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2017’11.19・Sun

TAI ORRATHAI 「FARK PROONG NEE WAI KUB AI」

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 今回のバンコクの旅にてゲットして来ましたルークトゥン歌手ターイ・オラタイの、今年発売のアルバムであります。マトモにCDが発売されなくなったタイ音楽業界で、前回取り上げましたタカテーン同様に安定したアルバムリリースを続けているのは、やはり今も昔もルークトゥンの女王様であり続けているからでありましょう。よく見たらちょいと歳は食ってますけど、女王様だけに相変わらずお美しい人だと思います。ところでターイと並ぶルークトゥンのトップ歌手でありますタカテーンのアルバムに関して、わっちはクソミソにコキおろしました。だって本当にダメなんだもん、あんな盤。タカテーンがあんな盤を出すぐらいですから、ターイも女王の座に胡座をかいてテキトーな盤を出してんじゃね?なんて疑いつつ、コチラの盤を再生してみたワケでございますよ。期待もな~んもせずに。

 などと失礼なことを言いまして、大変に申し訳ございませんターイ様、貴女はやっぱり女王様でした。ルークトゥン歌手群雄割拠の時代はタカテーンだのイン・ティティカーンだのメンポー・チョンティチャーだのラチャノック・シーローパンだの、下からの突き上げが凄まじくてケツに火が点いたような状態になっていましたから、流石の女王様にもかなりの焦りの色が見えていましたが、マトモにCDリリースされなくなってライバル達の消息が不明になってしまった現在、その状況がターイ様にはプラスに働いたようでありますね。この盤を聞いていますと、ライバル達がCDをリリース出来なくなったことで却って落ち着きを取り戻して、伸び伸びと女王様らしさを発揮していると感じられるのであります。そりゃあ誰でもケツに点いた火が消えたら、落ち着きを取り戻しますわな。

 そうなって来ますと元々実力は天下一品の歌手ですから、とてもステキな歌を聞かせてくれるワケでございますよ。歌い口がやや硬いのはデビュー当時からですけど、細やかな心遣いが見えて来る節回しは実に美しいですし、ちょいハスキーな歌声が気品のある色香を漂わせていて、思わず聞き惚れてしまうんですよね~。以前からわっちはこの人のことを全てにおいて優等生と言いますか、まるで学級委員のような歌手と評して来ましたけど、ココで聞けるターイ様は学級委員を卒業して、本当の女王様になったかな~って気がしますね。まあ「この状況の元で」ってことですから、イイんだか悪いんだかよくわかりませんけど、ターイ様にとっては追い風の状況になったのは間違いありませんね。

 全11曲入りの今回のアルバム、曲も粒揃いでありますが、特にわっちが好きなのは2曲ヤッテいるモーラムですね~。ターイ様は前にモーラム・アルバムを出したことで日本でも一気に名が知れるようになった感がありますが、あの頃から比べたらず~っと自信を持って余裕の節回しを聞かせてくれますし、こんな歌唱を聞かせてくれるならまたモーラム・アルバムを出して欲しいという気がしますね。ルークトゥンばっかりだったら、マンネリ感も否めなくなって来るでしょうし。何にしても流石に女王様、感服致しました!
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