2018’06.02・Sat

RAY DAVIS 「SEE MY FRIENDS」

praydavis001.jpg

 キンクスの偏屈者と言えばレイ・デイヴィスでありますが、偏屈者のクセに慕われているのか、「友達と一緒にヤル」などというガラにも合わぬ企画盤をぶっ放したのが2012年のこと。この盤の存在は知っておりましたが、聞いてみたいなどとはコレっぽちも思っておりませんでした。しかしレンタル落ちコーナーに350円で置いてあり、以前キンクスの「ヴィレッジグリーン」に感心したこともありましたので、試しに買ってみた次第であります。ちなみにココで共演しているのは、ブルース・スプリングスティーン、ボン・ジョヴィ、メタリカ、ルシンダ・ウィリアムズ、ジャクソン・ブラウン等々、なかなかに錚々たるメンバーが集まっておりますね。

 ところでわっちの勝手な印象として、レイ・デイヴィスってちょっとヒネクレながらも、如何にも英国的な雰囲気を持った曲を書く人という印象があります。この盤に収録されている曲はキンクスとかソロの為に書いた曲らしいのですが、ココで共演しているのは基本的にアメリカの連中ですので、結構アメリカンロックな仕上がりになっているように感じられます。まあ自力でそんな雰囲気は出せないでしょうから、本人もその辺は意識してヤッテいるのだろうと思われます。折角セルフ・カバー集みたいな盤を作るのであれば、コレまでとは違った音を出したいという意図があったんでしょう、きっと。

 だから元々の仕上がりとは全然違うモノになっていて面白い、のかどうかはわっちにはよくわかりません。だってわっちはそもそもオリジナルを殆ど聞いたことがありませんので。ただ、ぶっちゃけ言わせていただきますと、この盤ってそんなに面白いとは思えないんですよね~。まあオリジナルに親しんでいる人であればその違いを楽しむということが出来るんでしょうけど、レイ・デイヴィスらしさが無いアメリカンロックな雰囲気では、やっぱり曲の良さが生きて来ないのかな~って気がしてですね。あと、レイ・デイヴィス本人の歌が、どえらい下手クソですし。ジジイになったから?

 まあ昔からのキンクス・ファンとかレイ・デイヴィス・ファンからすれば、ジジイになっても元気な姿を見せてくれているのは嬉しいんでしょうけど、名人芸と言える程には成長していないこのおっさんの歌とゲスト達の歌&演奏って、聞いていてそんなに面白いモノとは思えないですね~。ただ、元々の曲が良いから楽しめるというモノも当然ありまして、14曲目なんかは特に良いと思いますけど、それにしてももっと面白く出来た企画なんじゃないかな~と思う今日この頃。
スポンサーサイト

Categorie欧米  トラックバック(0) コメント(0) TOP

 |TOP