2009’10.31・Sat

AM INTIRA 「SUPER SATOR」

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 今回は、最近タイのルークトゥン・チャートで上位に入っている、エーム・インティラーのブツを取り上げようかと思います。ヒットしている曲は「RUK MAI」という曲で、このブツには見当たらないのですが、新曲なのでしょうか?このブツは06年の発売ですが、もしかして新しいアルバムの発表が近いとか?


 このブツ、発売当初は誰にも注目された気配は無く、「これは素晴らしい!」などと騒いでいたのはわっち一人だったのでやんすが、そんなブツを出していた人が突然ヒットするなんて、何だかよくわかりませんね~。まあそんなことに関わらず、このアルバムが非常に聞き所の多い素晴らしい作品であることに間違いはありません。当然06年の個人的ルークトゥン・ベスト10に選んでおります♪


 わっちはよく、色々な音楽の要素がぶち込まれたルークトゥンのことを「ミクスチャー・ルークトゥン」という言葉を使って表現しますが、「ミクスチャー・ルークトゥン」の代表的な歌手と言えば、過激なまでにルークトゥンのミクスチャー感覚を押し広げていたグラミー・レーベル時代のドゥアンチャン・スワンニーと、非常にこなれた大らかなミクスチャー感覚を獲得していたエーム・インティラーだと考えています。


 ここで聞くことができるルークトゥンは、インド洋音楽的な広がりを感じさせるものであったり、ラテン音楽の要素を感じさせるものであったり、子守唄のようなロッキン・ルークトゥンであったり、ドリーム萌ちゃん的な哀愁漂うものであったり、ダンドゥット感覚を備えているものであったり、はたまた弦楽四重奏(?)をバックに胸締め付けられるような哀しい響きを持つものであったりと、とにかく通常では考えられないぐらいの要素がぶち込まれています。


 しかしそれでいて全体的とっ散らかった印象は全く無く、実に大らかで寛いだ仕上がりになっていまして、そのこなれ様は見事としか言いようがありません。ミクスチャー・ルークトゥンの一つの理想型がここに体現されていると言っても過言では無いかと思います。今でこそヒップ・ホップやハードロックを取り入れたルークトゥンが一般的に認知されつつありますが、保守的な人が多いルークトゥン・ファンに、06年の時点で本作が受け入れられなかったのは、仕方の無いことなのでしょう。


 まあエームさんの曲がヒットしているからと言って、本作の音楽性が受け入れられたワケでは全くないのですが、発売当時にヒットしなかった無念を、今ここで晴らして欲しいと、ひいてはその勢いに乗って2枚目のアルバムを出して欲しいと願っている、わっちなのでやんす。大らかなミクスチャー・ルークトゥンの音楽性に合った、エームさんの洒落っ気のある優しい演歌声を、新しいアルバムで聞いてみたいものであります。


今回は試聴が見つかりませんでしたので、試聴の貼り付けは無しでやんす。
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2009’10.29・Thu

HEMP REPUBLIC 「WELCOME TO HEMP REPUBLIC」

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 フィリピンのレゲエ・バンド、ヘンプ・リパブリックの05年のアルバムです。バンド名が「大麻共和国」とはなかなかヤバそうな雰囲気が濃厚でありますが、大麻開放でも主張しているのでしょうか?大麻を吸って害があるのかどうかは知りませんが、煙を吸うのが大嫌いなわっちは、大麻もタバコも吸う気は全くございません。


 どうでもいいんですけど、最近は日本でも大麻を栽培したとか吸ったとかで逮捕される人が多いですよね。大麻は繊維も採れるし食料も採れるし油も採れるらしいですし、伊勢神宮では神宮大麻というお札の材料として使用されたりして、昔から日本人の生活には欠かせない有用な植物だったのですが、戦後になって突然GHQの指令で大麻取締法が制定されたという歴史があります。日本人の精神風土の破壊を目的とするGHQなんぞの指令で出来た法律ですから、ウラに何かあると考えざるを得ませんね~。奴等が日本人の為を思って法律を作るはずがありませんので。


 という話はさて置き、ヘンプ・リパブリックであります。レゲエと大麻ってイメージ的に結び付けやすい気がするのですが、この連中がやっているレゲエは実に健康的でありまして、大麻のイメージはあまり感じられません。明るくてポップで、まるでアマズル(ご存知ですか?)のような、楽しくてカッコいいレゲエであります。また、音作りの完成度と演奏力の高さにも感服してしまいますね。フィリピンの連中の演奏のレベルの高さを再認識した次第であります。リズム・セクションやギターが上手いのは当たり前ですが、トランペットやトロンボーンなんかも実にいい味出してますよ♪


 そしてこのバンドの女性ボーカルですが、これまたメチャクチャ良いのです!わっちの好きなフィリピンのロック・バンド、セッション・ロードのボーカルを思わせる、ちょっと野生的な凛とした力強い歌声でありますが、女性らしい優美さもしっかりと持ち合わせています。砂浜を颯爽と歩くビキニの健康的な姉ちゃんのカッコよさに、思わず見とれてしまうって感じの歌なのでありますた(?)。


 フィリピンのレゲエについては、前にブラウンマン・リヴァイヴァルというバンドを取り上げたことがありますが、彼等も非常に上手いバンドでした。フィリピンのレゲエはプランテーションの店長さんがプッシュする音楽ですが、ヘンプ・リパブリックやブラウンマンなんかを聞くに連れ、もっと色々聞いてみたいと思ってしまいますね~。店長さん、年内にもう一回お店に行く計画を立てていますので、何か面白いものがあればお教え下さい!…とか何とか言っといて、実際にお店に行ったらベトナムのブツばっかり買うんだろうな…。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’10.27・Tue

YENG CONSTANTINO 「LAPIT」

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 フィリピンのハードロック娘イェン・コンスタンティーノの新作です。これで3枚目ですね。デビューしたのが確か18歳ぐらいの時でしたからまだ20歳前後なんですけど、活動は順調なようで何よりであります。


 爽快で快活なハードロックをやるこの娘の登場は地元ではかなりの衝撃だったようで、その後R&B歌手のニッキー・バコロッドをハードロックに転向させたり、人気R&B歌手のレイシェル・アン・ゴーにロック的なアルバムを作らせたりと、イェン効果とでも言うべき現象を生み出しましたが、本人はそんなことに浮かれること無く自分の道を着実に歩み続けていて、非常に頼もしいと思います。


 やんちゃな小娘がはしゃぎ回っているような1枚目、グッと落ち着きを増して自分の足でしっかりと大地を踏みしめた感のある2枚目と、どちらもなかなかの秀作でありましてわっちは大好きなのですが、本作は基本的に2枚目の延長線上にありますけれども、更に自信を増したような力強さを感じます。その自信の程は、全曲自作曲で固めてきたことからも窺い知ることができます。


 デビューした時から大部分の曲を自分で書いてきたイェンちゃんですが、これまでの活動を通じて引き出しの数も増えたようで、軽快なアップテンポのポップ・チューンからスローな曲までワンパターンに陥ることの無い作曲能力は、特筆に価すると思います。特にスロー~ミディアムの曲の出来が良くて、複雑な感情が入り混じった情念が感じられるのが素晴らしいかと思います。爽快な勢いという点では前2作の方が上ですが、これまでとは違って内省的な面を中心に見せ始めたという点で、大人の歌手への脱皮を図っているように感じられます。


 まあ本人の歌は、その複雑な情念を表現し切れるぐらいに成熟はしていなくて、まだまだ拙くて幼い面を露呈したりはします。しかしそれが現在の、飾らない等身大のイェンちゃんの姿を感じさせてくれて非常に好ましいですし、幼いとは言っても歌に込めた切々とした情熱はしっかりと感じ取ることができます。まだまだ大人の階段を上る途中ではありますが、わっちはなかなか良い歌手だと思いますよ。


大人の階段上るイェンちゃん。コケないでね。
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 着実に進歩を続けるイェンちゃん、要注目の存在だと思います。子供っぽく見えて意外に骨太な逞しさを持った娘で、わっちは大好きでやんす♪本作はフィリピン音楽ファンなら聞いておいて損の無いアルバムだと思いますよ。異様に出し入れのしにくい構造になっているパッケージを除けば、文句無い仕上がりになっていると思うのでやんす。


こちらが2枚目。
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こちらが1枚目。
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あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’10.25・Sun

A-ZEER 「A-ZEER」

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 タイのルークトゥン・デュオ、エーシアのデビュー盤であります。男がエーで、女がシアだそうです。地元ではかなりヒットしているようですし、評判が良いようなので買ってみました。ルークトゥンの男女デュオと言えばマイ・ムアンがすぐに思い浮かびますが、ジャケから判断すると、マイ・ムアンみたいに端正に美しく整った音ではなく、もっとロック寄りのルーズな音を聞かせてくれそうな感じがしますね。


 というわけで早速聞いてみますと、やはり予想した通りの音が出てきますた。ギター・ベース・ドラムを基本とした編成で、パーンやビウちゃんなんかがロッキン・ルークトゥンをやったブツのような雰囲気を漂わせています。このブツはR.SIAMからの発売ですが、流石にR.SIAMにはパーンもビウちゃんも所属しているだけあって(パーンはRSですが)、この手の音作りは上手いですね。過不足の無い、実にノリのいい音だと思います。


 そんな音作りに乗せて、二人とも茶目っ気のある楽しい歌を聞かせてくれますが、シアの歌声は響き成分の少ないちょっとフットワークが重めのガサツな感じですので、パーンやビウちゃんに比べるとかなり分が悪いかと思います。それを補うのがエーの歌でありまして、なかなか軽快な歌を聞かせてくれますね。


 この二人、それぞれがソロでやっていたらおそらくアルバム1枚持たないような気がしますが、二人で歌うことでお互いを生かしているように思います。一人で歌い続けるには少々苦しいガサツなシアを、洒落っ気があって軽快なエーの歌が助けていますし、エーだけでは一本調子になりそうなところを、シアが変化をつけるという関係になっているように感じられます。なかなかバランスの良いデュオなんじゃないでしょうか。


 エーは曲も作るらしいですが、全曲をエーが作ったのかどうかは知りませんけれども、本作にはなかなかポップで親しみやすい曲が揃っているように思います。まあ節々からカラバオっぽさが漂っては来ますが、カラバオみたいに暑苦しくないのがよろしいかと。パッと聞きでウキウキしたりしんみりしたりするような曲が多いですから、な~んも考えずに単純に楽しめると思いますよ。


 この連中、ピンではどうにもならなかったかもしれませんが、二人ワンセットになることで、1+1が2ではなくて3にも4にもなったように感じられますね。これをデュオ・マジックと言うのかどうかは知りませんが、デュオとしては理想の状態でありましょう。特に期待はしていなかったブツですが、これは意外な拾い物ですね~。何だかトクした気分でやんす♪


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’10.24・Sat

KRISSY & ERICKA 「KRISSY & ERICKA」

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 フィリピンの新人デュオ、クリッシー&エリカの今年発売のブツであります。まずはこのジャケに惹かれてしまうのですが、最初見た時に「もしかしてこれはフィリピンの猫ジャンプか?」と思ってしまいますた。フィリピンにも猫ジャンプがいてくれたら楽しいではないですか!夢は膨らむ~♪


 というワケで単にジャケ買いしただけのブツなんですが、中身も猫ジャンプみたいなヘッポコ系であれば最高です。MIA MUSIC & BOOKSさんからの情報によると、彼女達自身は自分達の音楽を「カントリー」と言っているらしいですが、カントリーをやる猫ジャンプなら、ますます面白そうではないですか!夢は膨らむ~♪などと色々妄想しつつ、ワクワクしながらブツを再生してみますた。すると…あら?全然ヘッポコじゃないぞ?


 フィリピンの連中に、タイのヘッポコ・アイドルのようなヘロヘロさ加減を求めてはいけませんね。歌やサウンド・プロダクションのレベルが非常に高いフィリピンだけに、そう簡単にヘロヘロなブツが出てくるはずありません。まあ、聞く者をお地蔵さんにしてしまうぐらいに壮絶に下らないマリアン・リヴェラとか、スパゲッティがどーたらこーたら歌っていた脳ミソ溶解グループのセックス・ボム・ガールズなどという、凄まじい例外はありますけれども。


 本人達は自分達の音楽を「カントリー」と言うものの、実際はアコースティックな質感の音を生かしたフォーク調のポップスをやっています。都会的に洗練されてはいるものの、程よい田舎っぽさもありますので、その意味で「カントリー」と言うのは間違いではないと思いますけど。音的には、余計な装飾の無いシンプルな演奏をすることで、スキップしているような足取りの軽さを感じさせてくれますね。なかなか爽やかで好ましい音だと思います。


 歌はメインがクリッシー(ジャケ向かって左)で、コーラスはエリカ(ジャケ右)というのが基本のようですが、二人とも声にまだ幼さが残っていますね。実際に彼女達が何歳ぐらいなのかは知りませんが、まるで小学生みたいな声に聞こえます。クリッシーの鼻声は好みが分かれるところでしょうが、これをカワイイと思える人には、天使の歌声のように聞こえるかもしれません。正直言ってアジアンな情緒には欠ける、メリケン的な乾いた感覚があるように感じられますが、それもまたフィリピン的と言えばフィリピン的でありましょう。


 女性フォーク・デュオと言えば、わっちはすぐにメリケンのエイミー&レズリーを思い出すのですが(今は何処へ?)、クリッシー&エリカが今後、エイミー&レズリーに匹敵するようなデュオになれるかどうか楽しみであります。二人ともまだ十代ですし、本作は彼女達の今後の成長を期待させる、上々のデビュー盤になったと思うのでやんす。


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2009’10.23・Fri

FAYE FANG KAEW 「FFK FRIENDCLUB」

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 前回はカミカゼのアイドル達によるライヴ盤を取り上げましたが、この手のモノに興味のある方って少ないんでしょうか?ワールド・ミュジッカー(なんて言葉があるのかどうかは知りません)でアジアン・アイドルに興味がおありの方なんて、あまりおられないのでしょうね。アイドルものを取り上げた時の反応の薄さというものを、毎度の事ながらヒシヒシと感じております。季節柄、心も寒いです。わかって下さる方はsweet inomotoさんだけであります…というワケで、今回もしつこくタイのアイドルを取り上げます♪カミカゼのライヴでも大活躍だった、FFKのベスト盤であります。16曲入りのCDとVCDの2枚組。大変なお得盤です。


 今やフォー・モッドに迫る勢いを見せているFFKですが、どこまでもダラダラと弛緩した雰囲気が素晴らしいヘッポコなフォー・モッドに対し、FFKはお姫様役のファン、姫を守るナイトの美少年役ケイ(本当はケーオに近い発音)、姫とナイトの共通の友人役のフェイという奇妙なキャラクター設定が面白い連中であります…って、このキャラクター設定はわっちが勝手にそう言っているだけなんですけど。


  「カミカゼ」の3枚組ライヴVCDでも大活躍だったFFKですが、わっちは一番可愛いお姫様のファンちゃんに釘付けだったのですけれども、そのVCDを見る限りでは、男装のケイが一番人気という感じがしましたね~。ナイトのクセに姫よりも人気があるとは、姫を差し置いて何たることでありましょうか。ケイにはこの際「ゲイ」という男装女に相応しいニックネームを差し上げようかと…すいません、酔ってます。失礼致しますた。


たとえゲイだったとしても、真ん中のケイは美形です。
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 FFKですが、音楽的には東のヘッポコ横綱フォー・モッドみたいな可愛くてダラダラとしたポップスではなくて、どちらかと言えば西のヘッポコ横綱ガーリー・ベリーみたいな大幅にヒップ・ホップを取り入れたポップスをやる連中です。しかしガーリー・ベリーほど激しくマヌケではなくてそこそこカッコいいのは、ケイの存在が大きいからでありましょう。キャピキャピしたフェイとファンを後からしっかり締めるのが、ケイの役割だと感じられます。ケイがいるからこそ、フェイとファンが自由に飛びまわれる、そんな感じがしますね~。「カミカゼ」の製作者サイドがどこまで考えたのかは知りませんが、実に絶妙なメンバー構成だと思います。


 まあ歌やラップは素人に毛が生えた程度のレベルではありますが、それでも聞く者の耳を惹きつけてしまう辺りは、やはり勢いのあるアイドルならではでありましょう。最近、日本のアニメ主題歌に猫ジャンプが起用されたようですが、わっちなら勢いのあるFFKを起用しますね~。まあ猫ジャンプはアキバ系という明確な設定がありますから実にわかりやすくていいんですけど、姫とナイトとどうでもいい女の三人組というのもなかなか面白いと思いますよ。


 …などとどうでもいいことばかりゴチャゴチャ書いてきましたが、とりあえずこのベスト盤はとにかく可愛くて楽しくて切なくて、時にカッコいいという、実にステキな仕上がりになっていると思います。わっちの一番好きな「R U BUSY?」が入っていないという欠点はあるものの、タイ・アイドルに興味がおありの方には是非お薦めしたいブツでございます♪


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’10.21・Wed

KAMIKAZE LIVE CONCERT

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 今回取り上げるのは、タイの大手レーベルRSのアイドル専門部署「カミカゼ」所属のアイドル達が一堂に会した、VCD3枚組という超大作ライヴ盤であります。タイNO.1アイドルのフォー・モッド、日本でも人気の猫ジャンプ、タイでは大人気のフェイ・ファン・ケイ(本人の発音では、ケイはケーオに近い)、スーパー・ヘッポコ・ユニットのセヴン・デイズ等々、凄いメンバーが揃っています。もちろん男のアイドルもいますよ。あ、ガーリー・ベリーは入っていませんが、彼女達はカミカゼじゃないのかな?


 個人的にこれだけのメンツが一堂に会するというのは激しく嬉しいワケですが、それはタイのファン達も同様のようで、まずは会場の盛り上がり方が凄いです。そしてその期待に応えるべく、汗だくになりながら懸命に、しかも楽しそうにパフォーマンスするアイドル達が、また素晴らしいのであります。見る者聞く者をウキウキワクワクドキドキさせたり元気を与えたり、一時の極上の夢を見させてくれるのがアイドルというものであるならば、カミカゼの連中は全員、見事なまでにアイドルだと思います。アイドルがアイドルである時間を完全にパッケージした素晴らしい記録が、ここにあります♪


 まずはディスク1冒頭のメンバー全員によるパフォーマンスから一気にヤラレてしまいますね。高校の制服みたいな衣装で全員が入り乱れて歌い踊るのですが、ここからして感動的です。これから特別な時間が始まるよ~!というワクワク感が最高潮に達する部分であります。短いスカートの中が見えたりする(見えた気がする)のもウレシイかも?


スカートの中覗き隊?
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 個人的なハイライトは、フェイ・ファン・ケイ(以下FFK)とフォー・モッドが登場するディスク2です。どうやらFFKはフォー・モッドに次ぐ2番手のようで、歌う曲数も同じ6曲あります(他の連中は2曲程度しか無いのに)。実際にFFKが登場する場面での盛り上がりは凄くて、「HELP ME PLEASE」が始まる瞬間は震えるほどステキなのでありますた。パフォーマンス自体も思わず見入ってしまいますし、まさに今が旬のアイドルの勢いというものを感じることができますね。素晴らしい!


今が旬のFFK
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 しかし、そのFFKを楽々超えてしまうのが、タイ最高のヘッポコ・アイドルであるフォー・モッドであります。やっぱりこの連中は凄いですね!圧倒的な存在感から繰り出すヒット曲の数々、素晴らし過ぎます!特にわっちの大好きなヘッポコ・ハードロック・チューンの「WE WILL LOVE U」では、わっちにとってのフォー・モッドの存在の大きさを、再認識させられてしまいますた。フォー・モッドは心の糧なのであります。わっちは泣きたくなるぐらいにマジでフォー・モッドが好きなんだということが、よ~くわかりました。


やっぱり素晴らしいフォー・モッド
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 ディスク3については男グループのK-OTICがメインになっていますが、基本的に女性専門のわっちなんですけれども、結構面白い曲が揃っていて楽しめます。特に「YAKUZA」という曲は、「ヤクザー!」というフレーズが印象的な、めっさテキトーでカッコいい曲ですよ。男のアイドルもなかなかやるじゃない、なんて思ったりして。


 ディスク3では、K-OTICの出番が終わると再びメンバー全員が出てきて大団円に向けての歌が始まるのですが、これがまたイイんです。全員が「やり切った!」という満足感と安堵感に満ちた、実にいい顔をしています。そしてやり切ったメンバー達を温かく迎え入れる客席の盛り上がりに、思わず胸が熱くなってきたりして…。最後は何故かメンバー達が水鉄砲を持ってきて客席めがけて放水し、その内メンバー同士で撃ち合いを始めるのですが、もしかしたら、白いTシャツを着たメンバーの女子達が水鉄砲で濡れる様に興奮するマニアックな人もいらっしゃるのではないかと思います。


シスカも濡れるぞ!
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 今回のこのブツ、フォー・モッドとFFKのライヴを見ることができただけでも十分に大収穫なのですが、意外にお姉さんっぽい猫ジャンプや、めっさ可愛いシスカ、豪快に調子ハズレな元気娘のミラなんかも見ることが出来て、カミカゼ・ショウケースとしては最高に楽しい盤になったのではないかと思うのでやんす。ホント、これは素晴らしいブツですよ!


猫ジャンプは意外にお姉さんっぽい
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あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’10.19・Mon

フィリピンのブツ

 いつもお世話になっていますMIA MUSIC & BOOKSさんにて、久し振りにフィリピンのブツを買いましたので、備忘録を兼ねてブツをアップしてみようかと思います。フィリピンのブツは今年の3月以来のゲットになりますが、何故そんなに間が開いたかと言いますと、イマイチ食指をそそられる新譜が出てこなかったからであります。まあ聞いてみたいブツはあったんですけど、ゲットまでには至らなかったワケでありまして…。今回はわっちの大好きなハードロック娘、イェン・コンスタンティーノの新譜が出ましたので、久し振りに買う気になったのでありますた。


1、Yeng Constantino 「Lapit」
毎年個人的ベスト10の候補になりながら、常に入賞を逃しているハードロック娘の新譜です。ルックスもグッと大人っぽい雰囲気になり、期待大です。
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2、Apple Chiu 「Apple Chiu」
新人歌手のようですが、全曲タガログ語というのが非常に好ましいです。蔡健雅に似た歌えそうな顔に惹かれてのゲットであります。
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3、Krissy & Ericka 「Krissy & Ericka」
これはフィリピンの猫ジャンプか?ヘッポコでステキな萌えるジャケを見て、思わずゲットの1枚です。
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4、Sugarfree / Mornings And Airports
わっちの大好きなロック・バンド。シンプルで骨太なサウンドが身上ですが、前作のオーケストラとの競演盤を経て、一体どれだけの成長をしてくれているか、非常に楽しみです。
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5、Kim Chiu 「Gwa Ai Di」
ちょっと生意気そうな可愛いアイドルのブツです。前からずっと欲しいと思っていたのですが売り切れで、今回たまたま在庫があったのでゲット致しました。
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6、Hemp Republic 「Welcome To Hemp Republic」
名前からしてヤバそうな感じですが、多分いい感じのレゲエのはずです。実はレゲエ好きの、わっちなのでやんす。
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以上の6枚でやんす。久し振りのフィリピンのブツ、楽しみで仕方ありません。特に「3」にはめっさ期待しています。本当に猫ジャンプみたいなヘッポコ・アイドルだったらいいな~♪

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2009’10.18・Sun

ORAWEE SUJJANON 「BOD PLENG HANG RUK」

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 タイのルークトゥン~ルーククルン歌手オラウィー・サッチャノン(以下さっちゃん)の、今年発売の新作であります。40歳を超えた年増でありますが、相変わらずキレイですね~。ラオスに行った時にタイの音楽を専門で流すテレビ番組があったのですが、朝からこの人の特集をしていたのが非常に印象に残っています。どうでもいいんですけど、ジャケの時計が8時22分を指しているのは何か意味があるのでしょうか?


 前にこの人のアルバムを取り上げたことがありますが、その時以来わっちはさっちゃんのキレイなルックスと美しくて可憐な歌声の虜になってしまいますた。若くてカワイイ女子ばかりにウツツを抜かすわっちの心を捉えて離さない年増のさっちゃん、只者ではございませんね。そんなさっちゃんの新作となれば、買わないワケにはいきません。若い女子ばかりでなく、たまには年増にも癒されなくちゃね~、ということでゲット致しますた。


 それにしてもさっちゃんの歌は、相変わらず可憐で美しいですね~。思わずウットリと陶酔してしまいますた。ルークトゥン臭を感じさせないゆったりとした曲が揃っていますが、これはルーククルンということでよろしいのでしょうか。都会的にスッキリと洗練されたオシャレなバックの演奏は、さっちゃんの歌に優しく寄り添い、そして美しさを際立たせるのでありますた。うーむ、癒されますね~。癒しの波動をひたすら浴び続けられる至福の14曲、素晴らしいです。古き良き時代の日本の歌謡曲がお好きな方なら、さっちゃんの素晴らしさはわかっていただけるのではないかと思います。


 今回のアルバムですが、3曲目で突然癒し系年増歌手フォン・タナスントーン姫が歌った曲が出てきたのは嬉しい限りでございます。癒し系の年増は癒し系の年増を呼ぶ、ということでございますな。どちらも甲乙つけ難い仕上がりになっておりますが、さっちゃんの方が可憐な感じが致します。どちらにせよ、思わずハグしたくなるような出来でやんす。


 まあ、さっちゃんはフォン姫と同じく大きく変化したり冒険したりするような人ではなくて、いつも変わらず常に一定以上の水準を保つタイプの歌手ですので、刺激やスリルに欠けるということはあるでしょう。でも、いつ帰ってきても温かく迎えてくれる馴染みの居酒屋みたいな歌手ですので、ただ歌い続けていてくれるだけでいいというタイプの歌手だとも言えます。色々と新しいことに挑戦する歌手もステキですが、変わらずにいてくれる歌手というのも実にステキなものであります。さっちゃんには、いつまでも変わらずに歌い続けて欲しいですね~。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’10.17・Sat

NANCY TAMHUY 「CHIEC LA THU PHAI」

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 ベトナムの歌手ナンシー・タムイ(と読むのかな?)の、05年のアルバムです。この人が一体何者なのかは全く知りませんが、全然イケてなさそうなジャケがかえって気になってしまいまして、ついついゲットしてしまいますた。本来なら、こんなオバハン面の歌手なんて買わないんですけどね~(実際にオバハンなのかどうかは知りません)。


 顔からしてあまり歌えそうな気がしない歌手ですのであまり聞く気にならないのですが、クレジットを見てみると、チン・コン・ソンとグエン・アイン・9(って誰じゃ?)の曲を5曲ずつ取り上げていますので、とりあえずは聞いてみることにしました。


 曲自体は流石に良い曲が揃っていまして、雨がしとしと降る午後のティー・タイムにでも合いそうな雰囲気の歌謡曲がズラリと並んでいます。品の良いオシャレなアレンジもスッキリとしていて、実にいい感じであります。これで歌がさり気なく上手かったりすれば素晴らしい作品に仕上がったのでしょうが、そうはいかない所がこの作品の評価をビミョーにしてしまうのでありますた…。


 この人、ベトナムの歌手にしては珍しく、なかなかのヘッポコ感が漂う人であります。島倉千代子とかインドネシアのエリー・カシムなんかを思わせるような調子外れな歌を歌う人でありまして、ハッキリ言えばヘッタクソな歌なんですけど、何だか憎めない愛嬌があるのがなかなかのクセモノかと。


 しかもオバハンのクセに子供っぽいたどたどしさがありまして、人によっては「オバハンやったらもっと歌の練習する時間あったやろ!」とドツキ回したくなるかもしれませんが、ここまでヘッポコだとかえって潔く感じてしまうのは、多分わっちだけでやんす。まあ一般的にはお薦めできるような歌手ではございませんね。筋弛緩剤のようなフニャらけた脱力感を味わいたい方は、お試し下さい。


 それにしても、ベトナムの歌手でこんなにヘッポコな人は初めてです。ベトナムの歌手って、たとえアイドル歌手とかであってもそこそこ歌えますからね~。そんな中でさり気なく見事な肩透かしを食らわせてくれるこのオバハン、聞いている内に段々とクセになってくる中毒性があるような気がする今日この頃なのでやんす♪


あと、今回は試聴が見つかりませんでしたので、試聴の貼り付けは無しでやんす。

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2009’10.15・Thu

THE LOTUS EATERS 「NO SENSE OF SIN」

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 先日からちょくちょくネオアコを取り上げていますが、ネオアコ三大名盤と思っている内の2枚を取り上げましたので、残る1枚もネタにしておきます。英国のロータス・イーターズのアルバムで、邦題は何故か「青春のアルバム」と言いますが、何故こんなタイトルが付いたのかは知りません。このブツ、ネオアコ嫌いのヒワイイ大使変人担当こにたんと妄想対談予定でしたが、部屋に鍵を掛けて出てこないので、お姉さま担当ねーねーとの対談をします。便宜上ねーねーは「ね」、ころんは「ろ」と表記します。


ね「こにたんが部屋から出てこないんだけど。ネオアコのネタで対談するなんて言うから。」
ろ「こにたんのネオアコ嫌いは筋金入りですね~。」
ね「嫌いなものはしょうがないじゃん…朝から全然出てこないんだけど。ご飯も食べてないし。」
ろ「後でこにたんの部屋の前で宴会しましょう。そしたら出てきますって。」
ね「天岩戸じゃあるまいし。」
ろ「それよりも、ロータス・イーターズですが。」
ね「まあ悪くは無いと思うけど、やっぱりちょっと軟弱かな。」
ろ「確かに軟弱な音ではありますが、繊細な美しさはありますよね。」
ね「キラキラ輝くようなギターの音色は好きだけどね。澄んだ空気みたいな感じで、いい音してると思う。」
ろ「お、流石にギタリストらしい意見ですね~。」
ね「この手の音楽って、やっぱりギターが中心になるからね。ネオアコって言うよりも、ギター・ポップって感じだし。」
ろ「確かにギター・ポップと言った方が、イメージが掴みやすいですね。ギターを中心とした、アコースティックな質感を前に出した音楽ということで。」
ね「あと、バックの音をシンプルにして、できるだけメロディを大事にしようっていう姿勢はよくわかる。」
ろ「おー、流石にねーねー、鋭いところを突いてきますね~。ネオアコ以前に吹き荒れたパンクの嵐から、メロディを大事にした音楽の復権を試みるってことで出てきた動きが、ネオアコと言えるかもしれませんね。」
ね「まあ、あたしに取ってはリアル・タイムの音楽じゃないし、その背景とかも全然知らないんだけど、メロディを大事にした音楽に共感する人が多いっていうのはわかる。しかもネオアコって手作り感覚みたいなのがあるし、だから親しみを持って『これは我々の音楽だ!』なんて感じる人も多かったんじゃないのかな?」


「別にあたしはネオアコなんてどうでもいいんだけど。」byねーねー
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ろ「うーむ、鋭い分析ですね~。演奏が上手い連中もあまりいませんので、余計に『あ、これなら自分達にもできるかも!』なんて、聞く人に思わせたところがあったんじゃないかと思います。その分更に『聞き手に近い音楽』ということを意識できたのではないでしょうか。」
ね「それはあるかもね。普通の女の子っぽいAKB48に、より親しみを感じる人達がいるのと同じワケだ。」
ろ「理屈としては同じようなモノでしょうね。ロータス・イーターズはルックスも良かったという話ですし、思い入れのある人も多かったのではないでしょうか。このブツは長らくCD化されずに廃盤状態が続いていましたが、根強いファンのリクエストでCD化が実現したようですね。」
ね「まあそれだけ愛されたグループだって言えるんだろうね。」
ろ「これが実際に青春時代の『青春のアルバム』となった人も、多々いらっしゃったのではないかと。」
ね「数は少ないと思うけどね。何だかんだ言ったところで、所詮はマイナーな音楽だったワケでしょ?」
ろ「確かにわっちが高校生の頃は、他に知っている人は全くいませんでしたが。」
ね「今もほとんどいないと思うけどね。」
ろ「とは言っても、昔に比べれば今はマシですよ。嗜好の多様化が進んで、ネオアコなんかは意外にすんなり受け入れられるようになりましたし。若い人によるネオアコの再発見は、結構進んでいるようですよ。」
ね「実際はどうだか知らないけどね。でも今は色々なモノが出てるから、英米のモノだったら、興味を持った時にすぐに手に入るのは大きなメリットだと思う。」
ろ「入手のしやすさという点では、いい時代になったと思います。その代わり入手困難なブツを『これってどんな音楽だろう?』と、ワクワクして想い焦がれるなんてことは少なくなったように思いますが。」
ね「お金さえあれば、好きなモノが手に入るからね。ネットに繋げばパソコンでYOUTUBEなんかも試聴できるし。ホントに便利よね。」
ろ「便利になった分、出会いのトキメキみたいなものは失われたかもしれませんが。トキメいている時に自分の頭の中であーだこーだと妄想してる音楽こそが最高の音楽だ、なんて言う人もいるぐらいですしね。」
ね「それって聞けないじゃん。妄想するよりも、現実に音を聞いた方がいいっていう現実的な人の方が多いと思うよ。」
ろ「まあ、ブツが少なかったアナログ時代の頃の、ノスタルジーでやんす。」
ね「物心ついた頃から普通にCDが溢れてたあたし達とは、世代のギャップがあるよね~。」
ろ「音楽自体は、世代ギャップも楽々超えていくんですけどね。」


以上、ねーねーとの妄想対談でございました。これでネオアコ三大名盤は全て取り上げましたので、心置きなくアジアのブツのネタに戻れます。次回からは、たまっているアジアネタで行く予定でございます。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’10.13・Tue

PREFAB SPROUT 「TWO WHEELS GOOD」

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 今回は英国のニューウェーヴ~ネオアコバンド、プリファブ・スプラウトのブツを取り上げます。本当はヒワイイ大使の変人担当こにたんと妄想対談する予定だったのですが、ネオアコと聞いて敵前逃亡してしまいましたので、急遽ロリロリ担当のななみーとの対談に変更になりました。便宜上ななみーは「な」、ころんは「ろ」と表記します。


な「こにたんが家出しちゃったよ。『探さないで下さい』って置き手紙残して。」
ろ「へ~、手紙は敬語で書くんですね~。」
な「何ヘンなところに感心してんのよ。」
ろ「お腹が空いたら帰ってきますよ。」
な「犬じゃあるまいし。無理矢理ネオアコ聞かせようとしたんでしょ?」
ろ「あまりに偏見が強いので、プリファブで叩き直してやろうと思ったのでやんす。」
な「あんな強情娘が治るワケないじゃない。意固地になるだけよ。」
ろ「まあそうなんですけどね~。」
な「何にしても、本人が聞きたくないって言ってるんだから、無理矢理聞かせるのは可哀想だよ。」
ろ「プリファブなら大丈夫だと思ったのでやんす。」
な「ネオアコって言わなきゃいいのに…で、『スティーヴ・マックイーン』?」
ろ「はい。」
な「でもこのジャケ、タイトルが違うじゃない。」
ろ「メリケンで発売する時に原題が使えなかったらしく、このタイトルになったとか。」
な「へ~。まあ別にどっちでもいいんだけど。中身に変わりはないし。」
ろ「このブツ、個人的にはネオアコ三大名盤の一枚だと思っていますが、いかがですか?」


「ネオアコ三大名盤なんて、私の知ったことではありません♪」byななみー
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な「そうね~、表面的には繊細なんだけど、ネオアコにしては男っぽい感じがあるよね。」
ろ「そうですね。薄い霧がかかったような音作りの為に儚くて繊細なイメージが先行しますが、よく聞けば意外なほど骨っぽい感じがすると思います。だからネオアコ嫌いのこにたんに聞かせたかったのでやんす。」
な「なるほどね。でもこにたんってグナワとか砂漠のブルースとかが好きだからね~。」
ろ「え、こにたんはグナワとか好きだったんですか?」
な「あと、ころんさんのとこからパクってきたヌスラット・ファテ・アリ・ハーンなんかもよく聞いてるよ。ヘンテコな踊りしながら。」
ろ「あ、最近ヌスラットがごっそり消えてると思ったら!」
な「まあ私もあんまり軟弱なネオアコは苦手だけど、プリファブだったら大丈夫だよ。素直にいいって思えるし。」
ろ「どんなところがいいですか?」
な「まずはメロディが抜群にいいよね。」
ろ「そうですね。パディ・マクアルーンというおっさんのメロディ・メーカーとしての才能は、この手の連中の中では抜きん出ていると思いますね~。」
な「それと音作りがいいね。霞がかかったような繊細な感じ。」
ろ「プロデュースがトーマス・ドルビーですね。当時はプロデューサーとしての才能があるとは思いませんでしたが、このバンドに合った素晴らしい音作りをしたと思います。」
な「ジャケットもいい感じだし、ネオアコ三大名盤だって言われても頷けるかな。」
ろ「そうでしょう♪そう言ってもらえると嬉しいです。やっぱりななみーとは気が合いますね~。」
な「え~、ヤダ~。合いたくない。」
ろ「またそんなことを言う。どうしてですか?」
な「だって~、ころんさんってモーマス好きなんでしょ?」
ろ「別に好きだなんて言ってません。キモ過ぎてかえって面白いと言っただけです。」
な「プリンスみたいなもん?」
ろ「プリンスはルックスはキモイですが愉快な存在ですし、音楽はキモくありませんよ。モーマスは存在も音楽もキモイところが面白いかと。」
な「ふ~ん…でもころんさんと趣味が一致するのはヤダ。」
ろ「何故でやんすか?」
な「だって~、キモイもん♪」
ろ「またそんなことを言う!ななみーに言われたら、本気でヘコんでしまうのでやんすよ!」
な「冗談に決まってるじゃない。ころんさんの耳は信用してるし、他のメンバーはどうか知らないけど、私はころんさんのこと大好きだよ。いつも優しいし。」
ろ「え、ホントでやんすか?」
な「私のお兄ちゃんみたいに思ってるよ。」
ろ「…うー、めっさ嬉しいでやんす。」
な「な~んてね。ウソでやんす♪」
ろ「(怒)…ななみー、やっぱりわっちをナメてますね?」
な「うん!」
ろ「うおーっ、ハグしてあーしてこーしてやるでやんすっ!」
な「ぎゃーっ!何すんねん、この変態!」


「あれ~、助けて~!」byななみー
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以上、ななみーとの妄想対談でございました。最後はいつものお決まりであります。とりえあえず、先日ペイル・ファウンテンズなんぞを取り上げてしまった手前、個人的ネオアコ三大名盤をネタにしてしまわないと気分的に収まりが付かなくなってしまいましたので、近日中に残り一枚を取り上げますが、まあテキトーに読み流していただければ幸いかと。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’10.12・Mon

FAYRAY 「寝ても醒めても」

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 わっちが敬愛するFAYRAYの、今年発売のアルバムです。前作の「光と影」が06年の発表でしたから、3年ぶりになりますね。随分長く間が空いてしまいましたが、曲作りに相当苦しんでいるという噂を聞いたりもしましたので、この期間の空き方はやむを得ないものだったのでありましょう。


 FAYRAYの大きな転機となった「COVERS」以降の、大きくロックに傾いてしまった作品を全く評価していないわっちとしましては、このアルバムに対しても妙な警戒感を持っていまして、発売は今年の1月だったのですが、普通なら彼女の新作は無条件に新品で買うところをスルーしてしまい、この度やっと中古に出たところでゲット致しました。で、警戒感を持ったままこのブツを聞いたワケですが、これがかなり衝撃的な内容となっていたのでありますた。


 本作ですが、「本当にこれが数々の名曲を生み出してきたあのFAYRAYなのか?」と思ってしまうようなシロモノになっています。「ここまで変わり果てるか?」というぐらいに、信じられないような姿になってしまいました。ここにはJ-POPにおける稀代のメロディ・メーカーとしての才能を発揮し、力強くも優しい歌を聞かせていたあのFAYRAYの姿はどこにもありません。


 ここで聞かれるのは、例えばメリケンのギャラクシー500とか、もしくはひと昔前に少し流行った「うたもの」の連中のような、まるで彼岸の世界へ行ってしまったかのような曲の数々です。力強かった歌は、フラフラと不安定に揺れて今にも消え入りそうになり、ポップで美しかったメロディは、空気の中に拡散して行くような焦点の定まらないものになり、現実をしっかり見据えていた歌詞は、意味不明のうわ言のようになってしまいました。キリッとしてキラキラと輝いていた憧れの人が、精神病院の鉄格子の中でヨダレを垂らして虚空を見つめているような雰囲気…見てはいけないものを見てしまったような衝撃を受けてしまいますた。


 この数年の間に彼女に何が起こったのかは全く知りませんが、一体どうしてしまったのでありましょうか。ジャケやインナーにハッキリと彼女の顔が写った写真は一枚も無くて、もしかしたら人に自分の顔を見せることもできない位に自信を喪失してしまったのでしょうか。うーむ、何だか本気で悲しくなってきました。わっちが愛したFAYRAYは、もう戻ってこないのでしょうか…。


 などと何だかんだ言いつつも、諦めが悪いのがわっちの信条でありまして、FAYRAYはいつか必ず復活してくると信じております。今がいくらボロボロでも、またいつか、まるで学校の先生のような雰囲気を湛えたちょっと理屈っぽい変人で、アジアの怪物としての才能を発揮していたあのFAYRAYは、必ず戻ってくる!そう信じてないと、泣いちゃいそうでやんす…。


あと、今回は試聴の貼り付けは無しでやんす。

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2009’10.11・Sun

MOMUS 「TENDER PERVERT」

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 今回は、英国かどっかのキモイおっさん、モーマスのブツを取り上げます。大学に入ったばかりの頃、ワールド系に目覚める直前辺りにゲットしたブツですが、今思うと何故こんなキモイのが好きだったのかはわかりません。今の耳で聞いてみると当然めっさキモイわけですが、キモ過ぎてかえって面白いという怪奇現象。ではこのブツにつき、ネオアコ嫌いなヒワイイ大使の変人担当こにたんと妄想対談をしてみようかと思います。当然(?)このブツはネオアコであります。便宜上こにたんは「こ」、ころんは「ろ」と表記します。


ろ「今回はモーマスのブツを取り上げます♪」
こ「ウチに嫌がらせをするつもりか。ワザとウチの嫌いなブツを聞かせようというワケだな。」
ろ「そんなことはありません(←ウソ)。この手の音楽について、こにたんの率直な意見を聞きたいと思ったのでやんす。」
こ「ネオアコはキモイ。去勢された変態どもの音楽だ。公害工場が汚染物質を垂れ流しているような不愉快な音楽だ。イヤ、音楽と言うよりは拷問だな。あ、そう言えば昔フィンガー5の歌で『拷問天国』って曲があったな。」
ろ「『学園天国』でやんしょ?」
こ「『このクラスで一番の美人の肉体を縛り上げたら、拷問中天国だよ♪』とかいう、変態的な歌詞だった。」
ろ「それはお前さんが勝手に作ったんでしょう。作者やファンに怒られますよ。」
こ「どうせ抗議はお前が受けるのだ。」
ろ「こんな過疎ブログに誰も抗議なんてしませんよ。それよりもモーマスのブツでやんすが。」
こ「きしょい!以上!!」
ろ「それじゃあ話になりません。」
こ「きしょいモノはきしょい!ババアがヤッテるAVなんか見せられたらキモかろ?それと同じだ!」
ろ「違うと思いますが…。」
こ「いいか、生まれつきヘビが嫌いとかゴキブリが嫌いとかいうことがある。それと同じレベルでウチはモーマスが嫌いだ。」


「きしょ過ぎて吐きそうだ…」byこにたん
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ろ「激しく嫌いますね。まあ確かにキモイんですけど、繊細な美しさというものはあるかと。」
こ「繊細な美しさ?お前は変態か!」
ろ「お前さんにだけは言われたくありません…でも例えば『BISHONEN』なんて曲は、バロック調のアレンジで秘密の花園的な妖しい世界が広がっていて、何だかキモイもの見たさで聞いてしまうという感じが…」
こ「な~にがビショーネンだ!美少年は酒だけで十分だ!モーマスなんて所詮はただのホモジジイだろうが。悪寒がするわっ!」
ろ「ホモジジイなのかどうかは知りませんが。」
こ「モーマスみたいなホモジジイが、ガキを抱いてアヘアヘアンアン言わせてたらキモイだろうが!」
ろ「それは確かにキモイですね。でもそういうのが好きな女性は多いと聞きますが。」
こ「ウチはホモもガキも嫌いだ、ガッキーは好きだが…あ、ガッキーとなら拷問天国をやっても良いぞ。ガッキーを縛って吊るして『拷問中、天国だよ~♪』ってな。」
ろ「…やっぱりお前さんは変態でやんすね。」
こ「モーマスごときを評価するお前のような変質者に、そんなことを言われる筋合いは無い。」
ろ「変質者って…わっちはモーマスを評価しているというより、キモ過ぎてかえって面白くて、たまに聞きたくなることがあるだけでやんす。」
こ「お前が何と言おうと、ウチはモーマスは嫌いだ。ネオアコも嫌いだ。ついでにホモジジイのネタの為にウチを呼んだお前も嫌いだ。文句あるか!」
ろ「ついでで嫌われたらたまりません。」
こ「ネオアコやるならめぐりんに言え。めぐりんだったら、キモネタでも仕方なくお前に合わせるだろう。」
ろ「いえ、キモイからこそ、こにたんにお願いするのでやんす。」
こ「嫌がらせだな。」
ろ「イヤイヤ、普通の人には決して言えないことを、こにたんに代弁してもらいたいのでやんす。」
こ「大便だと?お前はやっぱり変態か!」
ろ「そっちじゃなくてですね…こにたんに痛快にぶった切ってもらいたいってことです。」
こ「ぶった切るようなブツを取り上げる方が間違っている。ブログでは当たり障りの無いことを書け。少しはウチの発言を見習え。」
ろ「問題発言の女王のクセに、よくそんなことを言いますね。」
こ「とにかくネオアコはやめろ。」
ろ「いえ、今度は別のネタで再チャレンジしましょう。」
こ「断る。」
ろ「業務命令です。」
こ「お前ごときに命令される筋合いは無い。」
ろ「言うこと聞かないとクビですよ。」
こ「なら退職金5千万円よこせ!」
ろ「逆立ちしたってそんなカネ出てきませんよ。」
こ「この甲斐性無しの貧乏人め。お前なんかモーマスに犯されてしまえ!」
ろ「やっぱりお前クビ!」


以上、変人こにたんとの対談でございました。モーマスをネタにしながら、モーマスのことをまともに話題にしていないのが、こにたんとの対談らしいかと。もしモーマスのファンの方がいらっしゃっても、抗議なんてしないで下さいね。酔っ払いのたわ言と思っていただけたら…。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’10.10・Sat

THE PALE FOUNTAINS 「PACIFIC STREET」

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 秋になるとたま~に聞きたくなるのですが、私が高校生の頃によく聞いた英国のネオアコ・バンド、ペイル・ファウンテンズの1枚目のブツです。今回はヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんとの妄想対談です。便宜上めぐりんは「め」、ころんは「ろ」と表記します。それでは早速。


ろ「わっちが高校生の頃ですが、レンタル・レコード屋というものがありました。」
め「レコードっていうところが、アナログでいい感じですよね。」
ろ「ローカルな話ですが、兵庫県の川西能勢口という駅の近くにあった『親指ぴあの』という名前の店で、今考えるとなかなかアフロな名前でやんすね。」
め「アフリカ音楽が好きな人が店長さんだったんですか?」
ろ「今となってはわかりませんけどね~。それで、わっちがそこの会員になったのが高2の秋だったのですが、初めて借りたのがドゥルッティ・コラムの『リターン・オブ・ザ・ドゥルッティ・コラム』と、ペイル・ファウンテンズの『パシフィック・ストリート』でやんす。」
め「ネオアコ、ですよね?」


「実はネオアコって、よく知りません」byめぐりん
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ろ「はい。恥ずかしながらわっちは昔、この手の軟弱で繊細な音楽が大好きだったのでやんす。」
め「恥ずかしいってことはないんじゃないですか?わたしもいくつかネオアコを聞きましたけど、プリファブ・スプラウトとか結構好きですよ。」
ろ「お、プリファブですか!わっちも好きですね~。個人的にプリファブの『スティーヴ・マックイーン』、ロータス・イーターズの『青春のアルバム』、そして本作は、ネオアコ三大名盤だと思っています。全部『親指ぴあの』で借りました。」
め「どれも繊細でキレイなメロディが多いですよね。わたしは好きですよ。」
ろ「おー、気が合いますね!」
め「特にペイル・ファウンテンズは、トランペットが入っているのがいい感じですよね。」
ろ「そうですね。メンバーにトランペット担当がいるバンドは、あまり無いですし。」
め「そうでしょうね~。凄く効果的ですよね。」
ろ「確かに。トランペットはこのバンドの最大の特徴でしょう。他にもフルートなんかを使ったりして、生楽器の響きを上手く生かしてますね。それによってメロディの良さが引き立っていると思います。」
め「わたしもそう思います。ジャケットを見た時はちょっとどうかと思ったんですけど、実際は美メロ揃いでアレンジもキレイですし、ステキなアルバムですね。」
ろ「ジャケットは相当に印象的ですね。パッと見は銃弾を体に巻いた兵隊なんかが写っていますから、マーク・スチュワートあたりのブツみたいな感じでやんすね。」
め「マーク・スチュワートって誰ですか?」
ろ「えーっと…英国の過激なおじさんと思ってもらえればいいです。」
め「はぁ…。」
ろ「そう言えば『親指ぴあの』にはマーク・スチュワートのブツなんかもありましたね~。今考えてみれば、とんでもない品揃えの店だったと思います。メジャーのブツだけでなく、英米のインディーズものも充実してましたから。輸入盤なんかも置いてましたし。」
め「ころんさんみたいな、道を踏み外した人にも重宝されるお店だったんですね。」
ろ「道を踏み外したって…。」
め「店長さんもきっと、ころんさんみたいに道を踏み外した人だったんでしょうね。」
ろ「…そうかもしれません。」
め「ワールド系は置いてなかったんですか?」
ろ「その頃はワールド系に関心が無かったので、どうだったかはわかりませんね~。もしかしたら、当時ポツポツと国内発売されていたキング・サニー・アデとかエルフィ・スカエシとか、あったかもしれませんね。」
め「ころんさんみたいに道を踏み外した人が店長さんなら、きっとあったと思いますよ。」
ろ「…そうかもしれません。」
め「最近のレンタル屋さんって、ころんさんみたいな道を踏み外した人が店長さんじゃないんでしょうね。メジャーどころの品揃えばっかりで、どこも同じような感じになってますよね。」
ろ「…『道を踏み外した』って言葉が好きですね~。」
め「だって道を踏み外してしまったころんさんに出会ってから、わたしも道を踏み外してしまいましたし。」
ろ「別に悪いことではないでしょう?」
め「はい!毎日色々聞くのが楽しくて仕方ありません!」
ろ「おー、やっぱりめぐりんは素直でいい娘でやんすね~。変人こにたんとはエライ違いでやんす。」
め「あ、そう言えば、こにたんはネオアコを聞くと気分が悪くなるって言ってましたよ。」
ろ「お、それは朗報!これからこにたんには、ネオアコを聞かせることにしましょう。今度めっさキモいモーマスのブツを取り上げる時に、こにたんと対談しよ~っと♪」
め「殴られても知りませんよ。」


「ネオアコはやめろ!泣くぞコラ!」byこにたん
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以上、めぐりんとの妄想対談でございました。ペイル・ファウンテンズって意外に好きな方が多いと思いますが、もしお好きな方がおられましたら思い入れを語っていただけたらと思います。


あと、試聴をコメント欄に貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’10.08・Thu

KARAKED 「KARAKED KLANG FHON」

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 タイのルークトゥン歌手カラケートの、今年発売の4枚目のアルバムです。この娘のことはデビューした頃から知っていますが、幸薄い顔と幸薄い歌唱が何とも気持ち悪く、デビュー盤は不幸を詰め込んだような仕上がりでしたので、その後のブツは全然買う気がせずにスルーしてきました。しかし今回は気まぐれで買ってみようかという気になりまして、全然カワイイ女子ではないのにゲットしてしまいますた。


 ジャケを見ると相変わらずの幸薄そうな顔ですが、表情は明るくなっていますし、デビュー当時よりは垢抜けて、随分マシなルックスになったように思います。インナーには全身が写った写真があるのですが、八頭身に近いスタイルは「あれ?」と思うぐらいに意外に良い感じですね。ありゃ、もしかしたら本人を見たらめっさカワイイなんてことはないでしょうね~。いかがでしょうか、シライさん?


 ということで、ちょっと聞く気になったところでブツを再生してみますた。すると、これまた意外なほどにいい感じではないですか。陰を引きずったような暗さがあるのは相変わらずですが、歌い口は随分軽やかになったような気がしますし、節回しもさり気なく巧みであります。何だか物陰で涙をこらえながら耐え忍ぶ女という雰囲気が濃厚にありまして、しんみりと落ち着いた仕上がりになっているように思います。


 楽曲もなかなか充実していまして、スローからアップ・テンポまで多彩な曲調が揃っていますし、モーラムの要素を取り入れた曲まで入っています。まあどんなタイプの曲でも楽しげな表情を見せることは無い歌ではありますが、曲調が多彩ですので一気に聞き通すことができます。音作りもR.SIAMらしくダサさと都会的な洗練のブレンド具合が実に心地良くて、総体的に非常に良く出来た作品になっているように思います。


 とりあえずは恐る恐る聞き始めたブツではございますが、意外なほどハマってしまいますた。聞き終わる頃には、この幸薄そうな娘についつい同情してしまって、思わずハグしたくなってきた自分に気付いてしまったりして…。うーむ、カラケートさん、いつの間にやら侮れない歌手に成長していたのですね~。ワタスは感心してしまいますた。意外に心に沁みてしまった一枚でやんす。


 最初の印象がよろしくなかったので、今更この娘のことを「好き」と言うのには抵抗があるのですが、でも「好き」になっちゃったかも…うーっ、イヤじゃイヤじゃ!こんな幸薄そうな娘のことを好きになんてなりたくないよ~!わっちはクラテーちゃんみたいな明るくてカワイイ女子が好きなのじゃ~!でも好きかも♪


あと、コメント欄に試聴をはりつけておきますので、よろしければお試しを。

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2009’10.06・Tue

LONE JUSTICE 「LONE JUSTICE」

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 どうでもいい話ですが、幽霊を見たことがありますか?大学生の頃、ある日の早朝のことです。誰かが話しかけてきた気がして、ふと眼が覚めました。するとベッドの足元のところにめっさキレイな白人らしき女性が立っていて、優しい笑顔で「朝ですよ、起きなさい。」と言うのです。ウチには白人の居候なんていませんでしたし、知り合いもいませんでした。何だかワケがわからなくて私は布団を頭まで被って、「はて、この人は一体誰だろう?」と考えたのですが、まだ眠かったのでまた眠ってしまいました。


 すると再び「朝ですよ、起きなさい。」という声が聞こえてきました。足元を見ると、さっきの女性が立っていて笑顔で私を見ているのであります。「はて、この人は一体誰だ?」と不思議に思っていると、その人はスーッと消えていきました。恐怖感とかイヤな感じとかは全くありませんでした。果たしてその人が一体誰だったのかよくわからないのですが、見たことがある顔のような気がしました。


 寝ぼけながら起きて足元の壁を見て、「あ、もしかしたら!」と思いました。当時私の部屋の壁にはローン・ジャスティスのボーカル、マリア・マッキーのポスターが貼ってあったのですが、そう言えばあの女の人は、上品なマリア・マッキーという感じの顔をしていたのでありました。多分あの人は、夢の中に出てきたマリア・マッキーだったのだと思います。おそらく夢の中で、マリア・マッキーが私を起こしてくれたのでしょう、と考えることにしました。多分幽霊ではないと思います。


 わっちは大学生の頃はマリア・マッキーが大好きで、ローン・ジャスティスやら彼女のソロ・アルバムやらを色々聞きまくったものでやんすが、特に85年に発表されたローン・ジャスティスの1枚目は、一番好きなアルバムなのでやんす。


 まずはジャケが素晴らしく良いではないですか!手前にどアップのマリア・マッキー、後ろにバンドのメンバー達。私は何故かこのジャケがメチャクチャに好きで、英米ロックのブツの中では最高に良いジャケだと思っています。このアルバムについてはCDもLPも持っているのですが、LPの大きいジャケは、やはり迫力があって素晴らしいですね。惚れ惚れします。


 ジャケも良いのですが、中身の方も素晴らしい逸品であります。カントリーをベースにしたロックをマリア・マッキーが情熱的に歌い飛ばすのですが、とにかく彼女の溢れ出る情熱を抑えきれないというようなパワフルな歌が素晴らしいです。テクニックがあるとか上手いとかいう歌ではありませんが、豊かな歌心が伝わって来る歌でして、メリケン・ロック系では個人的に一番好きな女性歌手の一人と言ってもいいでしょう。


 しかしこのアルバム以降、彼女の歌はパワーを抑制するようになってしまい、それは思慮分別のある大人の歌に変化したと解釈すればいいんでしょうけども、個人的にはじゃじゃ馬が暴れているかのような本作の歌がメチャメチャ好きですので、少々残念に思うのも事実であります。


 ローン・ジャスティスは2枚のアルバムを残して解散し、マリア・マッキーはソロ歌手となるワケですが、本作以降も別に悪くはないんですけども、パワー不足でもう一つスッキリとしない歌い口が続いてしまったように感じるのは、私だけでしょうか?まあ東南アジア・ジャンキーとなってしまった今となっては、別にどうでもいいことなんですけど…。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’10.04・Sun

NOKNOI URAIPORN「RUAM HIT 16 PLENG DUANG」

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 先日発見してしまったドークラック・成田君のゴリラジャケット盤と同時購入し、あまりに酷いババア・ジャケットにドン引きしてしまい、これまた聞く気を無くして棚にブチ込んでしまった、タイのルークトゥン~モーラム歌手ノックノイ・ウライポーンのブツであります。成田君のブツを見つけてしまった時に、そう言えば一緒にババア盤も買ったよな?と思い出してしまい、棚を探したらやっぱり出てきてしまいますた。


 それにしてもこのジャケ、成田君ほど凄くないにしても、インパクト強烈ですね~。まるでヴードゥー教の呪いの人形のようであります。成田君もノックノイもトップライン・ダイヤモンド社所属の歌手ですが、このレーベルの製作陣はもう少しジャケについて考える必要があると思います。このレーベルのブツって、内容的には結構滋味溢れる良いモノが多いですからね~。タイ本国ではどうなのか知りませんが、国外では確実にジャケで売上を落としているのではないかと…。


 で、このババアのブツですが、内容的には素晴らしい出来だと思います。いかにもモーラム歌手らしいベチャっと潰したような声で歌うのですが、年季の入った顔通りの、実に安定した見事な歌唱を聞かせてくれます。しかも歌声自体は若々しいですので、ジャケさえ見なければ存分に楽しめると思います。ハッキリ言って、このババアは素晴らしい歌手ですよ!


 このブツは16曲入りベスト盤で、ルークトゥンもモーラムも入っていますが、どれを聞いてもシンプルながらも味わい深い仕上がりで、ベテランの底力を感じさせてくれます。これはルークトゥンやモーラムに興味がおありの方に、自信を持ってお薦めできますね。この人のブツを見かけるようなことがあれば、無条件にゲットしても良いのではないかと思います。


 ワタクシ、ご存知の通り若くてカワイイ女子ばかりにウツツをぬかすバカ者ですが、いくらババアであっても、たまにはこういうベテラン歌手にも目を向けないといけませんね~。このブツはたまたま気まぐれでゲットしていたわけですが、手に入れておいて良かったと思います。うーむ、年寄りは大切にするもんですね~…って、ノックノイが本当に年寄りなのかどうかは知りませんけど。シライさん、情報をお待ちしておりまする♪


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2009’10.03・Sat

DOKRUK DUANGMALA 「RUAM HIT 16 PLENG DUNG TA IHUB」

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 sweet inomotoさん、nakaさん、大変ですっ!先日自宅のブツの棚を漁っていたら、タイのブツの「名前わからないコーナー」(?)に、薄ら笑いを浮かべてこっちを見ているゴリラがいるではありませんか!ぎゃーっ、バケモノ!あまりにコワ過ぎるジャケ、貴様、一体いつの間に紛れ込んだんじゃあっ!夜、トイレに行けなくなるではないですか!トイレのドアを開けてこの顔があったら、多分漏らします。「がんばり入道ホトトギス」と唱えなければなりません。


 このゴリラ、実はタイのモーラム~ルークトゥン歌手、ドークラック・成田君であります。前に成田君のブツを取り上げた時、正直言って「どエライきっつい顔やな~…」と引いてしまいましたが、こっちのブツはもっとコワイ顔です。うーむ、成田君、あまりにインパクトあり過ぎな顔であります。


 どうやらわっちは数年前に、何も知らずに成田君のこのブツを買っていたようです。その時にあまりに酷いジャケを見て聞く気も失せて、封も切らずに棚にブチ込んだのですが、その存在を忘れてしまって時は流れ、今になって突然ひょっこりと、出さなくてもいい顔を出しやがったのでありますた。顔を出す時は、事前にワタスの承諾を得なさい!よーし、ジャケの目の部分を黒く塗り潰してやるぜ。


塗りつぶしてもコワイ。
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 まあ出てきやがったものは仕方ありませんので、とりあえずは聞いてみることにしました。すると…なかなか良いではないですか、顔が無ければ。歌い口にせよ曲調にせよ、前に取り上げた最新作と大差無いですが、中堅どころの歌手らしい地味だけどじっくりと味わうには向いている歌がズラリと並んでいます。どちらかと言えばルークトゥン的な曲の方が多いですね。もちろんモーラムも入っていますが、流石にモーラムは本職だけあって、洒落っ気のある実にいい感じの歌を歌います。なかなか侮れませんな、成田君。


 この人、顔はともかく、なかなか良い歌手だと思います。エーム・アパサラーと並ぶ中堅どころのベテラン歌手として、覚えておいて損は無いと思います…って、この顔じゃあ忘れたくても忘れられんわな。その意味では、すぐに覚えてもらえる強力な武器を持った歌手と言えるのではないかと思うのでやんす。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’10.02・Fri

PHAM THANH THAO 「CONG CHUA THO」

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 ベトナムのアイドル歌手、ファム・タイン・タオの6枚目のアルバムです。多分08年のブツなのではないかと思います。顔と名前は前から知っている人ですが、ゲットするのは今回が初めてであります。


 まずはこのジャケですが、もうメチャクチャです。ジャケそのものがウサギの形をしています。しかも結構デカイです(縦26センチあります)。こんなブツ、どうやったって棚に収納できません。うーむ、一体何を考えてこんな形のモノを作ったのでしょう?まあ今回のコンセプトはズバリ「ティーン向け」のようなのですが、アチラのティーンはこういうのを喜ぶのでしょうか?ティーン向けと言うよりは、幼児向けのような気がします。


 まあそれはいいとして、ファム・タイン・タオちゃんですが、顔はカワイイですね。ウサギさんの耳を付けているのもなかなか似合っています。まだ若い歌手なのだと思いますが、カワイイ顔に似合わぬ立派な胸がとてもよろしいかと…。もしかしたら結構な巨乳かもしれません。うーむ、ハグしたいですね~。歯にダイヤみたいなのが見えるのはちょっとイケてませんが…。


こんな写真も入ってます。
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 この人、ベトナムではアイドル扱いだと思うのですが、ウサギさんのイメージの如く優しくてカワイイ歌い方をする人ですね~。ちょっとロリっぽい歌声の、なかなか萌えさせてくれる歌でございますね。しかしそんな歌い方ながらメチャクチャ安定した歌い口でありまして、実は相当な実力派だと思います。ワザとロリロリな歌い方をしている、かなりの食わせ者だとわっちは見ております。


 と言うのも、ポップな曲に紛れていかにもベトナム歌謡というようなマイナー調の曲が入っていたりするのですが、そこで聞かれる熟女の如きしっとりと湿った情緒は、単なるロリロリ・アイドルに出せる味わいではないからです。もしかしたら根は結構演歌の人なのかもしれませんね~。実際はどうなのか知りませんけど。


 まあ、見た目はどう見てもガキ向けのブツではありますが、親しみやすい曲が揃っていますし、この娘の見た目とは裏腹な実力の程を存分に知ることができる、なかなかの良盤だと思います。ベトナムには、アイドルとは言ってもかなりの実力の持ち主が多々いますが、この人も例外ではありませんね。ルックスもカワイイし歌もカワイイし、ベトナム・アイドルに興味がおありの方にはお薦めでやんす♪


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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