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2010’11.04・Thu

BUGY CRAXONE 「BLANKET」

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 ヒワイイ大使の変人担当こにたんがブック○フにて発見した、ブージー・クラクションの99年のデビュー盤です。このバンドのことは全く知らなかったのですが、先日デトロイト7という日本のバンドを取り上げた時に試聴音源をYOUTUBEで探していると、「BUGY CRAXON」という何だか妙に気になる名前のバンドが出て来ました。興味を惹かれて試しに聞いてみたらこれがなかなか面白く、安くでブツが手に入るなら是非聞いてみたいと思っていたのですが、先日こにたんが見つけれくれたのでありました。500円也。


 このバンドは所謂オルタナ・ロックという範疇に入る音楽をやっておりまして、激しく鳴り響くハードロック・ギターは典型的なその手の音でございますが、わっちが興味を惹かれたのはそんな音楽的なスタイルではなくて、紅一点のヴォーカルの歌声でありました。この手のバンドに女声ヴォーカルという編成は別に珍しくも何ともありませんが、ワザと汚い声を出して叫びまくるとか品性のカケラもないドスの効いた声で歌うとか、そんなパターンが多いかと思います。


 しかしこのバンドのヴォーカルは、まるでエイベックスがプロデュースする歌手のような歌声で歌うのであります。引き合いに出すならhitomiあたりが似ているかと思いますが、この手の音には極めて違和感のある声だと感じられます。違和感があるということはパターン化されていないということでもありまして、だからこそこのバンドの音楽が耳に残ったのですが、その印象は実際にブツ聞いても変わることはありませんでした。


 音的にオルタナ・ロックとは言っても結構ひんやりとしたクールな音を出す連中でありまして、その辺は札幌出身ということが関係しているのかどうかはわかりませんけれども、寒空を駆け巡るような疾走感は、フィリピンのロック・バンドのリヴァーマヤに似た感覚があるようにも思われます。また、このバンドの音は激しいながらも破壊衝動等の暴力的な要素は感じられず、どちらかと言えば沈静とか鎮痛という言葉が似合う、聞くほどに冷静に落ち着いてくるような不思議な感触があります。まあライヴになると印象は全然違ってくるのかもしれませんが、極めて独特な音を出す連中だということに間違いは無いかと思います。


 うーむ、何だか本当に不思議な連中ですね~。ポップでもなく力強くもなく、クラゲのようにただ水中を漂っているような雰囲気でありながらも、クールに醒めた意思の強さは感じられるという、他にあまり類を見ないバンドでやんすね。それもこれもこの違和感のある歌声に因るところが大きいと思うのですが、こういう得難い個性を持ったロックバンドって、やっぱり面白いと思います。この連中が今も活動しているのかどうかは知りませんが、できれば末長く続けて行って欲しいものでやんす。


あと、コメント欄に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
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