『CHARICE PEMPENGCO 「CHARICE」』
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 世界中で話題沸騰の(?)ティーン歌手、フィリピンのチャリース・ペンペンコのデビュー・アルバムです。93年生まれの15歳なのですが、この年齢にしてこの凄まじい歌唱力!ということで、世界各国で話題になっているらしいです。YOUTUBEの映像がきっかけだったそうですが、全然知りませんでした…。まあとにかく超話題盤とのことですので、フィリピン音楽好きの私としては聞かないわけにはいかないでしょう、ということでゲットしました。


 このペンペンちゃん、「凄い歌唱力」と話題になったわけですが、この「凄い歌唱力」という言葉を聞くと、メリケンR&B歌手の歌なんかを力一杯歌い上げるタイプの歌手だろうな〜と想像してしまいます。ネットで情報を検索してみると、コンテストなんかでホイットニー・ヒューストンが歌ってた、サビの部分が「えんだーーーーーいやーーーー!」と歌い上げているように聞こえるうるさい曲(I WILL ALWAYS LOVE YOUです)を歌ったりしていたそうです。私は歌い上げる歌手が好きではありませんので、それだけで警戒すべき歌手となってしまうのですが、まあ偏見を持たずに聞いてみることにしました。マレーシアのシティちゃんみたいな、超絶ホンモノの歌手かもしれませんし。と思って何気なく曲目を見ると…「えんだーーーーーいやーーーー!」入ってんじゃん!


 何はともあれブツを再生してみると、聞こえてきたのは予想していた通りの力一杯声張り上げ系の、まるでトイレで気張っているような力の入れ方をする、R&B系の歌でありました。確かに15歳にしてこれだけ歌えるのは凄いと思いますし、この力量は天賦の才を感じさせます。楽しそうに溌剌と歌っているところにも好感が持てます。しかし、ここまで歌い上げる曲ばかり取り上げる必要があったのでしょうか。力を抜いて歌っている時は凄くいい感じなのですから、もう少し作りを考えて欲しかったですね〜。まあ挨拶代わりのデビュー作ですから今回はこんなもんでもいいでしょうが、今後はもう少し展開を変えた方が良いのではないかと思われます。


 ペンペンちゃん、確かに才能はあります。でも歌い上げるメリケン風R&B系の音楽ばかり歌わせるのは勿体無いです。この娘の才能を、ホイットニーのコピーみたいな音楽に押し込めてしまってはいけません。ペンペンちゃんの才能を引き伸ばす為には、ホンモノのソウル歌手であるアーニー・イダルゴの付き人をさせるとか、シティ・ヌールハリザのコンサートを見せるとかした方がよいのでは?ホンモノの歌心とかソウルを持った歌手とはどんなものなのかを学ばせることが、ペンペンちゃんを本当に生かす道なのではないかと思う今日この頃であります。歌い上げなくてもソウルは伝わるということを学べば、この娘は飛躍的に伸びると思います。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
【2008/06/07 22:55】 フィリピン | トラックバック(0) | コメント(11) |
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