「ジャケは私ですよ~♪」byななみー

1、FAYRAY「願い」(日本)

嘗てわっちが「日本の至宝」と呼んだフェイレイの、地味ながらも滋味なバラードであります。お散歩のスタートは派手にしてもイイのですが、そ~っとしっとりスタートというのもイイかな~と思いまして選んでみました。
2、梁静茹「情歌」(台湾)

一曲入魂のアジアンソウル歌手、フィッシュ・リョンの素晴らしいバラードです。個人的に中華ポップス最高の名曲だと思っております。魂に訴えかけて来る歌とは、こういうモノを言うのでありましょう。
3、MCOY & BARBIE「KAY SARAP MABUHAY」(フィリピン)

フィリピンは東南アジアの中でも隠れた音楽大国と言えますが、この曲はカラっと明るいポップさとユーモア感覚を持った、フィリピン・ポップスの伝統を正しく受け継ぐ曲だと言えるでしょう。バービーは、勿論フィリピンの至宝バービー・アルマルビスですよ♪
4、LA ONG FONG「SECRET ADMIRING」(タイ)

タイは渋谷系音楽のレベルが異常に高い国として知られていますが、この曲は渋谷系の中でも世界最高峰と言える素晴らしい名曲だと思います。ホンワカした音作りと、萌え系舌足らず女子の歌がステキです。
5、SYRAN MBENZA「MBANDA NASALI NINI?」(コンゴ)

コンゴのベテラン・リンガラ・ギタリストによる、リンガラには珍しいアコーディオンを使った曲です。ラテンとアフリカがまろやかに溶け合った、奥深い音楽性を体現している曲だと思います。
6、ABDELJALIL KODOSSI「NEBDA BENBI SOUSIA」(モロッコ)

グナワの現代化を図る人は多々いますが、これはグナワをさり気なく見事にロック化してみせた逸品だと思います。
7、SERTAB ERENER「ISTANBUL」(トルコ)

トルコのトップスター、セルタブによるイスタンブール情景歌。トルコの歌手にしては線が細くて味わいに欠けると評する人もいますが、トルコ的な要素と欧米ロックのバランスの良さは、セルタブならではだと思います。
8、KEREN ANN「LA DISPARITION」(フランス)

フランスの囁き系歌謡の伝統をしっかりと受け継ぐ才女がケレン・アンですが、決してスケベで下品にならないのがこの人の持ち味ですね。品のある佇まいとヨーロッパ的哀愁がステキな一曲でござます。
9、CARA DILLON「THERE WERW ROSES」(アイルランド)

トラッド・マニアのアイドル、カーラ・ディロンの美しい歌唱であります。カワイイ顔の通りのカワイイ歌声ですが、淡々とした歌唱の中にアイリッシュ・トラッドの伝統を受け継いだ確かな実力が感じられるかと思います。
10、RON SEXSMITH「SPEAKING WITH THE ANGEL」(カナダ)

わっちの「ころん」の名は、このロン・セクスミスからいただいております。良い曲を書いて歌うというだけの人ですが、邪気も作為も無い、音楽本来の良さを思い出させてくれますね。
以上、今回は10曲目までのご紹介でございました。次回は11曲目からラストまでをご紹介致します。