
私が初めて聞いたXTCのアルバムは、84年発表の「ザ・ビッグ・エキスプレス」でした。硬質な音作りとあまりポップではないメロディが、妙に重苦しくて近寄り難い雰囲気を醸し出していて、悪くはないものの好きでもない作品でした。車輪の形の円形ジャケットは好きだったんですけど。このアルバムが初めてのXTCだっただけに、私にとってXTCは非常に気難しい連中というイメージになってしまいました。
しかしその後、ピーター・バカラン氏がDJをしておられたFM番組で「GRASS」という曲を聞いて、ビックリしてしまいました。何だか東洋的なメロディを持った、まどろむが如きドリーミーな曲だったので、これまでXTCに対して持っていたイメージとあまりにかけ離れていたからです。この1曲で俄然XTCに興味を持ち、ゲットしたアルバムがこの86年の「スカイラーキング」であります。
ここで聞けるXTCは、「ザ・ビッグ・エキスプレス」とは対極の音を出しています。甘美で親しみやすいメロディ満載で、ポップの魔術師とでも言いたくなるような世界を展開しています。あまりに箱庭的な閉じた世界で、時に息苦しい閉塞感みたいなものを感じなくも無いですが、良い曲が揃っていることに間違いはありません。思わず口ずさんでしまうような曲が、私にも何曲かあります。
どうでもいいんですけどこのアルバムは、私にとっては「記念盤」扱いであります。実は大学の合格発表の日に、合格を確認した後に難波のタ○ーレコードに立ち寄ってゲットしたブツなのであります。だから大学合格記念盤とでも言いましょうか。特に思い入れがあるわけではないのですが、思い出はあるというブツです。今となっては滅多に聞くことは無いですが、たまに聞くといい感じであります。
あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。