2017’07.31・Mon

MINDY GLEDHILL 「ANCHOR」

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 メリケンのシンガーソングライター、ミンディ・グレッドヒルの2010年のアルバムであります。これが3枚目なんだそうです。前にエリン・ボーディーの盤を取り上げた時に書いたことがありますが、わっちは何故だか傘とか風船が写っているジャケが好きでありまして、その手のジャケを見ると無条件で聞いてみたくなってしまうんですよね~。ですのでこの盤のジャケを何かの雑誌で見た時、「お~、これは絶対に聞いてみたい!」と思ったのであります。しかしジャケは覚えているものの名前は全く覚えておりませんでしたので、探しようが無かったんですよね~。しかし今年のゴールデン・ウィークの関西の旅にて、心斎橋のブックオフの500円棚で発見しまして、めでたくゲット致しました!

 別に何の根拠も無いんですが、やっぱりこの傘ジャケって、見るからに名盤の雰囲気が漂っていますよね?ワンピ&デッキシューズ姿で傘を持ってジャンプしている、ちょいとくすんだ色合いのこのジャケは、わっちの基準では絶対的に名盤の匂いがするんですよ。しかもデジパック仕様のこのジャケをめくると、ミンディさんが風船を持っている写真がありまして、傘と風船の写真が揃ってしまいました。な、何て素晴らしいんだ!わっちの好きな傘と風船を揃えて来るなんて、ミンディさん、貴女はわっちのことが好きなんですね?そうかそうか、仕方ありませんね~。メリケンの白人女なんぞ全然趣味じゃありませんが、特別に受け入れて差し上げましょう・・・って、またわっちのマミたんに「この浮気者!」って蹴り飛ばされますね♪

 というどうでもいい話はさて置きコチラの盤でありますが、コレが期待通りに素晴らしい内容でありまして、「ジャケは体を表す」という諺がありますけど(?)、ジャケ通りの名盤に仕上がっていると思います。とにかくこのジャケの通りの、ちょいとくすんだ色合いでありながらもカラフルな曲の数々が、実にステキではないですか。基本的にはフォークっぽいアコースティックな質感を持った温故知新タイプのポップスなんですが、太陽光を反射してキラキラ輝く澄んだ水のようなまぶしさがありまして、実に新鮮で美しい音楽だと感じられます。うわ~、めっさイイじゃないですかミンディさん!同じ傘ジャケのガブリエル・アプリンとかエリン・ボーディーも良かったですけど、ミンディさんはもっとステキじゃないですか!

 しかもミンディさんの歌声が、これまた実にイイんですよ。自己主張とは無縁の、ただひっそりとそこに佇んでいるという感じの自然な歌声なんですが(意味不明)、この可憐な歌声に魅了される人は多々いらっしゃるんじゃないかと思います。洒落っ気も色香も感じられる実に魅力的な歌ですし、ユーモア感覚溢れる曲の数々にもピッタリとフィットしていて、わっちは大好きですね~。流石に傘と風船を持ってわっちのところにやって来るだけのことはあって、本当に魅力的な歌手だと思います。もしコレが今年発売のブツだったら、間違い無く年間ベストに入る1枚ですね!
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2017’07.30・Sun

佐藤奈々子 「LUMINUS LOVE IN 23」

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 昨日は休日出勤しておりました、ころんでございます。相変わらず猛烈な忙しさが続いておりまして、もう本当にいつぶっ倒れてもおかしくないような状況なんですけど、くたばらない限りは、とりあえずボログの更新は細々とでも続けて行きたいと思っております。

 というワケで、日本の歌手であり写真家でもあります佐藤奈々子の、1999年のアルバムです。詳しいことはよく知りませんけど、佐藤奈々子と言えば伝説の歌手みたいなところがあるようで、1995年に日向敏文プロデュースによるアルバム「FEAR AND LOVING」が出た時は、日本の音楽好きの間では随分と話題になったものであります。わっちもそのアルバムは持っておりますが、ちょい舌足らずな可愛らしい歌声が印象的な、なかなかに魅力的な作品に仕上がっていたと思います。そのアルバム以降ブツを出していたなんて全く存じませんでしたが、神戸のブックオフでこの盤を見つけた時は、何だか懐かしい気がして思わずゲットしてしまった次第であります。

 今回のアルバムでありますが、最近は何をヤッテいるのか全くわからないんですけど、コクトー・ツインズなんてバンドのメンバーだったサイモン・レイモンドというおっさんが、作詞作曲からプロデュースに至るまで全面的に担当しているようです。一体どういう経緯でコクトー・ツインズのメンバーが参加することになったのかは全く知りませんけど、もしかしてレイモンドというおっさんは佐藤さんのファンだったとか?それにしてもコクトー・ツインズなんて随分懐かしい名前ですが、わっちがその名前と音楽を始めて聞いたのはまだ高校生の頃でしたかね~。4ADなどという耽美的で暗い音楽を専門にリリースするレーベルがありまして、その中心的なバンドがコクトー・ツインズでありました。エリザベス・フレイザーなんて強烈に暗い歌手を擁する連中で、あまりに暗いのでイマイチ好きにはなれなかったものの、インパクトはめっさありましたね~。

 まあ佐藤さん&コクトー・ツインズってことで、基本的には4ADレーベル的な暗い世界が展開されるんだろうな~ってことは容易に想像がつくワケでございますが、聞いてみると予想通りの音になっておりますね(後半の曲は、プログレ的展開を見せるドロッドロにハードなロックなんですけど)。レイモンドが作り出す人工的且つ耽美的で暗~い音に乗せて、佐藤さんの舌足らずな歌声がフワフワと漂うという、マニアにはたまらない音楽になっていると思います。高校生の頃のわっちであれば夢中になっていたのは間違い無いタイプの音楽でありますが、現在の耳で聞いてもなかなかに魅力的な仕上がりだと感じられますね。本来であればこの手の暗い音楽は現在のわっちのタイプではないんですけど、ビシッと一本筋が通った美意識を感じさせますので、納得せざるを得ないと言いますか、単純に美しくてカッコいいな~って思うワケでありますよ。

 音楽的にはニューウェーヴ的なロックとエレクトロニカの合体ってことなんだと思いますが、例えばイモージェン・ヒープが参加していたフルフルなんてプロジェクトとか、ワン・ダヴにいたドット・アリソンのソロデビュー作なんかがお好きな方であれば、きっと反応出来るようなタイプの音楽だと思います・・・って、我ながら異常にマニアックなこと言っとんな~って気がしますが、マニアの密かな愉しみ的な世界が広がっている所が何だかアブナくてイケナイ感じがして、この盤をますます魅力的にしているように思われるのでやんす♪

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2017’07.28・Fri

LOS LOBOS 「COLOSSAL HEAD」

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 みんな大好き(?)ロス・ロボスの、1996年のアルバムであります。発売当初は各音楽誌で大傑作と高く評価された盤でありまして、わっちも即ゲットしたクチでございます。しかし当時のわっちの耳には一体何が良いのかさっぱりわからず、即売り払ってしまったのでありました。そしてあれから20年の時が流れ(もう20年かよ!)、ブックオフの500円棚でこの盤を発見しましたので、思わずゲットしてしまいました。以前このボログでもロス・ロボスの盤を取り上げたことがありましたが、それ以来ず~っとこのバンドのことが気になっていたんですよね~。しかし最近はこの連中の盤ってブックオフの安棚には出て来ないどころか、普通に中古盤屋でも見かけることがありませんので、たまたま見つけたのは本当にラッキーだったと思います。

 で、コチラの盤でありますが、当時はミッチェル・フルームとチャド・ブレイクのコンビの音作りが大評判になっていた時期でありまして、ロス・ロボス流ロックンロールと斬新な音作りの組み合わせが素晴らしい、みたいな評価をされていたかと記憶しております。その時のわっちの耳にはその魅力がわからなかったワケでございますが、こうやって現在の耳で聞いてみますと、確かになかなか面白い盤に仕上がっていると感じられますね。やはり20年も経つとわっちの耳も進歩しておりまして、この盤の良さがわかるようになった・・・って、20年もかかったのか?

 このバンドって、基本的にはシンプルでありつつ色々な要素が混ざったミクスチャーなロックンロールを演奏する連中で、そこにメキシカンなルーツが自然に溶け込んでいるのが大きな魅力なワケであります。「ラ・バンバ」が特大ヒットしたことでもわかるように、その魅力だけでも十分ヤッテ行ける実力があるバンドではあります。しかしそれで満足しないというのが凡百のロックンロール・バンドとは違うところで、「変な音作りの魔術師」であるフルーム&ブレイクをプロデューサーに迎えて作り上げたこの盤は、これまでのオールディーズなロックンロールやブルース、R&B、ジャズ、メキシカンなルーツ等々の要素をゴッチャにしたミクスチャーな音楽性に、色々な仕掛けが施された極めて独特な音作りを加えることで、「おおっ、何じゃこりゃ。めっさカッコエエやんけ!」みたいな強烈なインパクトを獲得するのに成功しているのであります。

 別にどうでもいい話ですが、最近は「良い音って何?」なんて考えることが多くて、ぶっちゃけ言いますと、ロス・ロボスの音楽というよりもこの音作りの方に意識が行ってしまうのであります。右から左から飛び出して来る変な音の仕掛けが、実に面白くてですね~。何だか「人生変わっちゃうかも~♪」なんて音がしていると言いますか(意味不明)。前に取り上げましたボニー・レイットの実にナチュラルな音も素晴らしいですが、この盤の実に不自然な音(?)も本当に素晴らしいと思います。願わくばスキャンダルの音楽を、こういう斬新で変な音作りで聞いてみたいな~なんて思ってしまうのでありました・・・って、「結局はそこかい!」って話なんですが、そうです、結局はそこなんです。

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2017’07.27・Thu

MK-TWINTY 「まいどっ!」

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 大阪のヒップホップ~ラガ系ポップ歌謡ユニット、MK-TWINTYの2015年のアルバムであります。ブックオフの280円棚で見つけたんですけど、一体何者なのかは全く知りませんが、ちょいカワイイ女子のジャケ写ですので、思わずゲットしてしまった次第であります。実にバカっぽい感じのジャケでありますが、パッパラパーっとしたバカラップとか聞けたら楽しいかな~ってことで。などと思いながらブックレットをパラパラめくりますと、実に品の無い大阪ギャルって感じの2人の写真が満載でありまして、こりゃ絶対アホだわと確信致しました♪

 ってなことで聞いてみましたコチラの盤でございますが、もう期待通りと言いましょうか、吉本新喜劇の如くアホアホワールドが展開されておりますよ!下品な大阪ギャルが素人レベルの歌唱力を駆使しながら大阪弁で歌うわラップするわ喋り倒すわ、ヤッテることはコッテコテの大阪芸人みたいな感じなんですけど、とにかくパーっと明るく弾けているのがイイと思います。同じアホなら騒がにゃ損々とばかりに、ヤケクソ的な物凄い勢いで突っ走っているのが素晴らしいと思います。関西に住んでいる時は大阪ギャルの下品パワーって物凄くイヤだったんですけど、九州に住むようになって他人事として大阪を見ることが出来るようになると、この下世話で下品なギャルパワーって面白いな~って思えて来ますね~。まあこの手の大阪ワールドって、ダメな人は絶対に受け入れられないんでしょうね。

 音楽的には大阪ヒップホップってジャンル(?)になるんでしょうけど、超有名曲のメロディをパクリながら展開される喋くり世界は実に楽しいですし、ハチャメチャな企画モノ(なのかどうかは知りませんが)の割には意外に音作りもシッカリとしていて、部屋のステレオで再生すると、低音がビンビンと響きつつもバランスのイイめっさエエ音で録音されていて、思わず聞き入ってしまいますね~・・・って、こんなモンに聞き入ってしまうのは、わっちみたいなヘンなモノ好きしかいないか。多分ですけどこの盤って真面目な音楽ファンとか本格派の音楽ファンには全く評価されないブツでしょうし、それよりも音楽に関心が無いフツーの関西人が面白がるような盤なのでありましょう。「何や知らんけどコレおもろいで!」って感じで。

 ですので、わっちみたいな不真面目な音楽ファンにはめっさ響く盤に仕上がっておりますし、仕事でヘロヘロに疲れてくたばりそうになっているわっちの耳には、「何や知らんけどオアシス的存在!」って感じのブツであります。コレを聞いてるとホンマに癒されます、な~んてマジで思っております。まあ誰にも全く評価されずに消えて行く運命の盤だとは思いますけど、わっちはめっさ好きですよ♪あ~ジャケ買いして良かったな~って、心底思っております~・・・なんて言うと、ますますアホ扱いされそうな気がする今日この頃。

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2017’07.26・Wed

JUNE TABOR 「ROSA MUNDI」

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 英国の超大物トラッド歌手ジューン・テイバーの、2001年のアルバムであります。ブックオフの500円棚で発見致しましたが、ジューン・テイバーのブツなんて新品でも中古でも普段見かけることは全くありませんから、ブックオフの安棚で見つかるなんて思ってもいませんでした。ありがたくゲットさせていただきました~♪とは言っても、わっちは特にこのオバハンのことが好きなワケではありません。だって若い頃から現在に至るまで、常にババアだし。まあババアではありますが、めっさイイ歌手であることに間違いはありませんけどね。

 皆さんご存知だと思いますけど、テイバーの歌っていつでも常に安定していて全くブレることがありませんので、どの盤を聞いても安心のテイバー印とでも言いますか、どれを聞いても間違いは無いと思います。もし興味がおありの方がいらっしゃったら、見かけたどの盤でもOKですので入手されることをお薦め致します。どれを聞いても、英国トラッドらしい仄暗い雰囲気の楽曲を、落ち着き払った深みのある低い声で淡々と歌い聞かせてくれることと思います。勿論今回の盤も全くその通りの歌を聞かせてくれるワケでありますが、あまりにいつも通りのテイバー印ですので、面白味にもスリルにも欠けるというのが正直なところでございます。しかし、考えてみれば若い頃から現在に至るまで変わらない歌を聞かせ続けているというのは、実は本当に凄い事であります。絶対に期待を裏切る事が無いワケですからね~。

 今回の盤もいつもの如く、どの曲を聞いても同じように聞こえるバラッドだらけのバラッド盤でありまして、じっくり聞いていると段々と眠くなって来ますので、寝る時に流すには良いかもしれません。でも聞き慣れていない人に取っては、この人の歌声って結構な迫力や凄みが感じられたりしますので、取り憑かれるように聞いてしまって全然眠れないなんてことになってしまうかもしれません。服用の際は使用上の注意をよくお読みの上(?)、自己責任で使用するかどうかを決めて下さいね。真面目な音楽リスナーの方は、寝る時に流すとかじゃなくて、オーディオの前でジックリとこの人の歌に対峙した方が良いでしょう。「ジューン・テイバーって凄過ぎる!」なんて、きっと打ちのめされて寝るどころではないと思いますので。わっちみたいなテキトーな音楽好きであれば、「あ~、エエ歌やな~」って感じでめっさ寝れますよ~♪

 まあ真面目な話をすると、ジューン・テイバーという歌手は、英国ポピュラー音楽史上最高の女性歌手と言われるサンディ・デニーとか、妖精アン・ブリッグス、飛ぶ鳥を撃ち落とす歌声と言われたフランキー・アームストロングなんかと並べても、全く引けを取らないホンモノ中のホンモノの歌手であります。わっちの大好きなケイト・ラスビーなんかでさえも、まだまだテイバーの域には達していないワケでありまして、今後英国でこれ程までに優れた歌手が出て来るのかどうか、甚だ疑問ではあります。テイバーもそろそろ70歳ですし、テイバーを聞くなら今の内って気もしますので、興味がおありの方は是非お早めにどうぞ~♪

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2017’07.25・Tue

野田幹子 「ハッピー・エンドが好き」

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 シンガーソングライター野田幹子の、1989年のアルバムであります。先日取り上げました「蒼空の一滴」の次の作品ですね。ムーンライダーズの連中が全面的に参加した「蒼空の一滴」は紛れも無い傑作盤に仕上がっていましたが、その次のアルバムという事で野田さんには「アレを超える盤を作らなければ!」などというある程度のプレッシャーがあったのかな~と推測致しますが、歌も上手くなければルックスもイマイチのクセに百戦錬磨のおっさん達を平然と手玉に取ってしまう不思議ちゃんには、そんなこと関係無かったようですね。相変わらずの「ヴェッルヴェット・ヴォイス」ぶりをガンガンに発揮しながら、飄々と楽しげな作品をぶっ放しているワケですから、大したモンだと思います。

 このアルバムでは野田さん自身のバンドBLUE EYES OF FORTUNEを率いているのですが、バンドとしての一体感など皆無と言っても良いかと思います。ムーンライダージを手玉に取ってしまったように、バックの連中を平然と手玉に取って、飄々と己のヴェルヴェット・ヴォイスの世界に聞く者を引きずり込んでしまうんですよね~。バックのおっさん達なんて自分の引き立て役でしかなくて、あくまで中心は野田さんの歌声って感じであります。しかしこの歌声がやはり実にイイですから、ハマってしまう人にはズブズブの魅力的な音楽に聞こえてしまうのであります。しかも「自分が自分が!」と前にしゃしゃり出て来ているワケではなくて、実に自然体でそんな世界を作り出してしまっているのですから、やはり野田さんってワケがわからない不思議ちゃんであります。

 しかもタチの悪いことに(?)このアルバム、めっさ良い曲がズラリと揃っているのでありますよ。オールディーズ的と言いますか、60年代とか70年代の洋楽なんかに影響を受けつつ歌謡曲的な感覚も併せ持った楽曲は、実に魅力的であります。特に「KITCHEN VENUS」なんて曲は、シンプルなのに超カッコいいノリノリロックンロールに仕上がっていまして、何だか知りませんけどまいっちんぐマチコ先生って感じであります!どれもこれも本当に魅力的な曲ばかりで、楽曲的にはムーンライダーズが全面的に参加した前作を超えていると思いますね~。「SWEET LOVE SONG」なんてフォークでアコースティックな曲は野田さんの魅力大爆破でありまして、思わずチビってしまいますよ♪

 更に音作りも実にイイ感じでありまして、ドッカンドッカンと響く確信的なドラムの音、昔のロック的なフレーズを次々に放つカッコいいギターの音、地味~に土台を支えるベースの音、控え目に味付けをするシンセ類、どれもエエ音で鳴っております。ビートルズとかの英国ロックに影響を受けたのか何なのかは知りませんけど、曲によってはシタールの音を響かせたりハモンド・オルガンやハーモニカの音を鳴らしたりと、ロック好きの耳をくすぐる仕掛けも色々と散りばめておりまして、やはり野田さんって人を手玉に取るのが上手いですね~。イヤイヤ、これまでこんな素晴らしい傑作の存在を全く知らなかったなんて、自分の無知蒙昧ぶりを大いに反省させられてしまう一枚であります。野田さん、アンタはマジで凄いです!

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2017’07.24・Mon

JEAN-PAUL BOURELLY & THE BLUEWAVE BANDITS 「BLACKADELIC-BLU」

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 前にジャン・ポール・ブレリーの1988年のデビュー盤を取り上げた時に、ブログ仲間のBACH BACHさんがブレリーの2枚目のアルバムが良いとのコメントを下さいましたので、機会があれば是非聞いてみたいな~と思っておりました。で、ある時ブックオフの安棚の洋楽の「J」のところをツラツラ見ていると、ブレリーの名前が目に飛び込んで来ました!「おおっ、ブレリー盤やんけ!」と思って取り出してみると、それは2枚目ではなくて1994年の(多分)5枚目の盤でありました。とりあえずブレリー盤ですので、ゲットしてみた次第であります。

 前に取り上げましたデビュー盤は、野獣の如きパワーが噴出して来るエネルギー大爆発の素晴らしい盤でありましたが、今回の盤は随分大人しくなったな~って感じがしますね。勿論エネルギーは十分に感じられるんですけど、理性的にコントロールしているような感覚がありますし、ギター弾きまくりは控えて、その代わりにヴォーカリストとしての自分を前面に押し出して来たような印象を受けます。ビートは図太いんですけどかなり機械的な感覚がありまして、ロックとかファンクとか言うよりも、寧ろヒップホップとかハウスとかに近くなって来たような気がします。へ~、あのブレリーがこんな演奏をするなんて、人って変われば変わるモンなんですね~。ぶっちゃけ、デビュー盤の方が好きですけど。

 な~んてことを、ウォークマンに落とした音源を聞いていて思っていたワケでございますが、試しに部屋のステレオで聞いてみますと、これまた随分と印象が変わって来ますね。機械的に聞こえたビートは、機械的ではあっても図太いベースと相俟って実に有機的に聞こえますし、ヒップホップとかハウスに近付いてはいても、やはり基本はファンクでロックというのが伝わって来ます。その辺のミクスチャー具合は、表現方法は変わったとしても、ブレリーらしいのかな~って気はしますね。それにしても再生装置で印象が随分と変わって来るなんて、イイんだか悪いんだかよくわかりませんけど、もうちょっと何とかならんかな~って気がしますね。まあウォークマンにはMP3で収録されていて、情報量としてはCDそのものよりもかなり減少していますから、違って聞こえるのは当たり前っちゃあ当たり前なんでしょうけどね~。

 う~む、やっぱり折角音楽を聞くなら、もっとちゃんとCDに収録された情報に近いモノを聞きたいな~って思いますね。まあウォークマンに落とす時に、MP3じゃなくて何ちゃらいう形式で落とせば情報の圧縮が無くて音が良いという話は聞きますけど、そうすると落とせる枚数が少なくなってしまいますしね~。まあウチのステレオがどれだけの音を再生しているのかは、他の装置と比較した事がありませんのでよくわかりませんけど、一度他のブロガーの方々がどんな音で音楽を聞いておられるのか是非試聴させていただきたいな~などと感じてしまった、今回のブレリー盤なのであります。

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2017’07.23・Sun

YA-KYIM 「CAN YA FEEL?」

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 ここ数日は仕事が異常に大変で帰りが非常に遅く、しかも夜はゴルフの全英オープンを見たりしていた為、ボログ更新どころの状態ではなかった、ころんでございます。特に仕事はメチャクチャで、2人辞めたのにマトモな人員補充が全く無い会社の無策ぶりには、心底呆れます。要は「奴隷の如く働いて過労死しろ!」ということなんでしょう、きっと。そろそろ本当にぶっ倒れるかもしれません。その時は労災認定されるかな?

 というワケで、日本のヒップホップ歌謡グループ、ヤキームの2007年発売の2枚目のアルバムであります。ブックオフの280円棚に潜んでいるところを捕獲して来ました。最近はスダンナユズユリーを聞きまくっているせいか、日本の女子のヒップホップ系音楽に興味津々状態となって来ておりまして、ジャケを見るからにヒップホップなこの盤を思わずゲットしてしまった次第なのでございます。まあ以前からこのジャケは見たことがありますし、この連中の存在は知っていたのですが、ヒップホップ歌謡に興味が無かったもので、ず~っと無視していたんですよね~。

 ところで別にどうでもいい話なんですが、この盤を再生してみたところ、高音とかヴォーカルがめっさシャリシャリした音で物凄く耳障りでありまして、「これは遺憾!」と慌ててスピーカーのセッティングを色々とヤリ直したのでありました。最終的にはトゥイーターの音が耳を直撃しないようにスピーカーをもう少し内向きにしまして、右のスピーカーを少し壁に近づけて、左は逆に壁から離してみることで、バランスの取れた音になったんですけど、スピーカーのセッティングって大事なんだな~ってことを改めて実感した次第であります。わっちのスピーカーは能率が90デシベルと最近のモノにしては高いので、再生するブツによっては物凄いキンキンした音になることがあるんですよね~。とりあえずはヤキームのお陰で、ハイ上がり録音物の対策はこれでバッチリかと、多分。

 というどうでもいい話はさて置きヤキームでありますが、尖がった感じのルックスに反してと言いますか、もっとヒリヒリとストリート感覚に溢れたビッチな感覚があるかと思っていたのですが、意外にキュートでカワイイですね~。勿論ちょいと突っ張ったカッコ良さはあるんですけど、それもカワイイの範疇に収まっていると言いますか、結構本人達も含めた制作陣がその辺のバランスを考えているんじゃないかと思いますね。まあそれがイマイチ弾けない大人しさに繋がっているような気はしますけど・・・って、もしかしてスダンナユズユリーの弾け方って、ヒップホップ系としては異常なのかも?って気がして来ました。わっちの知識の範囲内で言わせてもらえれば、この手のヒップホップ系って型にハマった窮屈さがあると言いますか、実際はどうなのかよくわかりませんけど、色々とヒップホップ的なるモノの制約が多くて、自由に弾けられないのかな?って気がします。

 型にハマっているという点では、コレって安心のヒップホップ系音楽なんでしょうね。「個性が大事!」だの「オレだけのスタイル!」みたいなことをやたら主張するこの手の音楽が好きな連中って、どいつもこいつも同じような格好をした没個性の連中ばっかりですが、そういう連中には自分を正当化する為の「拠り所となる型」というモノが必要なんでしょうね。まあヤキームの音楽も型にハマってはいますけど、わっちは嫌いではありません。本人達の思いがどうであれ、女子らしいカワイイ感覚が前に出て来ていますし、相応のカッコ良さもありますし♪これでもっと自由に弾けてくれたらバッチリなのにな~と思うワケですが、まあそれは今後に期待・・・って思ったら、既に解散したんですね、この連中。そーですか、残念です。とりあえずは他のアルバムを聞いてみたいと思います。

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2017’07.20・Thu

AFRICAN JAZZ PIONEERS 「SIP’N FLY」

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 南アフリカのジャズバンド、アフリカン・ジャズ・パイオニアーズの1993年盤であります。南アフリカのジャズと言えば、マニアの所有物になってしまったような小難しいアメリカのジャズなんかとは違った、パ~っと開かれたポップス的な楽しさが大きな魅力かと思います。その辺は前に取り上げましたザックス・ンコーシの盤とか、ダラー・ブランドの南アフリカ録音盤なんかでも十分に感じられるかと思います。マハラティーニやマホテラ・クイーンズなんかで有名なンバカンガにも通じる面白さがあると言いますか、ジャズが元々大衆の為のダンス音楽であるということを実感させてくれる、ジャズの原点を感じさせてくれる音楽だと思いますね~♪「楽しくて当然!」って感じの音楽なんですよ。

 ですのでこういうジャズを聞くとホッとする、なんて言い方は変ですけど、南アフリカのジャズはポップスを聞く時と同じ耳で聞けるのがイイんですよね~。わっちはジャズという音楽に苦手意識がありまして、まあそれはジャズファンにツウぶった変な連中が多いからであって決してジャズそのものが悪いワケではないんですけど、どうしてもジャズを聞く時はちょいと身構えてしまうんですよ。ジャズファンのせいで「ジャズは小難しい音楽である」というイメージが、完全に身に付いてしまっておりますので。とは言っても、最近はかなり苦手意識を克服していますけどね♪ジャック・ディジョネットめっさカッコエエとか、デイヴィッド・マレイのサックスの音サイコーとか、スティーヴ・コールマンめっさクールとか、フツーに言ってますし(言ったか?)。

 でも南アフリカのジャズって、やっぱりアメリカの小難しいジャズとは全然違っていて、「ジャズなんて嫌いじゃ!」なんて人でも十分に楽しめると思います。わっちの師匠であります高橋健太郎先生が書かれている解説を見ますと、このバンドの連中はアフリカン・ジャズとアメリカン・ジャズは別物であると明確に認識しているらしいですし、この腰に来る楽しいビート感は、「ジャズである以前にアフリカン・ミュージックである(by師匠)」ということを、高らかに宣言しているようにわっちには感じられるのでやんす。と言いますか、ジャズの原点を取り戻しているとでも言いましょうか、「これぞジャズじゃ!」なんて気がするのであります。

 それにしてもこの盤、音楽もめっさ良いですけど、音も良いですね~。とにかく響きが気持ちイイんですが、サックスやラッパの音も柔らかくて楽しげに響いていますし、ベースがブイブイと前に出て来て(サイサイのあいにゃんのベースみたい!)、ブラシで叩くドラムの音も耳にとっても優しいですし、全てがサイコーですね!オーディオ的に良い音なのかどうかは知りませんけど、こういう柔らかくて耳に優しい、低音から高音までのバランスがシッカリと取れている音って、わっちは大好きであります。この音につきまして、出来ればオーディオ・マニアの方の意見も聞いてみたいところであります。

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2017’07.18・Tue

R.E.M. 「AUTOMATIC FOR THE PEOPLE」

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 前にベスト盤を取り上げて以来、R.E.M.史上で最も美しいと言われるこの1992年盤を聞いてみたいとず~っと思っていたのですが、ラッキーな事にブックオフの280円棚で発見致しまして、喜んでゲットした次第であります。これまでこの盤だけは、安棚どころか普通の値段の棚でも見かけることがありませんでしたからね~。とりあえずは早速ウォークマンに落として、通勤の時に聞いてみたのであります。すると・・・ありゃりゃ、コレってそんなに良いか?って感じなんですよね~。

 マイケル・スタイプって、元々抑揚の無いお経みたいな歌を歌う人ですが、ウォークマンで聞くとそれが一層強調されると言いますか、聞いている内にこの平板な歌が段々とイヤになって来るのであります。曲自体はイイ感じなんですけど、音も何だかショボく聞こえますし、何よりもこの歌声で全てが退屈に聞こえて来るって感じなんですよね~。え~、こんなのがR.E.M.史上最も美しいと言われる盤なの?最近はすっかりとR.E.M.のことを見直していたのに、何だか水を差された感じ~。しまった、こんなのなら聞かなきゃ良かった、などと思ったワケでありますよ。

 ところが!であります。試しに家のDVDプレーヤーに盤を放り込んでスピーカーで再生してみると、めっさエエじゃないですかコレ!ガッツリとストリングスを使ったアコースティック・タッチの音作りが実に繊細な響きで、平板な歌に彩りを与えているんですよね~。如何にもスティール弦を弾いていますというアコギの音も実にイイですし、ボトムを支えるチェロの音も地味ながらドーンと出て来ます。根幹を為すバンド・アンサンブルも、何と言いますか、どっかの木造の小屋で一発録りしたような空気感を持っていて実にカッコ良く、思わず聞き惚れてしまいますね!音がコレだけ良いと、聞こえて来る音楽の印象も当然全く違って来るってモンであります。平板な歌にも優しげな表情が出て来ましたし。なるほど、R.E.M.史上最も美しい盤と言われる理由がわかったような気が致します。へ~、ウォークマンで聞くのと全然違うじゃん。

 別にわっちはオーディオマニアでも何でもないですけど、再生装置によってこれだけの印象の違いが出て来ますと、ある程度はシッカリと音を再生出来る装置で音楽を聞く必要があるのかな~って思いますね。まあわっちの部屋の装置はDVDプレーヤー、アンプ、スピーカー全て合わせても5万円ちょいで、皆様が使用されている装置とは比べ物にならない程の安物だと思いますが、わっちの安い耳が満足するだけの音は出してくれますし、多分マトモな音を出しているんだと思います。あ、別にウォークマンの音が悪いってことではなくて、向き不向きがあるってことなんだと思いますけど、音楽の特性に合っていると自分が感じられる装置で再生するのって、もしかしたら結構大事なことなのかな~なんて思う、今日この頃なのでやんす。とりあえずわっちの部屋の装置は、わっちにとっては素晴らしく良い音を出してくれております~♪オーディオ・マニアからすれば、クソみたいな音なのかもしれませんけど。

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2017’07.17・Mon

激しくどうでもいい話~鹿児島に行っておりました。

 この3連休ですが、わっちの両親がいる鹿児島に行っておりました。ですのでボログ更新を2日サボってしまったワケでありますが・・・って、単なる言い訳ですけど、鹿児島でしか買えない焼酎とか、今時?って感じのサツマイモとかもゲット出来ましたし、なかなか楽しかったと思います。ただ、ここ数年施設に入りっ放しでず~っと寝たきりになっている母のお見舞いもしたワケでありますが、やっぱり母の状態を目の当たりにすると、めっさヘコんでしまうんですよね~。今や全く喋ることも出来ず、それどころか自分では指先一つ動かす事が出来ない状態で、ただただ苦悶の表情を浮かべている母を見ますと、そりゃあヘコんで当然なんですけど。自分では何も出来ずにただ生き長らえているだけの状態で、言い方は非常に悪いですけど、言わば生ける屍なワケであります。

 こんな状態でも母自身が生き続けたいと思っているのかどうかは、知る由もありません。まあこんな状態になっても生き長らえていることには、おそらく何らかの意味があるんだと思います。それを汲み取ってやるのが家族の務めなんでしょうけど、それにしても家族として何もしてやれないのが非常にもどかしいんですよね~。とりあえず今のわっちに出来る事は、時間を見つけて母に会いに行ってやること位なんですけど、もはやわっちのことを認識しているのかどうかさえわかりませんし(医者の話では、頭自体はシッカリしていて外界の事はちゃんと認識しているらしいです)、地獄の責め苦を受けている受刑者のような形相を浮かべている母を見ますと、もう楽になって欲しいなどとも思ってしまうのであります。

 というワケで、自分の中では何とも整理がつけられない状態なんですが、既に100%治る見込みが無い状態ですから、あとはこれ以上母が苦しまないように願うばかりであります。と同時にコレを反面教師として、自分達は絶対にこうならないように、今の内から出来ることはシッカリとヤッテおかなければならないと思う次第なのであります・・・などと、なかなかにヘヴィな3連休を過ごしている、ころんでございました~♪

車のBGMは山本彩がめっさイイ感じ。車の中では今年一番聞いております。
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2017’07.14・Fri

BALAKE SISSOKO - VINCENT SEGAL 「CHAMBER MUSIC」

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 ブックオフの280円棚をツラツラと見ていた時のこと、「SISSOKO - SEGAL」なんて書いてある背表紙のブツを見つけまして、ヒョイと手に取ってみました。するとジャケがコラとチェロを弾いている人のイラストでしたので、興味を惹かれて試しにゲットしてみたのでありました。それがバラケ・シソッコとヴァンサン・セガール(って読むのかな?)が組んだ2009年のコチラの盤でありまして、二人とも見たことも聞いたことも無い人なんですけど、コラとチェロの組み合わせって何だか面白そうじゃないですか。心落ち着く優しい室内楽みたいな音楽だったらイイな~とか思って、ゲットした次第であります。

 基本的にこの盤に収録されているのは、二人のコラとチェロを中心に据えて演奏されている静謐な音楽でありますが、これが期待通りの心落ち着く~って感じの音楽になっているんですよね~。まあゴリゴリのアフリカ音楽ファンからすれば、「こんなモノはアフリカ音楽じゃない!西洋のクラシックに毒された許し難い音楽だ!」なんてことになるんでしょうけど、わっちはコレはコレでありだと思います。確かにカンテ・マンフィーラのカンカン・ブルース・シリーズなんかと比べると、アフリカらしい人間味溢れる温かさとか、誰にでも開かれているような大らかさには欠けると思います。でも、単純にこの音楽って美しいですよね?

 「美しい」の基準は人それぞれですし、わっちが「美しい」と感じるモノは或る人にとっては全然美しくない、というのは当たり前でございます。ですので、おそらくバリバリのアフリカ音楽ファンには美しいとは感じられないと思いますけど、フツーに音楽が好きな人であれば、この盤で聞けるコラとチェロの音の響きは美しいと感じられると思うんですよね~。「あ~、何だか癒される音だな~」って感じで。コラの音を表現する時にわっちがいつも使う言葉ですが、「まるで宇宙と交信しているかのような」響きを存分に堪能することが出来ますし、落ち着いたチェロの如何にもヨーロッパ的な響きも、コラの音を優しく包み込んでいるような感じでありまして、なかなか良い組み合わせだと思います。

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2017’07.13・Thu

SARAH JANE MORRIS 「HEAVEN」

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 イギリスの優れた女性歌手サラ・ジェーン・モリスの、1992年のアルバムであります。わっちは以前この人の盤を何枚か持っていたんですけど(この人がヴォーカルだったハッピー・エンドの貴重盤も持ってたな~)、とっくの昔に全て売り払ってしまいました。今思えば勿体無いことをしたと思っております。このサラ・ジェーン・モリスという人は歌の上手さには定評がありまして、男か女かわからないような低くて太い声で、ブルースとかR&Bのフィーリング溢れる黒っぽい歌を聞かせてくれるのであります。コレだけ歌えたらさぞ気持ち良かろうな~なんて思うワケでございますが、何と言いますか、歌バカみたいな佇まいが微笑ましくてステキなんですよね~♪好みのタイプの声ではありませんけど、わっちはこういう人は好きです、基本的に。

 このアルバムでも歌バカぶりは相変わらずで、めっさ楽しそうに豪放で豪快な歌を思う存分に歌いまくっています。いや~イイですね~、やっぱり。嬉々として歌っているのが手に取るようにわかるって感じで、聞いている方も思わず楽しくなってしまうという、そんな力がある歌だと思います。多分ですけど、プロの歌手であれば、一度はこういう歌を歌ってみたいと憧れるんじゃないですかね~。音楽的にはよくあるジャジーなテイストを持ったソウルとかR&B風味のポップスって感じでありまして、シンプリー・レッドなんかに共通するところがあると言えばおわかりいただけるんじゃないかと思いますけど、そういうよくあるタイプの音楽を、サラ・ジェーンさんの歌が特別なモノに仕立て上げているって感じですかね~。イヤイヤ、マジで素晴らしい歌手ですよ。アルバム全部揃えたくなって来たな~♪

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2017’07.12・Wed

野田幹子 「蒼空の一滴」

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 前にビーチ・ボーイズのカバー集を取り上げたことがあります、シンガーソングライター野田幹子の1989年のアルバムであります。野田さんのブツって以前はブックオフの安棚でちょくちょく見かけましたけど、最近はあまり出て来なくなりましたね。この盤はゴールデン・ウィークの関西旅行の際に、神戸のブックオフの500円棚で発見したのですが、以前は280円棚でも見かけてたのにな~なんて。

 まあ今時野田幹子みたいなルックスも歌唱力も中途半端な歌手のことなんて、覚えておられる方は皆無かと思いますが、その昔こんな歌手が存在したのでありますよ。わっちは何故かこの人の顔と名前をシッカリと記憶しているのでありますが、その理由は自分でもよくわかりません。アニメか何かの主題歌を歌っていたのかもしれませんけど。何にしても取り立てて優れた歌手でもない野田さんなんですけど、声だけはイイんですよ。ファンには「ヴェルヴェット・ヴォイス」なんて言われているようですが、わっちの高校時代の同級生で、ちっちゃくてめっさ可愛かったマツモトさんを思わせる歌声でありまして・・・って、誰にも伝わらないんですけど、耳に心地好い爽やかな歌声なのでありますよ。多分ですけど、この歌声を無条件で好きになってしまう人は結構いらっしゃるんじゃないかと思いますね~。

 この歌声に魅了されたからなのかどうかは知りませんけど、実はこのアルバムにはムーンライダーズのメンバー達が全面的に参加しておりまして、鈴木慶一やら白井良明やら鈴木博文やらのメンバー全員が作曲とかアレンジとか演奏でバックアップしまくっております。何だかおっさん達が野田さんをイジリまくっているような雰囲気がイイですね~。ムーンライダーズって、わっちは「マニア・マニエラ」しか聞いたことがないんですけど、めっさ好きだったんですよ。ですので野田さんのこの盤にムーンライダーズの連中が参加していると知って、是非とも聞いてみたいと思っていたワケでございます。で、実際に聞いてみますとコレが実に面白くて、期待以上の仕上がりであります。まあムーンライダーズが参加していて、面白くないワケがないんですけど。

 どの曲も高品位なロック~ポップス作品でありまして、ロッキン・ハワイアンやらフォークロックやら、ズンドコしたロックやら情事後のアンダルシア(?)みたいな曲やら、どれを聞いても間違い無いですね。ただ、これだけ色々とメチャクチャにおっさんたちにイジリ回されているのに、全然動じずにヴェルヴェット・ヴォイスぶりを発揮している野田さんって、実は結構凄い歌手なのかもしれません。どう聞いても素人っぽいのに、百戦錬磨のおっさん達を相手にしても手玉にとってしまうという奇特な才能を持った不思議ちゃん、それが野田幹子という人の面白さでありましょう。もしブックオフの安棚で見かけるようなことがあれば、是非ゲットしてみて下さいね!貴方もきっと野田さんの手玉に取られてしまうことでありましょう。

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2017’07.11・Tue

KING CRIMSON 「EPITAPH」

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 ブックオフの280円棚で見つけました、キング・クリムゾンの1997年の2枚組であります。キング・クリムゾンの盤なんて通常は安棚には決して出て来ませんので、これはめっさ珍しい~ってことで喜んでゲットした次第であります。実はわっちはキンクリって結構好きなんですけど、これまでブツは1枚も持っておりませんでした(正確には1枚持っていたけど売り払った)。

 基本的にわっちはプログレと呼ばれる音楽はあまりタイプではなくて、それはわっちの兄貴が超プログレ好きで、毎日のように隣の兄貴の部屋からプログレがガンガン漏れ聞こえて来てやかましかったという体験があるからであります。目覚し時計がジリリリリリリリーっと鳴る音にギョッとしたのは、一度や二度ではありません(アレってピンク・フロイドか何かですか?)。勿論兄貴はキンクリもめっさ聞いておりまして、キンクリの音楽も兄貴の部屋から漏れ聞こえて来ていたワケであります。当然わっちはその音楽もイヤだったワケでありますが、しかし何故だか知りませんけど、キンクリだけはちょいと気になる部分があったんですよね~。

 その後タワレコのバーゲン品コーナーで「EARTHBOUND」という黒いジャケのライヴ盤をゲットし、キンクリの音楽をジックリと聞いたんですけど、わっちはコレにぶっ飛んだんですよ。音質は劣悪極まりないんですけど、嵐のようなと言いますか、火山の噴火のようなと言いますか、とにかく凄まじいパワーに溢れる壮絶な演奏にシビレてしまったんですよ。などと言いつつ、とっくの昔に売り払ったんですが・・・。それ以来キンクリのスタジオ盤をちゃんと聞いてみようかと思っていたのですが、ブックオフの安棚には全く出て来ませんので、聞かない状態がず~っと続いておりました。しかし、この度やっとこの盤に出会いましたので、念願叶ったり~って感じなんですよね~。

 ということで聞いてみましたコチラの盤ですが、ライヴ盤だったんですね。全然知りませんでした。しかも同じ曲が何回も入ってるし。な~んだ、キンクリ・マニア向けのライヴ盤なんだ~なんて思いながら聞いていたのですが、コレはめっさ良いんじゃないでしょうか?マニア達がどんな評価をしているのかは知りませんけど(調べる気が無いし)、怒涛の勢いと熱気が溢れる演奏は、手に汗握ると言いますか、めっさアドレナリンが噴出してしまいますよね~。うわ~やっぱりエエな~キンクリって。未だにキンクリのスタジオ盤は1枚としてマトモに聞いていませんけど、「キンクリはライヴ盤に限る!」なんて口走りたくなってしまいますね。コレを聞いていると、「EARTHBOUND」を買い直したくなって来たぞ?

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2017’07.10・Mon

ANGELINE QUINTO 「@LOVE」

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 これまでず~っと隠して来ましたが(?)実はわっちが大好きなフィリピンの歌手アジェリン・キント(以下キンちゃん)の、2016年発売のアルバムであります。とは言っても、ここ2年ぐらいはキンちゃんの歌なんて全く聞いていなかったんですけど。そんなんでよく「大好き」なんて言えたモンだな~って突っ込まれそうですが、本当に好きなんだから仕方ありません。だって美人さんですから・・・って、結局ルックスが一番大事なわっちなのであります。でも本当に美人さんなんですよキンちゃんって。スタイルもイイですしね~。美人さんなら聞きたくもなりますし、応援もしたくなりますよね?

 というどうでもいい話はさて置き、トップ歌手のサラ・ヘロニモ(ヘロやん)やチャリース・ペンペン子に続く才能として(心の片隅で)期待していたキンちゃんでありますが、やっぱりイイ歌手ですよね~。肩肘張らずにスッカリと力が抜けた感じで歌う様子は、ナチュラル・メイクの美しさが際立つと言いますか、そもそも実力のある歌手は力一杯歌わなくてもシッカリとソウルを伝えられるのであります。これ見よがしに声を張り上げて歌うR&B系の歌姫って多々いますけど、アレって自分の力を誇示する為にヤッテるみたいな感じがして、わっちは凄くイヤなんですよ。勿論そんな歌い方が効果的な場合はありますけど、控え目な表現の中に繊細なニュアンスを感じさせる歌の方が、わっちは好きなんですよね~。その点キンちゃんはイイですよ~♪歌い上げる場合にグッと力を入れるだけですので、表現の幅が物凄く広く感じられるのであります。う~む、ステキ歌手!

 まあぶっちゃけ言えば歌の実力はヘロやんやペンペン子ちゃんの方が上ですけど、人の良さそうな誠実な歌唱が実に魅力的だと思います。柔らかくて優しい歌い口も美しいルックスに見合っていますし。ただ、フィリピンのR&B系歌姫にはありがちなことではありますが、キンちゃんのこの盤もこれでもかとばかりにバラード攻撃というのが何だかな~って気がしますね。フィリピン音楽界のバラード偏重傾向というのは今に始まったことではないにせよ、わっちみたいなバラードよりもノリノリな曲が好きな人間からすれば、いくら甘さ控え目とは言っても「これでもか!」とケーキばっかり出されたら、「もう結構です」って感じになってしまうワケであります。キンちゃんってノリノリな曲もイケる口ですから、もっとバランス良くその手の曲も混ぜて欲しいな~と思います。

 とは言えキンちゃんの歌の美しさはこの盤でも十分に堪能出来ますので、コレはコレでありなのかという気も致します。ノリノリに弾けたキンちゃんの姿は、次回の楽しみということにしておこうかと思います。ですからキンちゃん、次のアルバムはいつになるのか知りませんけど、ノリノリのファンクとかハードロッキンなポップスで、わっちの度肝を抜いて下さいませ~♪期待しておりますよ~。

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2017’07.09・Sun

SCANDAL 「BEST SCANDAL」

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 我が最愛のロックバンド、スキャンダルの2009年発売のデビュー・アルバムであります。何故この盤を今頃取り上げるかと言いますと、最近ツラツラと考えている「良い音って何?」ということを、この盤でも考えてみようかな~と思ったからであります。この時代のスキャンダルはまだまだズンドコドタバタ・バンドで、もっさりモタついたりしていて、リアルタイムでこの盤を聞いていたとしたら、もしかしたらスキャンダルのファンにはなっていなかったかもしれませんん。ハッキリ言ってこの時代のスキャンダルと、現在のスキャンダルは「これが本当に同じバンドか?」という位の違いがあると思います。ルックス的にも、ハルナ様とマミたんはめっさ顔が怖いですし、リナりんはクソ生意気なクソガキ風ですし、トモちんはヤク中毒の病人にしか見えませんし。

 という話は置いといて「良い音って何?」という話でありますが、この盤ってワザとグチャっとした団子状の音作りをしていますよね?J-POPの盤らしく中域とヴォーカルをデカくしてまずは歌がシッカリと聞こえるようにしてあるんですけど、ハルナ様だけを売り出したいワケではなくてバンドとして推したいということで、バンド的なパワーを感じさせる為にギターもベースもドラムもあまりクリアに分離させずに、ワザと濁った感じの、良く言えばライヴ感のある音にしているという気がします。メンバー達の技術が無いので、おそらくこういう音作りしか方法が無かったのだと思いますが。ただ、良く聞けばズンドコ・ドラムもベースの動きも、粗っぽいギターの音も、ちゃんと聞こえますけどね。

 正直言いますと、わっちはこの音作りはめっさ好きです。ヤケクソ的なパワーや勢いを感じさせる仕上がりになっていて、活きの良いロックバンドって感じがしますので。スキャンダルのアルバムは「ハロー・ワールド」以降が真価を発揮している作品になりますけど、それ以前のアルバムの中ではわっちはこのグチャっとした音作りのデビュー盤が一番好きなんですよね~。まさにライヴバンドって感じの佇まいが、超カッコいいと思います。曲も粒揃いで、スキャンダルの代表曲を何曲も含んでいますし。どの曲も良いですが、特にわっちが好きなのは、ナンセンスなバカソングの「スペースレンジャー」と、マミたんのブッキラボーな歌がカワイイ「RING!RING!RING!」であります。

 まあわっちはスキャンダルのことが「目に入れても痛くない」位に好きですので、めっさ贔屓目で見ておりますが、「良い音」かどうかという点から言えば、如何にもJ-POP的なバランスが中域に寄っている音作りはどうなのかな~って気はしますね。しかし日本はカラオケが日常レベルで浸透していますので、まずは「カラオケで歌える」というのが前提にあるでしょうし、音楽を聞くにしてもカーステレオとかウォークマンやケータイ、パソコンなんかで聞くのが普通ですから、70年代の洋楽的な音作りをしても「ちゃんと聞こえない」若しくは「ちゃんと聞いてもらえない」から意味が無いのでありましょう。でもわっちとしましては、スキャンダルには是非70年代の録音機材を使ってもらって、「人生変わっちゃうかも~!」というレベルの音(意味不明)の盤を出して欲しいと思っております~♪

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2017’07.07・Fri

PRINCE 「PLANET EARTH」

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 昨年お亡くなりになりましたプリンス殿下の、2007年のアルバムであります。ブックオフの280円棚にひっそりと佇んでいるところを、逃げられる前にサッと捕まえて来ました。お亡くなりになって以来、殿下のブツって安棚からスッカリと姿を消しましたので、これはラッキーってことでゲットさせていただいた次第でございます。しかしこのブツ、デジパック仕様のケースを開いてみると、タイトルも曲目も何にも記載されていないぞ?もしかして曲目を記載したブックレットが無くなってしまったブツ?それとも最初から何も入っていなくて、ネットとかで勝手に調べろってこと?何だかよくわかりませんね~。まあ280円のブツですし、文句は言いませんけど。

 それにしてもこのブツ、280円でゲットした割に(?)内容はめっさ良いですね!迷いの無い溌剌とした殿下の音楽が聞ける、会心の作品に仕上がっていると感じられます。超絶的な傑作群を残した80年代の殿下に比肩し得ると言いますか、あの頃の勢いが戻って来たような印象があります。全ての曲が素晴らしいんですが、特にアップテンポのロックな殿下が本当にカッコいいんですよ。基本的に殿下って一人で何でも出来る人ですから、バンドを従えていても一人で作ってもあまり変わらない密室的な音作りで、蟻地獄のような求心力を発揮するタイプであります。しかしここで聞ける殿下は、特にロックな曲で顕著なんですけど、殿下とバンドが対等の関係になっていて、バンドサウンドを重視しているように聞こえるんですよね~。しかも表情が穏やかで、素直に音楽を楽しんでいるというのが伝わって来ます。ですからスッキリと開かれている感じがして、とっても聞きやすくて親しみやすいという気がします。

 ですので結果的に80年代の傑作群以降の殿下の作品としては、ベストと言っても良いぐらいの仕上がりになっているんじゃないかと思うのですが、如何でしょうかね~?何にしても、殿下の素晴らしい作品を聞くことが出来て、めっさ嬉しい今日この頃なのであります。それと同時に、この特異な才能が生み出す新しい作品をもう聞くことが出来ないという淋しさも、ヒシヒシと感じてしまうのであります。やはり殿下って凄い人だったんだな~って、改めて実感している次第なのでやんす。

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2017’07.06・Thu

GOLDEN MEMORIES

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 先日の関西の旅でプランテーションにてゲット致しました、インドネシアの昔のロックの19曲入りコンピレ盤であります。ジャケにカーネル・サンダースのマークがあります通り、インドネシアのケンタッキー・フライドチキンで制作・販売されているブツであります。地元ではケンタッキーの店舗でしか入手出来ず、しかも発売後3ヶ月経ったら即廃盤・全部回収されてその後市場には出回らなくなる運命の盤であります。ですので、もしかしたら既に廃盤になっているかもしれません。何だかメチャクチャな戦略ですね~。もうちょっと何とかせえよダニエル・ラノワ!

 という話は置いといてコチラの盤でありますが、インドネシアの70年代頃のロック歌謡のコンピレでありまして、プランテーションの店長さんのお話によりますと、最近はこの手の音楽のオリジナルLP又はカセットを探している人が多いらしく、店長さんもインドネシアに買い付けに行かれた際は、色々な所で探されるのだとか。インドネシア側もそんな状況は良く知っているらしくて、この手のブツの値段は吊り上がる一方のようです。例えばカセットテープ1本が、普通に4,000円とかするらしいんですよね~。以前から東南アジアの昔のアナログ盤がマニアの間で世界的に人気があるのは知られた話ですけど、何だかな~って感じですね。まあわっちはLPもカセットも再生機器を持っていませんので、手を出したりはしないんですけど。

 とは言えわっちもこの手の音楽には興味がありますので、当然聞いてみたいワケでありますが、店長さんに「こんなんどうですか?」なんて紹介していただきましたので、試聴もせずに喜んでゲットさせていただいたのでありますよこのケンタッキー盤を。ケンタッキー盤って戦略はメチャクチャですけど、こういう貴重な音楽のコンピレ盤を出してくれたりしますので、有り難いのは間違い無いんですよね~。で、内容の方でありますが、ちょいとノスタルジックな感覚のあるインドネシアのロック歌謡が存分に堪能出来まして、ハマってしまいますね!ロック歌謡とは言いましても、海洋的なイメージがある大らかなもの多くて、「あ~、インドネシア音楽って海を通じて色々な世界に繋がっているんだな~」なんて、勝手な妄想が広がってしまうのであります~♪嗚呼素晴らしき哉、インドネシアロック歌謡。

 別にどうでもいい話ではありますが、この盤を聞いていますと、この手の音楽のオリジナルLPとかカセットが欲しくなる人の気持ちはわかりますね~。だって本当に魅力的ですものこの手のインドネシア音楽って。クロンチョンなんかにも通じる大らかさを持ちながらも、ロックとかの欧米的音楽に親しんで来た人にも聞き易いロックバンド編成で演奏されていて、しかもインドネシアらしさがシッカリと味わえるワケですよ。そりゃあオリジナルを揃えたくもなりますわな。流石に音楽大国インドネシア、素晴らしく魅力溢れる音楽がたくさんありますね!ただ、惜しむらくはこのケンタッキー盤、もっと音楽的なデータをブックレットに記載して欲しいかと・・・。

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2017’07.05・Wed

CROWDED HOUSE 「TEMPLE OF LOW MEN」

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 オーストラリアのロックバンド、クラウデッド・ハウスの1988年のアルバムであります。発売当初に輸入盤のLPでゲットしたことがあるブツでありますが、この度ブックオフの500円棚で発見しましたので、久し振りに聞いてみようかな~ってことでゲット致しました。でもこの盤ってわっちに取っては因縁の盤(?)でありまして、前に「ころんの音楽遍歴」なんてネタを書いた時に、大学1年のある時に急に欧米のロックが下らなく思えて来て、それ故にワールド系音楽の大海に飛び込んだなんて言いましたけど、欧米の音楽が下らないと思った時にまさに聞いていた盤が、R.E.M.の「グリーン」とこのクラウデッド・ハウスの「テンプル・オブ・ロウ・メン」だったのであります。わっちにとってこの盤は、欧米のロックを一度捨てるキッカケになった盤なのであります。

 とは言え別にこの連中のことを嫌いになったワケではなくて、たまたまそんな時期にこの盤を聞いていただけなんですけど、当時熱心に読んでいたミュージック・マガジン誌でも非常に評価の高かったこの盤を切り捨てることには大して抵抗は無かったですね。この盤を聞くのはそれ以来ということになりますが、こうやって改めて聞いてみると、やっぱり良いバンドだな~って気はしますね。ニール・フィンが中心人物だけあって流石に良いメロディの曲が揃っていますし、プロデュースがミッチェル・フルームで、録音がチャド・ブレイク、ミックスがボブ・クリアマウンテンという、制作陣も今考えれば相当に高名な連中が揃っていますし、悪くなりようが無いって感じではあります。

 で、ここからは最近の関心事である「良い音」の話になるんですけど、制作陣にこれだけのメンバーが揃っていますので音質はかなり良いかと思います。しかし、ボニー・レイットの「ギヴ・イット・アップ」なんかの自然な音に比べると随分人工的と言いますか、スタジオで作っている音だな~って感触があるんですよね~。まあスタジオ盤ですから、当たり前っちゃあ当たり前なんですけど。どの楽器もシッカリと聞こえて定位もハッキリとしていますし、全てが見渡せるイイ音作りなのは間違い無いんですけど、イマイチ有機的な音じゃないと言いますかね~。上手く説明する事は出来ないのですが、あの自然で耳に刺激の少ない温か味のある音は一体何処へ行った?って感じなんですよ。

 まあ80年代って独特の音が発達した時代で、言ってみれば人工的でプラスチックみたいな感覚の音が大々的にもてはやされた時代ですから、その手の音に比べればそれ程の時代性を感じさせる音ではないですし、おそらく今の時代でも通用する位の音作りになっていると思うんですけど、70年代みたいな「もしかして人生変わっちゃうかも~?」なんて思わせるような音ではないことは確かであります。そんなことを考えると、例えばマシュー・スウィートみたいな徹底的に70年代の機材にこだわった盤を作る連中が出て来たりするのも、実は必然なのかな~なんて思ったりもします。「良い音って何?」なんて、考えるほどにわからなくなって来ますよね~。

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2017’07.04・Tue

ZANI DIABATE & THE SUPER DJATA BAND

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 西アフリカはマリのバンド、ザニ・ジャバテ&ザ・スーパー・ジャタ・バンドの1988年のアルバムであります。ブックオフの280円棚で発見致しました。わっちはザニ・ジャバテなんて人は名前しか知らないのですが、マリのミュージシャンの中では非常に高名な人なんだそうで、ギターとかコラ、バラフォン等々をこなすマルチ奏者らしいですね。マリと言えばすぐにサリフ・ケイタなんて名前が出て来てしまいますが、ザニ・ジャバテに比べたらサリフなんてまだまだヒヨっ子・・・なのかどうかは知りませんけど、サリフに引けを取らない位の大物みたいですね。

 とりあえずは初めて聞くザニさんの盤でありますが、コレが実に素晴らしいではないですか!まずは日本の民謡に似た音階で出来ているメロディが、実に親しみ易くて心地好いんですよね~。何だか郷愁を催すと言いますか、何ちゃら音頭とか何とか節なんて言いたくなるような、多くの日本人の心に響くと思われる曲がズラリと揃っております。漁師が網を引っ張り揚げる時に歌っていてもおかしくないような曲とでも言いましょうか。コレはマリの伝統に則った音楽なんでしょうけど、何故こんなに日本の伝統音楽に似ているんですかね~。面白いなあ。あ、別にどうでもいいんですけど、もしマリの人が日本の民謡とか音頭とかを聞いたら、「あ、何だか懐かしい!」みたいに思うんでしょうか?ただ、いくら日本の伝統音楽と似ているとは言っても、そこは流石にアフリカの音楽でありまして、まずはリズムありきの音楽ですから、そこは日本の音楽とは決定的に違いますね。リズムに神が宿る国と、言霊信仰の国という違いがあるような気がします(意味不明、言ってみただけ)。

 という話は置いといて、ザニさんはそんな伝統的な懐かしいメロディの曲をアフリカらしい怒涛のリズムに乗せて、ロックやブルースなんかを吸収したバリバリにエレクトリックなスタイルでヤッテいるワケであります。それがもうめっさカッコいいのでありますよ!血沸き肉踊るとでも言いましょうか、物凄い高揚感があるんですよね~。ホンワカとして牧歌的とも言える感じの音楽なのに、ちょいと尖がったロック的な部分もあり、重心の低いファンクっぽい部分もあったりして、伝統的でありつつ実に自然に色々な要素を取り入れたミクスチャー音楽になっているというのが素晴らしいと思います。うわ~、本当にめっちゃくちゃにカッコいいわこのおっさんの音楽。聞く度にシビレてしまいますわね~♪

 ザニ・ジャバテの音楽なんてこれまで全く聞いたことがありませんでしたけど、こんなに素晴らしい音楽をヤッテいる人だったんですね~。アフリカの音楽は色々と聞いて来ましたし、人並みにはアフリカ音楽を知っているつもりになっていましたけど、こんな凄い人を今まで知らなかったなんて、まだまだわっちなんぞはヒヨっ子なんだということを思い知った、今日この頃のころんなのでやんす。

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2017’07.03・Mon

SIOUXSIE & THE BANSHEES 「THROUGH THE LOOKING GLASS」

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 イギリスの暗いロックバンド、スージー&ザ・バンシーズの1987年のアルバムであります。わっちは高校~大学1年頃にかけてはこのスジバンが好きでありまして、結構色々と聞いておりました。しかし基本的には暗い音楽ですので、ワールド系音楽の大海に飛び込んでからは全く必要の無い音楽となってしまいまして、持っていたスジバンのブツは全て売り払ったんですよね~。しかし先日ブックオフの500円棚で偶然この盤を見つけまして、懐かしさのあまりついついゲットしてしまったのでありました。

 個人的にはスジバンのアルバムの中で一番好きなのがこの盤なのでありますが、コレって確かカバー・アルバムだったかと思います。とは言ってもどの曲が誰の曲なのかは殆ど知りませんので、わっちにとってはオリジナル盤と同じであります。しかし、やはりカバー・アルバムというだけあって、他のブツと比べても曲目は非常に充実していますので、現在の耳で聞いてもなかなかに魅力的な盤に仕上がっているかと思います。まあこの連中のオリジナル盤はどれも暗闇の魔女の如き妖しさがありますので、人によっては激しく拒否反応が出ると思いますけど、この盤はカバーアルバムだけあって暗さとか妖しさよりもロックンロールな力強さや活力の方が勝っていますので、他のどのアルバムよりも聞きやすくてわかりやすいと思います。

 とは言え今時スジバンなんてご存知の方なんて殆どいらっしゃらないでしょうし、誰も興味を持つことは無いんでしょうけど、この盤は80年代のニューウェーヴが生み出した優良盤の一枚に数えてもよろしいのではないかと思います。あ、別にどうでもいいんですけど、この盤ではビリー・ホリデイで有名な「奇妙な果実」も取り上げられているんですけど、この曲の数あるカバーの中ではぶっちゃけ、わっちはこのスジバン・バージョンが一番好きなんですよね~・・・なんて言ったら、少しは興味を持っていただけるでしょうか?うすら惨めな様子を突き放した感じで淡々と歌っているのがクールでカッコいいんですよ。7曲目の「THE PASSENGER」というホーンズ入りの曲も、スジバンにしては異例な位の躍動感があって相当にカッコいいです。

 ところでスジバンって現在は一体何をしているんでしょうかね~。別に活動していようがいまいが、そんなことはどうだってイイですし興味も無いんですけど、以前好きだったことがある連中ですし、この盤も聞いてみたらやっぱり実に良いですから、ちょいと気になっただけでやんす。ネットで検索すればすぐにわかるんでしょうけど、面倒なので調べません。歌舞伎みたいな隈取りメイクをしていたスージーも相当なババアになっているかと思いますが、その分昔よりも魔女に近付いているかと思われますので、ホンモノの魔女バンドとして活動するのも面白いかと思います。だからってわっちは聞きませんし、応援もしませんけどね~♪

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2017’07.02・Sun

激しくどうでもいい話~本日はスキャンダルのライヴの日なのですが

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 本日はスキャンダルの福岡公演の日ということで、本来であればライヴ会場へ行って盛り上がっているはずだったのですが、先日からしつこく申し上げておりますように、スキャンダルに嫌われてライブチケットをゲット出来ませんでしたので、家に引きこもってボログなんぞを更新したりしております。今年最高の盛り上がりを迎えるはずだった日なのにそれを実現出来ず、何だかまた気分が激しくヘコんで来ております。あ~、もう何もかもヤル気が無くなってしまいましたね~。マミたん助けて!

「マミが『断る!』と申しております。」by最近めっさカワイイハルナ様
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2017’07.01・Sat

2017年上半期ベスト10

 今年は職場の同僚が次々と辞めて行く年でありまして、マトモな人員補充が無い分その業務負担が重くのしかかる年であります。とにかくキツくてしんどくて仕方が無い毎日を過ごしておりますので、あまり上半期を振り返るという気にもならないワケなんですが、とりあえず毎年の恒例行事でもありますので、テキトーに10枚選んでみましょうかね~。発売年は関係無しで、しかし出来るだけ新しいブツの中から選ぶということで。

1,スダンナユズユリー 「OH BOY」(日本)
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2,MONITA TAHALEA 「DANDELION」(インドネシア)
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3,HA VAN 「XIN TRA TOI VE」(ベトナム)
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4,HA ANH TUAN 「STREET RHYTHM」(ベトナム)
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5,KZ TANDINGAN 「SOUL SUPREMACY」(フィリピン)
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6,LITTLE GLEE MONSTER 「JOYFUL MONSTER」(日本)
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7,TRIO 「THE COMPLETE TRIO COLLECTION」(アメリカ)
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8,VI THAO 「TAU DEM NAM CU」(ベトナム)
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9,CUATRO VOCES IN ESTILO (ペルー)
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10,NUSRAT FATEH ALI KHAN 「法悦のカッワーリー VOL.1」(パキスタン)
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 以上、めっさテキトーに選んでみました。テキトーに並べただけで、順位は関係ありません。仕事帰りにスダンナユズユリーとヌスラット・ファテ・アリ・ハーンをリピートして聞いている人間なんて、世界広しと言えどもわっち一人だけでありましょう。今年前半はラテン盤をかなり聞きましたが、あまりに昔の盤ばかりですのでココには1枚しか選びませんでした。あと、曲単位ではRADWIMPSの「棒人間」とか斉藤和義の「遺伝」、PERFUMEの「東京ガール」なんかもめっさよく聞いています。あ、今気付きましたけど、ベトナムのタイン・ゴックと西村知美を入れてないな。下に写真だけ貼っておきましょうか。

THANH NGOC
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西村知美
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