タイのルークトゥン歌手イン・ティティカーン(以下イン様)の、今年発売のアルバムであります。前作に引き続きポップス系の曲のカバー集ということなのですが、前作が素晴らしい仕上がりでしたし、本作も当然素晴らしいのは聞く前からわかっているんですけど、実際に聞いてみたらやっぱり素晴らしい仕上がりでした。以上、今回のレビューを終わります・・・と、ここで本当に終わってしまってはあまりに手抜きですので、もうちょっとだけ書いておきましょうか。
とりあえずはルークトゥンだろうとポップスだろうと何でも歌いこなせるイン様ですから、何を歌っても素晴らしいんですけど、前にも言ったことがありますが、器用貧乏みたいなところがあるような気がしてならないんですよね~。何でも出来てしまうからかえって損をしているような、そんなイメージがあります。わっちは実力的にイン様はトップ歌手のタカテーンよりも上だと思っているのですが、不器用なところが愛嬌になっているタカテーンに比べると、イマイチ愛嬌や愛想に欠けるのかな~って気がするんですよね~。だからタカテーンほどの人気には繋がっていないと言いますか・・・。
しかし!であります。わっちは黙って実力を発揮し続ける(とわっちは勝手に妄想しています)イン様のストイックな姿勢が、めっさ好きなんですよね~。イン様は美しい曲を美しい声でひたすら美しく歌うだけの歌手でありますが、それが素晴らしいと思うのでありますよ!まあ変わり映えしないっちゃあしないのかもしれませんけど、美しい曲をただひたすら美しく歌える歌手が他に一体どれ位いるのかを考えると、イン様って本当に貴重な存在だと思うんですよね~。
このブツもそんなイン様のひたすら美しい歌が徹頭徹尾詰まっている、ステキな作品だと思います。最近イイ歌を聞いてないな~なんて思っておられる方には、是非とも一度体験いただきたいと思います。美しい歌というモノがどういうモノなのかがよくわかるステキ盤♪たとえルックスがケバくても、美しいモノは美しいってことで。
あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
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