それでは今年最後の更新でございますが、2013年の年間ベスト10をお送りしようかと思います。選盤基準はいつもの如く、昨年及び今年発売されたブツが対象いうことで。それにしても今年はどんぐりの背比べみたいな盤が多く、どれも同じ様に好きというブツが20枚近くありましたので、10枚に絞るのが大変でした。まあそのおかげで、これまでに無かった位に滅裂なベストになりまして、それはそれで良かったのかな~と思います。では早速発表して行きましょうか。
1、GRAND MAITRE FRANCO & SEIGNEUR ROCHEREAU 「LISANGA YA BANGANGA」(コンゴ)
フランコとロシュローの共演盤。完成されたリンガラの楽しさや美しさが存分に味わえる逸品です。

2、YENG CONSTANTINO 「METAMORPHOSIS」(フィリピン)
やる気を取り戻した(?)イェンちゃんが、ちょっと成長した姿を見せてくれるステキ盤。歌は下手でもやる気は十分に伝わりますね。

3、阿部真央 「貴方を好きな私」(日本)
パワー復活の真央ちゃん。歌い口も大人っぽくなって来て、落ち着きつつも力強さのある歌とバラエティに富んだ楽曲群が素晴らしいです。

4、LE GRAND KALLE 「HIS LIFE, HIS MUSIC」(コンゴ)
グラン・カレのラテン風味溢れるリンガラは、その後のリンガラが切り捨ててしまった芳醇な薫りがありますね。

5、THEPPABUTR PRODUCTION- THE MAN BHIND THE MOLAM SOUND 1972-75(タイ)
世界初CD化の曲を多々含む貴重で楽しい復刻盤。モーラムの面白さを味わうにはうってつけのアルバムです。

6、RIE FU & THE FU 「BIGGER PICTURE」(日本)
初めてロック・バンド形態に挑戦したリエが、これまでのポップス職人的な枠をブチ破って、新しい魅力を見せてくれました。

7、FANIA ALL STARS 「ANTHOLOGY」(プエルトリコ)
サルサの名門ファニア・レーベルのオールスターが結成しているグループのベストですから、良いに決まっています。

8、THE PERSUADERS (アメリカ)
今年は例年に無く色々と黒人音楽を聞きましたが、その中でもこのブツはゴツゴツした無骨さとスウィートさのバランスが取れた逸品で、一番よく聞きましたね~。

9、SCANDAL 「STANDARD」(日本)
バスの広告をキッカケに、そのルックスに一目惚れして興味を持ったバンドですが、若さとパワーが溢れるアイドル・ロックに萌えまくり~って感じでございます。

10、CHANTEURS JUIFS D’ALGERIE (アルジェリア)
今年の前半はアラブ・アンダルース音楽を色々と聞きましたが、中でもこのブツは曲の良さと親しみ易さが群を抜いていました。

以上の10枚であります。次点は安藤裕子、春奈るなの日本勢、パパ・ノエル&ヴィヴィアーヌ・A(コンゴ&フランス)、新人賞はKZタンディンガン(フィリピン)。例年と違って東南アジア勢が非常に少なくなってしまいました・・・って言うか、東南アジアのブツをあまり聞かなかったんですけどね。全体的に日本勢とアフリカ勢が強い1年となりました。ヘッポコ大賞は、昨年の佐々木希みたいな破壊力抜群なのが見当たらなかったので、真野恵里菜に差し上げようかと思います。ベスト10の内の6枚がリイシューというのもどうかとは思いますが、まあ仕方ないでしょう。あと、ベスト10盤は、次点と新人賞とヘッポコ大賞を加えた15曲で作成したいと思っております。
「ヘッポコ?」by真野ちゃん

今年はブログの引越しを2度もしたり、遠方に転勤になったり、肺炎で倒れたりと、色々なことがありましたが、そのせいなのかどうかは知りませんけど、東南アジア音楽をあまり聞かなかった代わりに黒人音楽をこれまでになく沢山聞いたりして、例年とは全然違った年になったと思います。来年はどんな年になるか全く見当もつきませんが、楽しい年になればイイな~と思っております。
というワケで、これで今年の更新は今回で終わりでございます。今年も本当にお世話になりました。ありがとうございました!色々とコメント下さった方に、そしてコメントは無くてもご来店下さった方に、心から感謝致します。来年もボチボチと更新を続けて行きたいと思っております。ヒワイイ大使、私老化防ぎ隊、裸のロリーズのメンバー共々、心より皆様のご来店をお待ちしておりますので、来年も宜しくお願い申し上げます~♪年始は1月3日か4日から開始したいと思っております。
あと、今年よく見たYOUTUBE映像を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。
「アルバム未収録曲ですけど。」→コチラ