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2019’05.11・Sat

FAY HIELD 「ORFEO」

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 英国のフォーク歌手フェイ・ヒールドの、2012年発売のアルバムであります。フォーク・ルーツ誌の2011年度のベスト女性ヴォーカルに選ばれた人らしいですが、わっちは全然知りませんでした。日本でも2011年盤の「LOOKING GLASS」と今回の盤がライスレコードから発売されているみたいですが、ご存知の方っていらっしゃいますか?元は英国の名門レーベルTOPICからのリリースですが、日本でTOPICの版権を持っているのはライスでしたね。まあTOPICからのリリースというだけで内容は保証されたようなモンなのですが(?)、聞いてみるとその素晴らしさに感服してしまいますね~。

 内容としては典型的な英国トラッドの世界とでも言いましょうか、シンプル極まりない伴奏に淡々とした歌声が乗って来るワケでありますが、この「如何にも英国」という歌声が素晴らしいんですよ!余計な感情を込めずにちょっと突き放したような感覚で歌うんですけど、シャーリー・コリンズ、フランキー・アームストロング、アン・ブリッグス、ウォータソン&カーシー一族等々の系譜を継ぐ、まさに正統派の歌手と言うことが出来るかと思います。伴奏付きも無伴奏シンギングも、めっちゃくちゃに素晴らしい味わいです。うわ~、知らない間にこんな歌手が出て来ていたんですね~。SPOTIFYヤッテなかったら、絶対に聞き漏らしていたと思います。SPOTIFY万歳!

 シンプル極まりない伴奏ながらも参加ミュージシャンはめっさ豪華でありまして、ギターとバンジョーは名手マーティン・シンプソン、アコーディオンは個人的に注目しているアンディ・カッティング、フェイさんの旦那さんでフィドル奏者のジョン・ボーディング等々、腕達者な名手達が集まっています。まあこれだけの歌手であれば、名手が集まるのも当然っちゃあ当然でありましょう。収録曲の大半は英国トラッド・ソングのはずですが、伝統的な味わいがありつつも瑞々しい新鮮さが弾けているという、今の時代に相応しいフォーク・ミュージックに仕上がっているかと思います。いやいや、マジで素晴らしい!

 これまで個人的に英国の歌手と言えばまずはケイト・ラスビーでありましたが、これからはケイトさんに並ぶ者としてフェイ・ヒールドの名前をシッカリと刻み付けておかねばなりませんね。素晴らしい出会いに感謝!であります。
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