
今や大人気の若手歌手、絢香の新作です。夏頃に発売されたブツですが、早くレンタル屋で借りようと思いつつ、なかなか新作落ちしなかった為に料金が高くて借りられなかったのですが、いつも行くレンタル屋が閉店セールとのことで半額レンタルをやっていたので、やっと借りることができました。しかしこの店が閉店してしまうと、非常に困ります。近くに他のレンタル屋はありませんので…。
それはさて置き、絢香の2枚目のアルバムであります。デビュー作はまだまだ未完成ながらも、歌う喜びとか若者特有の怒りや焦りなどがしっかりと込められた作品として、私は非常に高く評価しました。その後出す曲がことごとくヒットし、しかもどの曲も質を落とさない丁寧な作りでしたので、この2枚目のアルバムに対する個人的な期待は非常に大きなものがありました。速水もこみちがロボット役で一世一代の名演技(?)をしたドラマ、「絶対彼氏」の主題歌「おかえり」も入ってますしね~。
ところで絢香の歌って、スーパーフライなんかも同様なのですが、歌う喜びに溢れているという感じがするのが素晴らしいですよね。歌うのが好きで楽しくて仕方が無い、そういう無邪気というか純真な歌心が伝わってくるところが、わっちは好きなのでやんす。本人が楽しんでいるから、聞いている方も楽しくなってくる、そういう歌だと思います。これはソウル・ミュージックと呼ぶに相応しいのではないでしょうか?
いきなり人気が爆発してしまった為に、色々と良い思いも悪い思いもしたのでしょうが、自分を見失うこと無く地に足を着けた安定感のあるアルバムをきっちり作り上げてきたことには、感動すら覚えます。おそらく、周りのスタッフにも恵まれているのでしょうね。本人の歌だけでなく、曲もバックの音もキラキラ輝いているような瑞々しさが感じられます。うーむ、じっくり聞いていると何だか泣けてくる音ですね~。ホント、良い歌・良い曲・良い演奏揃いです。まさに聞きたかった絢香を聞くことができるアルバムであります。
何にせよ、これだけの勢いのアルバムを作り上げてくれたのですから、何も文句はございません。この娘の底力を実感できる傑作だと思います。ワタクシ、改めて絢香に惚れ直しましたね~。J-POPなんてロクなもんじゃねえ!などという偏見を持っている人にこそ聞いていただきたいブツであります。それから、アジアの歌姫に興味がおありの方にも、強くお薦め致します。J-POPだからってバカにするのは、あまりに勿体無さ過ぎますよ。ワールド系のリスナーにも洋楽好きにも、幅広く絢香が受け入れられますように!と願う今日この頃なのであります。
あと、コメント欄に試聴を貼り付けようと思ったのですが、ことごとく削除されてしまったので、今回は貼り付けは無しです。