2009’05.30・Sat

HOANG LE VI 「MUA THU」

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 ベトナムの歌手ホアン・レ・ヴィの、多分今年の新作です。ジャケに「VOL.4」と書いてありますので、4枚目のアルバムなのでしょう。名前は前から知っている人ですが、実際に聞くのはこれが初めてです。


 まずは黄葉した落ち葉の上に横たわるホアン・レ・ヴィさんのジャケが、なかなかいい感じですね。顔から判断すると結構年増のベテラン歌手という雰囲気なんですが、実際はどうなのでしょうか。たとえ年増であっても、ルックスはかなり綺麗な人です。表情に陰のある年増がお好きな方にはたまらない顔なのではないかと。


 この人、見るからにハスキーな声で情念のベトナム歌謡を歌いそうな感じがするのですが、実際に再生してみると本当にそんな歌が聞こえてきました。確かな歌唱力に裏打ちされた余裕と迫力を感じさせるハスキーな声で、情念溢れるのベトナム歌謡を聞かせてくれます。うーむ、なかなかやるじゃない…と思っていたのも束の間、2曲目で突然エレポップみたいな打ち込みビシバシの人工的サウンドが飛び出してきました。「な、なんじゃこりゃ!」と、ワタスはズッコケてしまいますた。しかもエレポップのクセにタンゴです。この人、正統派の情念歌謡の歌手と見せかけて、本当は変態なのかもしれません。


 などと思っていたら、次は陰影に富んだいかにもベトナムっぽい歌謡曲を、見事にしっとりと歌ってみせたりします。その後もしっとり歌謡かと思えば打ち込みビシバシのハードロックなエレポップが出てきたり、突然ジャズ歌謡みたいな曲が出てきたりと、何だかやりたい放題やっていますね。整った見た目とは裏腹に、やっていることはメチャクチャな人です。


 どんな曲でも見事な歌唱力でバリバリに歌い飛ばしていきまして、その実力の程はよくわかるのですが、もうちょっと全体的に統一感を持たせた方が良いのでは…などと思いつつ、聞き続けている内に段々とこの人はこれで良いのだという気がしてきました。有無を言わせずに聞く者をねじ伏せる豪腕に、徐々に圧倒されてくるのであります。ラストのパラパラにでも使われそうなエレポップを聞く頃には、「これは素晴らしい!」と唸らされていたりして。チクショウ、強引な年増にヤラレちまったぜ!な~んて言いたくなってしまう、わっちなのでやんす。


 それにしてもこの人、良い歌手ですね。ハスキーな声の情念溢れる歌ではありますが、過度に感情移入をすること無く実にクールに淡々と、しかも豪快に歌い飛ばしていく実力、只者ではありません。うーむ、こうなってくると過去のアルバムも気になってきますね~。可能な限り入手してみようかと思う、今日この頃なのでやんす。


あと、今回は試聴が見つかりませんでしたので、試聴の貼り付けは無しです。
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2009’05.28・Thu

サリガレコードでゲットしたブツ第3弾

 久し振りにサリガレコードさんでまとめ買いをしました。全部で16枚也。前回が3月半ばの買い物ですからしばらく間が開いてしまいましたが、4月と5月は車関係の出費が異常に多く、なかなかブツを買うことができなかったのであります。それでは備忘録を兼ねてブツをズラリと並べてみようかと思います。


1、Dream Supakarn 「Bor Mee Fan」
昨年の個人的ルークトゥン・ベスト10の第一位に選んだドリーム萌ちゃんの、VCDであります。CDでも萌えましたが、VCDでもっと萌えようかと思っての購入です。
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2、Earn The Star 「Yah Mong Karm Kwarm Sei Jai」
昨年来日もしたエーン・ザ・スター(アーンか?)の新作です。前作は昨年の個人的ルークトゥン・ベスト10に入りましたが、今回の出来はどんな感じでしょうかね~。
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3、Pure Pure 「Kong Len Pood Dai」
前作は07年の個人的ルークトゥン・ベスト10に入りましたが、今回はどうでしょうか?癒し系の歌が更に深化していれば嬉しいんですけどね~。
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4、YaYa Ying 「Wun warn Vol.1」
5、YaYa Ying 「Wun warn Vol.2」
ポップス歌手ヤーヤー・インがルークトゥン・アルバムを出すという暴挙を成し遂げたアルバムです。VOL.2のCDは以前取り上げましたが、今回はVOL.1&2をVCDでのゲットです。
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6、Bua Bunchitar 「Yoo Tee Nhai Jai Kor Kid Tueng」
昨年の新人賞のブアバンちゃんの新作です。光るセンスを持つ娘だけに、この新作には期待大です。
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7、Thoo Daranee 「Bor Aow...Khon Kee Ju」
この娘のことは何も知りません。新人歌手のデビュー作のようです。若い娘は要チェックですな~。
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8、Four Mod 「WE WILL LOVE U」
ご存知、ヘッポコ・デュオの新作です。いつもの通りに、膝から崩れ落ちてしまう程に脱力させてくれることを期待しています。それにしてもケバいジャケでやんす。
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9、Ying Thitikarn 「Pleng Ruk Jark Jai Ying」
タカテーンなんかと並び、若手歌手のトップを走っていると私が勝手に思っている、イン・ティティカーンの新作です。
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10、Mangpor Chonticha 「Mangpor Chonticha VS Talok Oba Siang Nher」
わっちの大好きな歌手、メンポーのライヴVCDです。ライヴでは口パク疑惑のあるメンポーですが、実際はどうなんでしょうか?
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11、Job & Joy 「Morlum Rock Sao Jikko」
アルバムを出す毎に老けていくモーラム姉妹が、若返りを図って(?)モーラム・ロックに挑戦したという、評判の一枚であります。
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12、Lookpud Pimchanok 「Perd Puk-ka-tu Jai」
06年のデビュー盤の出来がかなり良かった、ルークパッドの新作です。もう消えたと思っていましたので、この復活の2枚目はとても嬉しいですね~。
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13、Girly Berry 「Gossip」
14、Girly Berry 「Very Sexy」
フォー・モッドと並ぶヘッポコ・グループ、ガーリー・ベリーの旧作2枚をゲットです。聞くほどにヘッポコさ加減が可愛らしくて、アルバムを全部揃えたいなどと思い始めたりして。
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15、Lanna Commins 「Lanna Commins (1st)」
3枚目のアルバムが素晴らしいハイブリッド感覚を聞かせてくれたランナーの、1枚目のブツであります。VCDです。
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16、Nicha Darin 「Sao muang Lumpang」
ヤル気があるんだか無いんだかわからない奇妙な歌を聞かせるヘンな歌手、ニチャ・ダーリンの旧作をVCDで。顔が激しくお水系。
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以上の16枚であります。ルークトゥン12枚、ポップス4枚ですね。非常に充実した買い物だと思っております。定額給付金は吹っ飛びましたが…。どれもこれも楽しみで仕方が無いのですが、特に8のフォー・モッドの新作が、どれだけ素晴らしいヘッポコさ加減を聞かせてくれるかが超楽しみです。とりあえずはボチボチとアップしていくつもりであります。

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2009’05.26・Tue

徒然なるままに その7 「ブログについて」

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 ブログ仲間のNAKAさんが、6月から3ヶ月程ブログを休止すると宣言されました。まあ個人的な事情が色々とおありでしょうから、それに対してどうこう言うことはできません。3ヵ月後に元気に復帰して下さることを願うのみであります。NAKAさんの休止宣言を拝見し、私もちょっと考えてしまいました…って、別にブログを休止することではなくて、私は何故ブログをやっているのだろうか?ということを考えたのであります。


 何故ブログをやっているのか、その理由や目的は人それぞれでありましょう。自分の意見を世に問いたくてやっている人、人に知られていないマイナーなものを世間に紹介したいと思っている人、心の鬱積を文章に綴ることでストレスの解消を図ろうとする人、ブログで世間との繋がりを確認している人、本当に千差万別だと思います。ただ全ての人に共通していることは、単なる自分だけの日記という形ではダメで、世に文章等を公表するブログという形じゃないといけないということであります。やっぱり「誰かに読んで欲しい」という気持ちがあるのだと思います。


 私はこのブログを始める前から、聞いたCDとか世の中の事象について印象や感想などをパソコンに書き留めていました。単なる個人的な日記みたいなものであります。別に誰かに読んでもらおうなどとは全く思っておらず、ただつらつらと書いていただけです。それが何故ブログという形で音盤ネタを公開し始めたのでしょうか?


 私は自分でブログを開始する2年程前から、色々な音楽ブログを読んでいました。特にNAKAさんのブログが好きで、一時期はまるでストーカーの如く、更新されるネタ全てにコメントを入れていたように思います。そのうち他の色々な方々のブログにもコメントを入れまくるようになりました。何故そんなにコメントを入れまくっていたかと言うと、コメントに対するレスがあるからです。一方通行の情報発信ではなく、双方向の情報のやりとりがある、それが私には非常に新鮮だったのであります。


 自分の考えたことをブログに載せれば、それに対する同意とか反発とかがコメントとして入ってくることがある、それが面白くて私はブログを始めたのだと思います。だからネタに対してコメントを入れていただけたら非常に嬉しいですし、コメントではなくても拍手をいただけるだけでも大変に嬉しいです。コメントが無い場合は「誰も何とも思ってないんだな~」なんてヘコむこともありますが、超絶マニアックな内容のブログですから、元から読んで下さる方が激烈に少ないということも、マニアック過ぎてコメントのしようが無いのだろうということも理解しています。コメントが入ることがあるというだけ、ありがたいことなのだと思います。


 ですから入れていただいたコメントに対しては出来る限り早くレスをしたいですし、せっかく入れていただいたコメントに対して何日もレスをせずにほったらかしにしたりするのは、大変に失礼なことだと思っています。それは私が元々、「双方向の情報のやりとり」を願ってブログを開始しているからであります。コメントに対して何日もレスをせずに放ったらかしにする人もおられますが、そういう人は、私とは考え方が全く違うのでありましょう。それはそれで良いのだと思います。


 まあこんなわけで私はブログをやっているわけですが、コメントや拍手が入らなくなってきて、もう誰も読んでくれてないんだな~と実感したら、その時がブログを休止又は停止する時でありましょう。それまでは閑古鳥が鳴いていようと、セコセコと更新は続けて行こうと思っています。


 以上、ころんのどうでもいい話でございました。失礼致しますた。あ、どうでもいいんですけど、冒頭の写真は「チョコレート・ファイター」のジージャちゃんであります。

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2009’05.24・Sun

「チョコレート・ファイター」

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 昨日から福岡ではタイ映画の「チョコレート・ファイター」(原題「CHOCOLATE」が上映されています。実はこの映画のことは前から知っておりまして、昨年タイに行った時にDVDかVCDを買おうと色々と探し回ったのですが結局見つからず、残念な思いをしてしまいました。それが今になって日本でも上映されるわけですから、非常に喜ばしいことではあります。


 しかし、であります。日本の映画は高い!高過ぎるんじゃあっ!映画1本に1800円も出せるかあっ!というわけで、DVDになるまで待つことになりそうです。DVDなら何回でも見ることが出来ますので♪


 で「チョコレート・ファイター」ですが、何をそんなにこだわっているのかと言いますと、何と言っても主演の女の子であるジージャ・ヤニンちゃんに、激烈に萌えてしまったからでやんす。みひろちゃんと井上真央ちゃんを足したような顔をしたジージャちゃんが、壮絶なカンフー・アクションをやっている映画で、まあただそれだけの映画なのかもしれませんが、それだけでも良いではないですか。ジージャちゃんを見るために、この「チョコレート・ファイター」を見たい!というわけでございます。


 それにしても、YOUTUBEで見られるアクション・シーンでのキリッとしたジージャちゃんの顔の何と凛々しいこと!そしてインタビューや写真なんかで見せる笑顔の何と可愛らしいこと!うおーっ、ハグした~いっ!ハグなんかしようとしたら、飛び膝蹴りでも食らわされそうな感じですが、まあその時はその時で…。でもやはり、見るほどにいい顔してますね、この娘。無邪気でひねくれたところなんか全く感じられないという、まさにタイのアイドル歌手なんかと共通した雰囲気があります。


おおっ、凛々しい!
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おおっ、カワイイ!
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 ジージャちゃん、写真や映像では幼く見えますが、実際は今年で25歳になるらしいですね。わっちはまだ高校生ぐらいかと思っていました。まあ何にせよジージャちゃんがカワイイことに間違いはありません。この娘が歌を出す際には、ぜひわっちにプロデュースをさせていただきたく…ヒワイイ大使にアクション担当として加えようかな♪あ、でも全然卑猥じゃないから、新しくカワイイ天使というグループでも作ろうかな?メンバーはジージャちゃん、みひろちゃん、井上真央ちゃん。似たものシスターズって感じですね~…などとますます妄想が膨らむ今日この頃、ところで「チョコレート・ファイター」の話は一体どこへ行った?


カワイイ天使、真央で~す!
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カワイイ天使、みひろで~す!
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カワイイ天使、ジージャで~す!
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2009’05.22・Fri

梁詠 「AMOUR」

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 台湾の人気女優兼歌手、梁詠(ジジ・リョン)の01年のアルバムです。北九州のブック○フにてゲット致しました。500円也。ショート・ヘアがトレード・マークの美人さんで、元はモデルだったと思います、確か。このジャケも相変わらず美しくて、非常によろしいですね~♪


 実はこの人のことは十年以上前から知っていまして、代表作とも言える97年の「短髪」というアルバムを、発売してからすぐに台湾人のマブダチが送ってきてくれて、それ以来の付き合いとなります。まあその当時はこの人の何が良いのかさっぱりわからず、その後何年も忘れたままになっていましたが、05年に再び台湾人のマブダチがこの人の「順時計」というCDとVCDの3枚組ベスト盤を送ってきてくれて、それがあまりに素晴らしかったので、そこから一気にハマってしまったのでありました。「順時計」を聞いてから「短髪」を聞き直してみると、やはり非常に素晴らしく、何故最初からこの人の良さがわからなかったのか、自分の耳のいい加減さを反省したものであります。


 ではこの人の一体何が良いかということですが、まずはその清楚な佇まいですね。私にはこの人の歌は、曇りや濁りの無い非常に純度の高い歌に聞こえます。俗世間の歌ではあるのですが、それを忘れさせるような美しさがあるように感じられます。俗世間の空間の中にひっそりと咲く、汚れ無き一輪の花とでも言いましょうか。自己主張しない存在感が、爽やかで素敵だと思います。しかも本作は曲も実にバラエティに富んでおりまして、非常に充実しています。紛れも無い傑作でございますね。


 この人、歌がめちゃくちゃに上手いというタイプではありませんが、声量少なめの控えめな歌声は、まさに癒し系と呼ぶに相応しいものでありましょう。ずっと聞いていても聞き疲れすることはありませんし、聞くほどに好きになるという、わっちにはそんなタイプの歌手なのでやんす。中古屋でこの人のブツを見かけたら、必ず買うようにしています。


 しかし中華系ポップスの常と言いますか、この人も例外ではなくて、オリジナル盤がどれでベスト盤がどれかというのが全くわからないのが難点ですね。オリジナル盤かと思ったら実は新曲を数曲足しただけのベスト盤だったりして、もうワケわかりません。しかも装丁がやたらと豪華だったりして、CDやVCD又はDVDの2~3枚組だったりするのは嬉しいのですが、棚に収まらない変形パッケージが多くて、収納するのに非常に困るんですよね~。中華系ポップスとベトナムポップスの難点であります。


 まあ装丁のことは置いとくとして、歌が素晴らしいことに間違いはありませんので、今後もこの人のブツを見かけたら、必ず買うようにしようと思う今日この頃でやんす。


こちらが「順時計」。内容は折り紙つきです。
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あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’05.20・Wed

劉若英 「一聖夜」

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 台湾の歌手、劉若英(レネ・リウ)の05年のアルバムです。北九州のブック○フにて、250円にてゲットしました。なかなか美人なジャケが良い感じで、全然知らない人なのですが、思わずジャケ買いしてしまいました。


 若い歌手なのかと思っていましたが、インナーの写真はそこそこ歳を取っているように見えましたので、調べてみたら70年生まれらしく、このアルバム発表時は既に35歳。まあそこそこ歳を取ってますね。本国では女優兼歌手として活躍しているようで、デビューは94年だそうです。結構キャリアはありますね~。中華ポップス好きの間では有名な人のようですが、ワタスは全然知りませんですた。失礼致しますた。


 とりあえずは何も知らずに聞き始めたこのブツ、何だか独特の雰囲気を持っています。物憂げでアンビエントな(?)音作りがしてありまして、妙に密室的で濃密な時間が流れていきます。まるで真夜中の薄暗い部屋の中で、劉さんと二人きりで過ごしているような感覚があるんですよね~。これは80年代後半のプリンスに近い感覚だと思います。


 まあ真夜中に、プリンスなんかと二人きりで同じ部屋にいたくはないですけどね。きしょくて仕方がないでやんす。劉さんと二人きりで過ごすのはOKなんですが、でもこの人、大人しくて優しい雰囲気はあるものの、喰らいついたら離さないという激しさも感じられて、ちょっと怖いです。しかも知的でクールな感じもあります。何だか複雑な感覚を持った興味深い人ですね~。うーむ、不思議歌手。


 劉さんの淡々とした歌は、物憂げな音作りに合わせたかのような気だるい表情を持っています。キャリアが長いせいか歌は非常に安定していて、低い音から高い音まで実にスムーズで、乱れることも外すことも全くありません。特に低い声を出している時は、優しくはあるものの、人を惑わすような妖気が漂いますね。淡々としつつ安定した歌い口ですが、全体的にとにかく一筋縄ではいかない複雑な感覚を醸し出しています。うーむ、不思議歌手。


 何だかこのブツは非常にネタを書きにくいシロモノで、何をどう書いて良いやらさっぱりわかりません。本当ならわっちレベルが取り上げられるブツではないのですが、この不思議な感覚には抗うことはできず、ついつい取り上げてしまった次第なのでやんす。一体何が言いたいのかわからん!などという抗議は一切受け付けませんので、そこんところ夜露死苦お願い致します。確かに言えるのは、とりあえずわっちはこのブツが好きだということでやんす。静かな夜にしんみりと聞きたいブツです。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’05.18・Mon

ANH THUY 「LAM LAI TU DAU」

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 ベトナムの歌手アイン・トゥイの、08年のアルバムです。VOL.4と書いてありますから、4枚目なのでしょう。前作は今年の2月27日に取り上げましたが、なかなかいい感じのアルバムで、かなり高く評価しました。今回もCDとVCDの2枚組ですが、曲数が14曲と最近のベトナム歌謡にしては破格なぐらいに多いですね。何か得した気分であります。


 今回のジャケはアイン・トゥイのどアップ写真が使われていますが、水商売系の少々品性に欠ける顔付きが、いいんだかどうなんだか…。個人的に、唇が異様に薄いのがかなりマイナスポイントかと。フジテレビの女子アナで、めざましテレビに出てる高島彩に似た感じの顔ですね。何にせよ、わっちはこの手の顔はあまり好みではありません。


 顔が好みでなくても歌が良ければそれで良いのですが、このアイン・トゥイさん、歌はメチャクチャにイケてるんですよね~、困ったものでやんす(?)。まあ前作でこの人の歌に惚れたので、本作もゲットしたわけなんですが。強さと色香を併せ持ったちょっとハスキーな歌声で、一糸乱れぬ節回しと抜群のノリの良さを聞かせてくれるのであります。前作で少々気になった力み具合もすっかり解消され、さり気ない表現の中に感情を込めることができるようになってきましたので、歌手としての力量は一段階ステップ・アップしたと感じられます。いいですね~、着実な歩みを見せてくれる歌手って。


 前作は全曲自作曲で勝負してきましたが、今回は半分が他の人の曲になっています。しかしどの曲もアイン・トゥイの歌によってビシッと一本のスジが通っていますので、結構バラエティに富んだ内容ではあるものの、しっかりとした統一感がありますね。しんみりと聞かせる曲、足取りが軽くなるようなポップな曲、R&B風やヒップホップ風もあればベトナム的情念歌謡もあり、どの曲も非常に親しみやすいメロディを持っています。それでいてどうしようもなくベトナム的な香りが濃厚に漂っていて、何だかしみじみと酔いしれてしまう作品になっています。傑作だと思います。


 わっちが特に好きなベトナムの歌手として直ぐに名前が出てくるのは、トゥ・トゥイ、ホアン・チャウ、フォン・タインなんかがいるんですけど、これからはそこにアイン・トゥイの名前が加わってきそうな感じですね~。顔は好みではなくても、実に素晴らしい歌手だと思います。


共演の男性陣と。マヌケな堂本兄弟って感じ。
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あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’05.16・Sat

QUYNH ANH 「NO AI DO CA THE GIOI」

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 前回はヴェトナムのアイドル歌手であるルオン・ビック・フーを取り上げましたが、彼女とアイドル・グループのH.A.Tで一緒に歌っていたクイン・アインの、08年のソロ第二弾が本作であります。CDとDVDの2枚組であります。


 ルオン・ビック・フーは細眼で細身でしたが、クイン・アインはパッチリお目々でぽっちゃり顔という、なかなか対照的な二人であります。H.A.Tの時からこの二人は歌は上手かったですが、ルオン・ビック・フーがマジなしっとり歌謡を歌ったかと思えばいたずらっ子みたいな子供声で歌ってみせたりと、いかにもアイドル的な可愛らしさをウリにしているのに対し、クイン・アインはアイドル的な可愛らしさは保ちつつも、より本格的な大人の歌を目指しているように感じられます。歌に関しても対照的な二人ですね~。とりあえず細いのとぽっちゃりのと、貴方はどちらがお好みですか?わっちは、H.A.Tのもう一人のメンバーで、歌の下手っぴーなゴ・クイン・アインちゃんが好きでやんす…って、関係ありませんね、失礼致しますた。ゴっちゃんはソロ出さないのかな?


 本作で聞ける音楽は、R&B風味をまぶしたベトナム歌謡という最近ありがちなタイプのものでありますし、表面的には欧米ポップス化されているように聞こえますが、クイン・アインの節回しには結構ベトナム的な要素が多いように感じられます。欧米ポップス的な聞きやすい曲のように見せかけて、音が合ってるんだか合ってないんだかわからないような複雑怪奇なメロディだったりする曲を、見事な節回しで歌ってみせるクイン・アインちゃんの歌には、「おやっ?」と思わせるだけの力がありますよ。わっちは好きでやんすね~♪


 うーむ、流石にベトナムの一流アイドルですね~。どんなに欧米ポップス的な要素を取り入れようと、どこからどう聞いてもベトナム的としか言いようの無い歌になってしまうという文化的な強固さ、シビレてしまいます。まあ本人がベトナム的なるモノを意識しているのかどうかはわからないのですが、おそらく本人の意思とは無関係に自然に滲み出てきてしまっているその味わいが、実にステキでやんす。あっと言う間の全7曲29分弱ですが、それだけに繰り返し聞きたくなってしまうという、なかなか粋な作品なのであります。DVDで見られるクイン・アインちゃんも、結構カワイイですよ。


 で、細眼のルオン・ビック・フーちゃんと、ぽっちゃりクイン・アインちゃんのどちらが好きかと言えば、わっちは…そうですね~、可愛らしさとしっとりとした切なさに勝る細眼の方が好きかも?でも、ベトナム的な味わいに勝るぽっちゃりも大好きです。やっぱり決められましぇ~ん!優柔不断なわっちなのでやんす。


裏ジャケ。太い男眉毛がステキでやんす♪
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2009’05.14・Thu

LUONG BICH HUU 「CO GAI TRUNG HOA」

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 今年の2月6日にベトナムのアイドル・グループH.A.Tをネタにしましたが、その時はメチャクチャに力を入れて取り上げたものの完全に無視されてしまったようで、思わず倒れてしまったわっちでやんす。そのH.A.Tのメンバーだったルオン・ビック・フーが05年に出した1枚目のソロ・アルバムが、このブツであります。6曲入りCDと6曲入りVCDの2枚組です。ジャケを見ると、H.A.Tの時からの細眼で吊り眼は変わりませんね~。なかなか可愛らしい娘であります。


 この娘、H.A.Tの時から結構しっかりした歌唱力がありましたので、期待してブツを再生してみると、突然ロリロリのたどたどしい子供の歌声が聞こえてきますた!思わずワタスはズッコケてしまいますた!「な、なんじゃこりゃ?お前はタイの猛毒ロリロリ娘のマミアウか!」と、思わずツッコミを入れてしまいますた。こやつ、こんな声ではなかったはずなのに…と思っていたら、2曲目は非常に大人びた声でしっとり歌謡を歌い出しました。うーむ、この落差は一体何事でしょうか。しかしマジで歌えばやっぱりめっちゃ上手い歌ですし、子供声で歌えば悪戯っぽい茶目っ気が出てきて、状況に応じてコロコロと表情を変える小悪魔的な魅力を持った娘だと言えるかと思います。


 音楽的には中華ポップス風味の入ったベトナム歌謡と言えるかと思いますが、ラップやR&B風味を取り入れた曲もあって、なかなか楽しいですよ。全体的にはこの娘の歌唱力を生かしたしっかりした作りで、しっとりとしつつも爽やかな仕上がりになっています。単なるアイドル歌謡とは言わせないだけの力があるブツだと感じますが、それはこの娘の「歌うのが好きで仕方がない」という気持ちが溢れているからでありましょう。やる気のあるアイドル歌謡というものは、やっぱり良いものであります。


 この後ルオン・ビック・フーはベトナムでナンバーワンの人気を誇るアイドルへと成長していくわけなんですが、その記念すべき第一歩となったこのアルバム、曲数は少ないものの、ソロのアイドルとしてしっかりと足を踏み出したことが感じられる、なかなかステキなブツに仕上がっていると思います。アジアのアイドル好きにはお薦めしたいブツですね~♪あ、前に取り上げましたH.A.Tも是非!入手は困難かもしれませんが、アイドル好きなら聞く価値は十分にあるかと思うのでやんす。


三変化。ご機嫌さんでんな~。
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あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’05.12・Tue

PHUONG THANH 「CHANH BOLERO VOL.1」

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 私のめっちゃ大好きなベトナムの歌手フォン・タインの、07年のアルバムです。タイトルに「チャイン・ボレロ」とありますが、「チャイン」はフォン・タインの本名ブイ・ティ・チャインの愛称で、「ボレロ」はラテン音楽のボレロではなくて、昔風の歌という意味のようです。ハスキーボイスでの絶唱が得意なフォン・タインが、どんな昔風のベトナム歌謡をを聞かせてくれるのか、期待大であります。透け透け服のジャケもいい感じですしね~。


 実を言うと私はベトナムの昔の歌なんてほとんど知りませんし、ボレロの何たるかも全く知らないわけでありますが、昔風の歌というだけあって、メロディや節回しなんかは随分懐メロっぽい響きを持っているように聞こえます。ポップス的な曲もあれば歌謡曲っぽいものもありますが、曲によっては伝統的な民歌風にも聞こえるものもありまして、あのフォン・タインが民歌的な節回しを見事に歌いこなしているのが非常に意外で驚かされてしまいますね~。


 この人、絶唱ベトナム歌謡のブツもあれば、前に取り上げたようなチン・コン・ソン作品集なんかもあり、かと思えば今回のような民歌的な曲も含むボレロ集なんかも出してしまうあたり、歌手としての幅の広さと懐の深さには感服してしまいますね~。しかも何を歌ってもフォン・タイン印の歌に仕上げてしまうのですから、やはりフォン・タインは素晴らしい歌手であると、改めて実感致しました。


 ただ、民歌的なポップスにありがちな難点として音作りがダサいということが挙げられるのですが、ここでも何故か民歌的な曲はダサい音作りになっています。民歌的な曲はダサい音作りをしないといけないという決まりでもあるのでしょうかね~?何だかよくわかりませんけど。他の曲はしっかりとした音作りがしてあるだけに、もしかしたら民歌はこういう音作りをするものであるという暗黙の了解があるのかもしれません。だとしたら、そんな了解は無くして欲しいと思います。


 まあ音作り云々に関わらず、フォン・タインの歌はいつでも素晴らしいということに間違いはありませんので、じっくりとフォン・タインの歌を堪能すべきでありましょう。今回は「ボレロ」の第一集ということですし、次にいつ第二集が出るのかはわかりませんが、それを楽しみにしつつこのブツを味わうことに致しましょう。


インナー。怒ってる?
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あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’05.10・Sun

TINNA 「MU TAT」

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 今日は福岡ヤフードームにホークス対ライオンズ戦を観に行った、ころんでございます。日曜日はワタクシが最も好きなプロ野球選手であり、日本球界最高の左腕投手である杉内が先発ですから、何が何でも観たかったのであります。今日の杉内は球数は多かったものの、8回まで投げて12奪三振という素晴らしい内容でしたし、湿りがちだったホークス打線も今日は爆発して、最高に楽しい試合を観ることが出来ました。それにしても、やっぱり杉内は素晴らしい!


 と言うわけでベトナムの歌手ティナの、08年のアルバムです。これで2枚目ですかね、多分。この娘の顔と名前は前から知っているのですが、実際に聞くのはこれが始めてです。ジャケを見ると、なかなか整った顔立ちの美人さんですね~。イメージ的にはおバカ・タレントの木下優樹菜っぽい感じでしょうか。ちょっと気の強そうな不良っぽい顔がお好きな方にはお薦めでございます。ジャケからすると最近流行りのR&B系のように見えますが、実際は英米のロックやポップスから強く影響を受けているようです。


 このブツ、パッと聞いたところではあまりベトナムっぽさは感じられません。メロディにしても音作りにしても、ベトナムらしさは抑えて欧米的なロック色を前面に出そうとしているように感じられます。その辺は昨年12月5日に取り上げたベトナムのロック歌手、ミン・トゥのブツに似たような感触ですね。たまにベトナムらしさは出てくるものの、聞き流す程度であればほとんど気にならないかと思います。


 音作りのレベルはその他アジア(日本も含む)のロック系の作品と何ら遜色ありません。少々バックの音がこもった感じのミックスになっていますが、音量を多少上げれば気になるものでは無いと思います。そんなことよりも、隙間を生かしたシンプルな演奏が印象的です。できるだけ少ない音でティナの歌を引き立てるような作りをしているのだと思われますが、時にメタル系のハードな音を、時に英国ニューウェーヴっぽい暗く沈んだ音を、時にエレクトロ系の音を出したりと、シンプルなクセに実に多彩です。そんな音作りのせいもあるのでしょうが、ベトナム的な感覚は希薄です。それだけにより多くの人にアピールできる作品だと言えるかもしれません。


 そんなバックの音を従えたティナの歌は、若々しくもなかなか堂々たるものがあります。たまにヨレたりフラついたりしますが、それがかえって若者らしい勢いを感じさせてくれて(気のせいか?)、非常に魅力的な歌手ですね。決して快活とは言えない、どちらかと言えば暗い歌い口ですが、そこから湧き出てくるエネルギーはしっかりと感じられます。そして押し殺した情念がユラユラと漂っているように聞こえるのは、ベトナムの歌手たる所以でありましょう。


 それにしても、ベトナムのポップスとか歌謡曲は元々あまり明るくないと言いますか、ダークな色彩が強い傾向にあるかと思いますが、このブツも音作りの点では聞きやすくはあっても全体的に暗く沈んだ雰囲気が漂っていますので、イギリスのニューウェーヴ系のロックがお好きな方にはお薦めできるかと思います。わっちはこれを聞いて、07年の個人的ベスト10に入賞したフィリピンの不機嫌娘、ダニタを思い出しました。ダニタはフィリピン新世代のロックを代表する歌手だと思いますが、ティナはベトナム新世代のロックの代表だと言って差し支えないのではないでしょうか?


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’05.09・Sat

HO NGOC HA 「LOVE SONGS COLLECTION」

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 ベトナムのクールで男前な歌姫、ホー・ゴック・ハーの今年のアルバムです。これで5枚目のはずです、確か。過去の曲の再録も含めた「ラヴ・ソング」集となっています。全17曲入りで、収録時間約80分のお得盤であります。それにしても相変わらずキレイな人ですね~。キリっとした顔と抜群のスタイルが素晴らしいです。元々モデルですから、当然と言えば当然なのかもしれませんけど。


 この人、当初はバラード屋みたいに言われていたようで、「ホー・ゴック・ハーと言えばバラード!」という感じだったようです。私は前々作(過去に取り上げました)でこの人のことを知ったのですが、そのブツでは既にバラード屋のイメージは無く、クールでカッコいい姐御という印象を持ちました。しかしこのブツで徹頭徹尾ひたすらバラード攻撃を受けると、確かにバラード屋と言ってもおかしくないという気がします(実際はバラードだけじゃないんですけど)。


 徹頭徹尾バラードなんて言うと、甘ったるくて胃にもたれそうな印象をお持ちかもしれませんが、この人の場合は様子が違います。歌声がハスキーで、しかも非常にクールで辛口ですので、全くもたれること無く全編聞き通すことができるのであります。バラード屋と言われるだけあってメチャクチャに上手いですし、聞き飽きることが無いんですよね~。アップテンポのダンス曲を歌ってもクールでカッコいい人ですが、バラードもクールでカッコいいという、何から何までクールでカッコいい人であります。うーむ、憧れてしまいますぜ、姐御!こういうタイプの歌手ってあまりいませんし、これは凄い才能だと思いますよ。


 まあこういうブツはあまりゴチャゴチャ言わずに、ただ聞き惚れれば良いという気がするのでやんす。R&B的なバラードもあれば歌謡曲的なバラードもありますし、美しいメロディがてんこ盛りですから安心して聞けることかと思います。さあ、男も女も関係なく、姐御に身を委ねて惚れてしまいませう!


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’05.07・Thu

THE CORRS 「HOME」

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 4月は1枚もCDを買わなかった、ころんでございます。このゴールデン・ウィーク期間中に、超大型ショッピング・モールで特売CDを2枚ゲットしたのですが、何だかあまり久し振りにブツを買ったという感じがしなかったのは、他に聞くものが色々たまっているからでありましょう。今回ゲットしたのはブラジルのマリーナ・日田の2枚目と、アイルランドのコアーズの本作であります。どちらとも580円也。


 実はケルト系音楽大好きなわっちですが、コアーズもデビュー時から好きな連中であります。1枚目と2枚目はよく聞いたものですが、それ以降はあまり熱心には聞くことはありませんでした。しかしこの度特売ワゴンで発見したこのブツ、ジャケのシールに原点回帰作と書いてありまして、曲目を見ると大部分がトラッドで、他にもリチャード・トンプソンの「DIMMING OF THE DAY」とかドロレス・ケーンも歌った「HEART LIKE A WHEEL」なんかも入っていて激しく興味をそそられ、思わずゲットしてしまいました。05年のアルバムですが、こんなブツが出ていたとは全然知りませんでした。


 コアーズと言えば、上手くケルト風味を取り入れたロック~ポップスをやる連中ですが、もしかして今回はトラッドをバリバリに伝統的なスタイルで演奏するのかな?なんて思いつつ聞いてみました。すると、やはりそんなことは無くて、アコースティックな響きを生かしたポップスのアレンジでありました。しかし原曲のイメージを壊すことの無い控え目なアレンジは、実に好感が持てます。いや、本当は、ポップス的なアレンジをされても魅力を失わない力強さが、最初から原曲に備わっているのかもしれませんね。


 世間的にこのアルバムがどのような評価をされているのかは全く知りませんが、ドーナル・ラニーみたいなガサツで幼児的な下らないモノを作るでもなく、ケルトの雰囲気をタレ流すだけの企画モノみたいなモノを作るでもなく、コアーズの連中はクールで淡々としつつも原曲に愛着を持って対峙していると感じられます。わっちは非常にいい感じのアルバムだと思いますね~。


 あ、一つ断っておきますが、世間的に非常に高い評価を受けているドーナル・ラニーのプロデュース作品群を、わっちはほとんど評価しておりませんので、ご了承の程を。評価しているのは、カパーケリーのブツぐらいです。だってドーナル・ラニーってむやみやたらにリズムを強化するだけで、演奏家や原曲の良さを生かすことなんて全く考えているようには思えませんので。「わーい、リズム強化してみたじょ~!面白いだろ~!」などと、幼児が大人に自慢して自己満足している程度のレベルにしか感じられません。その点、久保田真琴とかブラジルのカルリーニョス・ブラウンなんかと同じニオイがするジジイだと、わっちは思っているのでやんす…などと、どうでもいいことを書いてしまいますた。失礼致しますた。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’05.05・Tue

THU MINH 「I DO」

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 ベトナムの歌手トゥ・ミンの08年のアルバムです。この人については全く何も知りません。プランテーションの通販でゲットしたのですが、店長さんのお薦めということで無条件に買うことにしたブツであります。よって手元に届くまでジャケさえもわからないという状態でありました。


 実際にブツが届いてみると、何だか爽やかそうなジャケがいい感じ。まあジャケが爽やかそうでも、聞いてみたらハスキーな声で絶唱するドロドロな情念歌謡ということはベトナムではありがちですので、とりあえずは再生してみました。すると聞こえてきたのは、ジャケの印象ほど爽やかというわけではありませんが、都会的にスッキリと洗練されたポップスでありました。


 トゥ・ミンは顔に似合わずなかなか可愛らしい声をしていますが、かなり本格派と言いますか、声を張り上げたりファルセットを使ったりと色々なテクを駆使して、技術力の高さを存分に聞かせてくれます。ベトナムの歌手にありがちな絶唱タイプの歌手であればドロドロの情念歌謡になってしまうような曲も、爽やかな声とテクでドロドロの手前で踏み止まっています。タイプとしては私の大好きなホアン・チャウなんかに似ているかもしれませんね~。


 ただ、バックのAORとかフュージョン的と言える音作りがあまりにスッキリと洗練されている為に、BGM的にサラリと流れて行きがちな感じが無きにしも非ずという気がしますね。折角良い歌を聞かせてくれているのにイマイチ耳に残らないのは、おそらくその為でありましょう。何と言いますか、まるでディズニーのアニメソングみたいに、美しく盛り上がるけれども右から左へ流れて行ってしまうという感じなんですよね~。非常に良い歌手なんですけど、その辺の音作りがいいんだかどうなんだか、イマイチ微妙なところかもしれません。とても聞きやすいですから、単純に楽しめますけどね。


 まあこのブツを聞いている限りは、この人自身が結構セリーヌ・ディオンやマライア・キャリーなんかを意識したところがあるように感じられます。ベトナムには珍しく英語の曲も入ってますしね。このような音作りはベトナムにはあまり無いタイプのように思われますし、自分が望む通りのものを作り上げているのでしょうけれども、願わくばもう少しシンプルな音作りで、もっと自分の歌を引き立てるようにして欲しいものであります。でもこれはこれで非常に良くできていますし、メロディも美しい曲が揃っていて、何だかんだ言ってもこの手の音は、わっちは結構好きなのでやんす♪


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’05.04・Mon

ARKO 「ARKO」

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 世界卓球ですが、期待の石川佳純ちゃんも吉田海偉君も負けてしまいましたね~。残念です。でも男子ダブルスで岸川水谷ペアが準決勝進出ですから、まあいいでしょう。今回の世界卓球は、本当に見所満載で、充実しています。


 というわけで、フィリピンの新人ロック・バンド、アルコ(アーコか?)の今年発表のデビュー盤です。フィリピンでは新人ロック・バンドが次から次に出てきますが、CDデビューをしていないだけで実は既に名の知れた実力派なんて連中もゴロゴロいますので、実際は新人でもなんでも無い連中も多々いたりします。このバンドがそうなのかどうかは知りませんが、ジャケの気合の入ったメンバーの顔を見ると、もしかして既にある程度の活動歴のある連中なのかな?なんて思ったりもします。


 で、ジャケを見ていて気付いたのですが、ボーカルの女の子、よく見ると服着てないぞ?インナーの写真にも上の服を着ていない写真があったりします…などと書くと、このブツを欲しくなる方もいらっしゃいますよね?まあモロ見えというわけではありませんし、この娘は顔立ちが野性的ですので、あまりエロという感じはしませんけどね~。


 音の方はいかにもグランジを通過してきましたという感じのハード・ロック的な曲が多いですが、そこは流石にフィリピンの連中らしく、メロディを大事にしている姿勢がきっちりと伝わってきます。ハードな中にフィリピンらしいポップ感覚もしっかりとあって、フットワークの軽さも感じさせます。本来はポップ・ロックのバンドと言って良いでしょうね。なかなか魅力的なバンドですよ。


 しかも演奏が非常に上手くて、まるでベテラン・バンドのような余裕さえも感じさせます。まあ演奏がメチャメチャに上手いというのもフィリピンの連中の特徴でありますので、もしかしたらこの程度は「当たり前」の音なのかもしれませんが、そうだとしたらフィリピンのバンド連中ってちょっとレベル高過ぎです。


 で、上半身裸体の娘の歌ですが、ちょっとまだこの演奏についていけていないという感じがしますね。一生懸命歌っているのは十分に伝わってきますので、その点では非常に好感が持てるのですが、まだ歌い口が硬くてこなれていませんし、やや不安定なところもあります。まあ歌い込んでいけば良くなっていくと思いますし、その硬さを初々しいと解釈すれば十分に楽しく聞けると思います。とりあえずここでは、今後に期待できる新鮮さを持った歌だと考えることにしましょう。


 このブツ、クレジットを見ていたらプロデューサーに元リヴァーマヤのリコ・ブランコの名前があったのですが、その割には英国ニューウェーヴ的な音ではありませんね。どちらかと言えばリコが抜けた後の、力強くなったリヴァーマヤの方が近い音を出しているように思います。まあ何にせよリコがどうこうと言うよりも、このバンドのポテンシャルの高さをまずは聞き取れば良いのではないでしょうか。このブツ、わっちは上々のデビュー作だと思っているのでやんす。


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2009’05.02・Sat

NIDNOI NANTAPORN 「MAI AOW PEE CHAI」

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 世界卓球に興奮している、ころんでございます。期待の石川佳純ちゃんがシングルスでベスト8に進出しました!めっちゃ手に汗握る素晴らしい試合でした。このまま突っ走って欲しいですね~。そして男子の吉田海偉もベスト8進出です。4年前に吉田君を見た時、爆発すれば一気に世界チャンピオンになれると思いましたが、ようやくそのチャンスが来たようであります。松平健太は世界ランク2位のおっさん相手にフルセットの大健闘でしたが、残念ながら負けてしまいました。もう少しで勝てただけに、わっちもめっさくやしいでやんす…。とりあえずは佳純ちゃんと吉田君にはメダルを取って欲しいです。


 というわけで新人ルークトゥン歌手ニドノイ・ナンタポーン(と読むのか?)の、デビュー盤であります。ジャケ写を見ると、若いんだか若くないんだかよくわからない顔をしていますが、多分二十代前半ぐらいではないでしょうか?女性の歳なんて全然わかりませんけど。ちょっと露出多めの衣装が水商売系のヘッポコ歌手を思わせたりもしますが、水商売系姉ちゃん専門レーベルのUPLなら絶対にヘソ出しルックをさせているでしょうし(このブツはコブラ・ミュージックなるワケわからないレーベル)、何だか顔も衣装も中途半端な印象が拭えません。そこがタイらしいと言えばタイらしいかも?


 まあジャケからはあまり妄想が広がりませんので、とりあえずは何一つ期待せずに再生してみました。すると、なかなかいい感じの綺麗な可愛らしい声が聞こえてきました。おお、歌は結構イケているではないですか!節回しは軽やかで歯切れが良いですし、適度に洒落っ気と色気を感じさせる歌い口がステキです。笑顔で歌い踊っている図が浮かんでくるような、実に私好みの歌なのでありました。ジャケのお顔はブサ○クですが、お歌はとっても美人さんなのでした。聞く者を幸せな気分にしてくれる、不思議な魅力的がある歌手ですね~。わっちは絶好調の時のメンポー・チョンティチャーを思い出してしまったのでやんす。


 これだけの実力者が歌うわけですから、このブツがつまらないはずはありません。内容としては適度に田舎っぽさを持ったルークトゥンでして、ありがちと言えばありがちな曲が並んでいるのですが、アコースティックな楽器の響きを生かしたフォーク調のアレンジあり、典型的なルークトゥンのアレンジあり、ロック調のアレンジあり、歌謡曲調のアレンジありと、色々工夫してありますね~。そのどれもが素朴な味わいを醸し出していまして、実に好感が持てます。


 なかなかいい感じのアルバムではありますが、果たして地元で人気が出るんでしょうかね~?この人が活躍している姿があまり想像できないのですが、実際はどうなのでしょうか。消えてしまうとしても、せめてもう一枚、もう少しマシなジャケのブツを残してからじゃないと死んでも死にきれないのでは?…と言うか、もっとちゃんとジャケ写撮ったれよ!などと思ってしまう今日この頃でやんす。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’05.01・Fri

徒然なるままに その6 世界卓球のこと

 4月28日から横浜にて世界卓球選手権が始まりました。中学時代に卓球部だった私にとっては、野球のWBCとかサッカーのワールド・カップなんかよりも大きな大会であります。今回はテレビ東京系で大々的に試合の中継がありますので非常に喜ばしいことなのですが、テレ東はおそらく卓球の試合だけでは視聴率を稼げないと考えたのでしょう、わざわざAKB48を担ぎ出してきて世界卓球のバックアップをさせています。まあそれでAKBファンのオタク達を巻き込んで視聴率が稼げるなら、全然構わないと思います。


 しかし、夜中にやっている世界卓球ハイライトはちょっと酷いですね。番組の半分は、AKB48の連中がグダグダと下らぬことをやっているだけなのであります。いくらオタク連中の視聴率を稼ぎたいからって、これはあまりに見苦しいです。卓球のハイライトのはずが、AKB48のハイライトになってしまっているという、とんでもない構成なのであります。うーむ、これはいけませんな。


 玉石混交で石の方が遥かに多いと思われるAKB48の連中なんか見ていても仕方ないのですが、卓球のハイライトは見たいので番組を見ざるを得ません。「意味の無いAKB48なんていらね~!」などと思って見ていると…おや、何だか一人いい感じの娘がいるではないですか。名前は、えーっと、高橋みなみと言うのか。うーむ、何とも気が強そうで生意気な感じの可愛らしい娘ではないですか。うおーっ、ハグした~い!でも、もしこの娘と実際に会うことがあって生意気なことを言われたら、多分ハグせずに張り倒すと思いますけど。


 あ、ここでどうでもいい話を一つ。昔の話ですが、斉藤由貴がまだアイドルだった頃、彼女の猛烈なファンというヤツがいまして、そいつは「斉藤由貴はトイレに行かないのだ!」などとタワ言をほざいていました。「じゃあトイレに行かずに野グソしてるんだな」と言ったら、猛烈に怒られたことがあります。言うなら「大も小もしないのだ!」と言えばいいものを…。もしかしてAKB48のファンのオタク達は、ヤツと同じようなタワ言をぬかしていたりするのでしょうか?今時そんなヤツいないかな。まあ、本当にどうでもいい話なんですが。


 で、卓球でありますが、具体的な選手の名前を挙げてあーだこーだ言ったところで誰にも通じないかと思いますので、ゴチャゴチャ書くのはやめます。まあ福原愛なら誰にでも知られた存在だと思いますが、もっと他にも愛ちゃん並に知られた存在が出てきて欲しいものであります。個人的に、石川佳純(いしかわかすみ)は愛ちゃんを超える才能の持ち主だと思っていますので、是非スター選手になって欲しいですね~。


左が石川佳純ちゃん。右が愛ちゃん。
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 も一つどうでもいい話ですが、ワタクシ、実は愛ちゃんの試合を生で見たことがあります。その時は、中国や香港の強豪を次々に撃破する快進撃を見せてくれまして、実に爽快でありました。生で見た愛ちゃんですが、体は小さいんですけど、真っ白い肌で下半身が妙にムチムチしていて、何だか実にヤラシー感じがしました。オヤジのファンが多いのも納得でしたね~。でも残念ながら、わっちは愛ちゃんには萌えないのでやんす、応援はしますけど。


 あ、もう一つどうでもいい話を。世界卓球のサポートはAKB48がしているのに、何故テーマ・ソングはミヒマルGTなんでしょうか?謎であります。まあ別にちゃんと聞いたりはしていないので、本当にどうでもいい話なんですけど。どうせなら徹底的にAKB48で通して、卓球ファンの反感を買った方が面白いかと…。


 以上、ころんの本当にどうでもいい話でありました。何だか最近はどうでもいい話が多くなってきましたが、仕事が忙しくて音楽を聞く時間があまり取れず、なかなか音楽ネタを書けないからでやんす。しかも4月は一枚もCDを買っていません。おそらく、5月もどうでもいい話ばかり書くことになるでしょう。でわでわ、本当に失礼致しますた。

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