2009’12.30・Wed

2009年総合ベスト10

 今年も東南アジア中心に聞きまくり、色々と楽しいブツに出会えましたので非常に楽しかったです。充実した作品がかなりありましたので選ぶのが大変でしたが、あまり悩んでも決まらないので、勢いで発表してしまいたいと思いますが、今年の対象は08年から09年に発売されたブツということで選びました。やはり1年程度の誤差は範囲に入れないと、入手が間に合わないモノも多々ありますので。それでは早速。


1、 RIE FU 「URBAN ROMANTIC」(日本)
RIE FU風のノリノリ・チューンと美しい叙情的旋律のバランスが素晴らしい!聞くほどに新鮮な傑作です。
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2、 THU THUY 「CANDY 180°」(ベトナム)
昨年の1位のトゥ・トゥイが今年の2位です。卓越した歌唱力と音数を削ぎ落としたクールなベトナムR&Bが超絶的にカッコいいです。
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3、梁静茹 「静茹&情歌」(マレーシア出身だけど中華ポップス)
アジアン・ソウル歌手による、バランスの取れた充実の一枚。美しい作品であります。やはりフィッシュさんは素晴らしい歌手ですね~。
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4、「QUICK GUN MURUGUN」(インド)
似非西部劇の怪しいサントラ盤。音楽的好奇心を刺激する、近年稀に見る怪盤です。
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5、KAT RATTIKARN 「YAH KEED NUK」(タイ)
キャット様の会心の一撃は楽しさ一杯のポップス的ルークトゥン。年増ですけどめっさ美人ですし、素晴らしいです。
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6、SUGARFREE 「LIVE! WITH THE MANILA SYMPHONY ORCHESTRA」(フィリピン)
マニラ・シンフォニーとの共演でふくよかに肉付けされた楽曲が、新しい魅力を獲得して生まれ変わりました。演奏力の高さも魅力です。
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7、ANH THUY 「LAM LAI TU DAU」(ベトナム)
血の涙を流しながら歌っているかのような迫力は、音の野暮ったさを凌駕して聞く者の胸を打ちます。軽めのポップスも入っていますが、そちらの仕上がりもステキです。
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8、AI VAN 「DEM A DAO」(ベトナム)
アイ・ヴァンの優雅な民歌ポップスです。今後のベトナム民歌ポップスの指針となるべき一枚でありましょう。
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9、「KAMIKAZE LIVE CONCERT」(タイ)
カミカゼ所属のアイドル達が一堂に会したライヴを収録した3枚組VCD。カミカゼ・ショウケースとしても最高の作品です。
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10、ERASERHEADS「CIRCUS」(フィリピン)
イレイザーヘッズの復刻盤です。内容的にはベスト3に入りますが、復刻盤ということでこの順位にしました。
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 他の候補はボニー・ピンク、MICHI、城南海の日本勢、ベトナムのマイ・チャン、フィリピンのイェン・コンスタンティーノ、SINOSIKAT?、パラミタ、韓国のチャン・ユン・ジョン、セネガルのオーケストラ・バオバブ等々。タイのフォー・モッドとFFKはカミカゼのライヴ盤に代表させることにして、泣く泣く落としました。


泣く泣く選外のFFK
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 新人賞は日本の城南海ちゃんに。ヘッポコ・ジャケ大賞は意味不明のケバケバ化粧が酷いタイのフォー・モッド。ヘッポコ大賞は聞く者をお地蔵さんにしてしまう凄まじい下らなさ爆発のフィリピンのマリアン・リヴェラ。


こちらは新人賞の城南海ちゃん
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ヘッポコ・ジャケ大賞のフォー・モッド
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ヘッポコ大賞のマリアン姉ちゃん
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 というわけで、今年の更新はこれでおしまいです。来年もタイ、ベトナム、フィリピンを軸にして、そこに日本の音楽と中華系ポップスを付け加えた形で聞き続けるかと思います。アジアの泥沼から抜け出すことは当分不可能でしょうね~。まあ楽しいからそれでOKなんですけど。


 あと、コメントや拍手を下さった皆様、そしてこのブログをご覧になって下さった皆様に感謝致します。本当にありがとうございますた!来年もこれまでと同様にボチボチ更新していきますので、どうぞ宜しくお願い致します。年始は1月3日ぐらいからスタートする予定でやんす♪


それから、コメント欄に今年一番良く聞いた曲を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
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2009’12.29・Tue

2009年ルークトゥン・ベスト10

 今回は、今年のルークトゥン・ベスト10をアップ致します。今年のルークトゥンは昨年のドリーム萌ちゃんみたいなダントツの文句無し盤はありませんでしたが、レベルの異常に高い充実した作品が目白押しでありまして、10枚選ぶのが大変でした。とりあえずは下記の如き結果になりましたので、よろしければご覧下さい。選考対象は09年に聞いた、08年から09年に発売されたブツです。


1、KAT RATTIKARN 「YAH KEED NUK」
美人歌手キャット様が放つ、久し振りの会心の一発!明るくて楽しいキャット様が全開です♪1曲目だけで完全にKOされてしまいますた。
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2、MANGPOR CHONTICHA 「MANGPOR CHONTICHA VS TALOK OBA SIANG NHER」
このライヴVCDは、メンポーがポップス的ルークトゥンに対抗するコテコテ・ルークトゥンの牙城を守る守護神だということに気付かせてくれた、衝撃盤でありました。
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3、TUKTAN CHOLLADA 「VOL.3 DOK NEON BARN KUM」
天下無双の歌手になりつつあるタカテーン。デビューした頃はここまで成長するとは思いませんでしたが、苦手のアップ・テンポの曲を克服してターイ・オラタイを凌駕する歌手になりましたね。
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4、YING THITIKARN 「PLENG RUK JARK JAI YING」
顔はケバくても歌は本当に美しいインちゃん。タカテーンと天下無双を争うに相応しい歌手です。わっちはインちゃんの方が好きですが、今回はタカテーンが良過ぎました。
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5、EARN THE STAR 「YAH MONG KARM KWARM SEI JAI」
最初は「?」という感じだったのですが、聞くほどにクールな音作りと淡々とした歌唱にハマってしまいました。この音作りは他に無いですね~。素晴らしい!
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6、SAO MARD MEGA DANCE 「DAO MAHALAI」
メガダンスおばさんのファンキー・メタル・モーラム。奥行きのあるスッキリした音響をもう少し平板に潰せば、完璧な一枚だったかもしれません。
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7、PURE PURE 「KONG LEN POOD DAI」
ピュアで美しくも肉感的な歌声を持つ癒し系歌手、ピアオ・ピアオの2枚目。癒し系ならこれに決まりの一枚でやんす。
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8、SOM SUDA 「LHOR RAYA SOOD TAI」
田舎者っぽいオバサンによるコテコテ・ルークトゥンです。田舎っぽい歌唱とNOPPORNのコテコテ・サウンドが絶妙にマッチして、充実の作品となりました。
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9、TAI ORRATHAI 「MORLUM DOK YA」
ルークトゥン好き皆がベストに選びそうなので入れるのがイヤなんですが、これだけのブツを作られたら感服するしかありません。ターイ様のモーラムは素晴らしいです。
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10、MAITAI JAITAWAN 「WELCOME TO TUMNA」
男性歌手では初めての入賞になりますマイタイ君。本当はもっと上位でいいんですけど、聞いた回数がまだ少ないので仕方ないですね~。
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 選外はビウ・カラヤニー、ルークパッド・ピムチャノック、クリーム・ピムワライ、カムワーン・ウィーラウェート、カラケート、エー・スチャワディ、プレーム・プレーヤゴーン等。新人賞は当然クリームちゃん。最近はリイシューものが充実してきたルークトゥン~モーラムのブツですが、歴史的な歌手達のブツはいつでも手軽に入手できるようにして欲しいものですね。タイのレコ会社には、復刻して即廃盤なんてことが無い様にお願いしたいです。


こちらは新人賞のクリームちゃん14歳
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こちらはマイタイ君にはじき出されてしまったルークパッドちゃん。残念賞ですね。
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 とりあえずは、来年も充実した作品にたくさん出会いたいですね。年末近くになってわっちの大好きなメンポーの新作が出ましたし、アム・ナンティヤーやブンター・ムアンマイの新作も控えているようですので、今から非常に楽しみであります。

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2009’12.27・Sun

PHAM THANH THAO 「TINH DAU」

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 ベトナムの歌手ファム・タイン・タオの、06年のDVD付き2枚組アルバムです。前にウサギの形をしたジャケのブツを取り上げたことがある歌手ですが、これはまともな形をしたジャケです。但し通常よりはサイズが大きめで棚に入りません。消費者泣かせのブツを作る娘でやんすね~。でもルックスがカワイイので許します♪


こちらがウサギさんジャケ
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 ところで困ったことに(?)、ルックスはカワイイんですけど凄い美人というわけでもなくて、ちょっと目が離れた親しみやすそうな愛嬌のある顔をしているのが実にいい感じであります。美人には近付き難いですが、こういう娘なら声掛けやすいですもんね~。そして更に困ったことに、スタイルが非常に良くて巨乳です。それだけで聞く気になる御仁も多いことでありましょう。


 ウサギさんジャケのブツはティーン向けに作られたブツでしたが、このアルバムはおそらく本職であろうとわっちが勝手に思っている、バリバリのベトナム歌謡の作品であります。カワイイ顔とめっさ巨乳とカワイイ声を武器に、切ない哀愁を漂わせながら迫ってくる、とってもアダルト向けな仕上がりになっております。ちょっとロリなクセにアダルト歌謡で迫ってくるの図、なんて素晴らしいんでしょうか!


 しかもこれまた困ったことに(?)、歌が抜群に上手いというわけでもなくて、適度に拙さや隙を見せて、思わず「カワイイっ!」と思わせるような歌い方をするんですよね~。多分意識してこんな歌い方をしているのだと思いますが、わっちのようなおバカさんはコロリと騙されるのでございます。世のオヤジ達を夢中にさせる、小悪魔的な魅力を放つステキ女子でありますな。まさにオヤジ達のアイドルと呼ぶに相応しい娘でありましょう。


 まあ全体的に水商売的な雰囲気が漂うブツではあるのですが、愛憎渦巻く世界に可憐に咲く一輪の花とでも言いますか、その店に行かなければ会えないんですけど、行けば必ず優しく癒してくれる天使のような娘という感じでございます。リクエストすればしっとりアダルト歌謡でもノリノリディスコ歌謡でも何でも歌ってくれる、サービス精神旺盛で献身的に尽くしてくれる健気な娘なんですよ、このファム・タイン・タオちゃんは。うーむ、やっぱりステキ女子!


 というわけで、わっちは水商売の店なんかに行くぐらいなら、このブツを聞きながらこの娘とあーしてこーしてと妄想している方が遥かに楽しいと思います。あーだこーだと色々な妄想を掻き立ててくれる、健全なのか不健全なのかよくわからないブツではありますが、何にせよファム・タイン・タオちゃんは素晴らしいステキ女子ということに間違いは無く、わっちは大好きでやんすね~。世のオヤジ達にお薦めしたいと思います♪


水商売系?
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あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’12.26・Sat

ERASERHEADSのリイシュー盤

 フィリピン音楽ファンに朗報です!90年代のフィリピンで最高のロック・バンドと謳われたイレイザーヘッズのアルバム4種がリイシューされました。94年の「CIRCUS」、98年の「ALOHA MILKEYWAY」、99年の「NATIN99」、01年の「CARBONSTEREOXIDE」の4枚になります。


こちらが「CIRCUS」
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 私がイレイザーヘッズを知ったのは4年ほど前のことで、その頃は既に解散していましたからリアル・タイムで聞いていたわけではないのですが、このブログでも取り上げたことがあるベスト盤を聞いてその素晴らしさに心底ヤラレてしまっただけに、できればオリジナル盤を聞いてみたいな~という希望はずっと持っていました。しかし東南アジア諸国はどこでも同様ですが、過去のブツがリイシューされることなんてほとんどありませんので、ベスト盤を聞いてお茶を濁す(?)しかない状態だったわけであります。


こちらが「ALOHA MILKYWAY」
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 そんな中で08年に再結成コンサートのライヴ盤が発表され、「もしかしたらスタジオ盤も出るのか?」と期待させてくれましたが、今のところはそんな話は無いようであります。何にせよ、私にとってイレイザーヘッズは、大好きなのにも関わらずブツが手に入らない幻のバンドという感じでありました。


 しかしここに来て、一体どういう事情なのかは知りませんけれども、何故か突然過去のアルバムが一気に4枚もリイシューされまして、私のような新参者のイレイザーヘッズ・ファンを狂喜乱舞させてくれているわけでございます。いや~、嬉しいですね~。この調子でバービー・アルマルビスのバンド時代のアルバムもリイシューして欲しいものであります。


こちらが「NATIN99」
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 今回のリイシューについては当然4種全てゲットしましたが、時間が無くてまだ「CIRCUS」しか聞いていません。しかしその素晴らしさはまさに感動モノで、フィリピンのバンドらしいユーモア感覚や色々な音楽を自然に溶け込ませた高い音楽性に、心底シビレてしまっております。イレイザーヘッズは90年代最高どころか、フィリピン・ロック史上最高のロック・バンドだと言ってしまいたくなりますね。


 まあイレイザーヘッズなんて言ったところで日本には32人位しかファンがいないんじゃないかと思いますが(?)、日本では超絶マイナーな存在であっても、本当に凄い連中がいるのでやんす!ということで。もし気になる方がいらっしゃったら、MIA MUSIC & BOOKSさんにダッシュだ~!早い者勝ちでありますよ♪


こちらが「CARBONSTEREOXIDE」
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あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’12.25・Fri

MINH THU 「LISTEN」

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 ベトナムのオルタナ系ロック歌手ミン・トゥの、今年発売の3枚目のアルバムです。今回は全曲タイのロックをカバーしたという話題盤です…いや、話題になった形跡はどこにも無いんですけど。まあタイのロックのカバーをやっていると聞けば、タイ音楽好きのわっちとしてはどうしても聞いてみたくなるワケでございまして、当然の如くゲット致しました。


 前作のオルタナ・ロック路線は結構好きで、このブログでもわっちはかなり評価しましたが、今回はタイのオルタナ系ロックをカバーするのかな?と思って楽しみにしながらブツを再生してみると、最初に出てきたのはパーミーの「YAHK RAUNG DUNG DUNG(大声で歌いたい)」でありました。オルタナ系とは言えませんが、選曲としては間違い無いですね~。まあその後もオルタナとは言えない曲が続きますが、今回はオルタナにこだわらずに曲として良いモノを選んできたようですね。


 タイのロックは意外に音は洗練されていますしメロディもポップで美しいものが多いですから、カバーするには適していると思いますが、何でわざわざタイのロックをカバーしようと思ったのか、その辺の事情はよくわかりません。クレジットを見ると、全曲自分で作詞をしていますから、元々タイのロックが好きでよく聞いているのかもしれませんね。あまり文化的な交流が無いようなイメージのあるベトナムとタイですが、ベトナムでは意外なほどタイの音楽が聞かれている?…とは思えないんですけどね~。実際はどうなのかよく知りませんけれども。


 まあ元が良い曲がズラリと揃っていますので安心して聞くことが出来るブツに仕上がっていますが、言葉以外にベトナムらしさはどこにも無い作品ですから、スパッと評価が分かれそうな気がしますね。ベトナム国内でも当然賛否両論あるのでしょうけれども、ベトナムではどのように聞かれているのか、非常に興味のあるところでありますね。どなたか事情をご存知の方がいらっしゃったら、是非ともお教え願いたいものでございます。


 ベトナム音楽って何をやってもベトナムっぽくなってしまう場合が多いですから、本作みたいにストレートにタイの音楽をカバーするような例は珍しいんじゃないでしょうか?他に思いつくのは、ミー・タムが韓国音楽に大々的に接近している例ぐらいなんですけどね~。曲は良いですしミン・トゥの歌も可愛らしいですから個人的には単純に好きなアルバムなんですけど、やはり地元でどのように評価されているのか、何だか妙に気になってしまうのでやんす。


こちらが前作
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2009’12.23・Wed

MAITAI JAITAWAN 「WELCOME TO TUMNA」

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 今年のタイのルークトゥン・チャートで特大ヒットしているマイタイ・ジャイタワン君の、今年発売のブツです。金銭的に余裕が無い為におっさんルークトゥンなんて普段は全く買わないのですが、サリガさんのセールのおかげでゲットすることができました。特大ヒットしているおっさんなんて、やっぱり気になりますしね~。


 というワケでワクワクしながらブツを再生してみました…うおーっ、めっさカッコええやんけ!いきなりモーラム・ベースのハードロッキンな音が飛び出してきまして、煽ること煽ること。そしてマイタイ君の歌がこれまたカッコいいこと!タイの男の歌手って、結構フニャフニャしてカマっぽいというイメージがあるのですが、ハスキーな声で硬派な男らしさ全開で豪快に歌い飛ばすマイタイ君、これはめっさカッコ良くてマジで素晴らしいです!タイの田舎者の血と汗と涙が感じられる歌ですよ。この人、相当な実力派ですね。


 基本はハードロッキンな音を大々的に取り入れたモーラム~ルークトゥンなのですが、流石に最大手のグラミーから出ているだけあって、実にしっかりした音作りであります。ブンブン唸って弾みまくる重心の低いベース、手数の多いシャープなドラム、弾きまくるギター、田舎っぽい音をピーヒャラ奏でるシンセ、どれを取ってもメチャクチャに素晴らしいです。これは世界に通用するインターナショナルなタイの田舎ロックでやんすね~!


 ノリノリの曲では押せ押せで一気に迫ってきますし、スローな曲では男の哀愁をしんみりと漂わせますし、押すところは押しまくって、引くところはキッチリ引くというワザが見事であります。あまりのカッコよさに、手に汗握るぐらいに興奮してしまいますね。これがあれば、メリケン南部の田舎っぽいロックなんて全く必要ありません。ザ・バンドもZZトップも捨ててしまって良いかと…って、どっちもとっくに売り払っていますた。失礼いたしますた。


 それにしても、これだけカッコいいのに非常に親しみやすいのが良いですね。気取ったところなど一切無く、老若男女を問わず誰でもいらっしゃ~い!という開かれた雰囲気がありまして、とても懐が深い音楽だと感じられます。やるじゃないですか、マイタイ君。うおーっ、ハグした~い!などとは決して思いませんが、是非友達になりたいカッコいい野郎であります。


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2009’12.22・Tue

NAMCHA CHIRANAT 「RUK TAE…YUNG NGAI」

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 グラミーから登場した新人歌手ナムチャー・チラナットの、今年発売のデビュー盤であります。大型新人と言われているらしいですが、ジャケの木下優樹菜みたいなアホっぽい顔を見ると、何だか疑わしいと言うか何と言うか…。


 多分このナムチャーはアイドル扱いなんだと思いますが、そう言えば最近はグラミーからのアイドルなんて全然出て来なかったような気がします。単にわっちが知らないだけなのかもしれませんが…。アイドルと言えばRSのアイドル専門部署カミカゼの勢いが素晴らしく、次から次へとヘッポコで愉快な連中が出て来ていますが、こうなってくると久々にグラミーの正統派アイドルも聞いてみたくなってきます。ナムチャーがその期待に応えられるかどうか、興味津々でこのブツをゲット致しました。


 というワケで聞き始めたこのブツ、流石にグラミーからの発売だけあってしっかりと作ってありますね。タイ・ポップスのツボはしっかりと押さえてあるという感じでしょうか。こうすればキッチリとタイ・ポップスになるんだという、お手本のような手堅い作りになっていると思います。スロー~ミディアム中心のメロディはタイ・ポップス伝統のちょっと切ない哀愁が漂いますし、メロディを大切にしたポップでカワイイ音作りも実にいい感じ。何よりも、流行のR&Bっぽさを感じさせないところがステキです。そう、アイドル歌謡に流行のR&Bなんて必要無いのであります!


 腹筋弱そうなナムチャーの歌は少々頼りないところはありますが、その為にかえって拙いけれども一生懸命歌っているという雰囲気が出てきて、聞く者に「何て健気ないい娘なんだ!」と思わせることに繋がっているように思います。切ない情感をしっとりと滲ませる歌声ですし、わっちは好きですね~。うーむ、やるじゃないですか、ナムチャーちゃん。君は立派な正統派アイドルだと思いますよ。


 このブツ、聞いていて心地良いのは間違いありませんが、あまりに手堅過ぎと言うか、破綻無さ過ぎというのが良いんだか悪いんだか…。カミカゼの連中を聞く時のような、どう転ぶかわからないワクワク感とかスリルが無いのが物足りなくはあります。その反面、安心して聞くことが出来るのは間違いありませんので、タイ・ポップス入門編には適していると言えるでしょうね。ジャケの顔が似ているという点で、ユッキーナのファンにもお薦めしたいかと…って、ユッキーナのファンがタイ・ポップスなんて聞くはずがありませんね~。失礼致しますた。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’12.20・Sun

徒然なるままにその22 「続CDラック」

 先日ラックをもう1個買うというネタをアップしましたが、昨日めでたくそのラックが届きました!ということで早速苦労しながら組み立てました。結構な重量と大きさがありますので、約1時間半かかりました。それにしても、このラックが2個並ぶと壮観ですね~。手前が新しく来たラックです。


ラックが2個並ぶの図
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 で、とりあえずは手前に東南アジアのブツ、奥にそれ以外の国や地域のブツを並べてみました。当然の如くスッカスカの状態ではありますが、意外に結構埋まっているなという気もしたりして。これじゃあ2個で5000枚は入らないかもしれませんね~。


とりあえず並べてみたの図
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上段はスッカスカ
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下段もスッカスカ
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 壁一面がブツだらけになってまるで店みたいになってきたので、どうせなら徹底して店みたいにしてやろうかな~なんて思って、部屋にポスターなんかも貼ってみたりして。


イン・ティティカーンとジャカジャン・ワンウィサーのポスター
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イェン・コンスタンティーノのポスター
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チャリース・ペンペン子ちゃんのポスターも貼りますた
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 まあ色々なブツがあるわけではありますが、考えてみるに、これだけのブツを集めようと思って集めたわけではなくて、色々聞きたいと思って色々買っていたらいつの間にかこれだけ増えていたのでありまして、その意味でわっちは全くコレクターではありません。わっちはただの音楽好きなのでやんす。ただの音楽好きにしては度を越した枚数を持っていますが、好きなんだから仕方ありませんね~。


 今後、ダウンロードが音楽購入手段の中心になっていこうと、パッケージ販売がなくなろうと、わっちはブツを買い続けることでありましょう。そしてそろそろ15年選手になるオンボロ・ミニコンポで聞き続けるのであります…って、壊れたら当然買い換えますが、買い換える頃にはオーディオ装置そのものの販売が無くなっていたりして。


オンボロ・ミニコンポの図
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以上、ころんのどうでもいい話でございました。失礼致しますた。

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2009’12.19・Sat

RIVERMAYA 「CLOSEST THING TO HEAVEN」

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 フィリピンのロック・バンド、リヴァーマヤの今年発売のアルバムです。リーダーであったリコが抜けてしまった新生リヴァーマヤの、第二弾アルバムですね~。前作は非常に力が入った素晴らしい出来で、リコが抜けてしまったマイナスを補って余りある作品を出してくれましたので、リコが抜けて心配していたわっちを安心させてくれましたが、果たして本作はどんな仕上がりになっているのか、非常に楽しみであります。


 リコがいた頃のリヴァーマヤは、英国ニューウェーヴ的な寒空を駆け巡るようなリリシズムを感じさせてくれる、良い意味でフィリピンのロック・バンドらしくない繊細な音楽性を持っていまして、わっちはそういうリヴァーマヤが大好きでした。ですからリコが抜けてしまった時、このバンドは一体どうなってしまうのだろうと、かなり心配になってしまったんですよね~。それが前作ではリコがいた頃では考えられなかったような骨太な力強さを聞かせてくれるようになっていて、リコがいなくても新生リヴァーマヤは大丈夫だと確信するに到ったわけでございます。


 そんな新生リヴァーマヤの第二弾アルバムですが、前作よりは肩の力が抜けて、随分自然体になってきたように感じられます。前作は「リコがいなくなったからリヴァーマヤはダメになったなんて絶対に言われたくない!」という気合がマグマの如く噴出していましたからね~。あれだけ充実した作品を出したことで、リコが抜けたというプレッシャーから開放されたのだと思います。ここでの伸び伸びとした演奏を聞くにつれ、新生リヴァーマヤこそが本来のリヴァーマヤなんだと思えるようになってきました。


 前作にあった骨太な力強さはそのままに、昔のリヴァーマヤのような叙情性溢れる曲もあり、いかにもフィリピンのバンドらしいユーモア感覚溢れる曲もあり、表現の幅が実に自然に広がっているところが素晴らしいかと思います。それと、最近のフィリピンのブツはやたらと曲数が多くて収録時間が長いものが多いのですが、本作は10曲で40分ちょいというのがいい感じです。これは曲を詰め込まなくても自分達の音楽は伝わるんだという、彼等の自信の表れなのではないかと思いますね。


 それにしてもカッコいいですね~、リヴァーマヤ。個人的にはシュガーフリーと並ぶぐらいに好きなロック・バンドですが、まさに両者とも甲乙つけ難いというバンドですね。今時の良質なロックはメリケンでも英国でもなくフィリピンにあるということを、改めて実感させてくれるアルバムでやんすね。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’12.17・Thu

サリガレコードでゲットしたブツ第7弾

 サリガレコードさんでクリスマス・セールがありまして、色々なブツが大放出されていましたので思わず13枚ゲットしてしまいました。今回も備忘録を兼ねて早速ゲットしたブツをアップしてみようと思います。珍しくおっさんルークトゥンなんかも買ってますよ♪


1、Maitai Jaitawan 「Welcome To Tumna」
今年タイで大ヒットしているマイタイ君のブツです。
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2、Pee Saderd 「Pla Ra Kah Rock」
昔から活躍しているロック・オヤジ(?)、ピーちゃんのブツです。
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3、Luang Kai 「Vol. 4 Kae Toe Mar Bork Wah Kid Thueng」
これも確かヒットしていたムサいおっさんですね~。
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4、Look-Nok Supaporn 「Lum Yai 2006」
ルークパッドは若い娘、ルークノックは年増のオバハン。
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5、Lula 「Swing Swing」
サリガさんにしては高い値段が付いていたので気になっていたブツなのですが、めでたくセール品となったのでゲットです。何者なのか全く知りません。
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6、「4 Women Only」
何だかよくわかりませんが、我が愛しのブアチョンプーが入っているのでゲットです。ブアちょん、新作が出ないな~。引退しちゃったのかな?
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7、「Nara - Gemma - Kal」
ピン芸人の寄せ集めでしょうか?よく知りませんがゲットです。
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8、Blissonic 「Automatic」
これまたよく知りませんが、オッサレーっぽいジャケがいい感じ。
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9、Yui Napaapa 「Love - I - View」
全く知らない人ですが、ジャケが爽やかそうなのでゲットです。
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10、Lonely Seasons 「Lonely Seasons」
一体何者?でも何だか面白そうなのでゲットです。
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11、Parn, Fourth, Piano 「Dreams」
これもピン芸人の寄せ集めか?パーンが入っているのでゲットです。
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12、Noo Meter 「Vol.4 Khon Derm Tee Koon Kei」
見るからにダサいルークトゥン・オヤジのブツ。ダサそうなのでゲットです。
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13、Da Endorphine 「Love Records」
ピン芸人になったエンドルフィン娘のベスト盤です。相変わらずコワい顔です。
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以上の13枚です。得体の知れないブツを多々買っていますが、この中でどれだけ当たりがあるか、とても楽しみです。ただ、最近はあまりに色々と買いまくっていて、部屋の中にはメチャクチャにブツが溢れている状態ですので、いつ聞けるのかは不明であります。

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2009’12.15・Tue

徒然なるままにその21 「CDラック」

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 今年の春先に大型CDラックを買ったことはブログ・ネタとしてアップしましたが、最近は部屋の机や床にブツが散乱している状態ですので、もう一つ同じラックを買うことにしました。自分へのクリスマス・プレゼントのつもりであります。まあ、きちんと整理すれば今のラックに全部入るんですけど、近い内に一つでは間違いなくブツが溢れてしまうので、今の内にもう一つ買うことに致しました。将来的には部屋の壁一面がブツで埋め尽くされることでしょう。ほとんどCD屋さん状態になってしまうことに間違いは無いと思います。


 CDラックが全て埋まるようなことになれば、おそらく5000枚は超えることになるでしょうが、それにしてもCDやLPのコレクターの方々って、平均的にどれ位のブツを持っておられるのでしょうか?クラシック・マニアの人であれば、5000枚ぐらいのCDは普通に持っておられると聞きますが、ポピュラー音楽を中心に聞いておられる方はどんな感じなんでしょう?普通の感覚からすればCDを500枚持っていたら「おおっ、凄え!」という感じになるのでしょうが、普通じゃない私は既に2500枚近くイッテしまっています。明らかに尋常ではない枚数を持っているわけですが、しかし世のコレクターの方々に比べればまだまだひよっ子なんだと思います。


 ところで最近おやぢ様のブログで、今後の音楽はダウンロード販売が中心となってパッケージ販売は無くなっていくだろうという記事がありました。確かに最近はダウンロード音源が急増していますし、パソコンやI-PODなんかの普及でそれが主流のスタイルになりつつあるようです。まあサイトから音を引っ張ってきてそれだけを聞いて満足できるなら、それでもOKなのでありましょう。そうなると、ブツの保管場所に悩まされることも無くなります。まあ保存用のデータディスクに焼くことで、CD-Rが増えることはあるかもしれませんけど。パソコンとかのハードディスクに入れっぱなしでOKという人なら、ハードディスクが少々増える程度なんでしょうね。私のようにブツの枚数がどーのこーのと言っているのは、時代遅れになっていくのでしょう。


 将来的にダウンロード販売ばかりになってパッケージ販売が無くなったら、今のようなペースでブツが増え続けることは無くなります。部屋のCDラックなんて、ただの骨董品飾りになってしまうのかもしれませんね~。CDを買うとしても、過去にCDで発売されたものを中古盤屋で探すという形しか無くなってきます。現在店舗を構えている販売店は潰れるか、それともダウンロード・サービス屋になるしかないでしょう。それが音楽にとって良いことなのか悪いことなのかは知りませんけど。


 それにしてもダウンロードだけになってしまうと、何だか味気なくなりますね。「音楽好きであれば、音を聞いて楽しければ音だけでも良いではないか」という考え方もあるでしょう。ジャケもブックレットも何も無しで、ただ音だけを聞く、それで満足できるならそれでも良いでしょう。しかし個人的に、私はパッケージが無いとイヤです。ジャケットは録音ブツの顔であって入り口であります。それを飛ばして音楽だけが存在するというのは、実に空虚に感じられます。だってジャケが無くて音だけがある場合、一体何を持って「この音楽を聞きたい」と判断できるのでしょうか?ジャケが顔だからこそ、ジャケを見て「あ、これ聞いてみたい!」と思うワケです。ジャケを見てあーだこーだと音とかその他諸々のことを妄想してワクワクするという段階を経ないと、私は録音ブツとしての音楽を買う気にはなりません。


 でも、もしかしたら私のような「ジャケが大事だ!」などと言う人間用に、音だけでなくジャケットや歌詞カードのダウンロード・サービスなんてものができるようになるのかもしません(今もあるのかどうかは知りませんけど)。「それなら文句無いだろう?」というメーカー側の声が聞こえて来そうです。しかしそれでも私はイヤですね~。基本的に足でブツを稼ぐという行為が好きな私は、音楽をダウンロードするという行為そのものがイヤなのであります。


 確かにパソコンでお手軽に音源を引っ張って来れるというのは非常に便利です。でも何でもかんでもお手軽にゲットできてしまうのには、非常に抵抗があります。ダウンロードの形であれば、売り切れとか廃盤とかでブツが手に入らないなんてことは無くなるのかもしれません。でもそれを探して中古盤やオークションを探し回るというのも、大きな楽しみの一つではないかと思います。憧れの音盤をやっとの思いでゲットした時の喜びは、ダウンロードなんかでは味わえません。


 結局私は音楽を音だけではなくて、パッケージも含めたモノとしても捉えているということになります。だから音だけではなくて、録音された盤とかジャケットもモノとして大事にしたいという気持ちがあります。純粋に音楽のみのファンであれば、パッケージのモノの部分は全く必要無いんでしょうけど、音とそれに付随するモノにも愛着がある私のような人間は、どうしてもダウンロードだけではダメなのであります。


 音楽は音だけではなくてモノとしても所有して大事にしたい、そんな考え方をしている限り、私にはCDラックが必要ですし、ブツは増え続けるのであります。それが時代遅れの考え方であろうと関係ありません。普段は何のこだわりも無いワタクシでありますが、そこのところだけは絶対に譲ることはできません。音も大事だからこそモノも大事にする、モノも大事だからこそ音にも愛着が湧く、私はそんな気持ちを持ち続けたいです。


以上、ころんのどうでもいい話でございました。失礼致しますた。

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2009’12.13・Sun

SINOSIKAT? 「2ND ALBUM」

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 フィリピンのバンドであるシノシカ?(と読むのかどうかは知りません)の、今年発売の2枚目のアルバムです。MIA MUSIC & BOOKSさんに「知的なJAZZ FUNK系」とお教えいただき、フィリピンにはロック・バンドは多いもののジャズ・ファンクなんてやっている連中は知りませんでしたので、興味津々でゲットすることにしたブツでございます。前作は聞いていませんので、余計に興味をそそられる~って感じであります。


 それにしても、ここで展開されている音楽の何とカッコいいことでしょうか!MIAさんがおっしゃる通りに、ジャンル的にはどこからどう聞いてもジャズ・ファンクということになりますが、極めて知的でクールな雰囲気が漂う仕上がりになっています。メリケンのコピーが多いフィリピン音楽界の中で、英国的なクールさを感じさせる音であります…って、これはMIAさんのウケウリであります。


 このクールさというものは音数を削ぎ落とすことから生じているワケですが、余計な贅肉が一切無い強靭でしなやかな筋肉のような音作りは、実にニュアンスに富んだグルーヴを生み出しています。まるで隅から隅まで冷静に計算し尽くして作りあげたような音でありまして、MIAさんが「知的なJAZZ FUNK系」とおっしゃるのも納得であります。この知的な雰囲気は、スティーヴ・コールマン&ファイヴ・エレメンツなんて連中を思わせるところがあります。


 そして何と言ってもこの連中、演奏がメチャクチャに上手いです。打ち込みなんかは一切使わずに全て人力で演奏していると思われるのですが、クールなのに冷たくならないのは、肉体を使ってグルーヴを紡ぎだしているからでありましょう。しかも必死に汗だくになって演奏している感じは微塵も無く、朝飯前のような涼しい感じで演奏しているのは、もしかしたらスタジオ・ミュージシャン集団?と思わせるところがあります…って、これもMIAさんのウケウリであります。


 演奏も素晴らしいですが、ジャケに写った唯一の女性による歌もまた、非常に素晴らしいです。これまた実にクールで知的な感じで、カサンドラ・ウィルソンなんかを思わせるところがありますが、カサンドラよりは可愛らしい声で、柔らかい口当たりの歌を聞かせてくれます。黒っぽい感覚を十分に備えつつ、タガログ語の歌ではそこはかとなくアジアンな情感を漂わせたりもして、なかなかの力量の持ち主と見受けられます。バックのクールな演奏にジャスト・フィットの歌でありますね~。


 とりあえずはカッコいいジャズ・ファンクを聞いてみたい方は、是非一度耳にしておいて良いアルバムかと思います。フィリピンの連中の凄さを実感できる素晴らしい作品だと、わっちは思うのでやんす。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’12.12・Sat

梁静茹 「静茹&情歌」

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 わっちの大好きなアジアン・ソウル歌手フィッシュ梁さんの、今年のアルバムです。CDサイズの箱の中にプラケースと折りたたんだ大き目の紙が何枚も詰め込まれているのですが、こんなゴチャゴチャした作りにしないでもっとスッキリと仕上げて欲しかったです。扱いにくくて仕方ありません。大塚愛と見間違えてしまいそうなジャケ写はいい感じなんですけど。


 フィッシュさんに関しては先日「親親」というアルバムを取り上げましたが、アコースティックな音作りの涼しげで軽快な仕上がりの作品でありまして、わっちは現在もズブズブにハマってしまっている状態なのでやんすが、そんな状態で聞いたこの新作、これまたかなり興味深い作品だと感じられます。


 まあフィッシュさんに関しては完全なミーハーであるワタクシでありますので、冷静な判断なんかは全くできないワケでございますが、今回のフィッシュさんは「親親」と比べると随分落ち着いた感じに聞こえまして、「嗚呼っ、フィッシュさんのまた違った表情を聞けるっ!」などと無責任に嬉しくなってしまうのでやんす。


 今回の音作りは華やかさを抑え気味の少々地味な雰囲気になっていまして、それに合わせるかのようにフィッシュさんの歌も低い声を多用した、淡々と独白しているような感じの歌い方が多いです。しかしそれでいて聞く者の耳をとらえて離さないような凄みを感じさせる部分もあり、かと思えば優しく癒してくれるような部分もあり、流石にホンモノのアジアン・ソウル歌手だけあって一筋縄ではいかない歌を聞かせてくれます。


 フィッシュさんは元々1曲入魂タイプの歌手ですから、曲によってはよそ見することを許さないような強烈な磁場を発し、時としてかなりの緊張感を強いる歌手なのですが、まあ人によって感じ方は違うでしょうけれども、今回のアルバムはそのタイプの曲が多目のような気がします。それだけにフィッシュさんと濃密な時間を過ごすことができるワケでありますが、ホッとさせてくれる曲もちゃんと入っていますので、その辺のバランス具合がとてもいい塩梅になっています。また今回もステキなアルバムを作ってくれましたね~。


 まあこのような表現の幅があるということはスケールの大きい歌手であることの証明ですので、今後ともフィッシュさんには是非色々なタイプの曲を歌い続けていって欲しいですね~。ルックス的にはビミョーな人ではありますが(台湾のマブダチによれば、化粧でごまかしているだけのイモ姉ちゃん)、こんなステキな歌手なら是非ハグしたいです!


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’12.10・Thu

「QUICK GUN MURUGUN」

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 先日の関西行きでゲットしたインド映画のサントラ盤であります。タカラヅカみたいな化粧をしためっさキモイおっさんがカウボーイの格好をして拳銃を持っているの図、めちゃくちゃ怪しげなので思わずゲットしてしまいました。どんな映画なのかは知りませんが、おそらくインド映画の西部劇なんでしょう。これはサントラだけでなく映画の方も興味津々であります。機会があれば是非見てみたいですね~♪


 まあジャケからしてメチャクチャに怪しいブツなワケですが、実際に音の方もメチャクチャに怪しげであります。音的には昔のメリケン西部劇の音楽の要素をビシバシにパクリまくっているのですが、何をどうすればここまで怪しい音にできるんだ?という仕上がりになっています。その昔、ミッチェル・フルームとかロス・ロボスが手を組んでラテン・プレイボーイズなんてバンドをやっていましたが、それに通じるような怪しい音を作り上げています。しかもこっちの方がより天然な感じがして、パワーは遥かに強烈であります。あ、ブレイヴ・コンボとかロスト・グリンゴスなんて連中も思い出しましたね~。


 うーむ、それにしても何と言うか、これは凄いとしか言いようがありませんね。古き良き時代のメリケン音楽、例えばジャズとかフォークとかロックンロールとか似非ラテン音楽なんかをパクリつつ、どこからどう聞いてもインド音楽になってしまっているのであります。しかもそれがちっとも不自然ではなくて、「西部劇の音楽は元来このような音楽なのである!」というような顔をしているんですよね~。全然頭でっかちではありませんし、嬉々としてこの音楽を作り上げている様子が目に浮かぶようであります。この強烈なインドパワーには脱帽でやんすね。もちろんいかにもインドらしい曲も入っていますが、ユーモアのセンスは素晴らしいものがあります。物凄く真面目な顔をして物凄く面白いことをやっている、怪盤中の怪盤でございます。


 とにかくこの激しく怪しげな面白さ、冗談音楽という次元のモノとは全く違う、聞く者の音楽的好奇心を刺激しまくるおもちゃ箱のようなブツと言いますか、それとも万華鏡のようなブツと言いますか、めくるめく怒涛の愉快な音の洪水に、溺れてしまいそうでございます。インド人もビックリ、日本人もビックリのブツであることに間違いは無いかと思うのでやんす。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’12.09・Wed

BONNIE PINK 「ONE」

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 実はデビューした頃から好きなシンガーソングライター、ボニー・ピンクの今年のアルバムです。これで10枚目ですね。昔は本当に髪の毛がピンクでしたが、残念なことに(?)随分前からピンクの髪はやめてしまっています。まあルックスで魅せるタイプの人ではないので、別にいいんですけど。


 この人はトーレ・ヨハンセンと組んだ諸作が結構有名かと思いますが、一種病的な箱庭的世界を作り上げるのが得意なトーレと組むと、美しくはあるのですが息苦しさを感じさせるほどの密室感が出てくることがあり、聞いているのが辛くなる場合があります。しかしトーレと組まない時は結構地に足が着いた骨太な雰囲気がありまして、本来は男っぽい逞しさを持った人なんだろうと、わっちは勝手に思っています。


 ボニー・ピンクという人は結構不思議な人で、メロディ・メーカーとしての才能は抜群のものがありますし、上手いというわけではないにしても耳に心地良い声でスマートで洒落た感覚のある歌を聞かせてくれますし、音楽的な才能はRIE FUや安藤裕子なんかにも負けないぐらいのものを持っていると思うのですが、何だかイマイチ煮え切らない中途半端さがあるんですよね~。常に優等生なんですけど、いつも行儀が良くて弾けることがないから地味な存在であり続けているという、損な役回りを演じてしまっているように感じられます。


 しかしそんな彼女が、ついに一皮剥けてやっと勢い良く弾けてくれました!今回は複数の海外プロデューサーと組んで(トーレ関係者もいます)音を作り上げていますが、それが良かったのかどうかは知りませんけれども、曲はよりポップで親しみやすくなり、歌声は自信に満ちた力強さが漲って、骨太な逞しさと繊細な美しさが両立した傑作に仕上がったと感じられます。まさに大躍進のボニー・ピンク、10枚目にしてやっとその才能を大爆発させてくれました!


 いや~、わっちは本当に嬉しいでやんす!これまで彼女のアルバムは全てチェックしてきましたし、その度に「うーむ、良いんだけどなあ…」という複雑な気持ちになっていたワケですが、やっと大絶賛できる作品を出してくれまして、何だか彼女をめっさハグしたい気分でございます。ルックス的にはタイプではありませんし、結構歳イッテたりする人ではありますが、そんなの関係ありません。ハグしてあーしてこーして…多分殴り倒されますね。


 あ、どうでもいいんですけど、妄想ばかりしているわっちには「妄想LOVER」という曲が入っているのがとても嬉しいでやんす!


あと、コメント欄に試聴を貼り付けようとしたのですが、書き込み制限を受けているとかいうワケわからないエラーが出ますので、貼り付けるのはやめました。

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2009’12.08・Tue

CHARICE PEMPENGCO 「MY INSPIRATION」

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 昨年のデビュー盤が大変に話題になった(いや、そんなになってないか…)フィリピンのお子様歌手、チャリース・ペンペン子ちゃんの今年発売の2枚目のアルバムです。前作のジャケは永作博美を子供にしたような顔でしたが、今回は随分お姉さんになったように見えますね。今年で16歳ですが、1年で随分雰囲気が変わったものでやんす。ルックスが成長した分、歌の方も成長してくれていたら非常に嬉しいのですが、果たしてどうなのか、実に楽しみであります。


 前作を取り上げた時にわっちは、「歌い上げなくてもソウルは伝わるということを学べば、この娘は飛躍的に伸びると思います」と書きました。そんなことを書くぐらいですから前作は歌い上げる曲が多々入っていたワケでございまして、天賦の才は存分に感じさせるものの、声張り上げ系の歌ばかり歌っているのを非常に勿体無く思いました。こんな歌ばかり歌っていたら、せっかくのペンペン子ちゃんの素晴らしい才能を矮小化してしまうだけだと感じました。そんなわっちでやんすから、このアルバムでは押すだけではなく引くことも覚えたペンペン子ちゃんの姿を見たい(聞きたい)と望むのでありました。


 まあそんなことを考えながら聞き始めたこのブツですが、1曲目を聞いて「おや?」と思いました。声を張り上げそうで張り上げない(張り上げる部分も少々ありますが)、情感をグッと胸に溜め込んだような歌い方をしています。おおっ、これはいい感じではないですか!抑えることでかえってスケールの大きさが出てきたように感じられます。やるじゃない、ペンペン子ちゃん!


 続く2曲目も控え目に歌っていていい感じ…と思ってたら、段々妙に力んだ歌い方になってきたぞ?でもここまでなら許しましょう。あら?3曲目は…更に力んできたな。でももうちょっと寛容になって、ここまでなら許すことにしましょう。技術的な上手さもありますし、歌に込める情熱も伝わって来ますので…などと寛容に寛容に聞いているのでありますが、とりあえずは声を張り上げる部分はあるものの情感を損なうところまでには到っておらず、その点では評価はできるのではないかと思います。前作に比べれば、良い仕上がりになったのではないかと感じられます。


 ただ、英米の曲の安直なカバーと安直な音作りに走り過ぎというのが残念であります。スタッフは曲をドラマチックに盛り上げることばかり考えるのではなく、どうすればペンペン子ちゃんがもっと輝くのかということを、本気で考えるべきだと思います。ペンペン子ちゃんはセリーヌ・ディオンでもホイットニー・ヒューストンでもないワケですから、この手の連中のパクリに終わらせてはいけません。


 また、ペンペン子ちゃん本人も、憧れのセリーヌみたいに歌うことで満足してはいけないのであります。まあまだ子供ですから、そんな自覚を求めるのは無理なんですが、ペンペン子ちゃんの才能を認めてアジアを代表するアジアンな歌姫になって欲しいと思っているわっちとしては、もうちょいと意識を変えて欲しいと思うのでやんす。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’12.07・Mon

SOM SUDA 「LHOR RAYA SOOD TAI」

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 タイのルークトゥン歌手サム・スダー(と読むのかな?)の、今年のアルバムです。この人、以前はスダー・何ちゃらとかいう名前でUFOレーベルからブツを出していましたが、一体何があったのかは知りませんけれども、コテコテ・ルークトゥン専門のNOPPORNに移籍して新作を出してきました。まあそこそこ人気のある歌手なのでしょうね。


 UFOから出た前作はあまりパッとしない印象で、田舎のモーラム上がりのダサい歌手が歌うダサいルークトゥンという感じでありました。良くも悪くも田舎のオバハンの下世話なルークトゥンでありまして、繰り返し聞く気になるような作品ではありませんでした。ですから本作についても当然大して期待はしていなかったのですが、NOPPORNに移籍という一点だけが気になってゲットしたわけでございます。


 しかしこのブツ、聞いてビックリでありますた!この人ってこんなに良い歌手だったかと、耳を疑ってしまいますた!歌声はあの田舎のオバハンそのものなのですが、前作に比べると声に艶があって良く伸びていますし、茶目っ気やユーモアを感じさせる軽妙な歌い口が実に味わい深いのであります。NOPPORNが作り出すコテコテ・ルークトゥンのフォーマットに、見事なぐらいにハマっていますね。


 わっちはNOPPORN所属の歌手に関してはよく「レーベルを移籍した方が良い」と発言することがありますが、これまで「NOPPORNに移籍して正解!」なんて言ったことは一度もありませんでした。しかしこの人に関しては、本当に「NOPPORNに移籍して正解!」だったと思います。田舎っぽい歌い口はまさにNOPPORNの音と相性バッチリでありまして、このレーベルでブツを出す為に歌手をやっていたんだろうなどと、戯言を言いたくなってしまいます。


 うーむ、無条件に楽しいですね、このブツは。都会的に洗練されたポップス的ルークトゥンとは正反対のコテコテ・ルークトゥンではありますが、意外に歌謡曲っぽい雰囲気もあって、結構聞きやすいのではないかと思います。コテコテの楽しさをストレートに伝えてくれるアルバムだと思いますよ。コテコテ・ルークトゥン入門編としても、コテコテ大好きな方にも、自信を持ってお薦めできる作品でやんす。オバハンっぽい顔をしているからといって毛嫌いするのは勿体無い…って、そんなの若い娘好きのわっちだけでやんすね。失礼致しますた。


こちらがダサい前作。
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あと、今回は試聴が見つかりませんでしたので、試聴の貼り付けは無しでやんす。

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2009’12.06・Sun

城南海 「加那-イトシキヒトヨ-」

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 城南海(きずきみなみ)の名前はマリーナ号さんのブログを通じて知ったのですが、以前から近所のタ○ーレコードでシングルを試聴したりして、結構気になる歌手でありました。素直な歌声の、柔軟な感性を持った民謡系ポップス歌手というイメージで、シングル曲の中には「?」というものもありましたが、早くアルバムを聞きたかったんですよね~。で、この度神戸の中古盤屋でこのブツに出会えたワケでございます♪


 待ちに待ったご対面ということで、ワクワクしながらブツを再生しました。すると飛び出して来たのは、民謡系歌手のポップス作品としては破格な位にアヴァンギャルドな音作りの曲でありました。そしてその音作りに埋もれることの無い城南海ちゃんの切ない歌声。「うおーっ、これは凄えっ!」と、ワタスは激しく驚いてしまいますた!クレジットを見てみると、曲作りと編曲は「MIHO HATORI」と書いてあります。チボ・マットの片割れの人ですね、確か。こんな感じが全編に亘って展開されるのか?と思ったのですが、次の曲はアヴァンギャルドではなくて安心したというか残念というか…。


 しかしアヴァンギャルドだろうと無かろうと、城南海ちゃんが歌えば並みの仕上がりにはなりません。元ちとせみたいに変質者の如く不自然なコブシ回しを聞かせる事も無く、里アンナちゃんみたいに民謡とポップスを区別して歌うという感じでもなく、民謡もポップスも全て同じ音楽として飲み込んで消化しているかのように感じられる歌を聞かせてくれるのであります。その歌声は、まるで肉感的な天使のようであります。


 うーむ、それにしても凄いですよ、この娘は。これまでの民謡歌手はポップスには似合わない変なコブシ回しの歌い方になったりとか、どこかに不自然なところがありました。しかし城南海ちゃんは違います。この娘はもはや民謡もポップスも当たり前のように受け止め、偏狭なジャンル分けなんぞを超越してしまっているように聞こえます。曲によって歌い方を変えていますが、それが極めて自然に感じられます。このアルバムには色々なタイプの曲が入っていますが、その歌いこなし方は見事と言う他ありません。


 これはわっちの推測でやんすが、これだけ色々なタイプの曲を本作にブチ込んだのは、本人の意思なのかスタッフの謀略なのかは知りませんが、城南海ちゃんの歌手としての資質を確かめる意図があったからではないでしょうか?この娘が一体どこまで歌えるのかを見極める為の実験作みたいな意味合いがあるんじゃないかな~、などと勝手に思っています。そしてわっちには、この娘が全ての実験を成功させているように感じられます。


 どんな曲であれ、この娘の歌は極めてアジアンな切ない情感を醸し出します。歌い方がどーのこーのとかの技術云々を論じるレベルの歌ではなく、聞く者の魂を震えさせるかどうかというレベルの歌になる可能性があるという感じですね。まだ拙い部分もありますが、今後が非常に楽しみな娘です。個人的には城南海ちゃんにマジで惚れちまったでやんす♪


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’12.05・Sat

MICHI 「UP TO YOU」

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 日本人なのか外国人なのかよくわからない歌手、MICHIの今年発売の2枚目のアルバムです。1枚目はインディーズかららしいですが、どんな作品なのかは全く知りません。この人のことは、菅野美穂主演のドラマに曲が使われていましたので、前から名前と顔は知っていましたが、とりあえずは美人っぽいルックスに惹かれましたので聞いてみることに致しました。ちなみに85年イギリス生まれの24歳だそうです。


 ドラマで聞いたことがある曲はサビの部分しか知らず、軽快なポップ・ロックという印象が強かったんですけれども、実際にアルバムを聞いてみるとかなりエレクトロ・サウンドを多用していますね。ロック的な感覚ももちろんバッチリとありまして、エレポップとロックのバランス具合が実にいい塩梅にブレンドされていると感じられます。


 それにしてもこの娘の音楽は、80年代に洋楽を聞いて青春時代を過ごした人間の耳をくすぐる音作りになっていますね~。何だかあの頃を思い出させるエレクトロなピコピコ音とギターやドラムとの絡みが、実に懐かしい感覚を思い起こさせます。メロディもポップで可愛らしいものが多く、ノリノリの高揚感が実にいい感じであります♪そんな音作りと、英語と日本語をチャンポンにして歌うこの娘の突き放したような感覚のあるクールな歌い口は、相性バッチリであります。「ちくしょー、何だかめっさ上手いな~!」という仕上がりになっています。


 ところでこの娘の歌ですが、パッと聞いたところではクール過ぎて表情に乏しいように聞こえるかもしれませんね。でも実際はかなり肉感的なエネルギー溢れる歌で、結構熱血タイプの歌手だと言えると思います。まあ歌の技術云々は抜きとして、クールさと熱さとユーモア感覚を併せ持った、なかなか面白い歌手だと思いますよ。高揚感のあるバックの音に合った、かなり気分を煽る歌だと思います。いいですね~、エネルギーに溢れた娘って♪


 このアルバム、正直言って聞く前は全く期待なんてしていなかったのですが、意外にもとんでもなく素晴らしい掘り出し物でありました。アジアンな湿った情感はあまり感じられませんが、この娘の場合はそんなドライな感覚が自然体のカッコ良さにつながっているように聞こえます。ルックス的にはタイプではないものの、これだけのブツを作り上げる力量があるのであれば、是非ライヴを見てみたいという気になってきますね~。とりあえずは、洋楽しか聞かない洋楽ファンにも、J-POPしか聞かないJ-POPファンにもお薦めしたい、クールに熱いカッコいい女でやんす。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’12.04・Fri

梁詠 「禮物」

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 わっちの大好きな香港の歌手、ジジ梁さんの今年のアルバムです。DVD付きの2枚組であります。ちょっとジャケ写はあまりイケてませんが、相変わらずめっさ美人さんですよ。この人、わっちの中ではフィッシュ梁さんと並ぶ愛しのダブル梁さんとして認識されているわけなんですが、どっちの梁さんもホントに素晴らしいですね~。歌の良さならフィッシュ、ルックスの良さならジジというところですが、二人とも素晴らしい歌手であることに間違いはありません。


 歌手としてのこの人の良さは、あまり自己主張しない控え目な奥ゆかしさにあると言えるでしょう。決して出しゃばること無く、ふと気が付いたら優しく微笑みかけてくれているような歌とでも言いましょうか?人を強引に振り向かせるような求心力はありませんが、こちらが気が付きさえすれば、いつでもホッと癒してくれる歌なのであります。そんな佇まいが美しいんですよね~、ジジさんは。


 まあ言ってみれば、芳しい香りをさり気なく届けてくれるそよ風のような歌ですので、この人にはアコースティックな音とか軽快でポップなメロディが似合うのでありますが、今回は打ち込みビシバシでビートを強調した曲とか、エレポップ風のピコピコ音を主体としたダンス曲なんかも入っています。色々なタイプの曲に挑戦するのは前向きで良いことだと思いますが、ジジさんの特性を生かす曲だとは思えず、仕上がりとしてはイマイチなのが残念であります。出来の良い曲とイマイチの曲の差が激しい為、全体的にとっ散らかった印象になってしまっているのが残念であります。


 うーむ、どうせ色々な曲に挑戦するのなら、もう少し考えて欲しかったですね~。ジジさんはあまり声量がある方ではありませんし、控え目な歌い口から繊細な情感が滲み出てくる歌を歌う人ですから、エレポップ風の人工的な強い音を使うと歌の繊細な味わいが消されてしまいますので、歌声の特性を生かすような音作りを再考していただきたいと思います。


 わっちはジジさんに関してはミーハーですので、基本的には何でもOKと言いたいところなのですが、今回は残念ながらそういうわけにはいきませんでしたね~。決して悪い出来ではありませんが、ジジさんレベルの人のアルバムであれば、全てが満足できる仕上がりであることを期待したいではないですか。次のアルバムでは問題点も克服されて、全てにおいて素晴らしいと絶賛できる内容になっていることを期待したいでやんす。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’12.03・Thu

RIE FU 「URBAN ROMANTIC」

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 わっちの大好きな日本の歌手RIE FUの、今年発売の4枚目のアルバムです。前作は昨年の個人的ベスト10に入賞しましたが、果たして今回はどうなのか、仕上がりが非常に楽しみな一枚であります。


 RIE FUは元々メロディメーカーとしての才能は抜群のものがありまして、わっちの琴線に触れる曲を多々作ってくれています。彼女の曲は繊細で印象に残る美しいメロディが多いんですけど、いざ自分で歌ってみようとすると何だか非常に難しくて相当に歌いにくいという、なかなか不思議な面を持っていたりもします。昨年最もよく聞いた曲は彼女の「5000マイル」という曲ですが、とてもポップで楽しい曲なんですけれども、もし興味がおありなら一度歌ってみて下さい。とても歌いにくい複雑な曲だと思いますよ。複雑なのにスッキリと聞かせる才能、素晴らしいですね~。


 本作もいかにもRIE FUらしいメロディが満載のアルバムでありますが、これまでの作品とは表面的に変化が出てきました。今回はエレクトロなプログラミング音をビシバシに使って、やたら高揚感のある音に仕上げてきたんですよね~。それによって彼女のポップな面とユーモア感覚が浮かび上がってきて、これまでのどのアルバムよりも親しみやすい仕上がりになったのではないかと思います。おそらくこれは、RIE FU流のノリノリのロックンロールなんだと思います。


 しかしこのエレクトロなロックンロールは全編にわたって展開されているわけではなく、聞き進んで行くに連れて、段々とアコースティックなフォーク調の音が増えてきます。これがまた実にしんみりとした情緒に富んでいて、本当に美しいんですよね~。この辺の音でいつものRIE FUらしさをさり気なく出しているわけであります。このようにアルバムの中で音作りの変化を付けることで全体としてスッキリとスマートに仕上げるバランス感覚は、流石にRIE FUだと唸らされますね~。蔡健雅やキッチー・ナダルなんかと並ぶ、アジアの怪物の一人だと言って間違い無いと思います。


 このアルバム、文句無くこれまでの最高傑作だと思います。聞くほどにその素晴らしさにシビレてしまう、今年屈指のポップ・アルバムであります。「RIE FUは素晴らしい!」なんて言っている雑誌やブログの記事はこれまで見たことも聞いたこともありませんが、誰も言わなくてもわっちは声を大にして言い続けます。「RIE FUは素晴らしい!」。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

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2009’12.02・Wed

フィリピンのブツその2

 先日関西に行った時に、梅田のフィリピン・ショップに行こうとして雨に行く手を阻まれてしまったのですが、その借りを返すべく(?)いつもお世話になっているMIA MUSIC & BOOKSさんでフィリピンのブツをゲットしましたので、備忘録を兼ねてブツをアップしておこうと思います。それでは早速。


1、SARAH GERONIMO 「OPM」
地元では人気抜群の若手歌手、サラ・ヘロニモ(ヘロやん)のブツです。タイトルがズバリ「OPM」です。ヘロやんの自信の程が窺えますね。
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2、CHARICE PEMPENGCO 「MY INSPIRATION」
日本でも抜群の人気を誇るチャリース・ペンペン子ちゃんの新作です。買うかどうか迷っていたのですが、話題盤ですからやはり聞かないわけにはいかないでしょう。
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3、RIVERMAYA 「CLOSEST THING TO HEAVEN」
昨年は非常に力強い作品を出してくれた新生リヴァーマヤの第2弾です。これは楽しみです!シュガーフリーに対抗できるレベルのブツであれば、非常に嬉しいんですけどね~。
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4、SINO SI KAT? 「2ND ALBUM」
地味に評価の高い、シノシカ?(と読むのかな?)の2枚目のアルバムです。1枚目はとりあえずスルーしてしまったのですが、本作が良ければ1枚目も買っちゃうかも。
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 以上の4枚です。どれも非常に楽しみですが、まずはペンペン子ちゃんがどれだけ成長しているかに期待したいですね~。ルックスもちょっとお姉さんっぽくなりましたし、歌もいい感じに進歩していて欲しいと思います。


 それにしても最近買い過ぎ。関西でバカみたいに買って、その前にはサリガさんで10枚ぐらい買っているわけで、それで今回4枚。そんなに買って聞く時間があるのだろうか?…って、聞くしかありませんので地道に聞きます。ボーナスが出るなら、ベトナムのブツも買いたいと思っている今日この頃。

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2009’12.01・Tue

徒然なるままにその20 500回記念

 早いもので、今回で500回目の更新となりました。現状は大体半年で100回ずつ更新しているペースですね。今後の更新頻度はどうなるかわかりませんけど、まあボチボチ続けていこうと思っています。


 とりあえず今回は500回記念ということで、ヒワイイ大使の連中と対談をしようかと思います。便宜上、巨乳担当めぐりんは「め」、変人担当こにたんは「こ」、ロリロリ担当ななみーは「な」、お姉さま担当ねーねーは「ね」、見習いのカワイイ担当はりーは「は」、ころんは「ろ」と表記します。


ろ「今回は記念すべき500回目の更新となります。500回更新というのは一つの目標でしたので達成できて良かったと思います。」
こ「単なる自己満足に過ぎない。」
ね「途中でやめるだのなんだの言ってたクセに、何が500回記念なんだか。」
ろ「そういう紆余曲折もあってここまで続いてきたワケですから、感慨深いものが…」
こ「無い。」
ね「まあバカがバカなりにバカなブログをバカバカ続けてきたんだから、少しは誉めてもいいけどね。」
ろ「どんだけバカをつけるんですか。」
ね「5個。」


「いつでもどこでもバカはバカ。」byねーねー
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こ「バカはバカにされて当然だ。」
め「わたしはころんさんをバカだなんて思ってませんよ!ブログを開始して2年ちょっとで500回更新ですから、凄いと思います。500回更新おめでとうございます!」
ろ「おー、やっぱりめぐりんはいい娘でやんすね~。ありがとうございます!」
は「はりーも~、お兄ちゃんって凄いと思うよ~。おめでと~♪」
ろ「おー、はりーもいい娘でやんすね!ありがとうございます。」
こ「ちょっと待て。お兄ちゃんって何だ?」
は「はりーは~、ころんさんのことをお兄ちゃんって呼ぶのでやんす~♪」
こ「おい、このバカ女は誰だ?」
ろ「つい先日ヒワイイ大使に仮採用した、はりーでやんす。」
こ「そんなの知らん。」


「はりーなんて知るか。」byこにたん
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ろ「お前さんだけでやんすよ、知らないのは。」
ね「ちょっと前からいるじゃん。自己紹介もしたし。」
こ「知らないヤツがいるな、とは思ってた。」
な「気にならなかったの?」
こ「別に。」
な「別にって、エリカ様じゃあるまいし。縁あって仲間になったんだから、仲良くしようよ。」
こ「仮採用なら、まだ仲間ではない。」
は「え~、そんな意地悪言わないでよ~。そんなこと言うと~、はりー泣いちゃうんだから~。」
こ「泣け。」
は「言い方が冷たい~。」
こ「泣いちゃうんだからとか言って泣くのは、どうせ演技だ。同情してもらおうと思って『コメントが無いからブログやめてやる~!』などと情けないクソガキのようなことを言ったころんと同等の、精神レベルの低い下劣な輩だ。」
ろ「なんでわっちを引き合いに出すんですか。しかも根拠の無い悪口付きで。」
は「こにたんってヒドい~。ホントに泣いちゃうんだから~。」


「意地悪言うと~、泣いちゃうんだから~。」byはりー
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こ「大体新入りのクセに何でタメ口なんだ?どうせ家出高校生だろうが。敬語を使え。」
は「はりーは家出高校生じゃないよ~。一応23歳だもん~。」
こ「そんな歳になって、まだ留年してんのか!」
は「留年じゃないよ~、ちゃんと普通に卒業してるもん~!」
ね「23って、あたしより1コ下なだけじゃん。」
な「私より年下だと思ってたけど、2コ上だったんだね。」
め「わたしよりも3つ上で、こにたんよりも1つ上?だったら、こにたんの方が敬語を使うべきですよね~。」
こ「使うかボケ!」
め「ボケとは何ですか!」
ね「まあまあ、こにたんはほっといて…それよりもあたし達って、はりーのこと全然知らないよね。」
な「そうそう。せっかく集まったんだし、今日は『はりーを囲む会』ということで宴会でも♪」
ね「あ、それいいね!」
ろ「あの~、今日はわっちのブログの500回更新記念なんですが…。」
ね「黙れ!そんなことはどうでもいい!」
な「そんなことよりも、はりーのこと、色々知りたいしね。」
ろ「そんなこと…ですか。」


「宴会できるなら、お題目は何でもいいの♪」byななみー
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め「もちろん500回記念のお祝いも兼ねてってことですよ。」
ろ「おー、やっぱりめぐりんは優しいでやんすね~。」
は「はりーもお兄ちゃんの500回記念~、いっぱいお祝いしてあげるね~!」
ろ「おー、はりーも優しいでやんすね~!」
こ「どうせまた『コメントが無いからもうヤダ~、やめる~!』などと幼児レベルの精神性の低い生きていくのさえ恥ずかしくなるようなたわ言をぬかすのであろう。」
ろ「言いません!次は600回記念を目指すのでやんす!」
ね「みみっちい男だねえ。どうせだったら1000回更新するぞ!ぐらい言ったらどう?」
な「まあ近い目標を立てて着実に実現して行くのは、いいことだけどね。」
め「わたしは応援してますよ!できることだったら何でもお手伝いしますからね!」
ろ「おー、めぐりんはホントにいい娘でやんすね~。」


「お手伝いしたら、ご飯おごってもらえるんです♪」byめぐりん
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は「はりーも応援するよ~!」
ろ「はりーとの対談も予定してますので、その時はよろしくでやんす。」
は「はい~、了解です~!」
こ「何が『了解です~』だ。こいつの間延びした受け答え、何か腹立つ。」
め「こにたん!年上の人に『こいつ』なんて言ってはいけませんっ!」
ろ「わっちはめっさ年上なのに、『お前』呼ばわりされてますが…。」
な「まあまあ、そんなことよりも宴会宴会♪」
ろ「そんなこと…ですか。」
ね「世間にはワールド系音楽好きのオヤジが集うW-OYA-G会っていうのがあるらしいけど、あたし達のはW-HIWA-E会だね。」
な「ワールド系音楽が好きなヒワイイ娘が集う会ってこと?」
ね「その通り。」
ろ「え、ヒワイイ娘だけですか?」
こ「お前は顔出さなくていいからカネを出せ。」
ろ「そんな理不尽な話がありますか!」
な「ころんさんもOKだよ。気は使わなくていいから、おカネ使ってくれればそれでいいし♪」
ろ「結局はわっちがスポンサーなんでやんすね…。」
こ「それ以外にお前の存在価値など無い。」
ろ「あんまりメチャクチャ言うと、クビにしますよ。」
こ「黙れ!お前のような若くてカワイイ女子とあーしてこーしてなどと実現することも無い妄想ばかりしている変質者でどこにも居場所の無い社会生活不適合者で世の中の為に何の役にも立っていない虫ケラ同然に踏みにじられて当然の甲斐性無しのゴミクズは、カネを出すぐらいしか存在価値は無い!」
ろ「お前クビ!カワイイ担当ではりーを採用したので、こにたんはいなくなってもOKでやんす!」


 以上、一体何が500回記念なのかわかりませんが、ヒワイイ大使との妄想対談でありました。あ、一応言っておきますが、こにたんをクビにするつもりはございません。こにたんほどネタを作りやすいキャラクターは他にいませんので。困った時のこにたん頼みでやんす。


 500回を振り返ってみれば、大部分をアジアのブツをネタにすることに費やしてきたワケでありますが、今後もアジア中心の路線でお気楽に更新し続けると思いますので、よろしければお付き合いの程、お願い致します。

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