2009’06.29・Mon

YING THITIKARN 「PLENG RUK JARK JAI YING」

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 タカテーンなんかと並び、若手ルークトゥン歌手の中でトップを走っているとわっちが勝手に思っている歌手、イン・ティティカーンの今年発売の新作です。これで5枚目ですね~。相変わらずケバいジャケですが、顔付きが段々ロウ人形みたいな雰囲気になってきましたね~。今は亡きマイケル・ジャクソンみたいで、何かちょっとキモい…まあどうでもいいんですが。


 ジャケのことはさて置き、歌の方はますます艶やかに、そして美しくなってきましたね。デビュー当初から歌は相当に上手かったですが、デビュー時からずっとこの娘のことを追っかけてきたわっちとしては、ここまで成長してくれて、何だか感慨深いものがあります。タイのヒット・チャートでもトップに立ちましたし、名実共に本当のトップ歌手になってくれて、めっさ嬉しいです。うーむ、娘の成長を見守る親のような気分でやんす。


 それにしてもここで聞けるインちゃんの歌の、何と素晴らしいことでしょうか。洗練されたポップス調のルークトゥンはますます美しく、根はド演歌娘のインちゃんの歌も成長と共に適度な田舎風味を保ちつつスッキリと洗練されてきて、今まさに大輪の花を咲かせつつあるという感じでしょうか。ダサさと洗練のバランス具合が絶妙ですね。良く伸びる美しい声、ますます艶やかになった歌い口、もう言うこと無しでやんす。ここまで成長してくれて、わっちは嬉しくて嬉しくて…うおーっ、ハグした~い!抱きしめて頭ナデナデして誉めてあげたいでやんす。このアルバム、もちろんこれまでの最高傑作であります!


 現在のルークトゥンは、インちゃんとかタカテーンやエーン・ザ・スターみたいな洗練されたポップス的ルークトゥン花盛りという状況ですが、一方でメンポー・チョンティチャーが歌うようなタイの匂いが強烈なコテコテのルークトゥンもありますし、アーチャリヤーの新作みたいなミクスチャー・ルークトゥンもあり、ビウちゃんのようなロッキン・ルークトゥンも出てきたりと、実に雑多で楽しいことになっています。元々雑多な要素が入り混じったルークトゥンらしい状況と言えるかと思いますが、そんな中でタカテーンと共にトップを走るインちゃん、素晴らしいと思います。


 というわけで(?)、しばらくはインちゃんのこのブツに酔いしれそうな感じでございます。イヤイヤ、もう「インちゃん」なんて言ってはいけないかもしれませんね。今後は「イン様」とお呼びしなければならないかも?


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
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2009’06.27・Sat

PHAM PHUONG THAO 「ME」

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 ベトナムの巨乳娘ファム・フォン・タオの、昨年発売のアルバムであります。今回はネタを書くにあたり、ヒワイイ大使のカワイイ担当「こにたん」と対談形式で進めてみます。カワイイ担当のクセに実はかなりの変人こにたんですが、果たしてどうなることやら…。便宜上こにたんは「こ」、ころんは「ろ」と表記します。


ろ「今回はベトナムの民歌歌手ファム・フォン・タオの新作でやんす。」
こ「ジャケがえらいブサイク。ウチの方が遥かにカワイイ。」
ろ「本当はカワイイんですが、今回は写りがよろしくありませんね。」
こ「乳もウチの方がデカい。」
ろ「それはどうでしょうか。見たこと無いからわからないでやんす。」
こ「見るか?」
ろ「是非!」
こ「一回一万円。」
ろ「見なくていいでやんす。」
こ「服の上からお触りなら、五千円にマケてやるぞ。」
ろ「触らなくていいでやんす。」
こ「このケチ野郎。ウチはヒワイイ大使のカワイイ担当だぞ、セコイこと言うものではない。」
ろ「カワイイ担当なのに、カネ取って見せるだの触らせるだの言うものではないでやんす。」
こ「じゃあお前はタダで見せたり触らせたりしろと言うのか?」
ろ「そういう問題じゃないでやんす。」


「カネ出すなら、見せてやっても良いぞ。」byこにたん
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こ「ファム・フォンだって、カネ取って見せたり触らせたりしてるかもしれんぞ。」
ろ「そんなワケはないでしょう。」
こ「わからんぞ。これだけ歌が上手くて乳がデカイ女だから、大金積んででも見たり触ったりしたいというハゲたオヤジとかがいるはずだ。」
ろ「それはいるかもしれませんが、そんな話はこのアルバムには関係無いのでやんす。」
こ「お前がウチの胸を見たいとか触りたいとか言うから、そんな話になったのだぞ。」
ろ「そんなこと一言も言ってないでやんす!」
こ「あ、ウチのせいにする気か?この無責任男め。」
ろ「…まあいいです。で、このブツを聞いてどう思いましたか?」
こ「歌はイケてるが、音作りがイマイチ。本人の歌が進化しているのに、音が旧態依然としていては意味が無い。これはスタッフが悪い。ファム・フォンの歌を本気で生かそうとしているとは思えん。スタッフには歌手の歌を最大限に生かす音を作り上げる責任がある。その責任を果たしていないブツだから、ファム・フォンが気の毒だ。」
ろ「…厳しいでやんすね。まあ少々音がダサかったり、厚化粧過ぎたりする部分はありますが、出来上がりとしてはこれまでで一番良いのではないかと思います。情熱的な歌は、相変わらず圧倒的なパワーを持ってますし。」
こ「その歌をもっと生かすプロデュースを、お前がしてやれば良いではないか。」
ろ「まあわっちなら、まずはドラムとかダサい打ち込みを無くしますけどね。」
こ「ちゃんとプロデュースしてやったら、ハグぐらい…イヤイヤ、もしかしたらヤラせてくれるかもしれんぞ。そしたらあの顔も乳もお前の思うままだぞ。あーしてこーしてアヘアヘアンアンってな。」
ろ「…お前さんはそういうことしか言えないのでやんすか?」
こ「そういうことばかり考えているのだから、仕方が無いではないか。」
ろ「そんなことばっかり考えるもんではありません!」
こ「ヒワイイ大使だの何だの妄想ばっかりしてるヤツが、偉そうなこと言うな!」
ろ「妄想の産物のクセに偉そうなこと言うものではありません。クビにしますよ!」
こ「ウチに代わるヤツなんて、誰もいないぞ。」
ろ「マネージャーの『みくぴー』をメンバーにするでやんす。」


「え、わたしですか?」byみくぴー
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こ「みくぴーは巨乳じゃないぞ。そもそもヒワイイ大使はウチとめぐりんのダブル巨乳がウリであろう。」
ろ「巨乳は関係無いでやんす。」
こ「ファム・フォンだって、巨乳だからこそお前みたいなスケベが聞く気になるわけだ。ヒワイイ大使も巨乳でヒワイイメンバーが二人いるから、スケベな連中が聞く気になるのだぞ。ちゃんと消費者心理を考えろ。」
ろ「ヒワイイ部分は大きなウリですが、巨乳は関係無いでやんす。巨乳はめぐりんだけで十分でやんす。お前さんはカワイイ担当としての役割を果たして下さい。」
こ「断る。」
ろ「お前クビ。」
こ「カワイイ部分は、お前にしか見せたくないのだ。」
ろ「は?何言ってるでやんすか?」
こ「ウチは好きなお前の前でだけ、カワイイ女でいたいのだ。」
ろ「え…ホントでやんすか?」
こ「ウソでやんす。」
ろ「やっぱりお前クビ。」


 以上、変人こにたんとの妄想対談でございました。変人でクソ生意気なこにたんですが、それがまたカワイイのでありまして…え、妄想ばかりしているわっちこそが変人ですって?失礼致しますた~!


あと、ファム・フォンさんの試聴は何故か全然見つかりませんので、試聴の貼り付けは無しでやんす。

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2009’06.25・Thu

KOUYATE SORY KANDIA 「KOUYATE SORY KANDIA」

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 ギニアの大歌手クヤーテ・ソリ・カンディアの、70年のアルバムです。先日2ヶ月振り位に紙ジャケに直接値札シールを貼りやがるならず者の中古盤屋「ならず屋」に行き、バーゲン・コーナーを漁っていたところ、このブツがひょっこり出てきました。290円也。もちろん速攻でゲットしました。たまに行くと掘り出し物があるもんですね~。


 それにしてもこのジャケ、思わず笑ってしまうのはわっちだけでしょうか?黒人のおっさんが民族衣装を着て、にこやかな顔をして手を広げている図というのはOKなのですが、日本人であるわっちには、頭の被り物が、幽霊が頭に付けている三角頭巾に見えます。何と大らかで楽しそうな黒人の幽霊!って思ってしまいますた。足も写ってないし。


 というどうでもいい話はさて置き、クヤーテ・ソリ・カンディアとの出会いは、かれこれ20年近く前になるかと思います。大阪のどっかの中古盤屋で偶然ブツを発見し、当時はサリフ・ケイタなんかが好きでしたので、グリーオの格好をしたおっさんのジャケということで、何の知識も無くテキトーにゲットしました。そして何の期待もせずに再生してみて、ワタスはビックリしたのですた。「な、何じゃこりゃ!」と。ピーンと張り詰めた、まるで空気を切り裂いて行くような凄まじい歌声ではないですか!ちょっと金属的な響きもある強い歌声なのですが、何故か耳に優しくて人間的な温か味も感じられるという、実に素晴らしい美声なのでありますた。この声なら、アフリカの大地で何十キロ先にも聞こえるんだろうな~、なんて思ったものであります。


 その時ゲットしたブツは、民族楽器を使った実に伝統的なスタイルのものでして、カンテ・マンフィーラのアコースティック・シリーズにも似た感触を持つものでありました。満天の星空を見上げながら聞いているような、実に寛げる作品であります。しかし今回のブツは少々趣が違っています。もちろん伝統的なスタイルの曲も入っているんですけど、エレキギターやサックスなんかを使っている曲があったり、まるでオーケストラ・バオバブみたいなキューバ音楽風味を持ったエレクトリック・スタイルの曲なんかも入っていたりして、民俗音楽ではなくてポピュラー音楽としての側面を聞くことができるのであります。この人は民俗音楽の人だとわっちは勝手に思い込んでいましたので、実に新鮮で興味深い音を聞くことができました。


 まあこの手の音楽に関しては、最近は本当にご無沙汰なのですが、やっぱり良いですね~。東南アジア・ジャンキーの耳にも心地良く響くクヤーテ・ソリ・カンディアの音楽は、母なる大地に芽生えた、心に栄養を与えてくれる音楽でやんすね~。素晴らしい作品だと思います。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’06.23・Tue

MANGPOR CHONTICHA 「MANGPOR CHONTICHA VS TALOK OBA SIANG NHER」

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 わっちの大好きなルークトゥン歌手、メンポー・チョンティチャーのライヴVCDです。ここ数年絶不調が続いていたものの、ようやく復調の兆しが見える新作を出してくれて一安心したわっちでございますが、復調中のメンポーのVCDとあれば、買わないわけにはいきません。今回はCD無しのVCDのみのリリースのようですが、ライヴなら映像作品でもOKです。日本では見られるライヴではありませんし、貴重な映像であります。


 まあVCDというものがあまり好きではないわっちでやんすが、結論から言えば、このVCDは本当に素晴らしいと言える出来だと思います。まずはメンポーの歌が素晴らしいです。少々気難しいイメージのあるメンポーですが、全編にわたってにこやかな笑顔で歌っている姿は意外な気がしつつも、やはりお客さんあっての自分ということをよくわかっているようで、見に来てくれた人達を楽しませるぞ!という気概に溢れていると感じられます。気合の入った歌声は実に伸びやかで美しく、今が本当の花盛りという素晴らしい歌を聞かせてくれまして、ここ数年の不調がウソのようです。なんだメンポーちゃん、死んだフリしてただけだったんですね~。


 歌がここまで素晴らしいと、コテコテのルークトゥン専門レーベルNOPPORNの作品なのですが、そんなことはあまり気にならなくなってきます。コテコテ上等じゃねえか!という感じですね。最近はポップス的要素を大々的に取り入れた都会的に洗練されたルークトゥン全盛という状況で、わっちもその流れを積極的に支持してきました。そしてNOPPORNが次々に放つ決まりきったコテコテ・ルークトゥンのフォーマットを、批判的に捉えてきました。しかしこのVCDを見ることで、その認識を改めなければいけないのかな~、という気になってきました。


 どういうことかと言いますと、メンポーは、最近主流の都会的に洗練されたポップス的ルークトゥンに真っ向から対抗する、タイの田舎的匂いが強烈なコテコテ・ルークトゥンの守護神なのではないか?と感じたのであります。レーベルを移籍して色々な可能性を試すメンポーを聞いてみたいという気持ちは当然持っていますが、今のままでコテコテ・ルークトゥンの牙城を守り続ける守護神としてのメンポーの存在意義も無視できないんじゃないか、ということに気付かされてしまったんですよね~。


 そんなわけでこのVCDは、わっちのメンポーに対する評価を、根底からひっくり返すような衝撃を持つ作品となってしまいました。まあ他の方がこのVCDを見ても、わっちと同じ感想を持つことは無いと思いますが…。何にせよ、メンポーは私が思っているよりも遥かに凄い歌手ですね。最近大人気のタカテーンやイン・ティティカーンとは背負ってるモノが違う、それ故に彼女達がまだ到達できていない高みにいる歌手なんだということを、改めて実感致しました。流石にNOPPORNレーベルの屋台骨を支えている看板娘だけのことはありますね。惚れ直しますた!


あと、コメント欄に試聴をテキトーに貼り付けましたので、よろしければお試しを。

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2009’06.21・Sun

DREAM SUPAKARN 「BOR MEE FAN」

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 再び登場ということになりますが、ルークトゥン歌手ドリーム・スパカーン(通称ドリーム萌ちゃん)のブツを取り上げます。前回取り上げたのはCDでしたが、これはVCDであります。今回はヒワイイ大使の巨乳担当である「めぐりん」と対談形式で話を進めたいと思います。便宜上めぐりんは「め」、ころんは「ろ」と表記します。


ろ「今回はドリーム萌ちゃんのVCDでやんす。」
め「わたし萌ちゃん大好きです。カワイイし♪」
ろ「そう言うめぐりんもカワイイでやんすよ。」
め「え~、突然どうしたんですか?恥ずかしいです♪ 」
ろ「恥らう乙女でやんすね。ますますカワイイでやんす。」
め「ありがとうございます!」


カワイイめぐりん♪
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ろ「で、萌ちゃんの話ですが、めぐりんは萌ちゃんのどこが好きなんですか?」
め「見た目も歌もカワイイし、歌上手いですよね。それに何だか切なくて、聞いていると涙が出てきちゃうんです。」
ろ「確かに、結構切ないでやんすね。わっちは地に足の着いたロック・バンド編成の演奏という部分も、凄く気に入っているのでやんす。それが萌ちゃんの歌に、とても合っていると思っています。」
め「そうですよね~。」
ろ「CDでは何十回と聞いてきたブツですが、こうやってVCDで見ると、どうでやんすか?」
め「全曲映像付きで見れるのって、ファンにとっては嬉しいですよね。萌ちゃんが動いてる~っ、カワイイ!って感じで。」
ろ「そうですね。映像付きというのは非常に大きなメリットでやんすね。萌ちゃんの色んな表情を見ることができて、ファンに取っては本当に嬉しい一枚だと思います。しかし実を言うとわっちは、あまりVCDというものが好きではないのでやんす。」
め「え、どうしてですか?」
ろ「基本的に、音楽を聞く時には映像は必要無いと考えているからでやんす。映像が無い方が、自由に妄想を膨らませることができるのでやんす。」
め「じゃあ、どうしてこのVCDを買ったんですか?」
ろ「萌ちゃんの大ファンですので、出しているブツは揃えておきたいからでやんす。でも基本的にVCDは好きではありません。」
め「うーん、そうなんですね~。」
ろ「それにVCDというものは、メディアとしては少々劣っていると思うのでやんす。」
め「どうしてですか?」
ろ「音にせよ映像にせよ、DVDと比べればかなり悪いからでやんす。しかもタイのカラオケVCDというものは、歌声が右側からしか出てきません。音を左に寄せればカラオケになるという仕組みですが、音楽メディアとしては評価できるものではありませんね。」
め「うーん、厳しいこと言いますね~。」
ろ「でも気軽な娯楽メディアとしては、評価できると思うのでやんす。映像があって歌も楽しめて、しかもカラオケまでできるわけですから、これ一枚あれば全てOKということになります。庶民の娯楽としては、これほどお手軽で色々使えるモノは他に無いでしょう。」
め「評価できる部分もあるわけですね。」
ろ「もちろんです。現地ではそれなりの価値を持って流通しているわけですから、その国とは全然違う状況の日本に住むわっちのような単なる音楽好きが、VCDについてとやかく言うのは、本来は筋違いなことなのでやんす。わっちは個人的にVCDを評価した場合、音楽メディアとしては劣ると思っているだけで、VCDそのものを否定しているわけではありません。」
め「そうですね~。確かに状況が違えば、価値も違うでしょうね~。」
ろ「タイ本国では、アルバムはほぼ必ずCDとVCDが出ますし、音だけではなくて映像作品も作ってしまうバイタリティは凄いと思います。そんなVCDを楽しんでおられる方はたくさんいらっしゃいますし、タイ音楽マニアには、CDよりもVCDを選ぶ方も結構いらっしゃるようでやんす。」
め「そうなんですね~…あ、そう言えばVCDのジャケって、CDと同じですよね?」
ろ「基本デザインは同じですね。VCDは左上に『VCD KARAOKE』と書いてあることが多いですが、非常に紛らわしいのは事実ですね。CDが欲しいのに間違えてVCDを買ってしまうなんてこともあるかと思います。」


こちらがCDのジャケ。VCDとは右上の部分が違います。
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め「ですよね~。それにVCDって、パソコンでしか再生できないですよね?」
ろ「外国製の一部DVDプレーヤーでも再生できます。でも日本であれば、通常はパソコンで再生するしかないでしょうね。タイみたいにVCDプレーヤーなんて売ってませんし。」
め「そうですよね~。そう考えるとVCDって、ちょっと不便ですよね。」
ろ「わっちがVCDをあまり買わない理由は、一つ目は音楽に映像は必要がないと思っていること、二つ目は音楽メディアとしては音質と画質の面で劣ること、三つ目は再生手段が限られること、以上の三点が主な理由なのでやんす。ですからわっちがVCDを買うのは、CDが残ってなくてVCDしか入手できない場合とか、その歌手を余程気に入ってVCDも持っておきたいという場合でやんすね。」
め「じゃあ萌ちゃんのVCDを買ったのは、萌ちゃんが大好きだからですね?」
ろ「その通りでやんす。萌ちゃんのVCDなら、何度でも見そうな感じですね~。」
め「ヒワイイ大使がアルバムを出す時は、CDとVCDを出してくれるんですか?]
ろ「出せるなら、CDとDVDを出したいでやんすね~。」
め「やった!お願いしますね♪」


 というわけで、めぐりんとの対談でございました。めぐりんとはこのような結構真面目な会話が多く、残念ながらヒワイイ関係には全然ならないんですよね~。カワイイ妹って感じですし、熱心に音楽を追求しているめぐりんを見ていると、そういう気が無くなってくるのでやんす。めぐりんではなくて、ななみーを狙うべ?


以上、全てワタスの妄想の産物でございますた。失礼致しますた。あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’06.19・Fri

BUA BUNCHITAR 「YOO TEE NHAI JAI KOR KID TUENG」

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 昨年の個人的ルークトゥン・ベスト10で、選外ながらも新人賞に選んだブア・バンチターの、今年発売の2枚目のアルバムです。ジャケの草むらで花と戯れるブアバンちゃんの図、なかなかよろしいかと思いますが、惜しむらくはもう少し美人であればと…イヤイヤ、ブアバンちゃんはカワイイのでやんす…イヤイヤ、やっぱりお世辞にもカワイイとは…イヤイヤ…。


 コメントしづらいジャケのことはさて置き、昨年新人賞のブアバンちゃんの2枚目ですから、期待しないわけにはいきません。ワクワクしつつCDに針を落として(?)みると…おやおや、何だか随分都会的に洗練しようと努力しているブツですね。特に5曲目なんかは、ルークトゥンにしては珍しいピアノの音なんかが入ってきたりして、相当にポップス寄りの音を作り上げてきましたね~。


 前作は淡々としたクールな音作りと、ブアバンちゃんの少々拙い歌い口がバッチリとハマっていまして、実にいい感じの作品に仕上がっていました。おそらく今後のモーラム的な展開も視野に入れているのであろうと思われる、本格派歌手の登場という印象を持ちました。しかし今回は、前作のイメージをひっくり返すような作りだと言えるでしょう。アム・ナンティヤーとかジャカジャン・ワンウィサーの路線とでも言いましょうか、相当にポップス的展開を見せる作品に変化しています。


 となると、この音作りがブアバンちゃんに合っているのかどうかが問題となるわけですが、わっちはOKだと思います。もっと淡々としたクールな音を期待したいところではありますが、ブアバンちゃんはポップス的なフォーマットでも十分に力を発揮できるということを示した、なかなかの好盤ではないかと思います。前作とあわせて聞けば、ブアバンちゃんの可能性というものを感じ取ることができるのではないかと思うのでやんす。ラストの曲はロッキン・モーラムですが、これは相当にイケてますよ!


 1枚目と2枚目でこれだけ方向性の違うブツを出させてもらえるということは、レーベル側の期待も大きいということではないかと…イヤイヤ、レーベル側は多分流行の音を歌わせてヒットを狙い、単に金儲けしたいだけなのでしょうが、結果としてブアバンちゃんの才能を示すことになっていますので、ブアバンちゃんの為には今回はこの作りで良かったのでしょう。


 それにしてもブアバンちゃん、なかなか良い歌手ですね~。まだ少々拙い部分は残っていますが、切々とした情熱を内に秘めた歌い口は、心に沁みるものがありますよ。これからも応援してあげたい歌手なのでやんす。


こちらが昨年のデビュー盤。
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あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’06.17・Wed

YANGJIN LAMU 「DHARMA FLOWER」

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 マリーナ号さんが昨年のベスト10に選んでおられたチベットの歌手、ヤンジン・ラム(ヤンチン・ラム?)の07年のアルバムです。マリーナ号さんの記事を読んで激しく興味をそそられ、台湾人のマブダチにゲットをお願いしていたのですが、ついに私の手元に届きました!私がお願いしていたのは07年のブツだけでしたが、わざわざ06年のデビュー盤も探して送ってきてくれました。ありがたいことであります。とりあえずは、早速06年のブツを聞いてみました。すると出てきた音は、実に不思議な感覚を持つものでありました。


 ギターを主とした極めて簡素で静謐なアレンジと、土着民の祈りのようなラムさんの歌との組み合わせは、「お、何だこれは?」と人の耳を惹き付けるに十分なインパクトがあると思います。何だかケルト系のトラッドにも似た雰囲気がありますね。しかし少々の違和感があるのも事実で、実に欧米的な響きを持つ簡素なバックの音が、本当にラムさんの歌に相応しいのかどうかが疑問であります。無神経な欧米人が「オー、トーヨーノシンピ!」などと言って喜びそうな「わかりやすい」雰囲気が、何だかな~という気がしてしまうんですよね~。


 そんな06年のブツを踏まえた上で、マリーナ号さんが「仏教ポップスの傑作」と絶賛されていた07年のブツを聞いてみました。このブツではタイの古楽団がバック務めていて、静謐ながらも豊かなニュアンスを醸し出すアジア的な演奏は、前作とは比べ物にならない程の実りをもたらしてくれたと感じられます。


 06年のブツではいかにも頭で考えて作り上げましたという頭でっかちな印象を受けましたが、本作ではラムさんの歌は極めて自然な肉体性を獲得したように感じられます。わっちにはこの音楽の何が仏教的なのかは全くわかりませんし、肉体性を獲得することが仏教的に良いことなのかどうかも知りません。しかし音楽としては、本作の方が遥かに魅力的であることに間違いは無いと思うのでやんす。


 ラムさんの深く思索しているような歌声と、バックの不思議な音の組み合わせは、非常に純度の高い祈りのように聞こえます。世に生きる全ての民衆を優しく包み込むような視点も感じられ、土着であるが故の格調の高さというものが感じられるような気がしますね~。うーむ、涅槃の世界。


 まあ、わっちみたいにお気楽でテキトーな人間にはこの手のスピリチュアルな音楽は少々荷が重くて、あまり繰り返し聞く気にはなれないのですが、たまにはこういう音楽もいいかも…な~んて思ったりして。比較するのもヘンな話ではあるのですが、わっちは崇高なラムさんよりは、やっぱりヘッポコなフォー・モッドなんかの方が好きなのでやんす。


こちらが06年のブツ。「オー、トーヨーノシンピ!」
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あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’06.15・Mon

「徒然なるままに その8 400回記念」

 早いもので、今回でブログ更新400回目となります。400回記念ということで何を書こうかと思っていたのですが、ここはひとつ、わっちの妄想アイドル・グループであるヒワイイ大使の連中と妄想対談をしてみようかと思います。ヒワイイ大使のメンバーは、巨乳担当めぐりん、カワイイ担当こにたん、ロリロリ担当ななみー、お姉さま担当ねーねーの4人です。それでは早速。


ころん(以下「ろ」)「今回で『ころんの音楽探訪』が400回目の更新でやんす。」
ねーねー(以下「ね」)「よくこんなブログが400回も続いたね。」
ろ「読んで下さる皆様のおかげでやんす。」
こにたん(以下「こ」)「読んでくれる人なんているか?」
ろ「少しは。」
ななみー(以下「な」)「毎回毎回ワケわかんない音楽ばっかり取り上げるよね~。」
ろ「ワケわかんない音楽じゃなくて、日本では知られていない音楽でやんす。」
めぐりん(以下「め」)「わたし、ルークトゥンもベトナム歌謡も大好きですよ!」
ろ「おー、めぐりんはいい娘でやんすね~。」
な「めぐりんったら、ころんコレクションからしょっちゅうCD借りてるもんね。」
ね「入り浸って寄り添ってるって感じ。」
こ「もしかしてこの二人、デキてるのではないか?」
め「はい?」
ね「そう言えばころんさんって、絶対にめぐりんのこと好きだよね。」
な「そうだよね~。いっつもめぐりんと一緒にいるし。」


ころんとの仲を疑われる、巨乳担当めぐりん
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ろ「もちろんめぐりんのことは好きでやんす。」
な「あ、認めた!」
ね「ころんさんって、巨乳のカワイイ女の子がタイプなんだよ。」
ろ「いや、そんなことは無いでやんす。」
ね「だって越南巨乳娘のファム・フォン・タオとか大好きじゃん?この若い巨乳好きめ!」
こ「ウチも一応巨乳だが。」
ね「あんたは愛嬌無さ過ぎ!」
こ「その通り!」


普段は愛嬌無さ過ぎな、カワイイ担当こにたん
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ろ「イヤイヤ、わっちはねーねーもななみーもこにたんも大好きでやんす。」
な「あ、誰にも嫌われたくない発言だ!」
ね「じゃあ何でめぐりんとばっかり一緒にいる?」
ろ「色々な音楽のことを教えて欲しいって言うからでやんす。」
ね「へ~。で、色々教えてあげるんだ。『ついでに男と女の違いを教えてやるぜ、くほほ~!』とか言いながら押し倒して。」
こ「手取り足取りあーしてこーして、アヘアへアンアンって感じか。」
め「そんなことはしてません!歌手として色々と吸収したいだけですっ!」
ろ「そうそう、君達もめぐりんを見習って欲しいでやんす。」
な「あ、誰々を見習って欲しい発言って、結構傷付くんだよね~。」
ね「いくらめぐりんがカワイイからって、あたし達のことも、もうちょっと可愛がって欲しいね。」
こ「そうそう、めぐりんにしてるみたいに、ウチ等にもハグしたり、あーしてこーしてとかするべきだ。」
な「え、めぐりんところんさんって、そんなことしてるの?」
め「してませんっ!」
こ「してるに違いないという推測だ。」
め「勝手な推測しないで下さいっ!」
ね「めぐりんってすぐ怒るね~。カワイイ♪」
め「ヘンなこと言うからですよっ!」
な「でもさ~、ころんさんって、私達4人の中で誰が一番好きなのかな?」
ね「そんなの、めぐりんに決まってんじゃん。」
こ「実は意外にウチのこと、一番好きだったり?」
ね「そりゃ無い無い。」
な「絶対無いよね~。」
こ「ウチもそう思う。」
ろ「まあまあ、そんな話より、今回は400回記念を祝って欲しいでやんす。」
こ「こんな誰も読まないブログの400回記念なんて、祝ってどうする?」
ね「その通り!こんなブログに読者なんていない!やってるだけ無駄!」
め「えーっ、そんなこと無いと思います。わたしは好きですよ!」
ろ「おー、やっぱりめぐりんはいい娘でやんすね~。」
な「まあとりあえず、400回記念おめでとうって言っておくね。」
ろ「おー、ななみーもいい娘でやんすね~。ありがとさんでやんす。」


根はいい娘の、ロリロリ担当ななみー
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こ「400回も無駄な更新おめでとう。」
ろ「うーむ、こにたんは言葉の端々にトゲがあるでやんすね~。」
ね「400回も続けたんだから、もうやめてもいいんじゃない?」
ろ「どうしてでやんすか?」
ね「だって毎回苦労して文章書いて、必死でYOUTUBEで試聴を探したりしてんのに、その割には報われてないじゃん。コメント無しとか多いし。無駄になってる時間がいっぱいって感じ。」
ろ「確かにそうかもしれません。やるからにはもちろん何らかの反応が欲しいと思っていますが、無いなら無いで、それは仕方ないことなのでやんす。それが無駄だと思わない限りは、続けようと思っているのでやんす。」
ね「でも誰の役にも立ってないよね。」
ろ「たま~にでも、わっちのブログを見てブツを買いましたとか、参考になってますとか言われることがありますから、それは本当に嬉しいのでやんす。そういうことをコメントしていただけると、やっぱりやってて良かったな~と思うのでやんす。」
ね「要は自己満足ってことだね。」


結構手厳しい、お姉さま担当ねーねー
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ろ「ブログは自分が楽しいと思うから、続けたいと思うのでやんす。楽しくなくなったら、わっちは続けられないでやんす。」
ね「いつまで楽しいと思い続けられるのかね~。」
ろ「楽しいと思えなくなったら、その時はやめるでやんす。」
め「えーっ、そんなのイヤです!ずっと続けて下さい。」
な「続けることに意味があるって場合もあるし。こんなに東南アジアの超マイナーなブツばっかり取り上げるブログなんて、他に無いしね。」
こ「単なるマニアック星人。」
ね「まあ続ける意味がどれ位あるのか知らないけど、気の済むまでやってみたら?」
ろ「ではとりあえずは、500回を目標にして引き続きやっていくでやんす。」
め「わーい!」
ね「はいはい。一人で頑張ってね。」


 以上、ヒワイイ大使とのテキトーな対談でした。リーダー格のクール・ビューティねーねー、ひねくれた変人こにたん、学級委員タイプのしっかり者ななみー、癒し系のいじられ役めぐりん、愉快な連中が揃う、ヒワイイ大使でやんす。わっちが個人的に一番好きなのは…誰でしょうか?とりあえずヒワイイ大使には、またいつか登場してもらおうと思っております♪


(オマケ)
ヒワイイ大使のメンバー4人の、ころんブログへの言葉。


「今後も末長く続けて下さいね!」byめぐりん
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「勝手に好きなようにすれば良い。」byこにたん
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「独自の道を貫いてね!」byななみー
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「あんまりあたし達を出演させると、人格疑われるよ。」byねーねー
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2009’06.13・Sat

LOOKPUD PIMCHANOK 「PERD PUK-KA-TU JAI」

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 07年のデビュー盤がなかなかの力作だったルークパッド・ピムチャノックの、2枚目のアルバムが出ました。2枚目があるとは思っていなかっただけに、非常に嬉しい一枚であります。同時期にデビューして、07年の個人的ルークトゥン・ベスト10に入れたジョーム・チャニダーは元気なのかな?ルークパッドが生き残っているなら、ジョームも残っていて欲しいんですけどね~。


 デビュー時は多分15~6歳だったと思われるルークパッドですが、歌は非常に上手くて、単なるお子様歌手という枠の中には収まりきらない実力を発揮していました。あれから2年経った現在、この娘の歌は更に進化しています。歌うのが楽しくて仕方が無いという勢いはそのままに、愛嬌たっぷりの軽やかな節回しには更に磨きがかかっています。非常に技巧的なコブシ回しは、同じレーベルの先輩であるオーン・オラディに近づいているように思います。相当な力量の持ち主ですよ、この娘は。


 まあ多少背伸びしているような感じは無きにしも非ずですが、順調に育てばこの娘は、数年後にはルークトゥン界を代表するような歌手になっている可能性があると思います。今から目を付けておいて損は無いのではないかと思います…損するかもしれませんけど。この娘のご支援は自己責任でお願い致しますね♪


 ルークパッドの所属レーベルはオーン・オラディと同じですから当然(?)NOPPORNなのですが、NOPPORNと言えば典型的なコテコテのルークトゥンを専門に出すレーベルでありまして、同レーベルから出た作品をネタにする度に私は「もっと自分の可能性を引き出すには、他のレーベルに移籍した方が良い」という意味の発言を繰り返してきました。同レーベルに所属する何人かの歌手に関しては今でもそう思っています(例えばメンポーとかオーン・オラディとかピム・ヤーダーとか)。


 しかしこのルークパッドについては、限られたフォーマットの中で存分に力を発揮して活き活きとした歌を聞かせてくれていますので、今のところはまだ移籍云々の必要性は感じません。とりあえずはここでルークトゥンの修行を積んで、このまま順調に伸び続けて欲しいと思います。まあ、いずれは移籍すべきだとか何とか言い出すと思いますが…。


 それにしてもこの娘、良い歌手ですね~。子供っぽさが残っている部分もありますが、ポテンシャルは同じレーベルの先輩達、オーン・オラディ、メンポー・チョンティチャー、ピム・ヤーダーなんかにも負けない位のものを持っているのではないでしょうか。前に取り上げたクリームちゃんなんかと並び、今後が楽しみでならない娘なのでやんす♪あ、そう言えばクリームちゃんはまだ14歳でしたね~。何と奥の深いタイ歌謡の世界哉。


こちらは1枚目のブツ。
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あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’06.11・Thu

EARN THE STAR 「YAH MONG KARM KWARM SEI JAI」

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 タイのルークトゥン歌手、エーン・ザ・スターの2枚目のアルバムです。前作は昨年の個人的ルークトゥン・ベスト10に入れましたので、待望の新作であります。相変わらず美人なジャケが良いですな~、と思いつつインナーの写真を見ていると…ありゃりゃ、歯に矯正の針金があるぞ?結構いい歳してる(二十代前半)ように見えるのですが、まだ矯正してなかったんですね~。


 まあそれはいいとして、この娘の名前、人によって呼び方が違うので何が正しいのかさっぱりわかりません。わっちは「EARN」を根拠無く「エーン」と表記してますが、英語読みの「アーン」と言う人もいれば、どういう読みかわかりませんけど「ウーン」と言う人もいます。この娘の名前、一体何と呼べばいいのかわかりませんが、ここは仮に「スターちゃん」とでも呼びましょうか。タイ語では「サター」らしいですが、それは知らなかったことに致します。地獄のサターも金次第…失礼致しますた。


 前作はスッキリと洗練されつつ適度な田舎っぽさを残した王道ルークトゥンという感じで、スターちゃんの伸びやかで爽やかな歌唱が非常に印象的でした。なかなか巧みなコブシ回しも聞かせてくれ、ルックスだけではない実力を存分に示してくれました。それだけにこのブツへの期待は大きかったわけですが、とりあえず一度ざっと聞いたところでは、「?」という印象でありました。はて?


 実を言うとこのブツ、音作りが前作の王道ルークトゥンに比べると、かなり地味です。地味と言うよりは、音数を削っていると言うべきでしょうか。ホーン・セクションなんかは無くして、ギター、ベース、ドラムを中心に据えたロック・バンド編成になっています。まあ前作もこの手の編成の曲はあったんですけど。


 しかし今回は音の感触が、メランコリックに沈んだ感じがあるんですよね~。特にギターの音が、曲によってはクリス・レアやマーク・リボーなんかを思わせるような響きを持っています。そのせいで、少々憂鬱なルークトゥンという感じに仕上がっております。陽性のパワーを感じさせた前作とは、方向性が違っているように感じられます。その為に、最初聞いた時は「?」という印象を持ってしまったのでやんす。あ、もちろん明るい曲も入ってますよ、念の為。


 そんな音作りもあって、スターちゃんの歌は前作よりもぐっと落ち着きを増してきたように聞こえます。節回しもより巧みになって、一歩前進したと感じられます。着実な進歩を披露する為には、今回はこの音作りで成功だったのだと思います。まあ、本当の勝負は次作ということになるんでしょうけどね~。


 それにしてもスターちゃん、この美貌と歌の上手さがありますので、ターイ・オラタイやタカテーンなんかと並ぶ存在になるスター性があるように感じられますが、実際はどうでしょうかね~。名前の通りスターになる日は近いかも?なんて思う今日この頃でやんす。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’06.09・Tue

THOO DARANEE 「BOR AOW...KHON KEE JU」

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 タイの新人ルークトゥン歌手だと思われる、これまた名前の読み方がわからないのですが、仮にトー・ダラニーとでも読んでおきましょうか、今年発売のおそらくデビュー盤であります。まだ若い歌手なのだと思いますが、データが全く無いので何者なのか全然わかりません。とりあえず可愛らしく見えたジャケにつられてのゲットであります。


 まあこういう全くデータの無い歌手のブツが大当たりということは多々あることですので、少しは期待しつつ再生してみると…何だか一昔前のルークトゥンという印象ですね~。例えばNOPPORNレーベルあたりが得意としているような、典型的なコテコテのルークトゥンという感じがします。何の衒いも無いと言いますか、工夫が無いと言いますか、少しも新しいと感じられるところが無いというところが、かえって潔いという気もしますね。


 バックの音は、安っぽいホーン・セクションがバリバリ鳴って、安っぽいギターがキーキーと高い音を奏で、ポクポクとリズムが刻まれているという、まさにこれぞルークトゥンという勢いに溢れています。最近はポップスやらロックやらを多々取り入れたルークトゥンが主流となってきていますが、地元では根強くこういう典型的なルークトゥンも必要とされているのでしょうね~。


 そしてこの娘の歌い口もちょっと下世話な感じで、いかにもルークトゥンらしい洒落っ気と軽妙さを持っています。パッと聞いたところでは少々下手っぽく聞こえますが、これはワザとそういう風に聞こえる歌い方をしているだけで、実際は節回しは非常に安定していますし、かなりの力量を持っているように感じられます。


 また、節々にモーラム的な素養も感じさせるあたり、もしかしたら相当な修行を積んでいるのかもしれません…などと思っていたら、ラストで6分半を超える民俗音楽的な展開を見せるモーラムを、見事に歌いこなしてしまいました。これは凄え!何にせよ、歌い口はとても楽しい娘ですよ。うーむ、強烈にタイっぽい雰囲気を放つ、なかなか面白い歌手ですね~。


 雰囲気的には垢抜けないド田舎のイモ娘という感じですが、タカテーンだのピアオ・ピアオだのキャット様だの、スッキリと洗練されたルークトゥン歌手が幅を利かせる中で、この娘の存在はちょっと異色な感じがしてしまいますね。まあ地元ではこの手の歌手はゴマンといるのでしょうが、何だか憎めない愛嬌たっぷりのこの娘のことを、わっちは結構気に入ってしまいました。何だかとても気立ての良さそうな娘という感じで、性格の良さが滲み出てくる歌なのであります。わっちはこういう娘には弱いのでやんす。


あと、今回は試聴が見つかりませんでしたので、試聴の貼り付けは無しでやんす。

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2009’06.07・Sun

FOUR-MOD 「WE WILL LOVE U」

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 タイの超絶ヘッポコ・アイドルグループであるフォー・モッドの、期待の新作が出ました!それにしてもこのジャケ、メチャクチャにケバいんですけど、一体どうしたことでしょうか?異様な厚化粧で、ワケわからないハードロック・スタイルって感じでしょうか。何がしたいのか、真相は全く不明であります。何にせよ、どんどんお猿さんに近づいていくフォーの顔をカモフラージュすることには成功しています。


 とりあえずはブツを再生してみると、1曲目はジャケから予想できる通りのロック的な曲が飛び出してきました。しかし歌が全然ロックではありません。いつもの如くフニャフニャでダラダラした歌なので、素晴らしい脱力ヘッポコ・ロックになっています。流石フォー・モッド、震えるほどヘロヘロな仕上がりですね。相変わらずやってくれるじゃないですか!


 今回はこんな感じのロック・スタイルでビシッと筋を通してくれるのだろうと思い、期待して2曲目以降を聞いていくと…何故か他の曲は全然ロックじゃないという、見事な肩透かしを食らわせてくれますた!うーむ、このワケわからない筋の通らなさ、流石フォー・モッド、ワタスは心底シビレてしまいますた。どこまでもヘッポコで脱力したスタイルが、実にステキであります。ケバかろうと何だろうと、フォー・モッドはフォー・モッドなんだということを実感致しました!


 とりあえずジャケはこんなにケバくなってしまった二人ですが、本人達が嬉々としてやっている雰囲気は相変わらずで、やっぱりこの娘達、ホンワカとした愛すべきキャラクターの持ち主だと感じられます。うーむ、カワイイですね~…うおーっ、ハグした~い!ケバいフォー・モッドをハグして、ついでにあーしてこーしてやるぜっ…すいません、取り乱しますた。


わっち「あーしてこーしてやるぜっ!」
フォー・モッド「取り乱してんじゃねえよ、このバカ!」
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 フォー・モッドとヘッポコ横綱を争う連中にガーリー・ベリーがいますが、ガーリー・ベリーはカッコつけようとして見事にスベっているところが微笑ましくてカワイイんですけど、フォー・モッドはな~んも考えてなくてただ無邪気に歌っているだけという雰囲気がカワイイですね。天然のヘッポコさがめっちゃカワイイ連中であります。どちらが好きかと言えば、どちらも大好きなんですけど、強いて言うならわっちはフォー・モッドの方が好きでやんす。


 まあとにかく素晴らしくヘッポコな連中なんですけど、ゼロに近い歌唱力の中からふと見せてくれる、胸を締め付けられるような切ない表情も持っていたりして、その意外性がまた、とてもステキなんですよね~…嗚呼、もうダメでやんす。冷静ではいられません。わっちはフォー・モッドにメロメロでやんす。本気で惚れてしまいますた。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’06.05・Fri

PURE PURE 「KONG LEN POOD DAI」

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 タイのルークトゥン歌手ピアオ・ピアオの、今年発売の2枚目のアルバムです。前作は07年の個人的ルークトゥン・ベスト10に入賞しましたので、本作は待ちに待った一枚であります。


 それにしてもこの人の名前、「PURE PURE」と書いて「ピュア・ピュア」じゃなくて「ピアオ・ピアオ」とは、おそらく日本人の中で一番ルークトゥンに精通しておられると私が勝手に思っておりますシライ氏からのご教授ですが、タイの発音って、ホントによくわかりませんね~。前作を取り上げた時は名前の読み方がわからずに、英語読みで「ピュアちゃん」などと書きましたが、歌声がピュアな娘ですので、間違いついでにこれからも「ピュアちゃん」でいこうかな~、などと思っております…。


 今回のジャケですが、何だか随分イメージ・チェンジしたように見えますね。パッと見、ほしのあきみたいに見えてしまいました。結構巨乳っぽく見えますが、実際はどうなのでしょうか?前作のジャケはCDラックの前面に飾る位に気に入ってますが、今回のジャケも良いですね~、全然別人みたいですけど。個人的には前作のジャケの方が好みではありますが、こちらもCDラックの前面にディスプレイしようかと思っております♪


 前作はベスト10に入れるほど気に入ったわけですが、それは優しい歌声で優しい歌を歌う見事な癒し系ルークトゥンだったからであります。天使の如くピュアなピュアちゃんが、耳元で優しく歌ってくれているような妄想に浸ったものであります。聞くほどに「うおーっ、ハグした~い!」などと和んでしまう(興奮してしまう?)ブツでありました。


 で、本作はどうかと言いますと、とりあえずはアレンジが結構ロック調になっているのが前作との違いかと思います。雰囲気的にはロックっぽい歌謡曲という感じですが、そこにピュアちゃんの巧みなコブシ回しの優しい癒し系の歌声が重なってくると、何とも言えずホンワカした気分の曲になってしまうんですよね~。やっぱりピュアちゃんの歌はステキです…うおーっ、やっぱりハグした~い!今回も癒されつつ興奮してしまいますね~。いつも罪作りなブツを出す、ピュアちゃんなのでやんす。


 今回は曲調もバラエティに富んでおりまして、ロック調もあれば普通っぽいしっとりルークトゥンもありますが、何とラテン歌謡風のものまで入っていまして、これにはめっちゃ興奮させられてしまいました。ほんわかピュアちゃんのほんわかラテン、妙にソソるものがありますよ。8曲目以降の3曲は、ちょっとズッコケてしまうようなヘッポコさ加減もあったりしますが、それも含めて全てが可愛いピュアちゃんなのでありますた。


 それにしても今年は、タカテーンとかメンポーとかビウちゃんとかキャット様とかエー・スチャワディとかクリームちゃんとかメガダンスおばさんとかカムワーンさんとか、素晴らしく充実したブツが続々と登場していますが、ピュアちゃんのこのブツもそれらと肩を並べる作品だと思います。今年のルークトゥン・ベスト10は、昨年以上に大混乱しそうな雰囲気になってきましたね~♪


こちらは1枚目のジャケ。
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あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’06.03・Wed

THE POLICE 「SYNCHRONICITY」

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 私が初めて買った洋楽のアルバム、それがポリスの「シンクロニシティ」です。84年の3月のことでした。本格的に音楽を聞き始めた記念すべき第一号であります。それまでに友人にカルチャー・クラブの「カラー・バイ・ナンバーズ」とかマイケル・ジャクソンの「スリラー」なんかを借りて聞いていましたが、やはり人に借りたブツよりは自分で買ったブツ、記憶の残り方も当然全く違ってきます。


 何故ポリスのこのアルバムを買ったかと言うと、当時ウチの兄貴が週刊FMという雑誌を買っていたのですが、それにメリケンのラジオ&レコーズ(だったっけ?)とか言うヒット・チャートのシングルとアルバムの年間ベスト50だったか100だったかが載っていまして、それでこのブツのことを知って、何だか知らないけど聞いてみたいな~と思ったからであります。ちなみにアルバム部門の1位がデフ・レパードの「炎のターゲット」、2位がポリスの「シンクロニシティ」でした。


 何故1位ではなくて2位のブツを買ったかと言うと、デフレがヘビメタだったからです。当時の私は本当のクルクルパーで、ヘビメタを聞くと不良になると本気で信じていました。今思えば本当に恥ずかしい話なんですけど。まあそのおかげでポリスをゲットし、それが今の音楽探訪につながっているんですけどね。もしデフレを買っていたら、全く別の道に進んでいたかもしれません。


 それはさて置きこのブツですが、内容については今更どうこう言う必要は無いと思います。洋楽史に残る名盤中の名盤だと思います。現在のつまらない姿に比べれば、バリバリに尖がっていたこの頃のスティングの元気なこと!アンディ・サマーズやスチュワート・コープランドも冴えまくってますね~。曲も曲の並び方も、歌も演奏も、文句をつける所など全く無し。完璧なロック・アルバムだと断言致します。


 そんなブツが一番最初に買った洋楽のアルバムだけあって、本作はその後の洋楽を聞く時の判断基準となったのですが、今思えば、とんでもなくレベルの高いブツを基準に設定してしまったと思います。おかげでFM番組なんかで聞ける洋楽のヒット曲なんかにはすぐに飽き足らなくなり、ポリスとは全然土俵が違う欧米のインディーズ方面へと道を踏み外してしまいました。そこから暗くて長いニューウェーヴとかネオアコなんかのトンネルを経て、突如としてワールド・ミュージックの世界へ転向を果たすわけであります。


 何にせよ、このアルバムが最初に買った洋楽のアルバムだったからこそ今の私があると言えるでしょうね。このアルバムとの出会いが無ければ、今頃私はどうなっていたことでしょうか?あの時デフレのアルバムを買っていたら…。今考えてみると、何だか不思議な縁を感じる一枚でやんす。


あと、このブツについては試聴を貼り付けるまでも無いと思いますので、試聴の貼り付けは致しません。

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2009’06.01・Mon

SANDRA AND NANCY KERR 「NEAT AND COMPLETE」

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 最近会社の中で仕事の体制が変わって妙に忙しくなってしまい、あまり音楽を聞く時間が無くなってきました。困ったものであります。タイのブツを大量に仕入れたのですが、まだ1枚しか聞いていません。しばらくタイ音楽ネタを書けないような気がしますので、とりあえず以前に書いていたネタを小出しにしていこうなどと、セコイことを考えたりして。というわけで、こんなブツを取り上げてみようかと。


 イングランド北西部のカンブリア地方と言えば、個人的には何やら魅惑の響きを持つ場所なのですが、ここに拠点を置くインディーズ・レーベルにフェルサイドがあります。フェルサイドは北部イングランド~スコットランドの境界線付近のトラディショナルな音楽を紹介するレーベルとして、マニアの間では密かに有名なようです。


 スコットランドにはグリーントラックスという、スコットランドのトラディショナルな音楽を専門に紹介する素晴らしいレーベルがありますが、フェルサイドはイングランド色の強いものを取り扱うことに特色があると言えましょう。個人的にはスコットランドの音楽の方が好きなのですが、イングランドの虚飾を排した簡素極まりない、一つ間違えば貧乏臭くなってしまいそうな音楽も、たまに聞くには良いと思っております。


 今回取り上げるサンドラ&ナンシー・カーは実の母と娘のデュオなのですが、カー一家と言えばイングランド・トラッド界ではウォータースン一家やカーシー一家と並ぶ有名どころと言ってよいでしょうね。母のサンドラは60年代から活動を続けている著名な歌手ですし、イワン・マッコールとかフランキー・アームストロングなどという錚々たる歌手達と活動したこともあるそうです。娘のナンシーは、同じフィドル弾きのカーシー一家のじゃじゃ馬娘(?)イライザ・カーシーと組んだアルバムで注目されて以来、順調にキャリアを重ねています。


 この母娘がデュオを組んだわけですが、出てくる音は予想通りの、生真面目で折り目正しいイングランド・トラッドです。基本は二人の歌とナンシーのフィドル、サンドラのコンサーティナで、たまにサンドラがギターやアパラチアン・ダルシマーを弾く程度の、本当に一切の虚飾を排した簡素極まりない音楽であります。無伴奏バラッドも入っていますし、こういう音楽に慣れていない人は、あまりに簡素過ぎておそらく「なんじゃこりゃ?」と戸惑ってしまうことでありましょう。


 まあこの手の音楽に接する時は、イングランド地方の民俗音楽を聞くという気持ちで聞けば、すんなりと耳に入ってくるかもしれません。じっくりと聞いて、段々慣れてくるに連れて豊かな世界が広がってくる…かどうかは人それぞれですが、こういう音楽があるということを知っておくのは良いことかと思われます。


 などと偉そうなことを言いつつ、最近はこの手の音楽を聞くことがめっきり減ってしまった、わっちなのでやんす。


あと、このデュオの試聴は見つかりませんでしたので、試聴の貼り付けは無しでやんす。

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