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2017’10.28・Sat

RICKIE LEE JONES 「POP POP」

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 メリケンのシンガーソングライター、リッキー・リー・ジョーンズの1991年盤であります。先日リッキー・リーの「浪漫」を取り上げて以来この人のことが妙に気になっているのですが、ブックオフの280円棚でこの盤を見つけて思わずゲットしてしまいました。物凄く安っぽいジャケですが、とりあえず聞いてみようかな~ってことで。タイトルが「ポップ・ポップ」ですから、めっさポップな曲が揃っているんだろうなどと思いながら。でもブックレットを見てみると1曲も自作曲が無くて、「何かヘンだな~」と思って調べてみたら、主にジャズのカバー曲を集めたアルバムなんですね。しかもバックの演奏をしているのが、ギターはロベン・フォード、ベースはチャーリー・ヘイデン、バンドネオンはディノ・サルーシ、サックスはジョー・ヘンダーソン等々、ジャズの一流どころばっかりじゃないですか!よくこんなメンツが揃いましたね。

 というワケで聞く前からめっさ楽しみ~って感じなんですが、実際に聞いてみますとやっぱり良いではないですか!しっとりと落ち着いていて、リラックスして聞ける夜のジャズ歌謡って感じの仕上がりであります。おそらく、酒でも飲みながら聞くのがピッタリとハマるんじゃないかな~と思いますね~。どの曲も派手さは無くて、どちらかと言えば地味な演奏に地味な曲が揃っていると思いますが、だからこそ夜に聞く音楽って気がするのであります。この地味で落ち着いた作りは、リッキー・リーの舌足らずで子供っぽい声の歌を引き立たせる為に、敢えてそのようにしたのでありましょう。いくら達人達がバックを務めているとはいえ、あくまで主役はリッキー・リーの歌ですしね~。

 しかしそれにしてもですよ、やっぱりバックの演奏は素晴らしいのでありますよ。控え目にリッキー・リーの歌のバックを務めてはいますけど、見事なジャズ的伴奏を聞かせてくれるんですよね~。達人は達人の音しか出さないとでも言いましょうか、とにかくめっさ良い音で鳴っていると思います。良い音というのは「演奏が良い」という意味もありますし、「録音が良い」という意味も含みます。聞くところによるとこの盤って優秀録音盤認定されているらしく、ハイエンド・オーディオで聞けばその圧倒的な音の良さがわかるんだとか?「良い音って何?」というのはわっちの最近のテーマではありますが、アンプの音量を上げるとかなり生っぽい音に聞こえて来ますね。特にギターやベースは弦が振動している様子がわかるような聞こえ方です。それに音量を上げても全然音がデカくなったって気がしませんし(コレは近所迷惑の元ですな)。

 へ~、イイじゃないですかリッキー・リー・ジョーンズ。今回は自作曲が無いにしても、良い曲を選んで良い演奏者を集めて自由に作りたいモノを作っている感じがするのが、この人らしいな~って気がしますね。根っからの自由人と言いましょうか、勝手気ままに自由なことをヤッテも許されるキャラと言いますか、歌は大して上手くもないのに周りに愛されている人なんだな~って気がしまして、何だか羨ましくなって来る今日この頃。つい先日まで単なる下手くそ歌手と思っていましたが、すっかりと見直してしまいました!
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