2017’03.13・Mon

理亜るなジャズ記録~ZACKS NKOSI 「A TRIBUTE TO ZACKS NKOSI」

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 皆様今晩は。私老化防ぎ隊の理亜です。今回の「理亜るなジャズ記録」ですが、南アフリカのサックス奏者ザックス・ンコーシの1975年録音盤を取り上げます。タイトルにトリビュートとありますので、ンコーシさんに捧げるトリビュート盤と勘違いしてしまいそうになりますが、実際はンコーシさんがサックスを吹いている演奏が収録されております。

 ところでンコーシさんという人のことは私は全然存じなかったのですが、南アフリカの音楽で非常に大きな役割を果たした人なのだそうです。1918年生まれで、35年に結成されたジャズ・メイニアックスのサックス奏者として活躍し、50年代からザックス・ンコーシズ・シティ・ジャズ・ナインを結成して活動したとのことです。ジャズを演奏しながら同時にンバカンガの伴奏もしていたようで、南アフリカ音楽においてジャズだけでなくンバカンガの発展にも貢献したみたいです。ンコーシさんの音楽はジャズとは言っても小難しいところは一切無くて、ポップスに接するような感覚で楽しく聞けますが、それはもしかしたらジャズと同時にンバカンガの伴奏をしていたから、音楽にポップス的な親しみ易さが出て来ているのかもしれませんね。

「親しみ易いですね。」by理亜
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 南アフリカのジャズと言えば、私は個人的にダラー・ブランドの南アフリカ録音が一番好きで、特に「アフリカン・サン」という雄大な曲は聞く度に感動してしまいます。ンコーシさんのジャズには「アフリカン・サン」程の雄大さは無いにしても、ブランドさんのジャズと共通する響きがあるように感じられますね。ゆったりと寛いでいてとても大らかで、聞いていると心が穏やかになるような気がします。この温か味のある演奏は、もしかしたら南アフリカのジャズに共通する感覚なのかもしれません。テクニックとかフレーズをひけらかすようなところは全然無くて、聞いている人を置いてけぼりにするようなことも全然ありません。誰でも笑顔になれるようなこの大らかな音楽性を、本人達も楽しみながら演奏しているのではないかと思います。だからそれが聞いている方にも伝わって来るのだと思います。

 実はこのアルバムに参加しているメンバー達は、ダラー・ブランドの75年録音にも参加しているらしく、ンコーシさんとブランドさんの音楽に共通する響きがあるのも当たり前なのかもしれません。でもこの寛いだ大らかさというのは、やはり南アフリカならではのものではないかという気がします・・・と言えるほど、南アフリカの音楽を聞いているわけではないのですが。

 以上、私老化防ぎ隊の理亜がお送り致しました。皆様が今後も素敵な音楽に出会えることを願っております。
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