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2008’09.04・Thu

JAGJIT AND CHITRA SINGH 「MIRZA GHALIB」

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 インドの夫婦デュオ、ジャグジート&チトラーの89年のアルバム「ミルザー・ガーリブ」です。名盤の誉れ高いアルバムで、私は国内発売されてすぐにゲットしました。同時期に国内発売されたパンカジ・ウダースの「シャグフタ」なんかに比べると、随分静謐で淡々とした内容ですので、最初はちょっとインパクトに欠けますし、親しみにくい感じがしたものですが、聞き続けるうちに段々とハマってしまいました。


 ここで聞ける音楽は、まるで枯淡の境地と言いたくなるような簡素なものであります。音楽的にはポップ・ガザルと言われる類のものですが、これほどまでに音を削ぎ落としたポップ・ガザルは他に聞いたことがありません(と言うか、単に聞いている数が少ないだけなんですが)。悠久の時の流れを感じさせるゆったりとした曲が、絹の如き滑らかな耳ざわりのジャグジートの歌声と、天使の如くキラキラ輝くチトラーの歌声で綴られていくのですが、まるで桃源郷への誘いのように感じられますね~。


 こういう音楽を聞いていると、インドと日本では時の流れの感覚が全然違うのだろうな、と感じますね。これ程までに優雅でゆったりとした音楽って、現在の日本からは出現しない類のものではないかと思われます。日々時間に追われて慌しく活動している者にとっては、普段このようなゆったりとした時の流れを感じるということは基本的には無いですからね。それだけに、この手の音楽にハマってしまうと、とても心安らかになってしまうのであります。毎日妙にイライラするとかストレスで体調不良の方には、寝る前にこの美しいブツを処方して、心安らかにしてからお休みになることをお薦めしたいですね。そうすれば、何だか健康になれそうな気がするのですが、気のせいでしょうか?


 それにしても、15年ぐらい前はこの夫婦のCDはよく見かけたものですが、最近は全く見ることがありません。この人達、まだ活躍しているんでしょうか?今思えば、あの頃にあったトリニダードでのライブ盤やら何やらを色々買っておけば良かったと思ったりもしますね~。うーむ、ノスタルジーでやんす。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
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