
タイのルークトゥン歌手、イン・ティティカーンの新作が出ました。これで4枚目のアルバムになります。デビュー当初から「次世代を担う若手の俊英!」などと一人で騒いでいましたが(?)、今回も素晴らしい作品を発表してくれましたね!
デビューした時から歌は非常に上手い娘でしたが、1枚目と2枚目のアルバムではアイドル路線を進むのか本格派の歌手路線を進むのか方向性が定まらず、レーベル側も扱いに迷っているような様子がありました。しかし3枚目の前作は徹底してオーソドックスなルークトゥンに仕上げることで、本格派の歌手としての道を歩み出す決意表明のような作品になっていたように思います。
前作が本国でどの程度評価されたのかは知りませんが、おそらく本人は相当に自信をつけたのでしょう。今回のアルバムで聞ける彼女の歌は、既に大物の風格と余裕を漂わせています。元から上手かった歌にはますます磨きがかかり、これまで以上に滑らかで艶やかな美しい歌声を聞かせてくれます。根がド演歌歌手ですので、これまでであれば、どんなに洗練されたポップス風の歌を歌ってもダサさが漂っていました。まあ、その洗練とダサさの具合が非常に心地良かったわけではありますが、今回は根のド演歌部分は残しつつも洗練されたスマートな感覚が前に出てくるようになってきましたので、歌手として更にステップ・アップした印象があります。
曲もオーソドックスなルークトゥンからポップス風に洗練されたものまで、色々とバラエティに富んでいますが、どれも難無くサラリと歌いこなしているのが素敵であります。いいですね〜、インちゃん。期待通り順調に成長してくれて、私は嬉しいでやんす。今年はインちゃん、クラテーちゃんと、期待の若手が期待通りの素晴らしいアルバムを出してくれています。後はアム・ナンティヤーが良いアルバムを出してくれることを期待したいですね〜。
どうでもいいんですが、この娘、アルバムを出すたびにジャケの顔が老けていきます。まだ20代前半のはずなのに、既にクラブのママみたいな貫禄を身につけてしまったように見えますね。思わず「お前は沢尻エリカか!」などと言いたくなるジャケに仕上がっていると思います。うーむ、これっていいんだか悪いんだか。
あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。