日本が誇る奇人変人シンガーソングライター安藤裕子の、今年発売のアルバムであります。この人のブツはいつも聞く者を「不思議の国の安藤ワールド」に引きずり込む、蟻地獄のように強烈な磁場を持っていますが、今回もその例外ではありません。聞いていると、いつの間にかめくるめく安藤ワールドの迷宮に引きずり込まれてしまい、全く出口無しの状態になってしまうのであります。前に進んでも安藤裕子、後に戻っても安藤裕子、右も左も安藤裕子、上も下も安藤裕子、何処へ行こうと狂人のように目を見開いて薄笑いを浮かべた安藤裕子が待ち構えておりまして、安藤ワールドに足を踏み入れたら最後、安藤裕子から逃れる術はありません。安藤ワールドに足を踏み入れた者は、有無を言わさず安藤裕子に犯されまくるのであります。いつもいつもこれだけ猛烈に強烈で濃密な独自の世界を作り上げる才能には、本当に感服致します。
まあこれだけクセがある人ですから、ハッキリと好き嫌いが分かれると思いますが、この安藤ワールドを受け入れられるかどうかで、この人に対する評価はまるっきり変わって来ると思います。言うまでも無く、わっちは安藤ワールドをメチャクチャに高く評価しております。今のJ-POP界にこれだけ強烈な世界を作れる人は、他にいないんじゃないですかね~。というワケで、わっちは取り憑かれたかの如く、今日も安藤ワールドに足を踏み入れるのでありますた。
今回はこれ以上言うことはありません。安藤ワールドに興味がおありの方は、是非足を踏み入れてみて下さい。ただ安藤さんは、お試し見学ツアーなんてモノを許してくれるような人ではありませんので、足を踏み入れる際は頭のてっぺんからつま先まで安藤さんにシャブリ尽くされることを覚悟の上でお願い致します。まあ心構えとしては、こちらも安藤さんの全てを舐め倒すという気概で臨めばよろしいかと。
あと、ちょいと試聴を貼り付けておきますので、安藤さんのイカレた世界をちょろっと覗いてみて下さいね→コチラ。そしてもう1曲ついでにコチラ。