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2019’06.30・Sun

MARY BRAGG 「VIOLETS AS CAMOUFLAGE」

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 アメリカのカントリー系シンガーソングライター、メアリー・ブラッグの今年発売のアルバムであります。この人の名前、英語で書くとそうでもないんですけど、カタカナで書いたらアイルランドのメアリー・ブラックと間違えてしまいそうですね。違いが濁点の有無だけですので。ルックス的に顔は気の強そうな姉御って感じの人ですが、ボディが関取体形というのがアンバランス~。この顔だったら体もスマートじゃないとおかしいでしょう・・・って、大きなお世話ですね、失礼致しました~。

ちょいとアンバランスなのでは?
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 というどうでもいい話はさて置き、2017年に「LUCKY STRIKE」なんてタバコみたいなタイトルのアルバムを出しているブラッグさん、これまで全く知らなかった人なんですけど、なかなかイイ作品を作りますね~。ナッシュビルの自宅のスタジオで制作して、自分でプロデュースもエンジニアもヤッタらしいのですが、相当に「出来る」人ですね。過不足の無い的確でダイナミックな音作りと、クリア&シャープな音像が実にカッコいいと思います。もしかして今後はプロデューサーとかエンジニアとしての仕事の依頼が来るのではないですか?

 そしてカッコいいのは音だけではなく、ブラッグさんの歌もなんですよ。クールでありながらもシッカリと熱量を込めた歌い口でありまして、実にわっち好みなんですよ。カントリーの歌手って暑苦しかったり田舎者丸出しのイモっぽいのがいたりしますけど、ブラッグさんは本当にイイですよ~。そんなクールなのに熱い歌声で、カントリーやフォークだけでなく、ジャズっぽかったりブルースっぽかったりする曲も歌うんですけど、何を歌ってもやっぱりカッコいいんですよね~♪ちょいとハスキーな声もステキです。

 カントリー系の歌手では、最近はエミリー・スコット・ロビンソンという大発見がありましたけど、ブラッグさんも物凄くイイですね。ちょいと掘れば良い歌手が色々出て来るフォークやカントリーの世界は、一筋縄では行かない本当に奥の深い世界だと実感する今日この頃なのであります。
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2019’06.29・Sat

ROSIE CARNEY 「BARE」

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 イギリス出身で現在はアイルランドのドニゴールを拠点にして活動しているというフォーク系シンガーソングライタ、ロージー・カーニの今年発売のアルバムです。まだハタチ前後のはずでルックスもなかなか良く、気になる歌手でありますな。ただこの自己主張の強いダサいジャケは一体何事なのでしょうか?とてもフォーク歌手のジャケには見えませんね~。まるでハゲにしてないシネイド・オコナーみたいな、妙な意思の強さを感じてしまいます。

 ところでロージーさん、わざわざアイルランドに拠点を移しているということで、伝統的なアイリッシュ・トラッドにドップリと浸っているのかと思いきや、音楽的には全然そんなことないですね。どちらかと言えばフォークよりもロックやポップスの影響を強く受けた、モダーンなフォークをヤッテいるように思います。美しいメロディの曲がズラリと揃っていますが、そのどれもがスザンヌ・ヴェガみたいな都会的クールさを持っていると感じられます。また、涼しげでちょいと儚さを漂わせた癒し系の歌ではありますけれども、素朴と言うよりはスマートと表現した方が良さそうな感覚がありますね。要は伝統を汲んでいるという感じではなくて、シッカリと現在の音楽になっているという感じです。

 実際のところは知りませんけど、ロージーさんってかなり計算して素朴なフォークとは違った音楽を演出しているように思います。アルバム前半はアコギ弾き語りみたいな作りにしつつバックには薄くシンセ音を入れてクールさを強調していますし、後半はエレキギターや鍵盤楽器(シンセ等)をシッカリと導入して今時のロックやポップスと共通した感覚を持つ音楽であることを明確に示していると感じられます。何だかこの人、ジャケットも含めて「私は単なる素朴なフォークなんてヤッテないんだからね!」と、強烈な意思を発しているような気がするんですよね~。う~む、怖いですね~、この女。

 こういう都会的でスマートなフォークを作りたいのであればイギリスにいても出来るはずなんですけど、アイルランドに活動拠点を移しているのがよくわかりませんね。もしかしたら、トラッドを現代化する手法はアイルランドの方に一日の長があると判断して、フォークの現代化という明確な狙いを持って拠点を移したのかもしれません。まあ全てはわっちの妄想に過ぎないんですけど。とか何とか言いつつ、コチラのアルバムは単純に美しいフォークとして聞くことが出来ますし、実際に聞いていて涼やかで心地好いですから、あまりゴチャゴチャ考えずに楽しめば良いのだと思います。わっちが勝手にロージーさんのことを「計算高くて怖い女」と思っているだけですから。

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2019’06.28・Fri

ANGELIQUE KIDJO 「CELIA」

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 アフリカが誇る怪女(?)アンジェリーク・キジョーの、今年発売のアルバム「セリア」であります。セリアと言っても100円ショップのことではなくて、ラテン音楽界の大歌手セリア・クルースのことであります。コチラのアンジェリークさん、昨年はトーキング・ヘッズの名作との誉れ高い「リメイン・イン・ライト」(聞いたこと無いな~)を丸ごとパクって、好き者の間で大変な評判となりましたけど、今回はラテンの大歌手のモノマネをやらかしたワケですから、なかなか愉快な人でありますな。

 ジャケットからしてセリア・クルースに成りきっていますが、歌声の方もセリアに似せようとしていると感じられます。比べてみればアンジェリークさんの歌はあまり品が無いように感じられますけど、低くてちょいと硬い歌い口はセリアと共通していまして、少しは健闘しているように思いますけど、如何でしょうか?この歌、わっちは嫌いではありません。

 歌の方はセリアのモノマネって感じはしますけど、対照的にバックの演奏はラテン音楽なんぞ何処吹く風みたいな音を聞かせますね。ヤッテいる音楽はラテン音楽ですから、勿論ラテン音楽の雰囲気は濃厚に放っています。しかしですね、ラテンのフレーズを鳴らしてはいてもエレキギターやエレキベースは完全にロックバンド仕様でありまして、ラテン音楽の繊細さや優美さなんぞはコレっぽっちもありません。でもこの騒々しいハチャメチャ加減が実に面白いと思います。

 ただ、ちょっとわっちの好みではないのがドラムの音であります。セカセカと落ち着きの無いリズムを刻むドラムが、妙にケーハクで薄っぺらく感じられるんですよ。このドラムはトニー・アレンが叩いているらしく、ワールド・ミュージッカーの方々には評判が良いようです。しかしこのおっさんって、わっちの苦手なフェラ・クティのとこでドラムを叩いていた人ですし、もしかしてわっちのフェラ・クティ嫌いはこのおっさんのドラムが原因の一つかも?な~んて思ったりして。とは言っても、ロックで騒がしいこのアルバムの仕上がり自体はとても面白いですし、ついつい繰り返し聞いてしまう魅力があると思います。

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2019’06.27・Thu

ANDREA VON KAMPEN 「OLD COUNTRY」

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 アメリカのフォーク系シンガーソングライター、アンドレア・フォン・カンペンの今年発売のアルバムであります。SPOTIFYサーフィンで見つけた歌手なんですが、新人歌手ですかね?ポール・サイモンとジェームズ・テイラーが好きで大いに影響を受けているそうですが、言われてみれば確かにそんな感じもしますかね~。基本的にアコギと歌だけで成立する音楽という辺りは共通している気が致します。

 音楽的にはフォークとは言ってもトラッドなんかに通じるようなモノではなくて、ポール・サイモンやジェームズ・テイラー以降のもっとモダーンな感覚を持ったフォークという感じであります。言ってみれば都市のフォークとでも言いましょうか、アメリカン・フォークの伝統を受け継いだようなタイプではなくて、元々のベースはロックやポップスにあるように感じられる音楽ですね。それをアコギを主体にしたシンプルな演奏で歌っているからフォークみたいに聞こえるという、そんな音楽だと思います。感覚的にはデビューした頃のスザンヌ・ヴェガなんかに近いのではないでしょうか?

 この歌声だからそんな音楽性になったのかどうかはわかりませんけど、アンドレアさんの歌はどことなく哀愁を帯びていて、儚くも優しい響きがありますね。言わば最近流行のオーガニック系のヴォーカルということになるんだと思いますが、ヤッテいる音楽は懐かしい感覚のフォークであるものの、この歌声のお陰で実は極めて同時代的な音楽になっているのかもしれません(知らんけど)。スムーズに淡々と流れて行く音楽ではありますが、この歌声があるからこそ魅力的に響くのでありましょう。

 などとゴチャゴチャ言ってますけど、実際はフォークだろうとポップスだろうと、同時代的だろうと何だろうとそんなことはどうでも良くて、独特の愁いを帯びた歌声とスムーズなメロディ、そしてシンプルな演奏の美しい響きを素直に楽しめば良いのだと思います。聞けばその美しさはすぐにわかるはずですし、ラップやら電子音楽やらが全盛の今の時代だからこそ、アンドレアさんみたいな人の音楽がより価値を増すのではないかと思います。個人的には実にステキなアルバムだと思いますが、如何でしょうか?

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2019’06.26・Wed

LUKA PRODUCTION 「FALAW」

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 アフリカはマリのグループ(プロジェクト?)ルカ・プロダクションの、今年発売のアルバムであります。SPOTIFYで見つけて何だかわからないままに聞いてみたのですが、コレが実に面白いではないですか!エレクトロな音を使ってはいるものの、メインに据えられているのは伝統的な民族楽器の音でありまして、現代のグリーオという感じの音楽を展開しているのであります。まあこの手の音楽はサリフ・ケイタなんかで一気に有名になりましたし、特に珍しくもなんとも無いワケではありますが、この連中が面白いのは、そこにヒップホップの要素をブチ込んで実に今時のクールな音楽を展開しているからであります。この感覚、キューバのマデーラ・リンピアに似た感覚がありますね・・・って、誰にもそんな話は通じませんよね。失礼致しました~♪

 ヒップホップと言っても人工的なサンプリング音を取り入れるとかではなくて、あくまで人力サンプリングとでも言いましょうか、アコースティックな伝統楽器を正確無比に演奏してクールなビートを作り出しているんですよね~。結果として出て来る音は伝統的な音楽と変わらない、人間味の溢れる温もりのある音楽であります。今時だけど伝統的、クールだけど温かいという、とにかく素晴らしいとしか言いようがない音楽に仕上がっていると思います。う~む、めっさカッコイイ!コレはシビレますね。

 ヴォーカル(ラップ)には色々な人をゲストに迎えているようですが、バックの演奏とは違ってコチラの方はあまり伝統的ではないと言いましょうか、サリフ・ケイタみたいに声を張り上げるようなスタイルを採ることはありません。まあヒップホップで声を張り上げる人もいないとは思いますけど、独特の節回しやリズム感を持ったスタイルは、ラップと言うよりは喋るように歌っているように聞こえまして、実にメロディックであります(普通にグリーオのスタイルで歌っている曲もありますよ)。コレがまたクールでカッコイイんですよね~。コレがバックの演奏と一体になった時の高揚感には、たまらないモノがありますよ!う~む、やっぱりめっさカッコええ!

 アフリカにはヒップホップを取り入れた色々な音楽がありますが、まあわっちはその手の音楽をそんなに聞いているワケではないんですけど、その中でもこのルカ・プロダクションは最高の成果を挙げているのではないかと思われます。クールでありながら高揚感と躍動感に溢れる最新のアフリカ音楽として、幅広い方々にオススメ出来る逸品になっていると思います!う~む、久し振りにアフリカの音楽で大興奮してしまったぜぇ~、ワイルドだ・・・やめとこ。

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2019’06.25・Tue

HEATHER DALE 「SPHERE」

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 カナダのフォーク~トラッド系シンガーソングライター、ヘザー・デイルの昨年発売のアルバムであります。たまたまSPOTIFYサーフィンで出会った、これまで全く知らなかった歌手なんですけど、既にコレが20枚目のアルバムとなるそうです。へ~、かなりのベテランさんですよね~。ご存知の方っていらっしゃいますか?SPOTIFYをヤッテいますと、わっちが知っている歌手とか音楽なんて、世界中のほんの一部分でしかないんだな~と心底実感致しますね。

 今回のアルバムですが、1曲目を聞いて「おや?」と思ってしまいました。何故だかアラビア~ンな雰囲気のアンビエントなエレクトロニカ・トラッドみたいな音楽だからであります。2曲目以降もインド風エレクトロ・トラッドやら中近東っぽい緊張感溢れるエレクトロ、ピーター・ガブリエル風の重厚なエスノロック等々、色々と出て来ますね。この手の音楽って、以前はマウス・ミュージックとかアフロ・ケルト・サウンド・システムとかがヤッテいましたけど、こういう試みをヤッテいる人ってまだいたんですね~。好き・嫌いは別としても、完成度は結構高いと思います。

 この手のエスノなエレクトロ曲以外に、弦楽四重奏的な音をバックにした非常に美しいバラッド、自身で演奏するハンマー・ダルシマーやティン・ホイッスルが可愛らしいポップな曲等もありますが、基本はエレクトロ音とエレキ・ベースを使用したモダン電化トラッドと言って良いかと思います。歌手としての力量はメチャクチャにありますので、どれも説得力を持った仕上がりになっていると感じられますね。その辺は流石がに20枚もアルバムを積み重ねて来たベテランかな~という気が致します。

 最近のフォーク~トラッド系音楽の傾向として、アイオナ・ファイフやキティ・マクファーレン、ハンナ・ラリティ等々の若手連中は、アコースティックな質感を大事にした伝統的なスタイルを採っているのに対して、ヘザーさんみたいなベテランが過激な(?)方向に突っ走るというのが面白いですね。まあカナダって以前からアシュリー・マッカイザック、メアリー・ジェーン・ラモンド、ナタリー・マクマスターみたいな過激派が出て来ていますから、カナダのトラッド界隈ではこの手の音楽はもはや「試み」ではなくて「当たり前」になっているのかもしれませんけどね。

 何にしても極めて現代的なアレンジを施されたこの電化トラッドはなかなかに耳に心地好く、気分良く聞ける1枚に仕上がっていると思います。しかし、だからといってこの作品を頻繁に聞くかと言うと、コレよりはスコットランドやらイングランドなんかの若手の伝統的スタイルのトラッドを聞きたいと思いますね~。

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2019’06.24・Mon

チャラン・ポ・ランタン福岡公演~2019年6月22日

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 6月22日はチャラン・ポ・ランタンの福岡公演に、嫁さんと一緒に行って来ました。今回の場所はドラム・ロゴス。昨年サイレント・サイレンがライヴをヤッタのと同じ場所であります。客の入りはサイレント・サイレンに比べたら半分位かと思いますが、1000人キャパのライヴ・ハウスにざっと400人弱位いたかと思います。年齢層はちょいと高めで、30代以上が中心って感じでした。相変わらずチャラン・ポ・ランタンって若向けではないみたいで、同日にZEPP FUKUOKAで行われたスキャンダルのライヴとは全く被らない客層ですね~。凄く落ち着いた雰囲気なのはイイんですけど。

 会場に入ったのは17時半頃で、場所は一番後ろのミキサー卓等が置いてあるブースの前辺りで、ヴォーカルのもものほぼ正面ぐらいの位置です。やっぱりドラム・ロゴスは狭いですが、サイサイに比べたら随分客と客の間に余裕があると言いましょうか、立錐の余地も無いなんて感じではないのが良かったかと。ライヴ開始は18時予定ですが、18時を過ぎても始まる様子が無く、「何ヤッテんねん?」と思ってたら10分以上過ぎてから舞台の袖でメンバー達が気合を入れる声が聞えて来て照明が暗転し、チャラン・ポ・ランタンの2人が登場!「ALE BRIDER」で幕を開け、続いてカンカンバルカンが登場。ドラムのふーちん、ベースのさくらん、テナーサックスのオカピとゲストのヴァイオリンの舞子というお馴染みのメンバーが出て来たのですが、ありゃ、アルトサックスの緑とトランペットのごまちゃんがいないぞ?狭いライヴ・ハウス巡りだからフルメンバーじゃないみたいですね。

 しかしフルメンバーじゃないとは言っても、そこはやっぱりカンカンバルカンですよ、チャラン・ポ・ランタンの2人だけの演奏には無い色彩感とド迫力をプラスしてくれるワケでございます。もうココからは怒涛のノリノリアゲアゲの演奏でぶっ飛ばしまくり!最初は音がデカ過ぎてバランスがよろしくなく、サックスとヴァイオリンの音が聞こえにくかったのですが、途中から改善されて来てバランスと音量もイイ感じになりました。それにしてもカンカンバルカンって本当に演奏が達者ですね。全員めっちゃくちゃに上手いんですけど、特にリズムを支えるドラムのふーちんが超絶的に上手いんですよ!「コイツ手が何本あんねん!」という凄まじい腕前で、こんなに凄いドラムを見たのはジャック・ディジョネット以来ですかね~。地味ながらもバッツンバッツンのベースを弾くさくらんも素晴らしいです!

チャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカン。フルメンバーではありませんでしたが。
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 とにかく最初から最後まで息をもつかせぬ怒涛のダンスナンバーが続いて、以前のヨーロッパ的なドロドロと仄暗く退廃した感覚がある曲は封印。過去のナツメロ(?)にはこだわらずに、新作で聞くことが出来た新しい音世界を徹底的に見せる潔さに感心致しました。やたらとナツメロにこだわるスキャンダルとは違うな~。もちろん初期の頃からヤッテいる定番の「ムスタファ」とか「最後の晩餐」なんかはありましたけど、怒涛の勢いを持った現在のチャラン・ポ・ランタンのパワーで演奏しますから、これまでとは違った新鮮な気分で見ることが出来ました。本当に充実の2時間ちょい(25曲位かな?)でしたね~♪

 個人的には、大好きな「日が昇るまで」とか「お惚気アベック」をヤッテくれたのが嬉しかったですが、ハイライトは現在のチャラン・ポ・ランタンの世界を一番端的に表現している「最高」でしたでしょうか。タイトル通り本当に最高な曲・最高な歌詞でありまして、とっても感動しましたね~。ももと小春の長~い寸劇から突入する「ポジティブヒーロー」も良かったな~♪スカの「マッドネス」も素晴らしくて・・・って、結局全てが本当に心底素晴らしいと感じたんですけどね。元々口笛を吹けないももがスースーとスッカスカな口笛を鳴らしたり、服を着ないで寝てしまって冷房で喉をヤラレたという小春が、高い声が出なくて思いっ切り音を外したり、そういう部分も含めて本当に面白かったです。

 あと、チャラン・ポ・ランタンのライヴの特徴として、やたらとダラダラ長いMCがあるんですが、今回もそれは健在。結局何が言いたいのかよくわからない小春の喋りとか、ももと小春の寸劇みたいなMCとか、それらも含めて芸として成立していますので、長くても楽しいんですよ。その辺は流石に大道芸や寄席なんかで鍛え上げて来ただけのことはありますね。しかもそれを苦労人とは感じさせずに自然体でヤッテいますし、ありがちな「自分達だけが楽しい」みたいなモノではなくて観客との一体感がありますから、実にイイ感じなんですよね~。チャラン・ポ・ランタンのステージは、全てが芸として成立しているのが素晴らしいです。

 何にしても、やっぱりと言いますか当然と言いますか、チャラン・ポ・ランタンのライヴは本当に面白かったですね。竹原ピストルみたいな衝撃があるワケではありませんが、アマチュアっぽく飄々としていながらプロとしての至芸を見せてくれる俊英達のライヴ・パフォーマンスは、本当に感動的だと思います。カンカンバルカンの演奏に負けない小春のキレッキレのアコーディオンは更に腕前を上げていますし、以前より声が低くハスキーになって来たももの歌声は、ますますパワーアップして来ましたし、チャラン・ポ・ランタンはその独特の音楽性も含めて日本の音楽界で飛び抜けた存在になって来ましたね。これからこの連中がどんな方向に向かって行くのかはわかりませんけど、今後もず~っと追い掛けて行こうと思った或る日の夜なのでありました。

 あ、一つ気になったことがあったのですが、ももがいつも脇に抱えているブタのぬいぐるみが今回はありませんでした。あのブタさん、一体どうなったのかな?

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2019’06.23・Sun

CANSU AK 「TAM ZAMANI」

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 本日は昨日のチャラン・ポ・ランタンのライヴレポートを更新しようと思っていたのですが、何故だかめっさ眠くて昼寝をして起きたら既に19時前!こりゃ間に合わんってことで、ライヴレポはもうちょっと後で更新することに致します。というワケで、今回は通常更新であります~♪

 最近は本当にSPOTIFYばっかりでありまして、5月の連休にプランテーションでゲットして来た盤を全然聞いていなかったりするのでありますが、やっぱり現物をゲットしたんですからちゃんと聞かなければなりません。というワケでトルコの新人歌手ジャンス・アクの昨年発売のデビュー盤であります。新人とは言っても、今年31歳だそうです。道理で貫禄のある顔してるワケだわ。地元ではポスト・セルタブなんて言われているようですが、セルタブってトルコではスーパースターですから、ジャンスさんにもそんな資質があるってことでしょうか?

 コチラの盤ですが、プランテーションで試聴させてもらって「おおっ、めっさエエ音してるやんけ!」と一発で気に入って、即決ゲットしたのでした。しかしそんな盤を家で聞いたら、「?」なんて感じる場合もあるワケでありますが、この盤は全くそんなことはありませんでした。お店で聞いた時と同じで、やっぱりめっさイイです。何がイイって、まずは曲がイイんですよ。全曲作詞作曲を本人がヤッテいるんですけど、シッカリとポップスでありながらもハルクっぽさも持ち合わせていて、トルコの伝統をキッチリと受け継いでいると感じられるのが素晴らしいかと思います。ポップスらしいダイナミックな音作りでありつつも伝統楽器の響きも大切にしていますし、全てにおいてバランス感覚が非常に優れていると思いますね~。

 そして、この人の歌もまたステキなんですよ。トルコの歌手ですから歌が上手いのは当然として、新人歌手らしからぬ堂々と落ち着いた歌い口で、しかし過度に貫禄タップリなんてことも無く、新人とベテランの丁度中間と言いましょうか、やはり非常にバランスの良い歌を聞かせてくれるんですよね~。全てにおいて見事なバランス感覚がありますので、安心且つ心地好く聞くことが出来る仕上がりになっていると思います。トルコの音楽なんて最近は全く気に掛けていませんでしたけど、流石に音楽大国だけあって優れた才能を持った人が出て来ますね。

 というワケで(?)、やはり音楽大国のトルコの音楽に関しましては、常に少しは気に掛けておかねばならんな~と思った、或る日の夜なのでありました~♪あ、ちなみにタイトルの「タム・ザマニ」って、トルコの何ちゃらいうロック・バンドのメンバーの名前らしいです。何故そんなタイトルを付けたのかは知りませんけど。

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2019’06.22・Sat

チャラン・ポ・ランタンのライヴに行って来ました!

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 本日6月22日はわっちが特別に好きな2大グループ、スキャンダルとチャラン・ポ・ランタンの福岡公演がありまして、どうせ福岡でヤルなら1日ズラしてくれよと思うワケではございますが、ライヴ・アクトとしては遥かに上のチャラン・ポ・ランタンのライヴに行って来た次第であります。昨年は「歌とアコーディオンの姉妹劇場jってことで2人だけのライヴでしたけど、今年は愉快なカンカンバルカンを引き連れてのライヴですので、物凄く楽しみだったんですよね~。結果としてはもう心の底からめっちゃくちゃに楽しいライヴで、やっぱりチャラン・ポ・ランタンは最高だということを再認識致しました!腕達者なカンカンバルカンも本当に最高です。

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2019’06.21・Fri

RICHARD THOMPSON 「13 RIVERS」

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 というワケで(?)、リチャード・トンプソンの昨年発売のアルバムであります。既にジジイになりながらも元気に作品を出し続けてくれているのが嬉しいですね。出来ればもう1度ライヴを見てみたいモノだと思いますが、難しいですかね~。ギター1本抱えて、1人で福岡市民会館に来て下さい・・・って、客がそんなに集まるワケないか。やっぱりアルカス佐世保に来てね。客の大部分はこのおっさんと歳がそう変わらないジジイとババアばっかりになってしまうと思いますけど、卓越したバカテク・ギターと味わい深い歌できっとジジババどもを盛り上げてくれることでありましょう。

 まあ来日公演なんてあり得ないと思いますので、とりあえずはジックリとこのアルバムを聞くしかないワケでございますが、それにしてもこのおっさん、本当に元気ですね~。ダークな色彩感に溢れた、めっさ良いメロディの曲がズラリと揃っているのは相変わらずで、音楽的な根っこの図太さに本当に感心させられると言いましょうか、尽きぬ才能に驚嘆って感じであります。しかも既にジジイのクセに若い連中に全く負けないパワフルなロックンロールを展開しているワケですから、最早バケモノとしか言いようがありません。とにかく聞いてみて下さいよ、この衰えぬ歌声と弾きまくるエレキギターのカッコ良さを!「あのなあ、リチャード先輩は本当に凄えんだぞーっ!」と、声を大にして言いたいです。

 それにしても何なんでしょう、この尋常ならざるカッコ良さは。嬉々として活き活きと躍動しているジジイの姿に、歳はこういう風にとらなければならんな~と思い知る次第であります。最近は元気なジジイって珍しくはありませんけど、リチャード先輩ほど凄まじいパワーと創造力溢れるジジイは他になかなかいないんじゃないですかね~。ジジイになって年相応に枯れて来て、などという凡人が辿る道なんぞ何処吹く風、活火山のようにエネルギーが噴き出しているのが素晴らしいです。

 正直なところ、2000年代に入ってからは英米のロックなんぞに関心は無くなっていて、ロックの本場は既にアジアに移ったと認識して久しいワケでございますが、元本場からこういう元気なロックが出て来るのは嬉しいと思います。しかし若い連中ではなくてジジイがこんな作品を出して来るあたり、やっぱり英米のロックなんてとっくに終わっているんだな~と更に実感してしまったりして。多分英米の若い連中はもうロックなんて必要としていなくて、ヒップホップとかエレクトロ系とかR&Bがリアルな音楽になってしまっているんでしょう・・・って、日本も似たようなモンか。ロックは既に古典音楽なのかな~?

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2019’06.20・Thu

OLD BLIND DOGS 「ROOM WITH A VIEW」

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 SPOTIFYでは今のところはアイルランドやスコットランド、イングランドなんかのトラッド系音楽を中心に聞いているのですが、コレがハマると抜け出せない魅力がありまして、実に楽しいんですよね~。この手の音楽は歌モノもインストもどっちも好きですし。とにかくSPOTIFYだったら入手困難なアルバムをお気軽に聞くことが出来ますので、本当に重宝しています。そんな中で見つけたのがこのオールド・ブラインド・ドッグズというトラッド・バンドであります。

 この連中はスコットランドのおっさん4人組バンドでありまして、基本はフィドル、ギター、パーカッション、バグパイプの編成であります(ギターのおっさんは歌も歌います)。1990年から活動を開始して、頻繁にメンバーを変更しながらも現在まで続いているみたいですね。おっさんバンドというと、わっちはまずアイルランドのルナサを思い出してしまうのですが、ルナサみたいにベースを強調して力技でブンブンとスイングするというタイプではなくて、フィドルが全体を牽引しつつバグパイプが華やかに疾走する、言ってみればアコースティックで正統派なトラッドを聞かせてくれるバンドであります(ベース音も聞こえたりしますが、もしかしたらギターの低音弦の音かもしれません)。

 今回のアルバムは2017年盤でありますが、最近のアルバムと言っても30年前のアルバムと言ってもどっちでも通用しそうな音楽だと感じられますね。あまり時代に関係無いタイプの音楽でありまして、スコットランドに行けばいつでもそこにある音楽という佇まいがステキかと思います。まあ音作りにロックっぽい要素は感じられますし、猛烈な疾走感を持った曲もありますけど、あまり尖がったところが無い優しい音と歌声は、実に心地好いと感じられます。とっても良いバンドだと思いますよ!

 しかし麗しの女性歌手だけでなく、こんなおっさんバンドにまで手を出していたら、いくら時間があっても足りませんよね~。おっさんトラッドバンドを聞くのはテキトーに切り上げて、他の国の色々な音楽も聞いて行きたいと思う、今日この頃ではあります。

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2019’06.19・Wed

LADY MAISERY 「CYCLE」

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 英国の女性3人組トラッドバンド、レディ・マイゼリーの2016年のアルバムであります。メンバーはアコーディオンのハンナ・ジェイムズ、フィドルのローアン・レイガンズ、ハープのヘイゼル・アスキューで、全員が歌って演奏するコーラス・グループであります。それぞれの担当楽器については全員が達者なのは周知の事実ですが(周知か?)、このグループの面白さは楽器の演奏よりも寧ろコーラスにあると言えましょう。

 とりあえずは初めて耳にしたこのグループ、わっちにはどれが誰の歌声なのかは全然わかりませんが、全員がてんでバラバラなリードを取っているように聞こえるコーラス・ワークが実に面白いですね~。ハーモニーというよりもお互いの声をぶつけ合っているような感覚がありまして、それでいてシッカリとバランスが取れているというのが実に不思議です。この感覚はウォーターソン一族なんかにも共通しておりまして、最初のうちはイイんだか悪いんだかよくわからないんですけど、聞いている内にハマって来てしまうんですよね~。勿論わっちもハマりまくってますよ!

 まあヤッテいる音楽は伝承バラッドとかのトラッドなんでしょうけど(自作もあるのかな?)、それぞれの歌と担当楽器以外の音はあまり入っていない極めてシンプルな演奏ながらも、曲によってはシタールなんかを入れたりして、従来のトラッドの枠に囚われない新鮮な発想を持っているのがよろしいかと思います。勿論無伴奏シンギングみたいな極めて伝統的な曲もあったりしますけど、どの曲においても若々しさと瑞々しさが弾けているのがステキです。イングランド・トラッドの世界なんて、ケイト・ラスビーとかナンシー・カー以降はこれまで何もチェックしていませんでしたが、このグループを含めて新鮮な連中が続々と出て来ているんですね~。

 いや~、この連中は本当に良いですね~。伝統的でありながらも現代的な感覚がシッカリとありますし、ヤル気満々の意欲と勢いに溢れているのが素晴らしいです。こういう連中は是非ライヴを見てみたいモノだと思いますが、誰か日本に呼んでくれないですかね~。アルカス佐世保の中ホールあたりでジックリしんみりと浸りたい、最高に新鮮なトラッド・バンドだと思います。文句無しの大傑作でありますよ!

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2019’06.18・Tue

MAZ O’CONNER 「THIS WILLOWED LIGHT」

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 英国のトラッド~フォーク系シンガーソングライター、マズ・オコナーの2014年のアルバムであります。おそらくコレがデビュー盤かと思われます。いつもの如くSPOTIFYサーフィンで見つけた歌手ですが、やっぱりSPOTIFYってこういう全然知らない歌手との偶然の出会いがあるからイイですよね~。もうSPOTIFY無しの生活なんて、考えることは出来ません。

 コチラのマズさんですが、アイルランドにルーツを持ち、現在はロンドンに在住しているらしいです。子供の頃からフォークソングが好きだったらしく、その手の音楽を色々と身につけながら、自分のソングライティングに磨きをかけて来たようですね。収録されている全11曲は、どれもフォークソングからシッカリと養分を吸収して来たことがよくわかる、シンプルながらも実に味わい深いモノばかりとなっております。いや~、イイ曲書きますねマズさん。なかなかの才能の持ち主とお見受け致します。

 そしてこれまたイイのが、この人の歌声であります。ちょいと鼻が詰まったような独特の声ではありますけれども、それが何だか妙に可愛らしいですし、淡々とした歌から感じられる切々とした歌心が実にわっち好みなのであります。しかも淡々としているだけではなくて、軽やかさと可憐さも持ち合わせている、とってもステキな歌かと存じます。英国フォーク界には素晴らしい歌手が多々いますけど、マズさんも間違いなく素晴らしい歌手であります。わっちは好きですね~♪

 何だか時間が経つのを忘れて聞き惚れてしまうこのアルバム、SPOTIFYには2016年のアルバムもあるのですが、まだそっちに行けない~。しかも現在新作を録音中とのことですから、もしかしたら今年はマズさんの年になるかな?な~んて気もする今日この頃、SPOTIFYで聞けるだけでも十分ありがたいんですけど、出来ればマズさんの盤をゲットしたいな~などと思っております。これからは盤屋さんに行ったら、マズはマズさんの盤を探すことに致しましょう♪

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2019’06.17・Mon

RICHARD THOMPSON 「ACOUSTIC CLASSICS」

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 前にも書いたことがありますが、わっちはリチャード・トンプソンのライヴを見たことがあります。大阪は心斎橋にあったクラブクアトロにて、当初はリチャード&ダニーの2人のトンプソンのライヴ予定だったのですが、蓋を開けてみればリチャード1人だけのソロライヴ。「ありゃー残念!」と思ったのも束の間、ローデンの小さいアコギ1本を持ってステージにフラリと現れたヒゲ面のおっさんに、一瞬で耳を奪われたのでありました。歌も味わいがあるんですけど、とにかくギターの腕前がとてつもなく凄いんですよ。親指と人差し指でピックを持ってリズムを弾き、残りの指でメロディを弾きまくるという凄まじい超絶バカテクぶりにぶっ飛んだのでありました。

 それ以来わっちはリチャード・トンプソンはアコギのソロに限る、なんて考えを持ってしまったのですが、そんなわっちの考えにまさにピッタリの作品がSPOTIFYにありました!「ACCOUSTIC CLASSICS」というシリーズなんですけど、全部で3作品あるんですよ。いや~、コレはメチャクチャ良いですね~。余計な音無しにおっさんの歌とアコギだけを聞くことが出来るワケですから、まさに至福の時であります。曲の良さ、歌の味わい、ギターの凄さを存分に堪能出来る、わっちの為に作られたようなこの作品、時間を忘れて聞き入ってしまいます。コレさえあればスキャンダルもチャラン・ポ・ランタンも要らない!なんて言いたくなるような魅力に溢れていますね(イヤ、要るんですけど)。

 ところでおっさんの曲でわっちが一番好きなのは「VALERIE」で、心斎橋のライヴの時もそのあまりの凄まじい演奏に衝撃を受けましたが、この作品で聞ける演奏も実に素晴らしいです。こんな風にギターを弾くことが出来たらさぞ楽しいだろうな~と心底思いますが、こんなモン弾けるはずがありませんね。とりあえず部屋で眠っているマーティンD-18を引っ張り出して練習しようかとも思いますけど、練習方法さえわからない~。どなたか、リチャード・トンプソン奏法をお教え下さいませ~。

 何にせよとにかくこのおっさんのアコギ弾き語りに浸ってしまうワケでありますが、他にも何かイイのが無いかな~と思って探していたら、全然知りませんでしたけど昨年新作を出していたんですね。コレはチェックしなければなりません。歌とアコギ以外の余計な音がたくさん入っているんでしょうけど、今回の「アコースティック・クラシックス」を聞いて、基本的にわっちはこのおっさんの音楽がメチャクチャに好きなんだということがハッキリとわかりましたので、「ミラー・ブルー」以降はマトモにチェックしてこなかったその後の作品を、シッカリと聞かせていただこうと思った今日この頃なのであります。

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2019’06.16・Sun

SPOTIFYばっかりヤッテていて

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 先月プランテーションとかディスク・ユニオンで買って来たCDを全然聞いていないので、コレでは遺憾でしょうってことでボチボチと聞き始めております。基本SPOTIFYをヤッテいたらCDなんてもう全然必要無くなってしまいまして、CDには見向きもしない状況であります。う~む、こんなことになるなんて全く考えてもいなかったですね~。でもSPOTIFYで色々と山ほど聞けるので、めっさ嬉しい~。

 とは言いつつもゲットしたCDはキッチリと聞いて成仏(?)させなければなりません。というワケで先日プランテーションでゲットしたギリシャ盤を聞きました。何ちゃらいう歌手が何ちゃらいう作曲家の曲を歌った、1996年の何ちゃらいうタイトルのアルバムです。ギリシャ語表記しかないので全く読めません。どうしよ~と思っていたら、そう言えばその昔、オーディブック・シリーズで「ギリシャ音楽入門」というのをゲットしていたことを思い出しました。確かアレにギリシャ文字にアルファベットを当てはめた一覧表があったよな~ってことで、棚から引っ張り出して来ました。見てみたらやっぱりありましたよ変換表が!ということで早速当てはめてみると、このブツの歌手はソフィア・パパゾグルーと読むようです。知ってるような知らんような名前ですが、まあ歌手名がわかりましたので良しとしましょう。

ギリシャ音楽入門
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 で、内容の方はと言いますと、コレがめっちゃくちゃにイイんですよ!現代的なギリシャ・ポップスとは違っていて、ライカなんかの伝統的な味わいをシッカリ残した、アコースティックな美しい音楽であります。弦楽四重奏的な、ちょいとクラシック的な感覚もある音楽だと感じられますね。ソフィアさんの歌にはそんな音楽性に合った、女性らしい柔らかくて優しい響きがありまして、何もかもが美しいという仕上がりになっているかと思います。ギリシャの歌手ってしかめっ面した塩辛い歌を聞かせる人が多いという印象があるんですけど、ソフィアさんはそんなところが無くて実に聞きやすいと思います。もしかしたら本格派のギリシャ音楽ファンには物足りない歌に感じられるのかもしれませんが、わっちみたいなギリシャ音楽シロートにはピッタリの歌手ですね!

 う~む、流石にプランテーションの店長さんがオススメして下さったブツですね~。本当に間違いが無いと言いますか、わっち好みのモノをお教え下さいますわ。素晴らしい内容の作品だと思います。もしかしたらギリシャ音楽ファンの間では有名な盤なのかもしれませんが、今更ではあってもこんなステキなブツに出会うことが出来てとっても嬉しい今日この頃。もしかしたらSPOTIFYにもあるのかもしれませんけど、SPOTIFYで自力で色々探すとどうしても偏りが出て来てしまいますので、なかなか出会えない音楽ってありますからね~。知識のある方に色々とお教えいただけるのは、本当に有り難いことだと実感致します。

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2019’06.15・Sat

ROBERTA SA 「GIRO」

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 ロベルタ・サーなんて名前は久し振りに聞きましたね~。そのルックスが好きでデビュー盤をゲットしたのは一体いつのことだったか、それ以来この人の盤は全くチェックしていませんでした。と言いますか、ブックオフとかにも全然出て来ませんでしたので、その存在自体を忘れておりました。しかし今年になって新作を出したと言う風の噂を聞きまして(?)、SPOTIFYで検索してみると一発で出て来るワケでございますよ。イヤイヤ、文明の利器の進歩って凄いモンだと改めて実感している次第なのであります。

コレってデビュー盤ですよね?
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 ところでロベルタさんの今回の新作でありますが、巷ではとっても評判が良いようですね。とりあえずは「ジロジロジロジロジロジロ」と、ロベルタさんにジロジロ見られているような歌詞が楽しい妙に耳に残る1曲目からスタートするこのアルバム、一部の曲を除いて全編に亘るポップで穏やかな表情が実にイイですね。このルックスとこの可憐な歌声にしてこの親しみやすさですから、女性ヴォーカル・ファンであれば好きになって当たり前ですよね~。基本的に「ルックスから入る」わっちにも実にわかりやすい、とってもステキな歌手だと思います。

 音楽的には如何にもブラジルなメロディラインのポップスに、ロックやファンク、レゲエなんかの要素を取り入れた今風の音になっていますが、近年のブラジル音楽にありがちなちょいと尖がった攻撃的な部分が全然無いのが良いかと思います。別に尖がった音楽が悪いワケではないのですが、やっぱり美人女子の音楽には癒しとかリラックス出来ることを求めてしまう、偏った考えのわっちなのであります。ロベルタさんはそんなわっちの要求に、シッカリと応えてくれているステキ歌手なのであります~♪

 というどうでもいい話はさて置き、ロベルタさんってサンバの人ではありませんので、日本のブラジル音楽ファンが大好物のショーロ的な音は望むべくもありませんが、軽妙で洒落っ気のある感覚はサンバなんかとも共通していますよね?ブラジル音楽の大きな魅力の一つって、こういう感覚なんじゃないのかな~という気がする今日この頃。こういうのを粋な音楽と言うのかな?

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2019’06.14・Fri

FAYE WEBSTER 「ATLANTA MILLIONAIRE CLUB」

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 全く知らない歌手ですが、SPOTIFYサーフィンで見つけたフェイ・ウェブスターというアメリカのシンガーソングライターの、今年発売のアルバムであります。ジャケ写をちょいと見て「コイツ、もしかして食糞変態スカトロ娘か?」と思ったのですが、よく見たところ多分金貨の形に包んであるチョコレートを垂らしているのだと思われます。何だか紛らわしいジャケですね~・・・って、そんな勘違いするのはわっちだけですか。

 現在21歳になるフェイさんでありますが、ヤッテいる音楽はペダル・スティールを多用した、ちょいとレイドバックした感覚のあるゆったりとしたホリデー・ポップス(なんて言葉ありましたっけ?)ですね。まあAORと言っても良いかと思いますが、ちょいとハワイアンっぽさもありますし、ホンワカノンビリした音楽であることに間違いはありません。フェイさんの歌はこの音楽性に合わせたのか、それともこの歌声だからこの音楽性になったのか知りませんけど、間延びしたようなダラ~っとした歌い方でありまして、徹頭徹尾ダラダラとした脳ミソが溶けそうな音楽に仕上がっていると感じられます。ですのでこういう音楽は、夏の暑~い昼下がりにダラ~と寝転がってダラ~と流していると心地好いかもしれません。

 というワケで「この夏の定番はコレ!」などとは思いませんけど、もしかしたらコレで夏を乗り切る人が続出するかもしれませんね。そこそこ評判になっているアルバムみたいですし、そんなに嫌われるような音楽でもありませんし。

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2019’06.13・Thu

ANGE HARDY 「BRING BACK HOME」

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 英国のフォーク系歌手アンジェ・ハーディの、2017年のアルバムです。これが6枚目の作品になりますね。わっちは全然知らなかったんですけど、英国ではかなり評価の高い人のようであります。SPOTIFYサーフィンをしていて偶然見つけた歌手でありますが、SPOTIFYには本人の画像がありませんでしたので、とりあえず検索してみたところ、まるでハリセンボンの春菜(字、合ってる?)みたいな顔だったのがポイント低い~。でもクラナドのモイア・ブレナンに似た魅惑的な歌声は実に素晴らしいんですよね~。英国のトラッド~フォーク系の歌手には、まだまだ凄い歌手がいるんだな~と実感した次第でございます。

 別に自慢ではありませんが、わっちは普通の人よりは遥かにトラッド~フォーク系の音楽を聞いて来ましたので、この手の歌手には慣れております。ですのでちょっとやそっとではこの手の歌手に「おおっ!」などと思ったりはしないのですが、この人の歌声には一発で持って行かれてしまいましたね~。最近はアイオナ・ファイフ、キティ・マクファーレン、フェイ・ヒールド、ジャッキー・オーツ等々、色々な歌手の歌に「おおっ!」と思っていますが(しょっちゅう「おおっ!」って思ってますね)、アンジュさんはこれらの歌姫達とはまた違った味わいを持っていて、実にステキだと思います。

 この人の歌って、アイオナ・ファイフやキティ・マクファーレンみたいに可憐でもなく、フェイ・ヒールドみたいにクールでもなく、ジャッキー・オーツみたいに大きな母性を感じさせるでもないのですが、全てにおいてバランスが良いと言いましょうか、絶妙に良い塩梅の歌なんですよ。ですので聞いていて抜群に心地好いんですよね~。ルックス抜きで歌だけ聞いていれば、好きにならずにいられないって感じであります。う~む、イイですねこういう歌手って。飛び抜けた個性が無い分かえって個性的になってしまうという、ステキな味わいを持った人であります。

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2019’06.12・Wed

SUSANNA HOFFS 「SOMEDAY」

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 わっちはバングルスって大好きなんですよ。80年代に出した3枚のアルバムはどれも大好きで、特に86年の2枚目「シルヴァースクリーンの妖精」は本当に好きでよく聞いたものでありました。全員がリードヴォーカルをとる中で、特にスザンナ・ホフスはめっちゃくちゃに良い曲でリードをとることが多く、ルックスが良かったこともあって、メンバーの中でも一番目立つ存在でしたよね。そんなスザンナさんの3枚目のソロアルバムが、2012年発売のコチラであります。

バングルスの大傑作
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 実はわっちは、スザンナさんのソロアルバムはどれも聞いたことが無いんですよ。と言いますのは、やっぱり最高なのはバングルスであってソロ活動じゃないよな~なんて、勝手に思っていたからであります(再結成したバングルスにも興味ありませんけど)。しかしこの度何をトチ狂ったのか(?)、SPOTIFYでスザンナさんを検索なんぞしてみたところ、このアルバムが出て来ましたので、試しに再生してみたのであります。すると、「うおーっ、めっさエエやんけ!」とビックリしてしまったのでありました。

 まず何が凄いかって、このアルバムが出た時スザンナさんは既に53歳だったのですが、80年代のバングルスの頃と全く変わらないキュートな歌声が飛び出して来たんですよ。ルックスは当然老けてはいますけど、歌声はあの頃と全く変わらないなんて、本当に凄いと思いますね~。何だか輝いていた頃のバングルスを思い出すな~♪そしてそんなステキな歌声で、ちょっと切ないミラクルポップな胸キュンメロディを歌ってくれるワケですから、もうたまりません!この充実具合は、一番良かった頃のバングルスを超えるかもしれないな~と思ったりして。う~む、素晴らしい。

 しかもこのアルバム、全10曲で30分ちょいというのがまたイイじゃないですか!最近は長過ぎるアルバムが多過ぎますので、この曲数と収録時間は繰り返し聞くのに丁度良いですし、とっても潔いと思います。充実の歌、煌く超ポップなメロディ、過不足の無い完璧なバックの演奏、どれを取っても最高のアルバムに仕上がっていると思います。コレ、2012年当時に聞いていたら、多分年間ベストの1位に選んでいたのではないかと思います。マジ傑作ですよ!

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2019’06.11・Tue

OLIVIA CHANEY 「SHELTER」

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 イタリアはフィレンツェ出身のイギリスで活動しているフォーク歌手、オリヴィア・チェイニーの昨年発売のアルバムであります。この人、UKフォーク界最高の歌声を持つ歌手と言われているらしいですが、一体誰がそんなことを言った?UKフォーク界にはジューン・テイバーやらケイト・ラスビーやらフェイ・ヒールド、キャサリン・アン・マクフィーだのアイオナ・ファイフだのキティ・マクファーレン等々、素晴らしい声を持つ歌手が他にも多々いますぞ?どう聞いても「最高」とまでは言えないと思うんですが、皆様はどう思われますか?

 実はオリヴィアさんってロンドンにある英国王立音楽院出身なんですが、この人を「UKフォーク界最高の歌声」なんて持ち上げてる人は、もしかしたらこの経歴を見てそんなことを言っているだけとか?世の中には学歴コンプレックスとか権威コンプレックスの人って結構いるモンで、肩書きだけで持ち上げてしまったりしますからね~。それか、UKフォークのことを良く知らない人がテキトーなことを口走っただけとか?

 まあ何にしてもそこまで持ち上げる程の歌声ではないと思われるオリヴィアさんですが、だからって別に悪い歌手というワケではありません。ちょいと響き成分が少な目ですが品のある良い声をしていますし、それ程巧みな歌というワケではないにしても、この歌に癒される人は多々いらっしゃることでありましょう。しかもなかなかの美人さんですし学歴もあるとなれば、学歴コンプレックスの人はコロリと騙され・・・やめとこ。

 ヤッテいる音楽はフォークでありますが、フォークにしてはちょいと変わった風味がありまして、クラシックの室内楽的な音作りの曲もあるんですよ。言ってみればフォークの名を騙った貴族の音楽みたいな雰囲気があるのですが、まあそれがオリヴィアさんの個性なのでありましょう。一般庶民の中には入って行けないけど、宮廷の窓から外の庶民の世界を眺めて学究的に音楽を作っている、そんな感覚がある音楽だと思います。それがイイのか悪いのかはわっちには判断がつきませんが、興味がおありの方は是非一度耳にしていただければと思います。

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2019’06.10・Mon

SIBYLLE BAIER 「COLOUR GREEN」

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 ドイツのシンガーソングライター兼女優シビル・ベイヤーの、2006年発売のアルバムであります。実際の音源は1970年から73年に宅録されたモノらしく、2004年にシビルさんの息子がCD化して、それを聞いたダイナソーJR.のJ.マスシスが協力して2006年にやっと発売となった経緯があるようですね。発売当時はちょっとだけ話題になったと記憶しておりますが、聞いてみたいとは思ったもののその後はすぐに忘れ去ってしまっておりました。しかしこの度SPOTIFYサーフィンをヤッテいる時に偶然見つけまして、めでたく聞くことが出来た次第であります。

 この作品は宅録だけあってほぼデモテープという音源になっていますが、簡素に淡々と綴られる歌が、なかなかに魅力的で味わい深いんですよ。全編にわたってシンプルなアコギの弾き語り状態で、ほぼ何の飾りも味付けもありません。歌声は今にも消え入りそうな、まるで白昼夢という感じの儚さであります。コレは勝手な妄想ですが、もしこの人が歌っている姿を目撃したら、多分足が無くて体が透けて見えたことでありましょう。その佇まいは、ほとんど幽霊って感じです。しかしですね、この幽霊みたいな歌が、意外に強烈な磁場を持っているんですよ。フワフワと頼りなく漂っているだけのように感じられるのに、いつの間にかシビル・ベイヤーの世界に引きずり込まれてしまうんですよね~。う~む、コレは怖い。

 この人に似た歌手で、イギリスにヴァシュテイ・バニヤンという人がいますが、幽霊度合いはどっちもどっちで、聞いていると取り憑かれてしまいそうな感じがして来ます。そしてその内アチラの世界に引っ張っていかれそうな・・・。ですので、わっちにとっては結構不気味で怖~い音楽なんですけど、怖いモノ見たさ(聞きたさ)でついつい聞いてしまうという、なかなかに危険な作品であります。こういう儚くて淡い幽霊世界がお好きな方は結構いらっしゃるかと思いますが、聞かれる際は取り憑かれないよううにお気をつけ下さいませ~。アチラの世界に行って戻って来れなくなっても、わっちは知りませんからね~♪

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2019’06.09・Sun

CARRIE NEWCOMER 「THE POINT OF ARRIVAL」

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 アメリカのベテランカントリー系シンガーソングライター、キャリー・ニューカマーの今年発売のアルバムであります。日本でキャリーと言えばぱみゅぱみゅですが、カントリー好きの間ではニューカマー、これ常識(?)。この人って確かおやぢ様が以前取り上げておられたかと思いますが、素晴らしいアルト・ヴォイスの持ち主で、日本での知名度は無いに等しいものの、もっと聞いてもらいたいというような評価をしておられたかと記憶しております。実はわっちはキャリーさん(ニューカマーですよ)の音楽を聞くのはコレが初めてでありまして、SPOTIFYサーフィンをしていて偶然出くわしたのでありました。

 おやぢ様が言われる通り、キャリーさんは低いアルト・ヴォイスの持ち主で、実に印象的な歌を聞かせてくれる人であります。何物にも動じないといった佇まいとどっしり構えた落ち着いた雰囲気が、ベテランの余裕の境地を感じさせますね。今年61歳のババアではありますが、枯れたところとか衰えた部分なんかは一切感じさせません。歌声には瑞々しさとハリがあって、多分ですけど昔からあまり変わらない声なのではないかという気がします。

 ヤッテいる音楽はカントリーっぽいフォークと言えますが、ノリノリなアップテンポの曲はあまり無くて、シットリした静かな曲を噛んで含めるように歌うのが特徴的ですね。歌にはかなりの説得力がありまして、ロックだか何だかわからない騒がしいカントリーをヤッテいる連中なんかとは一線を画す、本当に実力派の歌手だと思います。ただ、あまりに真面目と言いましょうか、続けて聞いていると、品行方正な学校の先生がお手本のような歌を歌っているように感じられて来るんですよ。「そりゃあ先生はいつでも正しいんでしょうけど、わっちはそんなに真面目じゃないし、正しいことばっかり出来るワケじゃないんですよ」なんて言って、反抗したくなって来たりして。わっちにとってキャリーさんは、そんな感じの歌手ですね~。でも本当は好きですよ、先生!

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2019’06.08・Sat

AYU TING TING 「KAMU KAMU KAMU」

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 インドネシアのダンドゥット歌手アユ・ティンティンの、2017年のアルバムであります。インドネシアではスキャンダラスなお騒がせ歌手として広く知られているようですが、日本での知名度は無いに等しいですね。しかしそんなことよりも、「ルックスから入る」わっちとしましては、これだけの美人さんを放っておくワケには行きません。とにかく見て下さいよこのジャケを!美しいじゃあ~りませんか。まるで私老化防ぎ隊の翼みたいなルックスで、もうそれだけで百点満点のアルバムであります。

「似てますか?」by翼
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 まあこういうアルバムは現物のCDで持っておきたいんですが、こんなモン手に入るはずがありませんので、SOTIFYで我慢するしかありません。と言うか、SPOTIFYで聞けるだけ有り難いことであります。とりあえずはワクワクで聞かせていただきましたアユちゃんのこのアルバム、実に良いではないですか!打ち込みもドラムもシンセも使いまくったゴッチャゴチャな音作りは、「80年代のエルフィ・スカエシのダンドゥットこそ最高!」なんて思っておられる方々の反発を大いに喰らうんでしょうけど、ダンドゥットって元々雑多な要素のゴチャマゼ音楽ですから、コレだって立派な「正統派」ダンドゥットなんですよ、多分。と言うか、ゴチャマゼ音楽に「正統派」もクソも無いんだと思いますけど。

 で、アユちゃんのダンドゥットなんですが、まずは闇雲な勢いに溢れているのがイイですね。とにかく聞く者に有無を言わせないパワーで強引にねじ伏せるという力技が、実に楽しいです。皆さんも想像してみて下さいよ、これだけの美人さんに言い寄られて強引に押し倒される自分の姿を。ほ~ら、それだけでもうアナタはアユちゃんの虜~♪まあそんなことを妄想しなくても、インドネシア的なメロディラインで、熱気と湿度といかがわしい妖しさを撒き散らすこの音楽は、正しく大衆音楽の真実を物語っていると思いますし、普通に聞いても十分に楽しめるのではないかと存じます。

 アユちゃんの歌に関しては、本格派のダンドゥット・ファンは下手だの鼻毛だのと言うかもしれませんが、そんなことは無いです。それ程上手いというワケではないにしても、このルックスに合った妖艶な歌い口で、「らしい雰囲気」を作り上げていると思います。そして多分ですけど、本人はそれを意識して作り上げているのではなくて、天然の水商売的な体質だから自然にそんな雰囲気になってしまうのでありましょう。だから無理して演じているとか、狙って作っているとかいうわざとらしさが感じられないんですよ。そんなアユちゃんに、いかがわしさを撒き散らす妖しいダンドゥットの組み合わせは、まさに最高の相性と言っても良いかと思います。何だか久し振りにめっさステキなダンドゥットを聞いたという気が致します・・・って、つい先日イチェのダンドゥットを聞いたばかりでしたっけ。

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2019’06.07・Fri

CLAUDE FONTAINE 「CLAUDE FONTAINE」

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 何者なのかは知りませんが、クロード・フォンテーヌという歌手の今年発売のデビュー・アルバムであります。黒地に若い女子と鳥というジャケに惹かれまして何となく聞いてみたのですが、暗くて不気味なハウスとかエレクトロニカでもヤッテいるのかと思っていたところ、飛び出して来たのはレゲエでした。しかも物凄く古めかしいと言いましょうか、人力でバックの演奏を付けている、まるで70年代とか80年代初め頃の黒光りするような重い雰囲気のレゲエなんですよ。うわ~、今時こんなことをヤッテいる人がいるんですね~。若い女子なのに、一体何ヤッテんでしょうか?

 この手の重苦しいレゲエって、個人的にはブラック・ウフル以来かという気がするんですが、ブラック・ウフルってマイケル・ローズみたいな怖いおっさんが怖い声で呪文を唱えているような、不気味ながらも妙なカッコ良さがあったと思います。しかしこのクロードさんの場合は、まるでフレンチ・ポップスみたいなウィスパー・ヴォイス歌唱でありまして、まるで乙女が風呂で鼻歌を歌っているような雰囲気なんですよね~。何だか萌え~な感じであります。

 この重苦しいレゲエに乙女の鼻歌は似つかわしくないように思われますが、聞いている内に段々とハマって来るんですよね~。これまで聞いたことが無いようなアンバランスさ加減が妙に心地好くなって来ると言いますか、怖い顔したゴロつき共に紛れて乙女が目をキラキラさせて歌っている様子が思い浮かんで来て、何だか面白いんですよ。ちなみにバックの演奏をしているゴロつき共は、レゲエマニアが「マジか!」と驚くようなメンツが揃っているようです。あ、ちなみにこのアルバムは前半がレゲエ、後半がボサノバっぽいブラジル音楽になっていますが、ブラジル編は特に重苦しくはありませんけど、コレはコレで結構イケてます。レゲエ編にしてもブラジル編にしても乙女が曲を作っているらしく、その才能もなかなかのモノかと思います。

 コチラのアルバムですが、なかなかに評判は良いようで、色々なショップで推薦盤になっているようですね。まあこれまでこんなレゲエはありませんでしたから、好き・嫌いは別として、評判になるのは当然でしょう。だって乙女が風呂で歌う鼻歌だったら、聞いてみたいですよね?もし興味がおありでしたら、是非乙女の風呂場を覗いてみて下さいね!「おおっ!」と萌えること間違い無しですよ(?)。

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2019’06.06・Thu

KITTY MACFARLANE 「NAMER OF CLOUDS」

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 わっちはキティって結構好きなんですよ、サンリオのキャラクターのネコのキティちゃんのことです。何たってわっちは毎日キティ新幹線に乗って通勤していますし(ちょっと自慢)、内装がめっさカワイイので朝からとっても癒されるんですよね~。ですので「キティ」には反応してしまうんですけど、SPOTIFYでキティ・マクファーレンなんて名前を見つけた時は、瞬時に反応して聞いてしまったのでありました。

 というどうでもいい話はさておき、イングランド南西部のサマセット出身というフォーク~トラッド系歌手のキティさん、ネコのキティちゃんには全然似ていませんけど、なかなかルックスがカワイイんですよ。元から困ったような顔の作りの人なんだと思いますが、ちょっと眉をひそめた感じの顔が何だか生意気っぽくてカワイイな~って。基本的に白人には全く興味は無いんですが、この人には萌えます。そしてそんな萌え顔のキティさん、歌声もこれまたカワイイんですよ。声質としてはアイオナ・ファイフに似ていますが、比べてみるとアイオナさんの方が声に躍動感があって歯切れが良いと感じられます。ただ、アイオナさんはクールで客観的な歌い口なのに対して、キティさんはもっと情緒的で親しみやすさがあるように感じられます。

困り顔のキティさん
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 ヤッテいる音楽は基本的にトラッドをベースにしているんですけど、アルバム中トラッドは2曲だけで、他はオリジナルなんだそうです(キティさんの作曲なのかどうかは不明です)。中にはロックっぽい曲も入っていますので、アイオナさんみたいなバリバリの伝統主義者ではなさそうで、嗜好的にはもしかしたらテア・ギルモアとかシボーン・ミラーなんかに近いのかもしれません。まあどちらにしても非常に良い歌を聞かせてくれますし、曲自体も良いモノが揃っていますから、トラッドだろうがロックだろうが何だってイイんですけどね。何にしたってキティさんが歌えば美しくなるんですよ!本当に物凄く素晴らしい歌手だと思います。

も一つオマケの困り顔
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 それにしてもスコットランドにせよアイルランドにせよイングランドにせよ、最近のトラッド界隈は良い歌手が続々と出て来ますよね~。と言うか、良い歌手は前からたくさんいて、SPOTIFYのおかげで素晴らしい出会いが増えているというだけのことなんだと思いますけど、色々な歌手に出会うことが出来て本当に嬉しい今日この頃であります。

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2019’06.05・Wed

EMILY SCOTT ROBINSON 「TRAVELING MERCIES」

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 アメリカのシンガーソングライター、エミリー・スコット・ロビンソンの今年発売のアルバムであります。これが2作目ですかね。エミリーさんっておそらく殆ど誰にも知られていない歌手だと思いますが、ご存知の方っていらっしゃいますでしょうか?SPOTIFYで見つけた歌手なんですが、何者なのか全くわかりませんのでネット検索してみたところ、本人のホームページ以外はほぼ情報が無いんですよね~。このアルバムは自主制作ですが、現物のCDは殆ど市場に出回っていないみたいです。ホームページには「このアルバムを作るのに12,000ドル掛かったの~。みんなお金カンパして~。金額に応じてサイン入りCDとか送ってあげる~♪」なんてことが書いてあります。いつの時代も売れないミュージシャンンって大変ですね~。

 まあ自主制作ですのであまりカネを掛けられなかったのは仕方ないですが、低予算ならではの簡素な作りがかえって音楽のニュアンスを豊かにしているように感じられますので、カネが無くて良かったかも?あまり加工していない音のおかげで、スタジオで心を込めて丁寧に作っている様子が窺えます。こういう家内制手工業みたいな作品って、わっちは好きですね~。カネを掛けて作り上げたメジャー作品よりも、コチラの方がず~っと魅力的に感じられます。音楽的にはカントリー要素たっぷりのフォークですが、歌とアコギを中心とした簡素な音作りが音楽性と実に良く合っていると思います。

「あんまりお金が無かったのよ。」byエミちゃん
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 そして何より魅力的なのが、エミリーさんの歌声と作曲能力であります。まあめっさ上手いとか実力派とかいうワケではないものの、ちょっと幼さが残る若々しくて優しい歌声で、心のこもった温もりのある歌を聞かせてくれるのがよろしいかと思います。聞いているとホンワカジンワリと心に沁みて来まして、気持ちが穏やかになって来るような気が致します。そんな歌声でハッとするようなきらめきを持つ美しいメロディを歌うワケでございますから、もうめっさ心地好いのでありますよ!う~む、クリスタル・ソング(意味不明)。個人的には、もうちょっとカントリー要素が少なければもっと良かったのにな~という気は致しますけどね。

 それにしても、アメリカからこんなに鮮烈な歌手が出て来るとは思ってもいませんでしたね~。新鮮なフォーク・ミュージックなんて最早アイルランドとスコットランド、イングランドなんかの専売特許だと思っていただけに、何だかとってもお得な発見をした気分であります。エミリーさんに資金カンパはしないと思いますけど、カネが無くてもこれからも末永く活動を続けて行って欲しいと思います。何にせよ、デビュー当時のスザンヌ・ヴェガのような眩しさを持った、ステキな歌手の登場でありますよ!まあスザンヌ・ヴェガと比べたら、エミリーさんの方が遥かに田舎娘って感じですけど。

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2019’06.04・Tue

NINA WIRTTI 「JOANA DE TAL」

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 以前からジャケが気になっていたブラジルの歌手ニーナ・ヴィルチの、2012年のアルバムであります。SPOTIFYで検索したら一発で出て来るんですから、便利な世の中になってモンだと思います。ジャケが気になったブツですので、本当は現物のCDで欲しいワケですが、それはボチボチ探すとしてまずは中身ってことで、早速聞いてみたのでありました。すると・・・。

 コレは評判になっただけあって、実にイイ感じですね。まずはバックの音が弦や管のアコースティックな響きを生かしたショーロっぽいところがステキです。何だか70年代のベッチ・カルヴァーリョとかカルトーラの音とか、曲によってはピシンギーニャなんかを思い出させる、ホンワカと和める音だと思います。ヤッテいる音楽はサンバでありますが、打楽器がチャカポコ鳴っている賑やかなモノではなくて、あくまで弦や管の響きを生かしたシットリ系サンバであります。踊る為のサンバではなくて聞く為のサンバ、言わば歌謡サンバですな。

 そしてコレまたイイのが、ニーナさんの歌であります。洒落っ気のある軽妙な歌い口が、知性とユーモア感覚と親しみやすさを同時に感じさせてくれます。それに、ブラジルの女性歌手って男みたいな低い声で歌う人が多いという印象がありますけど、ニーナさんに関しては心配御無用(?)。品のある女性らしい声ですので、女性ヴォーカル・ファンにも安心ですね~。ジャケのレトロなイメージの通り、レパートリーは昔のレトロな曲を取り上げていますけど、そんな楽曲にニーナさんの歌声は実に良くフィットしていると思います。結果、とっても心地好くリラックス出来るステキ盤に仕上がっていると思います~♪

 最近のブラジル音楽って結構尖がったイメージがあるんですけど、それとは対照的なコチラのアルバム、柔らかさと優雅さに溢れた優れモノだと思いますが、如何でしょうか?

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2019’06.03・Mon

IFRIQIYYA ELECTRIQUE 「LAYLET EL BOORES」

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 イフリキヤ・エレクトリークというバンドの、今年発売の2枚目のアルバムであります。チュニジアのイスラム神秘主義音楽とエレクトロ・ロックとの合体という、ワケのわからない音楽をヤッテいる連中です。チュニジアのリズム隊にフランス人ギタリストが組んだバンドらしいですが、詳しい事はよくわかりません。仕掛け人はおそらくフランス人ギタリストなんでしょうけど、ヨーロッパの白人ってワケわからんことをよくやらかしますよね~。

 コチラの音楽でありますが、表面的にはグナワみたいな呪術的な音楽にエレクトロなビートが合体しているワケなんですが、野蛮なまでの原始的なパワーが凄まじいですね。パッと聞いたところではコノノNO.1みたいな感じに聞こえますが、イフリキヤの方が狙って作っている分かえって粗暴なパワーが激しく爆発していて、余計にタチが悪い(?)というか、中毒性が高いように感じられます。この手のエスノ系爆裂音楽としては、「モーラム・ダブ」以来の怪作かという気が致します。まさに破壊力満点の音楽であります。

 それにしてもグナワっぽい呪術的な音楽って、インダストリアル系の暴力的なエレクトロ・ビートと相性がイイんですね~。音楽的にはグナワにミニストリーとかゴッド・フレッシュなんかがくっ付いたモノを想像してもらえれば良いかと思いますが、決して無機的にはならずに人間が行なっている原始呪術という雰囲気を保っているのがよろしいかと。う~む、それにしても強烈ですわコレは。ドハマりする人も出て来るんじゃないですかね~。

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2019’06.02・Sun

THE RHEINGANS SISTERS 「BRIGHT FIELD」

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 アイルランドやスコットランドのトラッドとは違って、イングランドのトラッドは親しみにくいと感じておられる方は多々いらっしゃるのではないかと思います。派手な展開もポップなメロディも無く、ただただ簡素で素っ気無い音楽性は、来る者を拒み倒しているようにも感じられます。究極に素っ気無い無伴奏シンギングなんかは、特にイングランドのバラッドの世界に多く見られますが、基本的にイングランドのトラッドは無伴奏シンギングに毛の生えた程度の伴奏しかつかないものも多々あります。

 今回取り上げますレイガンズ・シスターズの2018年のアルバムですが、基本的に歌とフィドルのみで奏でられるこの音楽にはポップさのカケラも無く、物凄く素っ気無くて物凄く親しみにくいかと思います。聞く者を選ぶ音楽とでも言いましょうか、結構ハードルが高い音楽なんじゃないかと思います。しかしですね、一旦腑に落ちるとめっさ面白くなって来るんですよコレが。まあ表面的には、キーキーとやかましい(?)フィドルに愛想のカケラも無い歌が乗ってくるだけなんですが濃淡で全てを表現する水墨画のような味わい深さがあるんですよね~。

 とは言え誰にでもオススメ出来るようなシロモノではありませんので、イングランドのトラッドを聞いてみたいのであれば、まずはジューン・テイバーとかケイト・ラスビーなんかから始める方が良いかと存じます。イングランド・トラッドの歌手としては、イングランド的なコアな部分はシッカリと残しつつも色々とバリエーションに富んだ展開をしていますしね~。そんなことを考えると、いきなりレイガンズ・シスターズは、やはりかなり取っ付きにくいのではないかという気が致します。ただ、ハマれば非常に味わいのある奥が深い音楽なのは間違いないんですけどね・・・って、わっちは一体誰にこんなアドバイスをしているんでしょうか?わっちが何を言ったところで、イングランド・トラッドを聞き始める人なんて誰もいらっしゃらないですよね~。失礼致しました~♪

一応オススメ致しますよケイト・ラスビーさん。
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2019’06.01・Sat

IONA FYFE 「AWAY FROM MY WINDOW」

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 スコットランドのトラッド歌手、アイオナ・ファイフの昨年発売のアルバムであります。わっちがあまり好きではないクレア・ヘイスティングスと同様、トラッドファンの評価は非常に高いようですね。クレアさんはわっちにはイマイチな歌手でしたけど、アイオナさんはどうなのか、恐る恐る試してみた次第であります。基本的にマニアが高く評価する歌手って、わっちとは相性がよろしくないことが多いかも?なんて思いながら。

 結論から言いますと、アイオナさんは素晴らしいです!何が素晴らしいかって、とにかく歌が素晴らしいです。クレアさんと同様に軽やかな歌い口ではあるのですが、シッカリと中身を伴っていると言いましょうか、さり気なくも切々とした熱意がジワジワと伝わって来る、本当にイイ歌だと思います。こういう心意気みたいなモノが聞こえて来る歌って、やっぱりステキだと思います。まだハタチそこそこの若い歌手のはずですが、実に大したモンですね~。ぶっちゃけ、惚れてしまいました!ルックスもそこそこ良いですし♪

 そしてこのステキな歌をサポートする簡素なバックの演奏も、これまた素晴らしいんですよ。クレア・ヘイスティングの音楽はちょっとゴチャゴチャ装飾し過ぎているように感じられましたけど、アイオナさんのは余計な音を出来る限り削ぎ落として、歌の良さをシッカリと引き立てようとしているのがよろしいかと思います。まあ歌が非常に素晴らしいですから、もしかしたら全編無伴奏シンギングでも良かったのでは?と思ったりもしますが、これだけ的確且つ簡素に徹しているバックですから全く文句はありません。無伴奏シンギングにつきましては、今後機会があればたっぷりと披露して欲しいものであります。ちなみに、今年発売のシングル「DARK TURN OF MIND」のラストでは、見事な無伴奏シンギングを聞くことが出来ますよ!

 それにしても、本当に良い歌手ですねアイオナさん。女性ヴォーカルがお好きな方であれば、ちょいと耳にしただけで只者ではないと感じられるのではないかと思います。出会うことが出来て本当に良かったと、心底思える歌手でありますよ!しかしSPOTIFYをヤッテなければこんなステキ歌手に出会うことはありませんでしたから、SPOTIFY様様でありますよ、マジで。

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