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2017’11.29・Wed

THE VELVET UNDERGROUND & NICO

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 洋楽に興味がある人であれば誰でも一度は目にしたことがあると思われるバナナ・ジャケの盤、それがヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコの1967年のアルバムであります。このジャケって実に不思議で、このバンドの名前が無くて「アンディ・ウォーホール」の名前しかありませんよね(オリジナル盤はどうだったのか知りませんけど)。それとも裏側のバンド名とかメンバー写真が載っている方が本来のジャケなのかな?メンバーはご存知の通りルー・リード、ジョン・ケイル、スターリング・モリソン、モーリーン・タッカーでありまして、ニコはウォーホールのゴリ押しでゲスト扱いで参加となっています。おそらくですが、オスカーが武井咲をゴリ押ししていたのと同じような感覚かと存じます(?)。だからルー・リードは内心それを苦々しく思っていたらしいですね。「ニコがエエ曲を全部持って行きよんねん。ワシが歌いたかったのに」と愚痴っていたとかいなかったとか?

 という愉快なヴェルヴェッツの盤でありますが、実はわっちは大学に入った頃に東京に遊びに行って、確か渋谷にあったWAVEという店の特売品ワゴンでこの盤を980円で買ったことがあるのでした。何故そんな細かいことを覚えているかと言いますと、コレを買った直後にWAVEの出口で同い年位の女子2人組にナンパされたからであります。ルックスがイマイチの女子でしたので断ったんですが、今思えばOKしておけば良かったか?なんて話は置いといて、その当時はこの盤の何が良いのかさっぱりわからずに、さっさと売り払ってしまったんですよね~。今回の盤はつい最近ですがレンタル屋のレンタル落ち販売コーナーにあるのを発見し、何故だか聞いてみたくなってついつい買ってしまったのでありました。380円也~。考えてみれば出会いも再会も特売品、この盤とわっちの縁は特売が取り持つ仲なのでやんす。レンタル屋の出口で女子2人組にナンパはされませんでしたが・・・。

 などというどうでもいい話しか思いつかない盤ではありますが、現在の耳で聞いてみますと、めっちゃくちゃに良いではないですか!ドラッグとか同性愛とかのタブーを取り上げている過激な作品などと言われていますが、そんなことはどうでもイイです。だって英語の歌だから全然意味わからんし。それよりもこの音楽から陽炎の如くユラユラと湧き出して来るエネルギーと言いますか、不穏な空気感と言いますか、怒り・不安・焦燥感・倦怠感等々がゴッチャになったような複雑な感情がとても人間的に感じられまして、何だか共感出来るのでありますよ。同時にちょっと近寄り難いようなヤバ~い雰囲気も放ってはいますので、全面的に受け入れられるってワケではありませんけど。このバンドの音楽って、実は演奏や歌があまり上手くないからこそ却ってリアルに響いてい来るんじゃないかと、わっちは思っております。

 実際にこの連中の演奏って結構下手ですよね?たどたどしいペンペンギター、キーキーと耳障りなヴィオラ、もたついたドラム、ボブ・ディランの真似をしたようなルー・リードのブッキラボーな歌、モデルの児戯レベルのニコの歌等々、レベルとしてはアマチュア同好会って感じなんですけど、だからこそそこから湧き出して来るエネルギーにリアリティが感じられるって気がするんですよね~。それに意外に(?)良い曲も多いですし。例えば「SUNDAY MORNING」「FEMME FATALE」なんかはロックのスタンダード曲ですし、「THERE SHE GOES AGAIN」なんかもポップですし。かと思えばユラユラと情念が沸き立つような曲もあればフリーキーに盛り上がるやかましい曲もあったりして、全体的にとっ散らかった印象になりそうな感じなんですけど、シッカリと統一感があるのが素晴らしいと思います。流石に数多くのミュージシャンに影響を与えただけの事はあるな~と実感した、ある日の夜なのでありました。
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