2017’03.10・Fri

SPANISH HARLEM ORCHESTRA 「ACROSS 110 TH STREET」

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 以前ヒワイイ大使のめぐりんが取り上げたことがありますサルサバンド、スパニッシュ・ハーレム・オーケストラの2004年のアルバムです。めぐりんが取り上げた2002年のデビュー盤は、サルサが大爆発していた70年代の音楽性を現代に復活させる温故知新型の見事なサルサを聞かせてくれました。デビュー時の日本での謳い文句が「ブエナ・ビスタに対するスパニッシュ・ハーレムからの回答」ですから、その音楽性は推して知るべしって感じなんですが、今回のアルバムも見事にその音楽性を引き継いでいますよ!

 前に取り上げましたチキート・チーム・バンドは70年代のサルサをお手本にしているような音を聞かせてくれましたが、このスパニッシュ・ハーレム・オーケストラは70年代のサルサそのものって感じの音であります。まあ今の時代に70年代のサルサを復活させる意味が一体どこにあるのか?なんて思ったりもしますし、それなら70年代のサルサを聞けばいいじゃんって気もしますよね~。しかしこの盤を聞けば、何でもありのこの時代だからこそあの頃の音楽性を復活させる意義もあったりするのかな~、なんて思ったりもして・・・って、一体何を言ってんだか自分でもよくわかりませんが、やっぱりイイものはイイってことなんですよ。勿論70年代サルサは本当に素晴らしいですが、それを現代に復活させた音楽も当然素晴らしいに決まっているワケでありまして。

 それにしてもこのバンド、本当にイイ音を出しますよね~。何と言っても音楽的なリーダーはあの凄腕ピアニスト、オスカル・エルナンデスですし・・・って、実はよく知らない人なんですけど、ラテンマニアの間では現代サルサ~ラテンジャズの最重要人物と言われている人であります。確かアフリカとラテンの混成サルサバンド、アフリカンドのメンバーになっていた人でありまして、まあそれだけでも大した人物だってことがわかるワケなんですが、このスパニッシュ・ハーレム・オーケストラでの仕事振りを聞けば、素晴らしい才能を持った人というのは誰にでもわかるかと思います。勿論素晴らしいお手本が多々ある音楽ですから、お手本通りにヤッテいれば良いのかもしれませんけど、これだけ活き活きとした楽しい音楽を聞かせてくれたら、わっちはそれでOKであります。

 う~む、それにしてもイイですね~このバンド。このクールに熱い音楽には思わず涙がチョチョ切れると言いますか、70年代にリアルタイムでサルサを体験出来なかったわっちにとっては、このバンドの音の方が今のリアルな音なワケでありまして、今の時代にこの音を体験出来ている喜びに浸ってしまっているのでありますよ。な~んて、何年か前までは「ラテン好きのサルサ嫌い」なんて公言していたわっちがこんなことを言うなんて、一体どの口がそんなこと言ってんだって感じですが、歳を取るにつれてわっちの耳の許容範囲が広がっているってことで。喜ばしいことであります!
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