメロディを持った、まどろむが如きドリーミーな曲だったので、これまでXTCに対して持っていたイメージとあまりにかけ離れていたからです。この1曲で俄然XTCに興味を持ち、ゲットしたアルバムがこの86年の「スカイラーキング」であります。


 ここで聞けるXTCは、「ザ・ビッグ・エキスプレス」とは対極の音を出しています。甘美で親しみやすいメロディ満載で、ポップの魔術師とでも言いたくなるような世界を展開しています。あまりに箱庭的な閉じた世界で、時に息苦しい閉塞感みたいなものを感じなくも無いですが、良い曲が揃っていることに間違いはありません。思わず口ずさんでしまうような曲が、私にも何曲かあります。


 どうでもいいんですけどこのアルバムは、私にとっては「記念盤」扱いであります。実は大学の合格発表の日に、合格を確認した後に難波のタ○ーレコードに立ち寄ってゲットしたブツなのであります。だから大学合格記念盤とでも言いましょうか。特に思い入れがあるわけではないのですが、思い出はあるというブツです。今となっては滅多に聞くことは無いですが、たまに聞くといい感じであります。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2008’06.20・Fri

CARTOLA 「人生は風車~沈黙のバラ」

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 ブラジル・サンバ史上最高の名盤などと謳われることもあるブツ、それが自作自演サンバ歌手カルトーラの、このアルバムであります。元々「人生は風車」と「沈黙のバラ」という2枚のアルバムだったものを、1枚にまとめたお得盤です。個人的にカルトーラの曲で一番好きな、「人生は風車」が入っているのが嬉しいです。ベッチ・カルヴァーリョなんかも歌っていたこの曲、あまりに美しくていつ聞いても胸締め付けられる名曲であります。


 それにしてもカルトーラの曲って、美しいものばかりですね。ここで聞ける曲の数々は、どの曲も気高い品格に満ち溢れていているのに非常に親しみやすく、パーソナルな肌触りでありながらも一般大衆的な感覚も兼ね備えており、まさに大衆芸術の極致といった感じであります。この感覚はフォルクローレの巨匠、アタウアルパ・ユパンキと共通しているように思います。これらの美しい曲の数々は、カルトーラの瑞々しい声で歌われることによって、より一層の珠玉の輝きを放つのであります。もちろん他の歌手に歌われても素晴らしいわけですが、本人の歌の味わいには格別なものがあります。


 ・・・などと言ってはいますが、実はこのブツ、最初のうちは何が良いのかさっぱりわかりませんでした。このブツをゲットしたのはまだ学生の頃でしたが、今は亡き大阪心斎橋の芽瑠璃堂で3800円もの大枚をはたいて新品を買ったまでは良かったものの、聞いてみるとじいさんがあまり上手くない歌で淡々とサンバを歌っているだけという感じで、全然面白く感じませんでした。「チクショウ、金返せ!」ってな気分でしたね~。当時は、ベッチ・カルヴァーリョみたいな派手で楽しいサンバは大好きでしたが、カルトーラの枯淡の境地みたいな世界は全然理解できなかったわけであります。その後ギリェルミ・ジ・ブリート、ネルソン・サルジェント、ウィルソン・モレイラなんかのサンバはすぐに大好きになったものの、カルトーラだけは全くダメでした。


 そして時は流れ、社会人になって数年経ったある日、何気なくこのブツを聞いてみると、何故かこれが良いのですよ。突然腑に落ちたという感じでしょうか。何故そうなったのか理由は全くわかりませんが、それ以来このアルバムはサンバのブツの中でも最も回数を聞いた作品になってしまいました。いつ聞いても最高のサンバが、ここにあります。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2008’06.18・Wed

GUILHERME DE BRITO 「FOLHAS SECAS」

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 夏になると聞きたくなる音楽に、ブラジルのサンバがあります。サンバと言えば、リオのカーニバルみたいなお祭り騒ぎの賑やかな音楽という印象をお持ちの方が大多数のようですが、ホンモノのサンバはもっとしみじみとしていて味わい深いものであります。私が初めて買ったサンバのアルバムは、イヴォニ・ララというおばさんの「サンバの女主人」というブツでした。確か89年頃だったと思います。もう20年程前のことになりますね~。ワールド系の音楽を聞き始めたばかりの頃ですが、優しくて地味溢れるサンバに、心癒されたものであります。


 それ以来サンバを色々と聞いてきましたが、一番回数を聞いているのがカルトーラの「人生は風車/沈黙のバラ」とギリェルミ・ジ・ブリートの「枯葉のサンバ」だと思います。どちらもおじいさんによる自作自演のサンバです。90年代に彼らのようなおじいさん達が作るサンバが「おじいサンバ」なんてネーミングで呼ばれて、ちょっとだけ話題になったことがありましたが、私も「おじいサンバ」は好きなものが多々あって、その粋で洒落ていて美しい音楽性に心底シビレたものでした。


 今回取り上げるギリェルミ・ジ・ブリートの「枯葉のサンバ」は90年発表のブツですが、物憂げで内省的な哀愁漂う音と歌が特徴であります。サンバは賑やかな音楽だと決め付けている人は、これを聞けば「こんなサンバもあるんだ!」とビックリすることでしょう。賑やかなものだけがサンバではないことは知っていたももの、私もこの淡く切ない響きを持ったサンバを聞いた時は結構驚きました。センチメンタルと言いますか、哀しい色やね~と言いたくなるような文学青年的な佇まいは、非常に新鮮でありました。歌は上手いとは言えませんが、じいさんにしては若々しい朗々とした歌声で、実に味わい深い滋味溢れる歌を聞かせてくれます。こういう歌を聞くと、つくづく歌は上手いとか下手とかいう価値観だけでは決められないものだなあと思います。


 バックの演奏は、ショーロ界の俊英であるエンリッキ・カゼスのアレンジによるものですが、控えめでしっとりとしていながらも冴え渡っていて、実に芳醇なまろやかさに溢れています。この歌にはこのバックの音しかない!という感じの素晴らしい演奏を聞かせてくれますよ。


 最近はアジアの音楽にどっぷりと浸かっていますので、サンバを聞くことはほとんど無くなっていますが、聞いてみるとやはりしみじみと沁みてくる音楽だと感じます。久し振りにぶらりと立ち寄ったギリェルミじいさんの昔ながらの古ぼけた居酒屋は、昔と同じで全然気取ること無く、素朴でいい味の料理と酒を出してくれた、そんな感じの音楽ですね。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2008’06.16・Mon

KITCHIE NADAL「LOVE LETTER」

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 フィリピンの女流シンガーソングライター、キッチー・ナダルの待ちに待った新作がついに出ました!フィリピン音楽界の至宝、バービー・アルマルビスが産休で現在休業中ですから、個人的には妹分的存在のキッチーに大きな期待を寄せているのであります。


 前作のミニ・アルバムについては今年の2月13日に取り上げましたが、その時に「ダイナミックな奥行きの深さが加わって、一躍フィリピン・ロック界のトップに踊り出てきた」と書きました。そして「ここまでの深化を見せつけられると、ミニ・アルバムでは満足できない」とも書きました。そして発表されたのがこのブツなのですが、前作で聞くことができた深化した世界を、フル・アルバムのスケールで展開してみせてくれています。これは凄い作品ですよ!


 モジョフライでバンド活動していた頃やソロ・デビューした頃と比べると、バンド・サウンド的な展開はめっきり陰を潜めてしまったのですが、その代わりプログラミングなんかを多用したじっくりと練り込んだ音作りによって、よりパーソナルな内面世界を美しく表現するようになってきました。曲によってシタールやピアノやアコギなんかの音を実に効果的に使いながら、クラクラしてくるようなめくるめく幻惑的な音世界を展開しています。これは非常に妖しくも魅力的な世界ですね。元々淡々としたダークな音が持ち味の人だけに、この浮遊感のある内向的な音作りとは抜群に相性が良いようであります。この音は、ピーター・ガブリエル先生を思い出させるところがありますね。


 これまでのキッチーの歌は、斜に構えたような皮肉っぽい表情を持った歌い口だったのですが、このアルバムで聞ける歌は淡々としていて非常に素直に感じられ、これまであまり感じられなかった優しい表情を聞き取ることができます。彼女に一体どのような心境の変化があったのかは知りませんが、音作りだけでなく歌の方も更なる深化を遂げています。うーむ、素晴らしい!


 これまで私はキッチーのことを、バービー・アルマルビスの妹分的存在だと思っていましたが、ここで聞けるキッチーにはどうやらこの表現は適切ではなくなってきているような気がします。比較対象としては、シンシア・アレクサンダーを挙げる方が相応しいかもしれませんね。何にせよ、キッチーがこれ程までの深化を遂げるなんて想像もしませんでしたが、どうやらフィリピン音楽界のホンモノの怪物がまた一人、目を覚ましてしまったようですね。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2008’06.14・Sat

「食の安全について」

 実は畑で野菜を作っている、ころんでございます。畑は佐賀の田舎にあるのですが、ジャガイモやカボチャを植えています。今日はジャガイモの収穫をしてきましたが、2畳ほどの広さで20キロ以上収穫できました。いや~、とても嬉しかったですね。そのうちもうちょっと面積を広げてもっと色々と栽培してみたいと思っています。


 そんなわけで園芸とか農業関連の店に行く機会がちょくちょくあるのですが、色々な野菜や花の苗や種が売られています。見ているだけでも楽しいわけですが、気になる事は「遺伝子組み換え」植物なのかどうかということです。袋に「遺伝子組み換えではない」と書いてあるものもありますが、真偽の程は定かではありません。とにかく遺伝子組み換えがしてあるような得体の知れないものには、関わりたくないと思っています。


 「遺伝子組み換え」植物と言えば、ベトナム戦争で使われた悪名高き枯葉剤を作ったアメリカの化学企業「モンサント」が思い浮かびます。同社は「ラウンドアップ」という名前で有名な除草剤を開発した会社であります。このラウンドアップという除草剤はホームセンターなんかにも置いてありますし、最近はテレビやラジオなんかでCMをガンガン流していますから、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。枯らす力が大きいという謳い文句の除草剤ですが、枯らす力が大きければ農作物も枯らしてしまう?ということでモンサント社が開発したのが、ラウンドアップに耐性を持った遺伝子組み換え植物であります。これはラウンドアップ・レディと言われていて、大豆やトウモロコシとかナタネなんかがありますね。ラウンドアップ・レディを植えれば、ラウンドアップを撒いても他の植物が枯れるだけで作物には影響無いから超便利、というわけであります。


 他にモンサントが開発したことで有名なのが、殺虫タンパク質を作る遺伝子を組み込んだ、害虫抵抗性トウモロコシであります。トウモロコシの体内で勝手に殺虫成分を作り出し、それを食った虫は死んでしまうという、何とも奇々怪々なものであります。虫が食って死ぬということは、人にとっても毒であることに間違いは無いんじゃないでしょうか。もし殺虫タンパク質を作る遺伝子が人間の体内に遺伝子レベルで取り込まれたとしたら、その人は常に体内で殺虫剤を作り出すことになりますので、そのうち殺虫剤の毒で死んでしまうことでしょう。動物実験ではその有害性が確認されているようですし、ヨーロッパではこの害虫抵抗性トウモロコシは、食品ではなくて殺虫剤として認識されているそうです。


 モンサントはこれらの遺伝子組み換え種子について特許を取得しています。特許を取得しておけば、遺伝子組み換え植物が育って種子が収穫できたとしても、それを蒔いて栽培することは禁止されます。何故ならその行為は特許権の侵害になるからです。だから農民は毎年モンサントから種を買わねばならなくなります。しかも特許を取った種ですから特許料を上乗せして通常の種の25%増しで販売されますし、ラウンドアップ・レディであればラウンドアップと抱き合わせで販売されることになります。おかげでモンサントはボロ儲けできるわけです。


 ついでに書いておきますが、モンサントが開発した遺伝子組み換え植物で「ターミネーター」と呼ばれるものがあります。ターミネーターとは何かと言いますと、作物が取れるのは一代限りであり、とれた種を蒔いても芽が出ないように遺伝子操作された植物のことであります。これを作り出した経緯はよく知りませんが「種を蒔いても芽が出ない植物なら新しく種を買うしかないから、ウチはまた大儲けできるじゃん!」というような理由で開発されたんじゃないでしょうか?それに、同社の特許権を侵害してこっそりと作物を栽培する農民対策にもなりますしね。何にせよ、もうメチャクチャです。


 そんなメチャクチャな会社なんだったら、モンサントから種を買わなければいいじゃん!なんて話になりますが、そうもいきません。実はモンサントという会社は、世界最大の種子会社なのです。世界中の大半の種子の流通を牛耳っていますので、誰も逆らえないのであります。しかもこの会社、農民の畑をこっそりチェックして、特許権が侵害されていないかどうかを調査しているらしく、もしそんな農民がいれば、速攻で訴訟を起こして多額の賠償金を巻き上げるというようなこともやっています。いつ因縁つけられるかわかったものではない農民達は、トラブルを避ける為にもモンサントから種を買うほか仕方が無いということになってしまいます。日本ではまだそのようなトラブルは無いようですが、アメリカとかカナダなんかではよくあるトラブルのようです。日本でも今後どうなるかはわかりませんけどね。


 まあ、モンサントが扱っている種子が全て遺伝子組み換えというわけではありませんが、食糧問題に直結する穀物系の種子に関しては、自分の儲けを最大にする為にいくらでも遺伝子組み換えをするというのが企業理念のようですので、大変に厄介な会社であることに間違いはありません。我々の胃袋は、このような会社に握られつつあるのであります。


 何にせよ、遺伝子組み換え植物というものは、安全性が全く証明されていない、得体の知れないものです。このようなものを進んで食べる必要は全く無いのですが、日本に入ってくる食物の中にいつの間にやら遺伝子組み換え植物が紛れ込んでいる可能性もあるわけで、現状は安心できる状況だとは言えません。日本の食料自給率は40%以下ですから、60%以上を輸入に頼っているわけで、その中に遺伝子組み換え作物なんかが混ざっている可能性は非常に高いのではないでしょうか?狂牛病肉でさえ平気で輸入するような日本の政府ですから、危険な遺伝子組み換え植物だと知りながら「遺伝子組み換え植物ではない」とウソをついて輸入している可能性は高いと思いますが、いかがでしょうか?


 以上、ころんの与太話でございました。本件についてもし興味がおありの方がいらっしゃったら、この問題に非常にお詳しい安田節子氏のサイトを参照されることをお薦め致します。ためになる情報が満載であります。コメント欄にURLを貼り付けておきますので、よろしければご覧下さい。

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2008’06.13・Fri

TRUEFAITH 「DREAM JOURNAL:THE VERY BEST OF TRUEFAITH 1993-2007」

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 フィリピンのロック・バンド、トゥルーフェイスの93年から07年までの曲を集めた2枚組のベスト盤です。このバンドについてはあまりよく知らないのですが、結構長い間活動しているんですね。イレイザーヘッズなんかと同時期に活躍していていまだに生き残っているわけですから、地元では安定した人気があるのでしょう。日本でも数は少ないながらも根強いファンの方はいらっしゃるようですね。確かプランテーションの店長さんも、凄く良いとおっしゃっていたはずです。


 このバンドの音楽は、ロックと言えば確かにロックなのですが、もっと大人のロックと言いますか、AOR的な滑らかさと柔らかい肌触りを持っています。ロックの中にソウルとかボサノバなんかの要素をさり気なく取り入れて、とてもクールでオシャレな音を聞かせてくれます。瑞々しい新鮮さを感じさせるメロディ作りはまさに職人芸といった感じですし、聞くほどにバランス感覚の取れたセンスの良さを感じさせてくれるバンドだと思います。欧米のバンドで言えば、スタイル・カウンシルなんかを思わせるところがありますね。しかもスタカンなんかよりも演奏力は遥かに上ですから、こちらの方がずっとカッコいいです。


 しかし、私なんかにとっては、聞いているうちにこのバランス感覚の取れた音が段々と物足りなくなってくるのも事実です。あまりの破綻の無さが、ちょっと退屈になってくるわけです。噴き出してくるようなエネルギーとか情熱みたいなものを感じさせるような瞬間があればもっと印象は違ってくるのでしょうが、あくまでクールに淡々と曲が進んでいきますので、引っ掛かりが少ないんです。まあこれは単に私の好みの問題ですので、こういう音楽が大好きだという方もたくさんいらっしゃることでしょう。彼等の音楽がとても良いということは認めますが、だからといって大好きだとは言えない、そういう複雑な心境なのであります。


 ただ、私が何と言おうと、トゥルーフェイスが優れたロック・バンドであるという事実に変わりはありません。フィリピンの音楽でセンスの良いものは何かある?と聞かれたら、私は彼等の名前を挙げると思います。欧米のロックやポップスばかり聞いている人にも、是非お薦めしたいバンドだと思っています。大好きではないけれども人にはお薦めしたい連中、それが私にとってのトゥルーフェイスというバンドなのであります。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2008’06.12・Thu

「危険な法案について」

 先日、「著作権の非親告罪化について」というネタをアップして、権力者による恣意的な運用による監視社会化と文化統制の危険について記しましたが、この度「著作権の非親告罪化」と同じような危険性を持つ法案が提出されました。それが「児ポ法改正案」と呼ばれているものであります。


 「児ポ法」とは「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」の通称でありますが、児童を利用して商売する連中とかから児童を保護する為の法律です。まあ、実際に児童を食い物にするような変態連中から児童を守るというのは必要なことですし、当然に法律で取り締まるべきでしょう。しかし今回の改正法案に対しては、特にロリコンマンガとかアニメとかのオタク連中からは激しく反対の声が上がっています。それは何故でしょうか。彼等が将来的に児童に関係する犯罪をおこす可能性が高いことを自覚しているからこの法案に反対しているに違いない!なんて思う人もいるようですが、実際はそういうことではありません。


 この改正法案の最大の問題点は、「営利目的」の場合にしか処罰しない現行法を改めて、「自己の性的好奇心を満たす目的」で18歳未満の児童の写真等を「所持した場合」、1年以下の懲役または100万円以下の罰金を科す、と変更する部分です。みなさんはどう思われるでしょうか?


 まずは「自己の性的好奇心を満たす目的」という部分ですが、そんな目的の有無など一体どうやって判断するのでしょうか?こんなことは警察とかの恣意的な判断でどうにでもなりますよね。そして一番怖いのは、18歳未満の児童の写真とか絵とかを「持っていただけで(単純所持と言います)」警察に逮捕される可能性があることであります。


 例えば極端な話、自分が買った雑誌に18歳未満の女の子のグラビアが載っていた場合、それが見つかったら有無を言わさず逮捕されるような可能性があるということです。また、親が自分の赤ん坊の裸の写真を撮って保存していた場合でも、突然逮捕される可能性があるのです。「お前は自分の性的好奇心を満たす目的でこのような写真を持っていたのだ!」と警察とかが勝手に決め付けたら、それで犯罪者に仕立て上げられてしまうわけですから。この法案、要するに権力者がいくらでも恣意的に運用できる内容だということであります。その点で、「著作権の非親告罪化」とよく似ています。


 ロリコンマンガとかアニメのオタク達からすると、愛好するマンガやアニメを所持しているだけで逮捕される可能性があるのですから、当然に反対を唱えるわけです。単純所持が犯罪なら、その手のオタク達は全員犯罪者ということになってしまいます。いくらなんでも、それはあまりにメチャクチャでしょう。それに、実在する人物であれば年齢が何歳ということは特定できますが、マンガなんかの場合はそのキャラクターの年齢の判断はどのようにするのでしょうか。例えば年齢は20歳の設定のキャラクターだけれども、見た目は18歳未満に見えるキャラクターの場合とか、一体どう扱うのでしょうね?多分権力側は「社会通念上18歳未満のキャラクターに見える」とか言って、有無を言わせず取り締まるんでしょうけど。


 あ、ふと思いついたのですが、この法案が可決されたら、スコーピオンズのかの有名な少女エロジャケとかブラインド・フェイスなんかのブツを持っている人も危なくなるんじゃないでしょうか(私は持ってませんが)。


 「単純所持」が犯罪になると言うのなら、もっと危険なことが出てきます。誰か陥れたい相手がいる場合、その人の家とか会社に忍び込んでこっそりと少女エロ写真を机の中に入れておいて、「あいつは少女エロ写真を持っているぞ!」と警察にタレ込むのです。「単純所持」が犯罪なわけですから、それで速攻逮捕されてしまうわけです。要は、敵を陥れる武器としての利用も可能になってしまうわけです。これはメチャクチャ危険なことです。しかも陥れられた方は「ロリコン」とか「ペドファイル」とかのレッテルを貼られてしまうわけで、そうなると社会的に抹殺されてしまったも同然になってしまいます。


 このような法案に対しては、オタク系ロリコン諸君だけでなく、メディア関係からも反対の声が上がっています。18歳未満の児童を写真や映像に収めただけで法律違反に問われることがあるのであれば、表現の自由というものを著しく害されるからです。早川忠孝議員のようなマトモな考えを持った国会議員諸氏も反対を表明したりはしていますが、6月10日に与党は衆院にこの法案を提出してしまいました。与党は次期臨時国会での成立を目指しているらしいですが、一体どうなってしまうのでしょうか?


 何にせよ、一般庶民の知らないところで国民を監視・統制するような社会が、着々と形成されているようであります。「著作権の非親告罪化」にしても「児ポ法改正案」についても、マスコミはまともに報道しませんからね~。青少年ネット規制法も可決されてしまいましたし、どうやら国民の文化的な自由を締め付けたい勢力が魑魅魍魎の如く跋扈しているようであります。何だかどんどん監視社会化が進んでいる、イヤな渡世になったものであります。

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2008’06.11・Wed

RIVERMAYA 「BUHAY」

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 私の大好きなフィリピンのロック・バンド、リヴァーマヤの新作が出ました。リヴァーマヤと言えば、英国ニューウェーヴ的な冷ややかな疾走感を持つクールな音と、情熱を内に秘めたクールなヴォーカルが非常に魅力的なバンドでありますが、これまでほとんどの曲の作詞作曲をしてヴォーカルも担当していたリコが脱退してしまった為、リヴァーマヤは一体どうなってしまうのだろうと心配していました。しかし新メンバーを迎えて無事に新作を出してくれたので、とりあえずはホッとしています。


 脱退したリコは全ての面での中心的人物だったので、リヴァーマヤの音楽性がどの程度変わってしまうのだろう?という興味もありましたし、全然違うバンドになってしまっても面白いかもしれない、などと思っていたのですが、ここで聞けるリヴァーマヤはこれまでのイメージを大きく裏切ることはないにしても、これまでと同じではないというバンドになっています。


 おそらく残されたメンバー達は「リコがいなくなったからダメになった」なんて、絶対に言われたくなかったに違いありません。リコが抜けたというマイナスを、逆に発奮するプラス材料としてとらえたのでしょう。このアルバムのリヴァーマヤは、これまで以上に気合が入ったパワー全開の演奏を聞かせてくれます。特徴だったクールな質感よりも、骨太な逞しさとパワフルな勢いが前面に出てくるようになったと感じられます。そこから噴き出してくるエネルギーの総量は半端ではありません。彼等の演奏がもたらすこの高揚感は一体何事なのでしょうか。歌の力は前より落ちているかもしれませんが、バックの演奏から感じられる迫力は、これぞホンモノのロック!と言いたくなってしまうほどであります。


 このアルバム、各メンバーが持ち寄った曲が収録されていて、曲によってヴォーカルが交替しています。普通ならアルバムの内容にバラつきが出たりする場合もあるのですが、そんなことは全然感じさせない統一感があります。これぞバンド・マジックというヤツでしょうか。バンドとしての一体感がしっかりと感じられるのが良いですね。グランジ系のハードな音もあれば可愛らしいポップソングもありますし、これまでのような寒空を駆け巡るかの如き曲もありますが、何にせよ新生リヴァーマヤは表現の幅が大きく広がったと言えるでしょう。


 それにしてもこのアルバムは素晴らしいです。内容としては英国ニューウェーヴ的なロックではありますが、そこにアポ・ハイキング・ソサエティあたりから連綿と受け継がれているフィリピン的なシャレたポップセンスをまぶして、ちょっとトボけたユーモアを感じさせるところなんかは、昨年の個人的ベスト10の1位に選んだイッチーワームスや、フィリピンの伝説的ロック・バンドであるイレイザーヘッズと肩を並べる力を持った存在であることを実感させてくれます。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2008’06.09・Mon

YENG CONSTANTINO 「JOURNEY」

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 昨年発売されたデビュー・アルバムが、07年の個人的ベスト10の選外になってしまったフィリピンのシンガーソングライター、イェン・コンスタンティーノの2枚目のアルバムが出ました。これは聞く前からテンションが上がります!不機嫌娘のダニタなんかと並んで、フィリピンの期待の若手女性ロッカーですからね~。


 まずはジャケですが、僅か一年の間に随分大人っぽくなった感じがします。私は何故か前作発表時のプロモーション用ポスターを持っていたりするのですが、その写真は何だか中川しょこたんを思い起こさせるルックスで、まだまだ幼い感じがありました(しょこたんはイェンより年上ですが)。しかし今回のジャケは、既に大人の女性ロッカーという雰囲気を漂わせています。まあ、化粧の仕方で印象は全然違ってくるのでしょうけどね。


 ジャケでの見た目の変化と同様に、音楽の方も変化しているのかどうか、ワクワクしてCDを再生すると…うーむ、相変わらず元気なロック娘ぶりを発揮していますね。とは言っても、前作みたいにとにかく勢いで押しまくるという作品ではなく、本作では引き技も覚えたという感じで、ジャケと同様に随分と大人になったような印象を受けます。歌声にはまだまだ幼い部分はあるものの、ハードに決める曲はビシッと決めてみせますし、スローな聞かせる曲は情熱を内に秘めてしっとりと歌おうとする姿勢が聞き取れます。かなり歌い慣れて来て、少しは余裕が出てきたのではないかと思われます。ですからアルバム全体に奥行きとメリハリが出てきて、耳に残る仕上がりとなっています。


 全体的な作りとしては前作と同様にハード・ロックが主体となっていますが、フィリピンのメジャーな若手女性歌手にしては珍しくタガログ語中心で歌っていますので、アジア的なしっとりした情緒がほのかに漂ってくるところが素敵であります。そして、どの曲を聞いても地にしっかりと足を着けている安定感がありまして、全てにビシッと筋が通った潔さが感じられます。ソングライターとしても素晴らしい才能を持っていますし、注目すべき存在であることに間違いはありません。フィリピン音楽に興味がおありの方は、要チェックのアルバムだと思います。


 いや~、それにしても聞くほどに良いアルバムですね。これだけ順調に成長してくれるとは本当に嬉しい限りです。これは間違いなく今年の個人的ベスト10の候補ですね。去年のデビュー作は入賞を逃していますが、今年は確実に入ってくるでしょう。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2008’06.07・Sat

CHARICE PEMPENGCO 「CHARICE」

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 世界中で話題沸騰の(?)ティーン歌手、フィリピンのチャリース・ペンペンコのデビュー・アルバムです。93年生まれの15歳なのですが、この年齢にしてこの凄まじい歌唱力!ということで、世界各国で話題になっているらしいです。YOUTUBEの映像がきっかけだったそうですが、全然知りませんでした…。まあとにかく超話題盤とのことですので、フィリピン音楽好きの私としては聞かないわけにはいかないでしょう、ということでゲットしました。


 このペンペンちゃん、「凄い歌唱力」と話題になったわけですが、この「凄い歌唱力」という言葉を聞くと、メリケンR&B歌手の歌なんかを力一杯歌い上げるタイプの歌手だろうな~と想像してしまいます。ネットで情報を検索してみると、コンテストなんかでホイットニー・ヒューストンが歌ってた、サビの部分が「えんだーーーーーいやーーーー!」と歌い上げているように聞こえるうるさい曲(I WILL ALWAYS LOVE YOUです)を歌ったりしていたそうです。私は歌い上げる歌手が好きではありませんので、それだけで警戒すべき歌手となってしまうのですが、まあ偏見を持たずに聞いてみることにしました。マレーシアのシティちゃんみたいな、超絶ホンモノの歌手かもしれませんし。と思って何気なく曲目を見ると…「えんだーーーーーいやーーーー!」入ってんじゃん!


 何はともあれブツを再生してみると、聞こえてきたのは予想していた通りの力一杯声張り上げ系の、まるでトイレで気張っているような力の入れ方をする、R&B系の歌でありました。確かに15歳にしてこれだけ歌えるのは凄いと思いますし、この力量は天賦の才を感じさせます。楽しそうに溌剌と歌っているところにも好感が持てます。しかし、ここまで歌い上げる曲ばかり取り上げる必要があったのでしょうか。力を抜いて歌っている時は凄くいい感じなのですから、もう少し作りを考えて欲しかったですね~。まあ挨拶代わりのデビュー作ですから今回はこんなもんでもいいでしょうが、今後はもう少し展開を変えた方が良いのではないかと思われます。


 ペンペンちゃん、確かに才能はあります。でも歌い上げるメリケン風R&B系の音楽ばかり歌わせるのは勿体無いです。この娘の才能を、ホイットニーのコピーみたいな音楽に押し込めてしまってはいけません。ペンペンちゃんの才能を引き伸ばす為には、ホンモノのソウル歌手であるアーニー・イダルゴの付き人をさせるとか、シティ・ヌールハリザのコンサートを見せるとかした方がよいのでは?ホンモノの歌心とかソウルを持った歌手とはどんなものなのかを学ばせることが、ペンペンちゃんを本当に生かす道なのではないかと思う今日この頃であります。歌い上げなくてもソウルは伝わるということを学べば、この娘は飛躍的に伸びると思います。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2008’06.06・Fri

「エコについて」

 先日、片桐真央さんのブログで「エコ」についてのネタがアップされていました。そこで私も便乗して「エコ」について少々。音楽ネタではありませんので、テキトーに読み流していただいて結構ですよ。


 今の世の中、右を向いても左を向いても「エコ」という努力目標が花盛りであります。「電気はこまめに消して節約しましょう」「水の出しっぱなしは止めましょう」「車を運転する時は、ふかしたり急発進したりしないようにしましょう」「買い物袋はもらわず、自分で袋を用意していきましょう」等々。確かにご尤もであります。無駄を無くすとか節約するとか、人として当然やるべきことだと思います。「エコ」、いいじゃないですか。しかし不思議なのは、エコが二酸化炭素の削減につながって地球温暖化対策になるから地球を救える、という話になっていることです。「エコ」が何故CO2による地球温暖化の話につながるのでしょうか?


 CO2は温室効果ガスなので、CO2が増えれば地球は温暖化し、温暖化すれば北極や南極の氷が溶けて数十年後には海面が10メートルぐらい上昇して世界中に大災害が起こる、というのが今や定説となっています。メリケンの副大統領だったアル・ゴアが、この定説をバックに「不都合な真実」とかいう映画を作ったりしましたよね。この定説というのは「気候変動に関する政府間パネル」、略してIPCCによって権威付けされています。しかし私のような素人からすると、一週間後や一ヵ月後の天気予報さえ当たらないのに、何で数十年後のことをあたかも「真実」であるかのように語れるんだ?という気がします。


 IPCCではCO2地球温暖化説を絶対的に正しいこととして主張していますが、それって本当に正しいのでしょうか?CO2って大気中に占める割合は400PPM弱ですよね、確か。だから大気中のCO2濃度は0.04%程度なわけですが、CO2が温室効果ガスだとしても、その程度の割合しかないものが本当に地球温暖化に大きな影響を与えたりするのでしょうか?今のところ温暖化とCO2との因果関係は何一つ証明されていないようなんですが・・・。


 温暖化の原因については、田中宇氏のサイトによると、デンマークの学者ヘンリク・スベンスマルク氏が05年に太陽の黒点説というのを科学的に証明したそうです。地球には宇宙線が常に降り注いでいるということは今や常識のようですが、宇宙線とか大気中の塵は大気中の水分と結びついて雲を形成し太陽光線を遮るから、地球を寒冷化させる原因になるそうです。しかし太陽の黒点は電磁波を出し、電磁波は大気中の宇宙線をはじき飛ばす為に雲の形成を阻害し、地表に太陽光線が多量に降り注ぐことになるから地球が温暖化する、というのがスベンスマルク氏の説です。昨年あたりから太陽の黒点の活動が非常に活発になっていて、紫外線も強烈になって気温も上昇していますから、スベンスマルク氏の説は実感として信用できます。しかしこの説はIPCCには意図的に完全に無視されています。だから日本でも全く報道されることはありません。


 それに電磁波というのは、電子レンジなんかにも応用されてますよね。電子レンジでモノを温めると中から熱くなっていきますが、黒点活動が活発になって電磁波が多量に降り注いでくると、電子レンジ効果で地球が中から温暖化している可能性もあるのではないか?なーんていうのは素人考えでしょうか。


 そう考えると、CO2と地球温暖化は何の因果関係も無いのではないかという推測が成り立ちます。闇雲にCO2悪玉説を信用して排出規制なんかを推進すると、方向を間違うことになってしまう可能性もあるのではないかと思われます。ちなみに成城大学の槌田敦氏は、「CO2温暖化脅威説は世紀の暴論」という論文を出しておられます。内容は難しいのですが、非常に説得力があります。興味がおありの方はネットで検索してみてはいかがでしょうか?


 それにしても、何故○○の一つ覚えのように「CO2は温暖化の原因だ!」などと喧伝されているのでしょうか?これはCO2の排出権取引利権と原子力発電利権が絡んでいると思われます。CO2を悪者にすることによって、新しく登場した金融取引である排出権取引を活性化させて儲けようとするカネの亡者がウヨウヨいて、「原子力発電は安全でCO2を出さないクリーンな発電ですよ!」などと大ウソをついて原子力発電を推進して儲けようとするカネの亡者もウジャウジャいる為だと思われます。


 などど話は色々と膨らんでしまいましたが、とりあえず言いたい事は、「エコは大いに結構だが、エコとCO2による温暖化は切り離して考えるべきだ」ということです。最近テレビでは「地球を救え!」みたいなお題目を唱えてやたらとCO2による温暖化を大々的に宣伝していますが、そんなプロパガンダにのせられることなく、もっと冷静に物事を見ていくべきでしょう。他に言いたいことは色々ありますが、とりあえず今回はこんなところで。最後までお付き合い下さった方には感謝申し上げます。

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2008’06.04・Wed

嵐 「DREAM ALIVE」

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 言わずと知れたジャニーズの人気グループである嵐の、最新アルバムであります。音楽好きを自称する人やワールド系の音楽が好きな人で、ジャニーズの連中のCDを聞いている人は皆無だと思います。かく言う私も大して聞いているわけではありませんが、TOKIOの最近のアルバムなんかはかなり良い出来で、結構好きだったりします。事務所がカネ持ってますからね~、スタッフも相当力を入れて音作りをしているものと思われます。ですから、なかなか侮れないブツがあったりするわけです。


 で、この嵐なんですが、これまでこの連中の歌を意識して聞いたことはありませんでした。バラエティ番組なんかではお馴染みの連中で、メンバー全員が性格良さそうなキャラクターですし、お笑い芸人なんかよりも面白かったりするので、前から好感は持っていました。だからと言って嵐のブツを聞いてみようなんて考えもしませんでしたが、突然思いつきで聞いてみようと思いまして、レンタルしてみた次第であります。


 聞いてみればジャニーズ・アイドルらしく、ハモリが無いユニゾン・ヴォーカルのオンパレードなわけですが、微妙にズレて気持ちの悪いハモリなんぞを聞かされるよりはずっとマシであります。歌そのものは別にどうと言うことは無いにせよ、曲そのものは結構良く出来ていますし音作りは非常にしっかりしていますので、聞き流すにはいい感じの仕上がりになっています。ファンク調の曲なんかはとても良い感じですよ。全体的に快活でカラッと明るく爽やかなので、なかなか楽しめます。これは車の運転の時にハマりそうな音ですね。しかしガソリンの値段が上がりまくってるので、車の運転なんてお気楽にできなくなってきましたが…。


 どうでもいいんですけど、いつの間にか嵐のメンバー全員のフルネームを言えるようになってしまっている自分に気が付いてしまいました。それどころか、相葉の歌声だけは判別できてしまいます(地声で歌ってるから)。もしかして、このブツを聞き続けていくと、メンバー全員の歌声を判別できるようになってしまったりして。うーむ、これって良いんだか悪いんだか…。


あと、今回は試聴の貼り付けは致しません。嵐に興味がある方がいらっしゃるとは思っておりませんので。

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2008’06.02・Mon

MAEGAN AGUILAR 「MAEGAN」

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 メイガン・アギラーという名前を見て、もしかしたらフィリピンの偉大なるシンガーソングライター、フレディ・アギラーの関係者?と思う方もいらっしゃるでしょうね。私も名前が気になったのでとりあえず買ってみたのですが、調べてみたら、どうやらフレディ・アギラーの娘のようです。本当にフレディ・アギラーの関係者でありました。


 この娘がどういう経歴の持ち主で、これまでどういう活動をしてきたのかは知りませんが、このブツは07年に発売されたメイガン・アギラーのアルバムであります。ジャケ写やYOUTUBEの映像を見る限りでは、それほど年を食った顔には見えませんが、実際は何歳ぐらいなのでしょうか?親父の歌を子守唄に育ってきたんでしょうかね~?


 親父の七光りでCDを出すことが出来たのかどうかは知りませんが、この娘、親父云々は抜きにして、なかなか変わった個性を持った面白い歌手だと思います。音楽的にはファンクだのロックだのフォークだのポップスだのと色々な要素を持っていますが、そんなことよりも歌声が何だか風変わりです。まるで演歌歌手がファンクだのロックだのをやっているような歌い口なんですよね~。違和感があるという程ではないにしても、「あれ?」と思わせる不思議な感覚がありますので、思わず耳を傾けてしまいます。この歌い方は、もしかしたら親父の影響があるのかもしれません。いや、単にメリケンR&B歌手の真似をしようとして、おかしなことになってしまっているだけなのでしょう、多分。


 音作りはあまりカネをかけていないというか、音数が妙に少ない曲とかお手軽にシンセで作ったような曲があったりして、有名人の娘にしては予算をケチられているという感が無きにしもあらずですが、この風変わりな歌が乗ってくると妙に説得力を持っているように聞こえます。取り立てて上手い歌ではないのですが、一度気になり始めるとついつい聞いてしまうという、変な中毒性を持った歌であります。


 このブツ、ジャケを見た限りでは、女の子がギターを弾きまくるハード・ロック系の音楽を予想していたのですが、実際は予想とは全然違う音楽ではあっても、なかなか個性的で面白い音楽でしたので、これはこれで楽しめます。だからと言って別にお薦めはしませんが、フレディ・アギラーの娘という点に興味がおありの方はお試しあれ。ただ、念の為に言っておきますが、親父みたいな音楽を期待したらガッカリしますよ。


あと、コメント欄に視聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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