FC2ブログ
2019’04.10・Wed

ANNE AUFFRET – YANN FANCH KEMENER 「ROUE GRALON NI HO SALUD!」

panneauffret001.jpg

 ブルターニュの歌手ヤン・ファンシュ・ケメネール(と読むのかな?)と、アン・オーフレのデュオによるアルバムであります。ヤン・ファンシュはブルターニュのナンバーワン・トラッド歌手と言われる人ですが、詳しいことは存じません。アン・オーフレという人のことは、もっと知りません・・・。でも歌手のことはよくわからなくても、この2人が素晴らしい歌手だというのは聞けば一発でわかるかと思います。そう、歌手のことなんかよく知らなくったって、歌が良ければ伝わるんですよ。良いモノは良いって。

 このアルバムは、基本的に2人の無伴奏シンギングで構成されております。曲によってはアンさんのシンプルなハープの伴奏が入っているものの、無伴奏のイメージを壊すようなモノではありません。それにしても、ほぼ無伴奏でアルバム1枚作ってしまうなんて、まるで英国のウォータ-ソンズやフランキー・アームストロングみたいですが、思いっきり素朴な英国トラッドに比べたら、こちらのブルターニュ・トラッドの連中は無伴奏なのに何故だか豊かな広がりが感じられますね。トラッドというよりは寧ろ教会の宗教音楽みたいな感覚がありますが、ジャケをよく見ると「SACRED SONGS」とありますから、やはり賛美歌なんですね。なるほど、宗教に裏打ちされた荘厳さとか美しさがあるワケだわ。

 まあ「宗教音楽だから美しい」なんてことは必ずしも言えませんけど、ここで聞ける無伴奏シンギングは俗世とはちょっと離れた所で歌われている、実に美しい仕上がりになっていると思います。ただ、無伴奏シンギングが15曲も続くと流石にキツいな~って部分もありまして、頻繁に聞きたくなるような音楽ではないものの、心が荒んでいるな~なんて感じる夜に一人しんみりと聞くと、ヒーリング効果があるんじゃないかと思う今日この頃。荒みまくったわっちの心には、ジワジワと沁み込んで来ているような気が致します。
スポンサーサイト

Categorie欧米  トラックバック(0) コメント(0) TOP

 |TOP